腰痛で戦列を離れているロッテ金泰均内野手(29)が重傷であることが27日、分かった。20日に韓国に帰国。治療を続けているが、球団関係者は「腰は相当に悪いようだ。治療して何とかなるかもしれないが、今年は難しいかもしれない」と話した。長期離脱は避けられず、場合によっては今季絶望の可能性も浮上してきた。一方で、5月に右肘のクリーニング手術を受けたヘイデン・ペン投手(26)は回復は順調だ。「2、3日中にはボールを握れる」(球団関係者)。7月中旬に再来日の予定で、こちらは球宴明けの復帰を目指す。
28日の日本ハム戦(札幌ドーム)に先発するロッテ・唐川が、同学年の中田に警戒を強めた。
通算では5打数1安打と抑えているが「毎試合のようにタイムリーを打っている。去年までは打つことは打つけど簡単に三振もしていた。今はそういうことがない」とライバルの成長を感じ取っている。唐川自身もここまで6勝を挙げているチームの勝ち頭。「責任もあるけど、マウンドに上がったら平常心で臨みたい」と意気込んだ。
腰痛のため出場選手登録を抹消されているロッテの金泰均(キム・テギュン)内野手(29)が、今季絶望の可能性が出てきたことが27日分かった。
20日に韓国に帰国して療養中だが、持病でもある腰痛の症状は深刻。球団幹部は「相当悪いようだ。治療して何とかなるかもしれないがそこから2ヶ月かかる。今年は難しいかもしれない」として、近日中に行う精密検査の結果次第では今季絶望という最悪の事態となりそうだ。
金泰均は今季、主に「4番・一塁」で31試合に出場。5月に守備の際に右手首を痛めた影響もあって打率.250、14打点、1本塁打と結果を残せていなかった。09年オフに年俸1億5000万円プラス出来高の最大3年契約で入団したが、3年目はオプションで球団が選択権を持つ。来季契約について同幹部は「外国人だから結果を出してもらわないと。(日本に)戻ってきて見てみないと分からない」と言葉を濁した。チームは清田、荻野貴らも故障離脱しており得点力不足は深刻。西村監督は「治療に専念させる。復帰のメド?分からない。いる選手で戦っていくしかない」として、緊急補強した新外国人・カスティーヨらで巻き返しを図る。
ロッテ・金泰均内野手(29)の今季中の出場が絶望的となった。球団幹部が27日、「(腰の状態は)相当、悪いみたい。今年は難しいかもしれない」と厳しい見通しを明かした。現在は治療に専念するため韓国に一時帰国中で、再来日のメドは立っていない。
長打不足のチームに大きな痛手だ。来日2年目の今季は開幕戦こそ2年連続で4番を任されたが、不振により4月19日の西武戦(QVC)から下位打線に降格。「外国人選手だから何とか結果を出さないといけない立場」と周囲に漏らすなど、マジメな性格ゆえに無理がたたってしまった様子だ。
5月中旬には試合中の守備で右手首を捻挫して、初めて2軍落ちを味わった。無安打に終わった15日の巨人戦(東京D)を最後に、20日には治療のため母国へ帰国。31試合出場で打率2割5分、1本塁打、14打点の数字にも、今季の苦しさが表れている。球団は新外国人のカスティーヨを緊急補強したが、穴を埋める活躍に期待をかけている。
今季は3年契約の2年目で、来季については球団に選択権のあるオプションが付いている。右の長距離砲は貴重な存在で、球団幹部は「(戻ってきて)見てみないと分からない」と回復状態を見極めて判断する考えだ。
ロッテ小野晋吾投手(36)が27日、QVCマリンでの投手練習に参加した。キャッチボールや入念な短距離ダッシュで汗を流したベテランは、29日の札幌で日本ハム斎藤との対戦が有力。「僕は打者と対戦するんで」とかわしたが、報道陣に斎藤佑樹の印象を問われると「制球と投球術で勝負する、自分に似ている投手」と話した。
ロッテ唐川侑己投手(21)が日本ハム中田翔を警戒した。高校時代は「ビッグ3」と呼ばれ、ともに甲子園を沸かせた。同級生とのライバルとの今季初対戦に「毎試合のように打点を挙げている。去年とは違いますよね。今まで以上に警戒しないと」と話した。
ロッテは27日、カスティーヨ内野手を支配下選手登録した。