ロッテが、若手の活性化を狙い今月中に育成選手の昇格を検討していることが4日、分かった。現在の支配下選手は69人で残り1枠が空いており、球団幹部は「西村監督とも話をしているし、下に見に行くつもり」と直接視察して判断する考えだ。
主な候補には、3年目右腕の西野勇士投手(20)や角晃多内野手(20)が挙がっているとみられる。キレのある直球とチェンジアップが魅力の西野は、主に中継ぎで12登板して防御率2.42と安定。元巨人投手の盈男氏を父に持つ角は、3、4月度の月間MVPを受賞するなど結果を残している。
ロッテの現在、支配下登録選手は69人。球団は残り1枠を11人の育成選手から昇格させる方針だが、登録は今月中が期限とあって、石川晃球団運営本部長は「監督とも話をしているし、下に見に行くつもり」。西村監督とフロントが2軍戦を直接視察して最終判断する方針を示した。
育成選手では59試合、打率.290、22打点の角、0勝2敗ながら防御率2.42の西野らが結果を残しており、指揮官の目の前で最後のアピールに臨むことになる。
ロッテ小野晋吾投手(36)が4日、QVCマリンでの投手練習に参加した。6日の日本ハム戦(QVC)での先発が有力。今季初勝利を挙げた6月29日に続く連続対戦だけに「折り返しの対戦だから、色々と考えていかなければならない。日本ハム打線は、つなぐ気持ちが強い。1つずつ切っていかないと」と話した。
セントラルリーグ | 位置 | パシフィックリーグ | ||
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氏名 | 球団 | 氏名 | 球団 | |
落合博満 | 中 | 監督 | 秋山幸二 | ソ |
真弓明信 | 神 | コーチ | 渡辺久信 | 西 |
原辰徳 | 巨 | 〃 | 西村徳文 | ロ |
◎由規 | ヤ | 先発投手 | ◎☆ダルビッシュ有 | 日 |
◎浅尾拓也 | 中 | 中継投手 | ◎森福允彦 | ソ |
◎藤川球児 | 神 | 抑え投手 | ◎馬原孝浩 | ソ |
☆内海哲也 | 巨 | 投手 | 和田毅 | ソ |
岩瀬仁紀 | 中 | 〃 | 杉内俊哉 | ソ |
吉見一起 | 中 | 〃 | 攝津正 | ソ |
榎田大樹 | 神 | 〃 | 牧田和久 | 西 |
久保裕也 | 巨 | 〃 | 唐川侑己 | ロ |
林昌勇 | ヤ | 〃 | 武田久 | 日 |
館山昌平 | ヤ | 〃 | 武田勝 | 日 |
バリントン | 広 | 〃 | 平野佳寿 | オ |
サファテ | 広 | 〃 | 岸田護 | オ |
山口俊 | 横 | 〃 | 寺原隼人 | オ |
江尻慎太郎 | 横 | 〃 | 田中将大 | 楽 |
◎☆阿部慎之助 | 巨 | 捕手 | ◎☆嶋基宏 | 楽 |
相川亮二 | ヤ | 〃 | 銀仁朗 | 西 |
石原慶幸 | 広 | 〃 | 里崎智也 | ロ |
◎☆畠山和洋 | ヤ | 一塁手 | ◎☆山崎武司 | 楽 |
〃 | ☆小久保裕紀 | ソ | ||
◎井端弘和 | 中 | 二塁手 | ◎井口資仁 | ロ |
☆平野恵一 | 神 | 〃 | ☆本多雄一 | ソ |
◎☆村田修一 | 横 | 三塁手 | ◎☆松田宣浩 | ソ |
◎☆坂本勇人 | 巨 | 遊撃手 | ◎川崎宗則 | ソ |
〃 | ☆中島裕之 | 西 | ||
荒木雅博 | 中 | 内野手 | 中村剛也 | 西 |
宮本慎也 | ヤ | 〃 | ||
栗原健太 | 広 | 〃 | ||
渡辺直人 | 横 | 〃 | ||
◎☆青木宣親 | ヤ | 外野手 | ◎☆内川聖一 | ソ |
◎☆バレンティン | ヤ | 〃 | ◎☆中田翔 | 日 |
◎ラミレス | 巨 | 〃 | ◎T−岡田 | オ |
☆長野久義 | 巨 | 〃 | ☆糸井嘉男 | 日 |
マートン | 神 | 〃 | 坂口智隆 | オ |
DH | ◎稲葉篤紀 | 日 |
監督推薦で球宴初出場を決めたロッテの唐川は、夢舞台での「ビッグ3」の競演に胸を膨らませた。
ヤクルト・由規、日本ハム・中田との同時選出。そろい踏みを果たし「同級生だし、一緒に出るのは凄く楽しみ。球宴という場で会うのは自分にとって刺激になる」と喜んだ。ここまでチームトップの7勝を挙げ、防御率はリーグ2位の1.27。開幕からローテーションを守り、堂々の成績を残している。
23日の第2戦は本拠・QVCマリン開催で、唐川の先発が最有力。「一流選手が多くて萎縮して、緊張してしまうかも」と初々しさを見せながらも「千葉で投げるからにはしっかりとした投球を見せたい。ファンに楽しんでもらいたい」と夢舞台での力投を誓った。
ロッテ・唐川侑己投手(21)が4日、監督推薦で球宴初出場を決めた。ファン投票で選出されていた日本ハム・中田翔外野手(22)、ヤクルト・由規投手(21)に続き、“高校ビッグ3”がプロ4年目で初めて球宴の舞台にそろい踏み。本拠地QVCマリンでの第2戦先発が予想される千葉県出身の右腕は、「抑えたい」と早くも意気込んでいた。
5日に22度目のバースデーを迎える唐川に、一足早くプレゼントが届いた。4年目で初の球宴への出場切符。QVCマリンでの練習後に開かれた会見に、右腕は神妙な表情で臨んだ。
「監督推薦で選んでいただいたことはありがたく思いますし、嬉しいですね。一流選手が多くて、緊張してしまう」。チームトップの7勝(2敗)に、防御率は楽天・田中に続くリーグ2位の1.27。「勝ち星にしても防御率にしても、自分の出せるものを出していることが、評価していただけたのだと思います」と自己分析した。
今回、すでにファン投票で選出されている日本ハム・中田(初出場)とヤクルト・由規(2度目)に続き、“高校ビッグ3”が初めて一堂に会することになる。
チームメートとなる中田には「同級生と一緒に出られるのは楽しみ」と喜びを表し、左脇腹の筋膜炎を患っている由規には「自分のこれからの刺激にもなるので、出て欲しい」とエールを送った。
そしてもう1つ、唐川には自らを奮い立たせる要素がある。地元千葉で開催される第2戦では、先発が有力視される。「抑えたいですね。選んでもらった以上、しっかりした投球をお客さんにお見せしたい」。お祭りとはいえ、並みいるセの強打者に真剣勝負を挑むことを宣言した。
オールスターの監督推薦が4日、発表された。ここまで7勝と好調のロッテ唐川侑己投手(21)がプロ4年目で初出場。ファン投票ではヤクルト由規、日本ハム中田が選出されており、これで「高校ビッグ3」がそろい踏みを果たすことになる。QVCマリンで記者会見に臨んだ唐川は「勝ち星でも防御率でも、自分の出せるものを出してきた結果を評価された。ありがたいし、嬉しいと思う」と笑顔だった。