ロッテが連敗ストップへ、一部のベテランを除いて全体練習を敢行した。試合間隔に余裕のある交流戦期間を除けば、全体での休日返上練習は今季初。西村徳文監督(51)は「チーム状況も良くないし、もう1度みんなでやっていこうということです」と説明。約1時間のバント練習もこなした。残り35試合で3位楽天、4位オリックスとは5.5差。逆転でのCS進出は苦しいが、指揮官は「まだ諦める訳にはいかない」と自らに言い聞かせるように話した。
下位に低迷するロッテが、今オフのFA補強には乗り出さない方針であることが5日、分かった。3日に国内FA権を取得した阪神・鳥谷敬内野手(30)ら注目選手も多いが、球団幹部は「うちは若手をしっかりと育てていく」として、マネーゲームに参戦しない考えだ。
今季は外野から正遊撃手としてコンバートした荻野貴が、5月末に右膝を故障。その後は渡辺正や根元ら7選手が遊撃を守り、今も固定できていない状況だ。鳥谷はチームの補強ポイントに合致するが、球団幹部は「いい選手であることは間違いない。FA選手は全て調査をしている」としながらも、推定2億6000万円の高額年俸がネックとあって、鳥谷に関心を示さなかった。
あくまで現有戦力の底上げを図る方針。FA選手の獲得は重光昭夫オーナー代行が最終決定権を握るが、FA戦線に打って出る可能性は低そうだ。
ロッテが連敗ストップへ一部選手を除き休日返上で練習し、バント特訓も行った。
雨のため野手は千葉・稲毛室内練習場で調整。打撃練習前に約1時間、実戦形式でバント練習を繰り返した。5連敗中はバント失敗も目立っており、西村監督は「ミスが1番痛い。しっかりやらないと」。6日の西武戦(西武ドーム)に負ければ最下位転落となるだけに「1試合も落とせない。でも諦めるわけにはいかない」と語気を強めていた。
ロッテが今秋ドラフトの上位候補として東洋大・鈴木大地内野手(22)をリストアップしたことが5日、分かった。
桐蔭学園(神奈川)出身の鈴木は東洋大1年秋から定位置をつかみ、3年春は4番として打率.340でベストナインを獲得。内野ならどこでもこなせる器用さも魅力だ。
ロッテでは西岡(ツインズ)の穴埋めで荻野貴が遊撃手へコンバートされたが、ケガで離脱。現在も正遊撃手不在で内野強化はオフの補強ポイントとなっている。7月の日米大学野球選手権では日本代表の主将に任命されるなどリーダーシップもあり、山下徳人スカウトは「練習に取り組む姿勢もいいし、内野手ではNo.1の評価。何年かすればプロでも3割を打てる。(1位指名を決めている)藤岡に続く2位指名もある」とポスト西岡として高評価しており、今後も密着マークを続けていく。
ロッテが「AERA English」(朝日新聞出版)とのコラボ企画で英語の小冊子を作製した。
英文には「That was Imae's seventh three hits game of the season(今江が今季7度目の猛打賞)」などロッテナインが登場。各選手の特徴にちなんだ野球用語がちりばめられ、ポイントの解説が記されている。小冊子は「AERA…」の今月23日発売号のとじ込み付録用だが同じものを別に約1万部用意。朝日新聞出版の事務局を通じ、希望する高校の野球部などには送料のみで無料送付する。
高校球児も英語に興味を持ちそうな内容となっており、石川晃球団運営本部長は「日本でのカーブは米国でブレーキング・ボールとか、表現の違いがある。野球と英語を同時に学べる」と説明。野球も英語も上達できる逸品で、将来メジャー挑戦を目標とする球児には夢実現に役立つバイブルとなるかもしれない。もちろん、一般のファンも十分に楽しめる内容。マリーンズ仕様の英文を通してロッテ選手の特徴も再確認できる。30日の日本ハム戦(QVCマリン)では、来場した希望者に配布する予定だ。
5連敗中のロッテは5日、当初の休日の予定を変え、千葉市の稲毛室内練習場でベテラン勢を除く全体練習を行った。西村監督は「チーム状況が良くないので、もう1回みんなでやっていこうという気持ち」と力を込めた。
細かなミスが目立つだけに、実戦形式のバント練習などに時間を割いた。指揮官は「しっかりやろうという意識づけをした」と説明し、岡田は「練習という意識ではなく、試合で失敗しないように集中してやった」と表情を引き締めた。
ロッテは5日、千葉市内の稲毛室内練習場で一部のベテランを除いた全体練習を行った。6連戦の合間の月曜日は本来なら休日だが、チームは目下5連敗中。西村徳文監督(51)は「残り少ない訳ですから」と説明した。この日はフリー打撃の前にバント練習をじっくり1時間。「このところバントや守備のミスが多い。もう1回、チームとしてやっていきたい」。小さなミスをなくし、連敗を止める意気込みだ。
プロ野球の実行委員会が5日、都内で開かれ、クライマックスシリーズ(CS=セ・パともに10月29日開幕)と日本シリーズ(11月12日開幕)では、節電対策のための時間制限ルールを適用しないことを決めた。
プロ野球は東日本大震災の影響による節電に協力するため、公式戦では3時間半を超えて新しい延長回に入らない特別ルールで実施してきた。ポストシーズンは9日に電力使用制限が解除され、10月以降の電力需給に余裕があることなどから、従来通り時間制限はなくCSは延長12回まで、日本シリーズは同15回(第8戦以降は無制限)までとすることを決めた。
また、日本野球機構(NPB)の総会で10月1日からの新年度予算案を承認。選手年金の原資としてきたオールスター戦を、年金解散のため来年度から12球団共催に戻す。そのため予算規模は前年比約10億円減の約35億200万円となる。中日・井端のドーピング規定違反を受け、来春のキャンプで全球団にドーピング講習会を実施することも決まった。
パ・リーグは5日、東京都内で理事会を開き、来季の開幕カードは2009年の上位3チームが主催権を持つことを確認した。日本ハムが西武、楽天がロッテ、ソフトバンクがオリックスとそれぞれの本拠地球場で対戦する。
今季は3月25日にこの3カードで開幕予定だったが、東日本大震災の影響で開幕日が4月12日に延期され、開幕戦の主催球団も変更になっていた。
プロ野球の実行委員会が5日、東京都内で開かれ、試合開始から3時間半を超えて新しい延長回に入らない今季公式戦の特例措置を、クライマックスシリーズ(CS)と日本シリーズには適用しないことを決めた。例年通りCSは延長12回、日本シリーズは延長15回(第8戦以降は無制限)まで行う。両シリーズの開催時期は電力使用制限令が解かれていることなどが理由。
2013年に予定されている第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の主催者との出場条件交渉については、日本代表のスポンサー料などの権利を求めていく方針を確認した。
また中日の井端弘和内野手のドーピング違反を受け、日本野球機構(NPB)医事委員会が来春キャンプで講習会を開くことを決めた。 今年の戦力外通告の第1次期間は10月9日から全球団の公式戦終了翌日までとなった。