西武が2分けを挟んでの連勝を9年ぶりの9に伸ばした。4回までに中島の適時二塁打などで4点。1度は同点とされたが、7回に中村の中前打で勝ち越した。岡本篤が3勝目。ロッテは9連敗で今季の負け越しが決まった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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埼玉西武 | 1 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 5 |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 |
ロッテは2004年以来の9連敗。借金は1994年8月以来の「21」となり、今季の負け越しが決まった。先発・大谷が立ち上がりから制球の甘さをつかれ、4回4失点KO。「打たれた球は全部一緒で本当に申し訳ない。情けないです」とうなだれた。西村監督は「(流れを)変えるために明日勝つしかない」と、27日からのオリックス戦での必勝を誓った。
ロッテは泥沼の9連敗で今季の負け越しが決まった。
先発の大谷が4回4失点で降板。初回から失点を重ね「調子は良かったのに申し訳ないです」と肩を落とした。打線は2−4の5回無死満塁から今江の2点適時打で追いついたが、なお無死一、二塁の好機に後続が凡退。94年以来となる借金21に、西村監督は「沈んだ気持ちでいても、いい方向には行かない」と声を絞り出した。
ロッテ・川越英隆投手(38)が今季限りで現役引退することが26日、分かった。
13年目の今季は中継ぎで18試合に登板して0勝0敗0セーブ、防御率1.37。安定した投球を見せていたが、チームの若返りを図る方針により出番が減っていることで引退を決意した。近く正式表明する。
川越は98年ドラフトの逆指名でオリックス入団。1年目で11勝を挙げたが、新人王は16勝の西武・松坂(現レッドソックス)に奪われた。00年オフに右肘手術も復帰後は先発の柱として活躍。05年から3年連続で開幕投手を務めた。戦力外通告を受けた09年オフ、入団テストでロッテ入り。昨季は先発ローテーションの谷間を埋めて3勝もマークした。
ロッテ浦和で調整した川越は「まだまだ現役でやれる自信も、現役を続けたい気持ちもある」と話したが、気持ちは固まっている。球団では川越の野球に取り組む姿勢や卓越した投球理論を高く評価。指導者として球団に残ってもらいたい考えもあり、退団が決定している西本2軍投手コーチの後任を要請する可能性が高い。
ロッテが川越英隆投手(38)に、現役引退と来季のコーチ就任を打診していることが分かった。2軍投手コーチか2軍のコンディショニングコーチが有力。球団社長と編成トップの退団が決まっているが、続投する西村監督を中心とした新体制づくりへ、着々と準備を進めている。
日本一から最下位まで転落し、立て直しが急務のチームが白羽の矢を立てたのは現役投手だった。この日、ロッテ浦和球場で取材に応じたベテラン右腕は「まだまだ現役でやれる自信はあるし、やりたい気持ちが強い」と現役続行に意欲。ただその一方で、「正式な話はもらっていない。もしそういう話があるのなら、外様ではありますけど、ありがたいことだとは思います」と揺れる胸中ものぞかせた。
川越は09年オフにオリックスから戦力外通告を受け、ロッテに入団。今季も主に負け試合ながら18試合に登板し、防御率1.37と安定した投球を見せていたものの、来季構想からは外れていた。しかし、球団は豊富な変化球を操る確かな技術に加え、オリックス時代に3年連続開幕投手を務めた豊富な経験、後輩に慕われる人柄を高く評価。大事な若手育成を託したい考えをもっており、今後、本人との話し合いを進めていく。
ロッテは1分けを挟んでの9連敗で、早々と今季の負け越しが決まった。借金は1994年8月以来の21。昨季の日本一チームに寂しい数字が並ぶ。西村監督は「何とか勝たないといけない。沈んだ気持ちでいても、いい方向にいかない」と声を絞り出した。
大谷が4回までに4点を失った。打線は4、5回に2点ずつ奪って追い付いたが、5回はなお無死一、二塁から4、5、6番が凡退。7回に勝ち越された。投打がかみ合わない試合が続く。5回に2点適時打を放った今江は「自分達が持っている力を出し切れるようにしないと」とチームを鼓舞していた。
ロッテ大谷智久投手(26)が連敗ストップを目指したが4回4失点と先発の役割を果たせなかった。「調子は後半戦に入ってから1、2を争うぐらい良かったんですが、打たれる球は全部一緒で申し訳ないです」と悔しがった。9連敗のチームは借金21。19試合を残した時点で、今季の負け越しが決まった。
ロッテ今江敏晃内野手(28)が5回無死満塁のチャンスに左前適時打を放った。4点のビハインドを追い上げ、2点差で迎えたイニング。今江の一振りで同点に追いついた。「満塁のチャンスだったので何とかしたい気持ちで打席に入りました」。9連敗だけは阻止したい意地がつまっていた。
日本野球機構(NPB)は26日、「2011年プロ野球ドラフト会議supported by TOSHIBA」の開催要項を発表した。10月27日午後5時から、グランドプリンスホテル新高輪・国際館パミールで開催する。
3年連続で東芝が特別協賛し、会議の迅速化のため同社のノートパソコン「dynabook」「REGZAタブレット」を各球団のテーブルに提供し、ドラフト指名をデジタル化。また今年も一般ファン約1000人を会場に招待し、運命の瞬間をファンとともに祝福する。観覧希望者はNPB公式サイトで、27日午後1時から10月9日まで応募を受け付ける。
ドラフトの放送予定は、テレビ地上波はTBS系で全国中継、CSはスカイA、ラジオはニッポン放送が生中継する。