選手 | 年俸 | 前年比 |
---|---|---|
大松 | 6300万円 | ▼1500万円 |
岡田 | 3200万円 | △2200万円 |
伊志嶺 | 3000万円 | △1500万円 |
清田 | 2600万円 | △100万円 |
高濱 | 820万円 | △70万円 |
エース左腕のロッテ・成瀬は6日、現状維持の1億3000万円でサイン。今季は10勝12敗と黒星が先行し「ふがいないシーズンだった。オフに下半身を鍛えて自分の投球を取り戻したい」と巻き返しを誓った。1年目の伊志嶺は、32盗塁などが評価され倍増の3000万円でサインし「貯金します。来季も自分の持ち味を生かしたい」と意欲をみせた。
ロッテ・岡田幸文外野手(27)が6日、QVCマリンの球団事務所で契約更改交渉に臨み、2200万円増の3200万円でサインした。3年目で初タイトルとなるゴールデングラブ賞獲得などが評価された。
「全144試合出場と(好守備に対する)連盟特別表彰を評価していただいた。自信につながった」と岡田は胸を張った。来季はフルイニング出場を目指し、「盗塁王、ベストナイン、ゴールデングラブ賞を」と意欲を燃やす。そのため今オフは太らない体質を克服し、3キロ増の体重73キロを目標に掲げ、1日最大6食のノルマを課した。
来季も単身赴任を貫く。11歳年上の妻・由美子さんと2人の娘は栃木・足利市在住。岡田は千葉・浦安市内の賃貸ワンルーム暮らしで野球に専念し、結果を残した。「今年のスタイルは変えない」。3冠獲得に妥協はない。
ロッテの岡田が2200万円増の年俸3200万円で来季の契約を更改した。
今季は育成出身選手として史上初の開幕スタメン、全試合出場を達成。ゴールデングラブ賞も獲得した。来季は盗塁王、ベストナインとの3冠を目標に掲げ「スピードを維持しながら筋力をつけたい。太らない体質なので1日6食食べます」と筋力強化に取り組む。来季も栃木に家族を残して単身赴任生活を続けるといい、「家族のために貯金します」と大幅昇給にも倹約を誓った。
ロッテの渡辺俊が09年から続けている、1イニング投げるごとに1万円を国連世界食糧計画(WFP)の「学校給食プログラム」へ寄付する活動に対して同協会から感謝状が贈られた。
今季は登板回数と同じ132万円を寄付。これにより、WFPでは約4万4000人の子供達に学校給食を届けられるという。同投手の3年間の寄付金額は計447万3000円となった。都内で贈呈式に出席した渡辺俊は「30円で子供達に1食分の支援ができる。それをみんなにも知って欲しい」と話した。
ロッテの岡田幸文外野手(27)は6日、QVCで契約更改に臨み、2200万円増の3200万円でサインした。家族と一緒に生活するのに十分な年俸を手にしたが、由美子夫人ら家族の意向を尊重し、来季以降も単身赴任継続を宣言。1日6食の増量作戦で、ベストナイン、ゴールデングラブ、盗塁王の“3冠”を狙う。
穏やかな笑顔だった。「220%アップ。144試合出場とゴールデングラブ賞、連盟表彰を評価してもらいました」。育成入団から3年。打率2割6分7厘、41盗塁とリーグを代表する外野手へ成長したが、家庭内での立場は変わらない。「一緒に住みたいですよ、家族ですから。でも、彼女の生活もあるし、子供も友達がたくさんいる。今年のスタンスを変えるつもりはありません」と単身赴任を継続していく。
オフのテーマは“肉体改造”。梅雨時にバテた今季の反省を生かし、1年間を戦い抜くスタミナをつける。「スピードを落とさないように筋力と脂肪をつける。今は70キロぐらいだけど73、74ぐらい欲しい。1日5食、頑張って6食いきたいですね」。パワーアップした体で、チーム内での地位も不動のものにする。
ロッテの成瀬善久投手(26)が6日、契約更改交渉を行い、現状維持の年俸1億3千万円でサインした。今季は10勝12敗に終わり、入団後初めて負け越した。「ふがいなかった。悔しい。いっぱい投げても、勝たないと意味がない」と自らを責めた。
交渉の席では1、2軍の選手がより連携できるシステムの構築を球団に求めるなど、投手陣のリーダーとしての自覚も見せた。今季は唐川が飛躍し、来季は即戦力左腕の東洋大の藤岡も入団する。「若い世代が来ると、自分も重圧を感じる。もう少し、しっかりしないと」と表情を引き締めた。(金額は推定)
ロッテ大松尚逸外野手(29)が6日、QVCマリンフィールド内で契約更改交渉に臨み1500万円ダウンの年俸6300万円でサインした。主軸として期待された今季だったが64試合出場にとどまり、打率2割1分3厘、2本塁打に終わった。「今年はものを言えるような成績じゃない。僕自身の責任を感じている」と、最下位に低迷したチームの責任も背負った。秋季キャンプでは一塁の守備にも入り「基礎の練習で、レベルはまだまだ。最低限、試合に出られるレベルになれば。外野も並行してやっていく」と、2ポジションで巻き返しを狙う。
ロッテ伊志嶺翔大外野手(23)が6日、QVCマリンフィールド内で契約更改交渉に臨み1500万円アップの年俸3000万円でサインした。倍増を勝ち取ったルーキーは「部屋に入って一気に緊張しました」と、初めての契約更改交渉を振り返り「盗塁とチームで1番多かった犠打を評価してもらいました」と、笑顔を見せた。(金額は推定)
ロッテ吉見祐治投手(33)が6日、QVCマリンフィールド内で契約更改交渉に臨み200万円ダウンの年俸3100万円でサインした。今季は先発4試合に加え、中継ぎとしての役割も任され、24試合に出場し、1勝3敗で防御率3.71だった。「成績は自分の思っていた通りではなかった。与えられた役割ができなかった」と、肩を落とした。来季に向けては「特に(先発、中継ぎの)希望はない。与えられたポジションでやるのが自分の役割だと思っている」と話した。(金額は推定)
ロッテ高浜卓也内野手(22)が6日、QVCマリンフィールド内で契約更改交渉に臨み70万円アップの年俸820万円でサインした。阪神からの移籍1年目となった今季は自身プロ入り後初の1軍出場を含む19試合に出場した。(金額は推定)
ロッテの岡田幸文外野手と伊志嶺翔大外野手が6日、契約更改交渉を行い、岡田が2200万円増の年俸3200万円、伊志嶺が1500万円増の年俸3000万円でサインした。
岡田は全試合に出場してゴールデングラブ賞を受賞。「スピードを維持しながら筋力をつけたい。夏場にバテないように体力をつけたい」と来季は盗塁王とベストナインのタイトル奪取も誓った。また伊志嶺は新人ながら32盗塁をマーク。来季は50盗塁を目標に「最後までフル出場したい」と話した。
大松尚逸外野手は1500万円減の年俸6300万円プラス出来高、清田育宏外野手は年俸2600万円だった。(金額は推定)
プロ野球の選手関係委員会(鈴木清明委員長=広島球団本部長)は6日、東京都内で日本プロ野球選手会(新井貴浩会長=阪神)と事務折衝を行い、1日のオーナー会議で日本の参加を表明した2013年の第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)について説明。
鈴木委員長は「オーナー会議の決定を伝えるとともに、日本代表の常設化も含めた状況を説明して協力を求めた」と話した。WBC日本代表のスポンサー料などの権利確保ができなかった場合は不参加を決議している選手会は、8日の総会に諮って参加を受け入れるかどうか協議するとした。また、レンタル移籍、長期故障者枠制度についても意見交換を行った。
横浜DeNAの初代監督就任が決定的となっている中畑氏は6日、都内の自宅で取材に応じ、正式な就任要請はないとした上で「名前が挙がって話題になるのは野球人として嬉しい。チャンスが巡ってくれば、勝負したい気持ちはある」と前向きに話した。
監督就任要請を受けていた工藤公康氏が高田繁GMとヘッドコーチ人事などをめぐって交渉は破談。急遽白羽の矢が立った中畑氏だが、高田GM体制で最適な人材といえる。巨人の現役時代から付き合いが深く「高田さんは俺の恩師だから。2軍時代に多摩川に車で送ってもらったり、本当に世話になった。三塁手の先輩でもある」とした。
78年、プロ3年目のオフ。日米野球第1戦に高田氏に代わって途中出場した中畑氏はレッズの抑え投手マリオ・ソトから2ランを放った。この活躍をきっかけに翌79年から1軍に定着し、高田氏から三塁のポジションを奪った。そんな因縁の間柄だが、2人は師弟関係を結び現在に至っている。
「話がくれば前向きに考えます。俺は常に前向きに生きてきたからね」と元気いっぱいの中畑氏。57歳になっても「絶好調男」はいまだ健在だ。
横浜DeNAベイスターズの春田真オーナー(42)が6日、横浜市役所を訪れて林文子市長に挨拶した。
春田オーナーは「地域貢献部のような部署をつくり、地元に根をはりたい」と、球団と地域の緊密な関係を築きたい意向があることを強調した。
さらに春田オーナーは、加盟を承認される前から一部で懸念されていた会社の体質について「ネット系の会社で不安を抱かせることもあるが、しっかりやっていきたい」と話すと、林市長は「全面的に支援します。一緒に盛り上げていきましょう」と快く応じた。
中畑氏の監督就任が決定的となった中、横浜DeNAの高田GMは「詳細は言えません」と同氏の名前を挙げることはなかったが、「(監督は)なるべくではなく、早く決めないといけない」と繰り返した。
また、春田真オーナーも「GMに任せている。うまくやってくれるでしょう」と話すにとどめた。高田GMは夜には横浜市内のホテルで行われた新人入団選手の懇親会に出席。席上、「君達の力を貸してくれ」と訴えた。