巨人からFA宣言した大村三郎外野手(35)が13日、都内で古巣ロッテと初交渉を行った。交渉を終えた大村は「どうやったら、強くなるかを延々と語り合いました」と、話題は早くも「ロッテ再建策」に及んだことを明かした。条件面は複数年契約を提示されたとみられ、今後は細部を詰め、来週中にも「サブロー・復活」が正式発表される見込みだ。
ロッテの生え抜きとして選手会長も務めた大村だが、今年6月にトレードで巨人移籍。異例の放出劇について大村は「お互いに過去のことは置いておいて、これから先どうするかということ」と、毅然とした表情で話した。
交渉の席に着いた林球団本部長も「なぜトレードになったかは、論じても仕方ないこと」と、約半年前の“騒動”について、あえて言及することはなかった。
両者にとって最も重視すべきことは「日本一奪回」にほかならない。大村は「勝った喜びを知る人間が集まれば、そこそこ勝てる。それを若手に伝え、伝統をつくればチームは強くなっていく」と、熱っぽく話した。さらに「ある程度は(チームを)まとめることができる」と、リーダーとしての役割に自信を見せた。
復帰に際しての登録名は「僕はどっちでもいいのだけれど、ロッテ時代は名前でやっていたので、名前のほうがいいかなと思います」。日本一から最下位に陥落したチームを救うべく、サブローがロッテに帰ってくる。
巨人からフリーエージェント(FA)宣言した大村三郎外野手(35)が13日、都内で古巣のロッテと入団初交渉した。他に獲得に乗り出している球団はなく、復帰は決定的となった。
大村は「勝った喜びを知る選手が集まり、若手に伝えれば強くなる。皆を同じ方向にまとめる役はできると思う」と話した。ロッテ時代にサブローの登録名で親しまれ、6月にトレードで巨人に放出されたが、重光オーナー代行を筆頭に復帰を望む声は多い。
すでに基本合意に達しており、あとは契約条件を煮詰めるのみ。「すごい熱意を感じた。お互いに過去のことではなく先のことを考えたい」と大村。週明けにも古巣復帰が正式発表される。
ロッテが、今季限りで巨人を退団したセス・グライシンガー投手(36)の獲得に乗り出していることが13日、分かった。
先発として計算できる外国人投手として07、08年と2年連続最多勝を獲得した「精密機械」をリストアップ。日本通算47勝と実績抜群の長身右腕の獲得を目指す。
FAで巨人・サブロー獲得に続く大型補強だ。グライシンガーは来日した07年にヤクルトで16勝をマーク。巨人に移籍した08年に17勝、09年に13勝と3年連続2桁勝利を挙げている。
昨年3月に右肘を手術した影響もあって、ここ2年は計1勝と本来の力を出せていないが、球団関係者は「全盛期の頃は素晴らしい球を投げていた。チームとして計算できる外国人選手が必要になってくる」と話す。コンディションさえ整えば、再起は十分可能と判断して獲得へ動くことになった。
今季のロッテは、チーム防御率がリーグワーストの3.40。中でも外国人先発投手の勝ち星は、昨季12勝を挙げた左腕のマーフィーが不振で2勝。右腕のペンは5月に右肘のクリーニング手術を受け、終盤に復帰も2勝と計4勝にとどまった。今ドラフト1位で即戦力左腕・藤岡(東洋大)を獲得するなど投手陣再建を進める中、先発として実績十分の右腕が加入すれば心強い。上位浮上へ、グライシンガー獲得に全力を注ぐ。
巨人からFA宣言した大村三郎外野手(35=ロッテ時代の登録名・サブロー)のロッテ復帰が13日、決定的となった。
この日、都内で古巣のロッテと初交渉。約1時間の会談では複数年契約を提示された模様で「どうやったらチームが強くなるかを語り合った。凄く熱意を感じた。僕1人で強くなるか分からないがまとめることはできると思う」と話した。今後は条件面を詰め、週明けにも正式にロッテ復帰を表明する見通しだ。
サブローは6月にトレードで巨人に移籍。生え抜きの選手会長の放出だったが「過去のことは置いておいて、先のことを考えましょうと話した」とわだかまりはない。登録名に関しても「ロッテでは名前でやってきた。その方がいいかなと思います」とサブローに戻す意向。勝負強い打撃を誇るチームリーダーが戻ってくる。
ロッテは13日、巨人からFA宣言した大村三郎外野手(35)と都内のホテルで初交渉に臨んだ。1時間を超えた交渉では、林信平球団運営本部長(50)とチーム強化策について熱く話し合った。今後は条件面の細部を詰め、週明けにも「ロッテ・サブロー」が復帰する。
会談の内容はFA交渉とは思えなかった。大村は「どうやったら強くなるか語っていた。(林本部長に)すごい熱意を感じた。本当に強くしたいんだなと」。チームリーダーの役割を期待されている点についても「みんなが一緒の方向を向けるようにまとめる役なら、何とかできると思う」と自信を見せた。
結論については「そこはもうちょっと。1人になって考えたい」と話したが、すでに心は固まっている。登録名については「ロッテ時代は名前でやってたんで、名前の方がいいかなと思ってます」とサブローに戻す考えだ。
トレードで巨人に移籍して約半年。「ジャイアンツでいい経験も勉強もさせてもらった。戻るんであれば、若い子達に伝えたい。ロッテ?好きですよ」。異例の出戻りにも迷いはない。
巨人からFA宣言した大村三郎外野手(35)が13日、都内で古巣ロッテと初交渉を行った。交渉を終え、会見に臨んだ大村は「なるべく早くと思っている。迷惑をかけない程度(の時期)に決断したい」と、話した。また「僕自身も巨人へのトレードでいい経験になったし、勉強になった。ロッテに戻るのであれば、若い子達に伝えていきたい」と、巨人での経験を古巣に還元する意向も示した。ロッテとの2回目の交渉は来週以降の予定。
巨人からフリーエージェント(FA)宣言した大村三郎外野手が13日、東京都内で古巣のロッテと入団交渉をした。約1時間の話し合いを終え、大村は「すごく熱意を感じた」と好感触を口にした。ロッテ以外に獲得に乗り出している球団はなく、復帰は決定的。
来週中に契約年数などの条件面を詰め、合意する見込み。大村はロッテ時代にサブローの登録名で親しまれ、6月にトレードで巨人に移籍した。昨季の日本一から今季は最下位に転落したロッテについて、大村は「今日はどうやったら強くなるか、語り合った。僕1人で強くなるかは分からないが(チームを)まとめることはできるかなと思う」と明るい表情だった。
日本学生野球協会の内藤雅之事務局長は13日、日本野球機構(NPB)から、元プロ野球関係者が高校や大学の指導者になることや、学生と一緒に練習することなどについて、合同の協議会の設置を要望されたことを明らかにした。
来年2月末に1回目の協議会を開き、月に1度のペースで話し合いを続けていく見通し。元プロ関係者が高校、大学の指導者になるためには原則として教員を2年以上務め、学生野球資格を回復することが条件となっている。内藤事務局長は「(プロ側は)資格の回復について緩やかにして欲しいというのがあるのでは」と話した。