わたしはかもめ2012年鴎の便り(6月)

便

6月11日

巨人8−4千葉ロッテ(東京ドーム)

巨人が逆転勝ちで30勝目を挙げ、交流戦首位を守った。0−4の4回に2点。5回に阿部の2ランなどで逆転し、6回には長野の2ランと坂本の二塁打で3点を加えた。ロッテは杉内を攻略したが、投手陣が踏ん張れなかった。

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千葉ロッテ0130000004
巨人00023300x8

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ロッテ、杉内打ったのに…M点灯失敗[ニッカン]

ロッテが杉内に勝ち、巨人に負けた。ノーヒットノーランを達成し、この試合前まで24イニング連続無失点中だった左腕を3回4得点でKOした。だが投手陣が総崩れで8失点で逆転負け。交流戦逆転優勝へマジック点灯に失敗し、逆に首位巨人の背中が遠ざかった。西村徳文監督(52)は「先に4点を先行したのだから、勝たないといけない試合だった」と悔しさを押し殺した。

あと1回、踏ん張れば勝利の方程式に持ち込めた。3回まで無失点の先発渡辺俊が4回に2失点。さらに5回に長野、寺内に連打を許し、無死一、三塁とピンチを拡大した。今季勝ちパターンでの登板機会はなかったが調子の良さを買って中郷を投入したが、内野ゴロの間に1点、さらに阿部に逆転2ランを被弾した。 6回には中後らが打たれて3失点で勝負は決した。西村監督は「先発が何とか5回まで行けば、6回からは内に行けた。この1試合だけで終わりじゃないから」と説明。目先の交流戦優勝にこだわれば内の投入を早め、益田、薮田とつなげたが、長丁場を考えれば得策ではないと判断した。

打線は難攻不落の杉内を打ち砕いた。DH制のないセ主催試合で初めて1番岡田を外し、清田を起用。屈指の守備力を誇る岡田を外してでも、昨季の対戦打率3割8分5厘の清田を登用した。過去10戦中、4戦で2回まで失点している左腕を早い段階で攻略するつもりだった。チェンジアップは捨てる意識で、直球、スライダーに的を絞って臨んだ。今江の先制ソロ、サブローの2点適時二塁打とスライダーを狙い打ちし、青写真通りだった。

交流戦逆転Vは1歩後退した。「負けは引きずらないように戦う」(西村監督)。まだ戦いは終わっていない。

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西村監督、継投裏目「失敗でしょう」…ロッテ[報知]

ノーヒッター男・杉内から早々と4点を挙げ3回KO。巨人を2タテで交流戦のVマジックが点灯する…はずだった。

「こういう投手起用して、そこで打たれた訳だから失敗でしょう」。西村監督が自嘲気味に振り返ったのは、早めの継投だった。先発の渡辺俊が4回に2点を返された直後の5回。二塁打と安打で無死一、三塁のピンチを迎えると、勝ち投手の権利を目前に中郷へスイッチした。坂本の二ゴロの間に1点を返されると阿部に逆転2ラン。4点差をひっくり返され、終戦した。「4点先行したゲームだったから、勝ちたい試合だった」と指揮官。それでも、6季ぶりの交流戦制覇は十分、圏内にある。「この試合で終わりじゃない。千葉に帰ってできる訳だから」。13日の広島戦(QVC)から本拠地4戦。逆襲への闘志は消えていない。

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ロッテ・渡辺俊、4点守れず「申し訳ない…」[サンスポ]

先発した渡辺俊は4点のリードをもらったが、5回途中7安打4失点。2番手・中郷が阿部に右中間席へ8号逆転2ランを浴びるなど大量8失点で逆転負け。渡辺俊は「杉内投手から味方打線が序盤に大量点を取ってくれたのに、踏ん張れなくて申し訳ないです」と猛省。交流戦首位浮上を逃した西村監督は「先発には5回は投げてもらいたいが、こういう投手起用をして打たれたんだから失敗でしょう」と自身を責めた。

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杉内KOも…ロッテ、4点リード守れず、首位浮上逃す[スポニチ]

ロッテは3回までに4点を奪って杉内をKOしたが、継投が乱れて交流戦首位浮上を逃した。先発の渡辺俊が2点リードの5回に無死一、三塁とピンチをつくって降板。救援した中郷が阿部に逆転2ランを浴びた。

前日は成瀬が完投し中継ぎ陣は休養十分だったが、今季勝ちパターンで登板がない中郷を投入。西村監督は「6回なら内も考えるけど…。先発に5回まで行ってもらわないと苦しくなる。こういう投手起用で打たれたんだから失敗」と悔しさをにじませた。

今江
「杉内さんからは点を取ることは難しい。失投も少ない中で仕留められた。」(2回に杉内にとって26イニングぶり失点となる右越え3号ソロ)
サブロー(ロッテ)通算1000三振
11日の巨人最終戦(東京ドーム)で2回に杉内から見逃し三振を喫して記録。プロ野球54人目。初三振は95年6月25日のダイエー戦で下柳から。

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4点リード守れず…ロッテ交流戦首位浮上逃す[サンスポ]

ロッテは序盤で4−0とリードしたが、投手陣が打たれて交流戦の首位浮上を逃した。渡辺俊は5回途中で7安打4失点と攻略され「杉内投手から大量点を取ってくれたのに踏ん張れなくて申し訳ない。打たれた球は全部甘かった」と落胆した。

快進撃を支える中継ぎ陣は中2日以上の状態だったが、5回のピンチで救援したのはこの日が今季5試合目の登板となる中郷で、阿部に手痛い逆転2ランを浴びた。継投策について、西村監督は「6回なら内も考えられるが…。こういう投手起用をして打たれたんだから失敗でしょう」と話した。

高橋ヘッドコーチ
「もったいなかった。駄目な試合は解説するより、こういう日もあるさ、と気分転換をすることだよ。」(逆転負けに)
鈴木
「本塁打かな、とちょっとだけ思った。ボールは実家に送ります。」(右翼フェンス直撃のプロ初安打)
サブロー通算1000三振
11日の巨人4回戦(東京ドーム)で2回に杉内から見逃し三振を喫して記録。プロ野球54人目。初三振は95年6月25日のダイエー戦で下柳から。

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俊介KO「すいません」[ニッカン]

ロッテ渡辺俊介投手(35)が4点の援護点を生かせなかった。味方打線が3回までにノーヒットノーラン男の杉内から4得点を奪ってKO。渡辺俊も3回まで無失点に抑えたが、4回に3安打で2失点。さらに5回も長野に二塁打、寺内に左前打と連打を浴びて降板した。後を継いだ中郷が阿部の2ランなどで逆転を許した。「杉内投手から序盤に大量点を取ってくれたのに、踏ん張る事が出来なくて申し訳ないです。その言葉しか出てこないです…。すいません」と力なく話した。

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「5回まで行かないと…」[ニッカン]

ロッテ西村徳文監督(52)が巨人戦連勝を逃し、悔しさをかみしめた。杉内攻略へ昨季の対戦打率3割8分5厘を誇る清田を起用するなど攻撃的布陣で臨んだ。今江の先制ソロ、サブローの2点適時二塁打などで3回までに4得点を奪ったが、投手陣が誤算。先発渡辺俊が5回をもたず、中継ぎ陣も追加点を許した。指揮官は「先発が何とか5回まで行かないと苦しい。でもこういう負けを引きずらないこと。千葉に帰って1試合1試合に集中するだけ」と気持ちを切り替えた。

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サブロー「全部勝つ気持ち」[ニッカン]

ロッテ・サブロー外野手(36)が杉内を攻略した。3回、井口の犠飛で2点目を入れ、なおも2死一、三塁。外角のスライダーを逆らわずに右中間へ運んだ。走者一掃の適時二塁打で、この回で杉内をマウンドから引きずり降ろした。「いい場面でいいバッティングができました。いい流れで来ていたから、ランナーを残したくなかった。いい追加点が取れた。昨年お世話になったジャイアンツ相手に交流戦の優勝争いの一戦を戦える事が嬉しい。そして、東京ドームでも自分の元気な姿を見せられて良かった。今日も入れて残り6試合。負けるつもりはないよ。みんな、全部勝つ気持ちでいる」と気合十分だった。

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今江が杉内に先制パンチ[ニッカン]

ロッテ今江敏晃内野手(28)が巨人杉内に先制パンチを浴びせた。2回2死、初球のスライダーをとらえ、右翼スタンドへ運ぶ3号ソロ。24イニング連続無失点中だった左腕から快音を響かせた。「初球のスライダーにうまく体が反応してくれました。大事な試合で、しかも相手投手の杉内さんからはそんなに点を取る事は難しい。失投も少ない中で、1球で仕留められたのは大きいですね。いい先制点が取れ、相手にもいいプレッシャーをかけられたホームランだと思います」と話した。

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