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鴎の便り

2月20日

• 練習試合：北海道日本ハム4−5千葉ロッテ（名護）
• アジャ早くも3発！伊東監督「5番」候補
• 対外試合1号！ロッテ“アジャ”井上「思い切り振れた」
• アジャ4戦3発！あるぞ開幕中軸、伊東監督「使うなら5番か6番」
• ロッテ新人続々アピール、吉原1回無失点、吉田は盗塁阻止
• アジャ井上、開幕5番！伊東監督が起用示唆
• ロッテ井上が日本ハム増井から1発
• アジャ井上一発！井口も快打、新助っ人ハフマン来日1号
• ロッテ・伊東監督「いま“ふたつ”ぐらい」藤岡振るわず苦い表情
• ［選手の相棒］ロッテ・クルーズ「おやつといえばタマリンド」

練習試合：北海道日本ハム4−5千葉ロッテ（名護）

• ［本］井上、谷口、ハフマン、北
• ［二］今江、井口、近藤
• ［盗］陽、中島卓
• ［失］細谷、鈴木
• ［暴］宮西

◇打撃成績

• ［振］6
• ［球］2
• ［犠］1
• ［併］1
• ［残］9

• ［振］7
• ［球］3
• ［犠］0
• ［併］1
• ［残］11

◇投手成績

◇2失点と振るわず、千葉ロッテ・藤岡

日本ハムとの練習試合で先発した3年目の藤岡は4回2失点と好結果を残せなかった。

1回にいきなり1点を失い、その後も追い込みながら走者を出すなど不安定な内容に伊東監督は「いま“ふたつ”ぐらい。ピリッとしない」と苦い表情だった。先発枠入りを目指す左腕も「決め球が甘く入ってしまった。今後克服していければ」と修正を誓った。

◇新人井上またアピール、速球にアジャスト一発

低く鋭い打球が瞬く間に右中間フェンスを越えていく。20日に沖縄県名護市で行われた日本ハムとの練習試合で、千葉ロッテのドラフト5位ルーキー井上（日本生命）がソロ本塁打を放った。意識していた右方向への打撃を「ああいう感じに飛んだらいいなと思っていた」とこれ以上ない形で体現した。

「5番・一塁」で先発出場。増井の速球を捉えた一発に、伊東監督も「突き刺さるような当たりだった」とうなった。女子プロレスラーのアジャ・コングに似ていることから「アジャ」と呼ばれる180センチ、114キロは、指揮官が「このまま（1軍に）残ってくれれば5、6番」と打順に言及するほどの長打力だ。この日は犠飛もあり、2安打2打点。3安打を放った16日のオープン戦に続くアピールとなった。

ただ浮かれる様子はない。「まだまだ課題はある。1個1個クリアしながら合わせていきたい」。一線級の投手の調整が進む今後、どこまで対応できるか。アジャのバットに注目だ。

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アジャ早くも3発！伊東監督「5番」候補［ニッカン］

アジャがまた打った。新人のロッテ井上晴哉内野手（24＝日本生命）が20日、日本ハムとの練習試合に「5番一塁」で先発出場し、右中間へのソロ本塁打を放った。実戦では早くも3本塁打目。日本ハム増井浩俊投手（28）の直球を弾丸ライナーではじき返す強烈な一撃で、周囲の度肝を抜いた。

グシャっという音がしたかと思ったら、打球は右中間スタンドに突き刺さっていた。ロッテ井上の放った打球は逆風をものともせず、ライナーで飛んだ。「あそこに打とうと思っていたところに、うまく打てました」。右方向へ打とうという意識が、球界屈指の増井の直球を一振りで完璧にとらえさせた。

1月に打球速度を測った際には162キロを記録した。平均値は140キロから145キロで、チームメートの鈴木大地が昨秋に記録した数字が143キロ。いかに井上の打球が鋭いかが分かる。「思い切って振ることができた」というこの日の打球は、増井の142キロ直球の反動と相まって、驚異のスピードで飛んだ。

豪打を支えているのは強靱な下半身だ。ぷよぷよした上半身とは裏腹に、元横綱若乃花のような太ももとふくらはぎを持つ。太ももが69センチ、ふくらはぎは4７センチで、ヤクルト・バレンティンの64センチと43センチをしのぐほど。かつ股割りができるほど柔軟な筋肉が、長距離砲の発射台となっている。

球界を代表した長距離砲からも、井上は認められた。清原和博氏（日刊スポーツ評論家）は「右にも打てるのがいいね」と高評価。侍ジャパンの小久保裕紀監督も「長距離砲特有の打球の角度を持っている。僕もそうだったけど、打ち損じがフライになる。将来が楽しみだ」と、同じアーチストのにおいを感じ取った。

もはや話題だけの男ではない。伊東監督は「このままの調子ならば、5番か6番を打たせたい」とシーズンの青写真まで描いた。実戦の通算成績は15打数10安打6打点。本塁打も3本と、文句のつけようがない。今年の新人王候補から、井上の名前が外せなくなってきた。

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対外試合1号！ロッテ“アジャ”井上「思い切り振れた」［サンスポ］

ロッテのD5位・井上（日本生命）が20日、日本ハム戦の1−1で迎えた4回に増井から右中間越えに対外試合1号。この日は「5番・一塁」でフル出場し、5回の中犠飛などと合わせ2安打2打点。これで実戦4試合の通算成績は15打数10安打6打点、3本塁打、打率.667となり「思い切り振れました。右打ちはいつも取り組んでいることで、試合に生かせたことが収穫です」と胸を張った。

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アジャ4戦3発！あるぞ開幕中軸、伊東監督「使うなら5番か6番」［スポニチ］

痛烈な弾丸ライナーがそのまま右中間フェンスを越えていった。4回。「アジャ井上」こと、ロッテのドラフト5位・井上（日本生命）が、日本ハム・増井の142キロ直球を芯で完璧に捉えた。

「真ん中に入ってきたので、思い切り振った。あんな打球が飛んで欲しかったので、本塁打になって嬉しかった」。

得意とする逆方向への一発で勢いに乗った115キロの巨漢スラッガーは、5回1死三塁では中犠飛。さらに7回には斎藤から左前打を放ち、2安打2打点。「練習で取り組んできたことが試合で出せた。今日はうまくいった」と満足そうに振り返った。

明るい性格で「1年目から本塁打王を獲りたい」と普段はビッグマウスだが、自分には厳しい。ここまで実戦4試合で15打数10安打6打点3本塁打。だが、初の対外試合となった16日のオリックスとのオープン戦（石垣島）では3安打を放ちながら、７回2死二、三塁の最終打席で見逃し三振。打点0に終わった。「3本打ったことより、最後の打席が悔しかった。チャンスで1本打たないと」。次こそは打点を挙げると心に誓って臨んだ一戦だった。

貴重な長距離砲だけに、今後の活躍次第では開幕スタメンどころか、開幕戦でのクリーンアップまで見えてきた。伊東監督は「右中間に突き刺さる打球は凄かった。このままやってくれれば、シーズンで使うなら5番か6番」と開幕後の打順にまで言及した。

ロッテの新人野手で開幕戦でクリーンアップを務めたのは、65年の井石礼司以来、出ていない。規格外の怪物ルーキーは、49年ぶりの快挙に向け、アピールを続ける。

日本ハム・増井

「（注目選手なので）今日は直球勝負をしようと決めていた。それにしても凄い打球だった。まるで（現オリックスの）ペーニャみたいだった。」

侍ジャパン・小久保監督

「ホームラン打者としての打球の角度を持っている。これは教えてできるものではない。」

◇なるか球団49年ぶり

ロッテの新人野手が開幕戦に先発出場すれば、10年荻野貴（2番中堅）以来4年ぶり。また、クリーンアップで出場したのは65年井石まで4人しかおらず、井上が座ればチーム49年ぶりになる。この中で戸倉は球団創設1年目（当時毎日）の50年3月11日西鉄戦で4番、右翼手として先発出場。初回の第1打席でパ・リーグ1号となるプロ初打席本塁打をマークした。なお、チームで新人の開幕戦アーチは戸倉と9７年清水将海（9番、捕手）の2本記録されている。

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ロッテ新人続々アピール、吉原1回無失点、吉田は盗塁阻止［スポニチ］

ロッテは井上に負けじと新人2人もアピールした。

5回から2番手で登板したドラフト4位・吉原（日本生命）は1回1安打無失点。「中継ぎとして0点に抑えたのは良かった。打者の雰囲気を感じられたのは収穫です」と手応えを口にした。ドラフト2位の吉田（立正大）もマスクをかぶった4回に陽岱鋼（ヨウダイカン）の二盗を阻止。6回には対外試合初安打となる左前打を放つなど、存在感を見せた。

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アジャ井上、開幕5番！伊東監督が起用示唆［報知］

ロッテのドラフト5位、井上晴哉（せいや）内野手（24）＝日本生命＝が20日、日本ハムとの練習試合（名護）に「5番・一塁」で出場し、右中間ソロを含む2安打2打点。実戦4試合で3本塁打となり、伊東監督が開幕戦（3月28日対ソフトバンク・ヤフオクD）5番起用を示唆した。

弾丸ライナーが、逆風を切り裂いた。4回無死走者なし。増井の142キロ直球をはじき返した。「真ん中に入ってきた球を思い切って振れた。逆方向を意識した練習の成果を出せた」。打球はあっという間に右中間席に飛び込んだ。

小学3年で野球を始めた。社会人1年目は5番打者だったが、それ以外はずっと4番を打ってきた。「走者がいる場面で打つのが4番。それを永遠に背負っていくもの」と、得点圏での打撃にこだわる。「（ロッテの4番は）井口さん、今江さんがいらっしゃいますから」とはいうものの、5番でも走者をかえす打撃に徹する。5回1死三塁では中犠飛を放ち、ここまで計15打数10安打6打点の大暴れだ。

この日はシーズンを見据えたオーダーで、12年首位打者の角中を押しのけての5番だ。伊東監督も「突き刺さるような当たりだったね。速い球に対応できる。（開幕5番か6番？）このままずっと（1軍に）残ってくれればね」と期待を寄せた。女子プロレスラーのアジャ・コング似からとった「アジャ」の愛称も定着し、チームの顔になりつつある。井上の快進撃は、止まりそうにない。

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ロッテ井上が日本ハム増井から1発［ニッカン］

ロッテ井上晴哉内野手（24＝日本生命）が20日、日本ハムとの練習試合（名護）の4回、右中間へのソロ本塁打を放った。日本ハム増井の142キロを完璧にとらえた。2球見逃し、1ボール1ストライクとなってからの3球目。たった一振りで球界屈指の速球派右腕の直球をはじき返した。「今後、ぶつかると思うので打てて良かった」と、一線級の投手との対決を振り返った。

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アジャ井上一発！井口も快打、新助っ人ハフマン来日1号［スポニチ］

ロッテが日本ハムとの練習試合に5−3で勝利。対外試合2連勝を飾った。

「アジャ」ことドラフト5位・井上（日本生命）が一発を含む2安打2打点。井口、今江のベテラン勢も安打を放ち、8回には新助っ人ハフマンの来日1号も飛び出した。

伊東監督は「ルーキーも頑張ってくれたしベテランもしっかり魅せてくれた。キャンプでやってきたことが試合でもできて、いいバランスでやれている」と新人、ベテランがかみ合っての勝利に満足げだった。

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ロッテ・伊東監督「いま“ふたつ”ぐらい」藤岡振るわず苦い表情［サンスポ］

日本ハムとの練習試合で先発した3年目の藤岡は4回2失点と好結果を残せなかった。

1回にいきなり1点を失い、その後も追い込みながら走者を出すなど不安定な内容に伊東監督は「いま“ふたつ”ぐらい。ピリッとしない」と苦い表情だった。先発枠入りを目指す左腕も「決め球が甘く入ってしまった。今後克服していければ」と修正を誓った。

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［選手の相棒］ロッテ・クルーズ「おやつといえばタマリンド」［サンスポ］

春季キャンプでトレーニングに励む選手の息抜きとなる趣味、リラックスグッズなどを紹介する企画に、ロッテからルイス・クルーズ内野手（30）＝前ヤンキース、メキシコ出身＝が登場。早速取材してみたところ、スペイン語で即答された言葉が「タマリンド！！タマリンド！！」。一体、その正体は何モノなんだ！？

幼なじみの名前なのか、それとも危ない呪文か。クルーズが真顔で連呼する「タマリンド」に一瞬、取材の趣旨を大間違いされたと思ったが、実は、クルーズの母国・メキシコではお菓子などに使われる有名な原材料のことだった。

文献によると、「タマリンド」とはアフリカ原産のマメ科の植物で、分かりやすく説明すれば巨大な枝豆（ただし色は茶褐色）。その“さや”の中に暗赤色のドロリとした果実が入っており、メキシコでは様々なお菓子に変身する。クルーズいわく、これら全てを「タマリンド」と呼ぶらしい。

そんな訳で、クルーズの部屋には「タマリンド」がどっさり。持ち歩くバッグの中にも大量に忍ばせていた。通訳氏によれば「日本では売っておらず、少なくとも5、6種類のタマリンドを持ち込んでいます」という。クルーズにとってはまさに相棒中の相棒だ。

「子供の頃から、メキシコでおやつといえばタマリンドだった。貴方も食べてみなよ」。ノリがいい陽気なメキシカンは、貴重な飴を記者にくれた。黄色いパッケージにスイカのイラスト。品名は『Rebanaditas』とある。ご厚意に感謝してさっそく食してみた。

「！？」。甘酸っぱい。そして、辛いチリペッパーが隠し味となっている。美味しいのかと問われれば、笑ってごまかすしかない。

そのクルーズはこの日、日本ハムとの練習試合（名護）で9回に代打出場。結果は左飛だったが、相棒の「タマリンド」が開幕1軍へと導いてくれるはずだ。

ルイス・クルーズ（Luis Cruz）

1984年2月10日生まれ、30歳。メキシコ出身。2000年にレッドソックス入団。08年9月にパイレーツでメジャーデビュー。ブルワーズを経て、昨季途中にドジャースからヤンキースへ移籍した。今季からロッテ。メジャー通算成績は195試合に出場、打率.234、７本塁打、57打点。06、13年WBCメキシコ代表。1メートル83、95キロ。右投げ右打ち。年俸7500万円。背番号47。

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