アジャコング似で人気のD5位・井上(日本生命)は完全休養日。22日の日本ハムとのオープン戦(名護)に備えた。大谷とは社会人時代の2012年、関西遠征中の花巻東高が日本生命の練習施設を借りに来た際、面識がある。前日(20日)の練習試合中にも一塁ベース上で挨拶を受けた。「すげぇ投手だな…という当時の記憶があります。背の高い投手は苦手ですが、気合でいきます」と闘志を燃やした。
ロッテのドラフト1位・石川(東京ガス)が22日の日本ハムとのオープン戦(名護)の先発登板に向けて最終調整を行った。
沖縄県宜野湾市内のグラウンドで、キャッチボールやランニングで汗を流し、「自分の球を投げられればいい」。相手の主砲・中田に対しては「(20日の練習試合を見学したときは)雰囲気が怖かったけど、調子が良かったら直球で攻めたい」と対戦を心待ちにした。
即戦力右腕として期待されるロッテのドラフト1位・石川歩投手(25)=東京ガス=が21日、翌日の日本ハムとのオープン戦に向けて軽めの調整を行った。キャッチボールやランニングなどで汗を流し「自分の球を投げられればいいかなという感じ」と話した。
日本ハムとは20日に練習試合を行った。そのときに見た打線の印象については多くを語らなかったが、主砲の中田には「(調子が)良かったら真っ直ぐでいきたい」と対戦を心待ちにした。
ロッテのドラフト1位、石川歩投手(25=東京ガス)が21日、宜野湾で登板前日の調整を行った。
キャッチボールと短距離走などのメニューを黙々とこなした。前回は紅白戦の登板で、22日の日本ハム戦(名護)は初の対外試合になる。しかし「気持ちは紅白戦の時と変わらない。走者がでるまでは、腕を振って直球を投げたい。走者を出したら、制球にも気をつけながら、腕を振りたい」と、淡々と話した。
懸案の先発陣の整備に手応えを得たキャンプとなった。千葉ロッテのブルペンはフリーエージェント(FA)で西武から移籍した涌井の加入で活気づいた。新戦力がもたらした効果は大きかった。
先発が固定できなかった昨季は、チーム防御率がリーグ最低の3.77だった。2009年の沢村賞右腕は戦力としての期待だけでなく、刺激にもなって競争意識がぐっと高まった。最も影響を受けたのがエース成瀬だ。
神奈川・横浜高の後輩に対抗意識を燃やす左腕は「開幕は譲らない」と初日からブルペンで投げ込んだ。昨季悩まされた左肩痛の不安を感じさせない仕上がりに、伊東監督が早々に開幕投手に指名するほどだった。
昨季唯一ローテーションを守った唐川も“涌井効果”があった1人だ。自主トレーニングで一緒に汗を流した涌井に教えを受けたシュートに取り組むなど意欲的だった。
先発枠入りに向け、昨季チーム最多タイの9勝を挙げた古谷や、ドラフト1位新人の即戦力右腕の石川(東京ガス)らも好アピールを見せた。昨季9勝の西野を救援陣強化でリリーフに回す構想が現実味を帯びるほどで、伊東監督は「投手の層の厚さを感じた。ローテの顔触れもそろっている」と収穫を口にした。今後の実戦で先発陣がしっかりと好結果を残せば、指揮官の志向する守り勝つ野球の理想に近づいていく。