わたしはかもめ2014年鴎の便り(3月)

便

3月8日

千葉ロッテ3−6福岡ソフトバンク(QVCマリン)

ソフトバンクは先発枠を狙う2人に明暗。4回3失点だった帆足に対し、速球の切れがよかった大場は、3回を1四球で無失点。ロッテはオープン戦初登板の唐川が4回を9安打4失点と精彩を欠いた。新人の井上は2安打と好調維持。

123456789R
福岡ソフトバンク0220000026
千葉ロッテ0300000003

◇制球甘く、苦しい

開幕カードで当たるソフトバンク相手に、千葉ロッテの唐川はストライク先行を心がけた。だが制球が甘く、4回4失点だった。「変化球でカウントを取ろうとしたが、苦しい投球になった」と反省した。

2、3回に集中打を浴び、いずれも2失点。伊東監督の期待とは裏腹に、投球フォームのバランスが悪く、球威も欠いた。右腕は「低めに投げようと前に突っ込み、慎重になりすぎて引っかけた。思い切っていけるように修正したい」と課題を挙げた。

伊東監督
「開幕前に調子が良すぎるのも良くない。打ち込まれていい薬になった。」(唐川に)

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ロッテ“アジャ”井上祭り!マルチヒットで本拠地デビュー[サンスポ]

ロッテのドラフト5位・井上晴哉内野手(24)=日本生命=が8日、ソフトバンクとのオープン戦(QVCマリン)に「6番・一塁」で出場し、2安打を放った。打率.524でオープン戦首位打者をキープし、マルチヒットで本拠地デビュー戦を飾った。

女子プロレスラー、アジャコング似で、いまや「井上」よりも「アジャ」が定着。試合前の新入団選手紹介でも「アジャ!!アジャ!!」と桁違いのコールを浴びた。第1打席、第2打席とも左腕・帆足のチェンジアップを中前に運んだ。

本拠地での登場曲は自ら選んだゆずの『with you』−。出身の日本生命のCMで使われた曲で、「いまだに愛社精神は旺盛です」。もっとも「自分のアピールはまだまだ足りない」と己にムチを入れた。

すでに開幕1軍入りは確実。先発デビューもこの日打ち砕いた帆足の登板が予想される29日の開幕第2戦(ヤフオクドーム)が有力で、5番か6番での一塁起用が濃厚だ。それだけに単打2本では消化不良。「打点、本塁打という部分でも意識してやっていきたいです」とさらなる進撃を誓った。

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20年目サブロー、伊東監督うならせる「さすが」[スポニチ]

まだまだ若手に負けない。今季初の本拠QVCマリンでの試合。プロ20年目のロッテ・サブローが2安打1打点で地元ファンの大歓声を浴びた。

「まぐれや、まぐれ」。オープン戦の今季初安打を素っ気なく振り返ったが、遠征メンバーから外れて2月25日から居残り調整してきた成果をきっちり示した。

「自分のやるべきことをしっかりやっていけば結果はついてくる。誰にも負けるつもりはないよ」。売り出し中の新人・井上が単打を放った2、4回。いずれも直後に二塁打を放って好機を広げた。

7回は四球で全3打席出塁。新人の活躍が続き、前日に「うちにはルーキーしかおらんのか」と発した伊東監督も「しっかり調整して、すぐ結果を出す。さすがですね」と目を細めた。

井上
「初のホームでいいところを見せたかった。数字が自信になっている。」(2安打で打率.524。オープン戦首位打者キープ)

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ロッテ、涌井、早くも溶け込んだ、人見知り右腕の“強い意志”[スポニチ]

ロッテの黒いユニホームが不思議なほどなじんでいる。国内FAで西武から移籍してきた涌井について、チーム内では「ずっとロッテにいたみたい」という声が多い。

元々、人見知りな性格。人生初の移籍は、大きな挑戦でもあった。「1日でも早く溶け込みたい」。キャンプ前から繰り返していた言葉だ。石垣島キャンプからの長期遠征中は、休日などを利用してベテランから若手まで幅広い層と、積極的に食事や観光に出かけた。岡山遠征では唐川、益田、藤岡の投手陣だけでなく、4年目の捕手・江村とも食事を楽しんだ。西武時代からの恩師で、涌井が「第2のおやじ」と慕う大迫トレーニングコーチも「ロッテにきたのは、あいつが何か変えようという強い意志があるからこそ。すぐになじむだろうから、大丈夫だよ」と太鼓判を押す。

過去2年は先発としては結果が出せずに苦しんだ。12年は登板55試合のうち先発は3試合のみ(1勝5敗)。昨季は11試合に先発し、5勝だった。だが、まだ27歳。「復活」という言葉を使うには若すぎる。過去に2度の最多勝を獲得し、09年には沢村賞にも輝いた。西武入団時の監督でもある伊東監督は「先発としてしか考えない。あれだけの選手だからね。普通に投げれば勝てる」と言い切った。

2月23日の広島との練習試合(コザしんきん)は3回1失点、3月4日のオープン戦・楽天戦(倉敷)も4回1失点と安定感を発揮し「順調にきている」と確かな手応えを感じている。「左のエースは成瀬さん。右のエースになりたい」。まだ開幕前ではある。だが、早くもチームになじんでいる姿を見ると、移籍の決断は正しかったと確信しているに違いない。

涌井秀章(わくい・ひであき)
1986年(昭61)6月21日、千葉県生まれの27歳。横浜では2年春にセンバツ準優勝。3年夏はエースとして8強入り。04年ドラフト1巡目で西武に入団。2年目の06年から5年連続で2桁勝利を挙げ、07、09年に最多勝を受賞した。1メートル85、85キロ。右投げ右打ち。

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アジャ井上「会って元気出た」G小林効果で2安打[報知]

チームの“風習”を忘れていた。2回1死一塁。中前打を放った井上は、塁上で、ファンの声援に手を挙げて応えられなかった。「自分のことに精一杯で忘れてました」と苦笑いも、本拠地初試合で2安打。打率5割2分4厘で、オープン戦首位打者をキープした。

復活への弾みとなったのは同期の力だ。3日の新人選手研修会で日本生命時代の同僚、巨人の小林と再会。「お互い(プロの壁に)苦しんでいるところだと話した。会って元気が出た」。研修会前の6試合で20打数4安打と不振だったが、5日から4試合では15打数8安打。トンネルを“小林効果”で脱した。

次の目標はQVC初アーチ。「(特有の強風を)突き破る打球を飛ばせないと」。すでに「アジャ」の愛称も定着。応援団も応援歌作成を検討しており、アジャ熱は収まりそうにない。

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ロッテのアジャ井上「数字が自信」マルチ安打でOP戦打率5割[サンスポ]

ロッテはドラフト5位新人の井上(日本生命)が好調を維持し、2安打を放った。2、4回に帆足のチェンジアップを中前打し、オープン戦6試合で打率5割2分4厘。「うまく合わせられた。数字が自信になっている」と喜んだ。

いずれの回も、次打者の二塁打で114キロの巨体を揺らして三塁へ激走し、初の本拠地で大歓声を浴びた。試合後は、1人で一塁の特守にも取り組んだ。開幕1軍が有力で「しっかりアピールすることが重要」と意気込んだ。

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ロッテ・唐川、今季の本拠地初試合で4回9安打4失点[サンスポ]

ロッテ・唐川侑己投手(24)が8日、ソフトバンク戦に先発登板し、4回9安打4失点の内容だった。

沖縄・石垣島キャンプから、沖縄本島、宮崎市、高知市、そして関西遠征と長旅を終えたチームは、今季の本拠地初試合。相手も開幕カードと同じソフトバンクとあり、試合前の伊東監督は「本番モードに切り替えて臨みます」と宣言したが、頼みの右腕がメロメロ。真っすぐを狙い打たれる形で2、3回に集中打を浴び、開幕に向けて課題を残した。

伊東監督
「(唐川に)開幕前に調子が良すぎるのも良くない。打ち込まれていい薬になった。」

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ロッテのアジャ井上2安打で本拠デビュー[ニッカン]

ロッテのアジャこと、ドラフト5位の井上晴哉内野手(24=日本生命)が、本拠地デビュー戦で2安打を放った。

2回と4回に、ソフトバンク帆足から二遊間をしぶとく抜く中前打。その後の2打席は凡退したが、これでオープン戦通算打率は5割2分4厘。それでも「(オープン戦では)本塁打もないですし、打点も少ない。そういうところでしっかりやっていきたい」と、さらなるアピールを誓っていた。

打席には、ゆずの「with you」に乗って登場。日本生命のCMで使われる曲で、「愛社精神がありますからね」と笑顔をみせた。

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ロッテ伊東監督、唐川4失点も“いい薬”[ニッカン]

ロッテ唐川侑己投手(24)がオープン戦初登板初先発した。

4回を投げて9安打4失点。「カウント有利から有利から甘くなったり、苦しい投球になったかなと思う」と振り返った。

この日は開幕カードの前哨戦。自身の課題にまず集中することを考えたが、「もっと厳しいところをどんどん突いていかないといけない。意識していきたいと思う」と表情を引き締めた。

伊東勤監督(51)は、「ずっと状態がよかったから逆に心配していた。今日は打ち込まれたけど、この辺で少し薬を与えておかないと。(ソフトバンク打線相手に)ストライクをそろえすぎると、こういう結果になる。他の投手への教訓にもなったでしょう」と、悲観する様子は全くなかった。

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