わたしはかもめ2014年鴎の便り(4月)

便

4月11日

千葉ロッテ4−3東北楽天(QVCマリン)

ロッテが逆転勝ち。3点を先行された直後の2回、今江の1号ソロとクルーズ、吉田の適時打で同点。5回に今江の適時二塁打で勝ち越した。成瀬が7回1/3を3失点で2勝目。楽天は則本がリードを守れず、3連敗で今季初の借金1。

123456789R
東北楽天0300000003
千葉ロッテ03001000x4

◇成瀬、粘って2勝目

千葉ロッテ・成瀬が粘りの投球で2勝目を挙げた。2回に楽天・ジョーンズのソロや失策絡みで3失点したが、しっかり立て直して8回途中まで追加点を与えなかった。エースは「何とかチームに勝ちがついて嬉しい」と喜んだ。

走者を出してから崩れなかった。6回は1死後松井に右前打を浴びたが、続く枡田を変化球で併殺に仕留めた。走者を2人出して降板したことを悔やんだが、伊東監督は「投打の柱がゲームをつくってくれた」と評価した。

今江
「上手く振り抜けました。今日は打席の中で自分のスイングができている。チームにとって大事な試合。勝ち越しのチャンスで打つことができて良かった。それだけです。」(5回に勝ち越し適時二塁打)
クルーズ
「感じよくスイングできている。練習からセンター中心に心掛けているから練習通りのバッティングが出来たね。」(2回に中越え適時二塁打)

◇荻野貴が登録外れる

◇千葉ロッテの荻野貴が11日、出場選手登録を外れた。右ひざ痛から復帰し6試合に出場したが、20打数無安打と状態が上がらなかった。伊東監督は「不調ぐらいなら(1軍に)置いておくけど、大不調ですから。リフレッシュしてきて欲しい」と話した。

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ロッテ今江が特大140m弾&決勝打[ニッカン]

振りすぎるぐらい思い切り良く振った。2回。ロッテ今江敏晃内野手(30)がとらえた打球は左翼ポール方向にグングン伸びた。ポールの先端よりも上空を通過し、奥の壁に当たった。「今までで1番飛んでると思います」。推定飛距離140メートルの特大アーチだった。

飛びすぎる統一球が問題となる中、派手に飛ばした。「ボールが飛ぶって言われるのは嫌なんですよね。前が飛ばなすぎただけ。僕が出始めた頃はもっと飛んでましたよ」と言いながらも、「ナイスパワー!」のかけ声には「ボールが飛ぶらしいですよ」と照れながら答えた。

飛ばしすぎた本塁打は、チームに勇気を与えた。1回、則本の前に3連続三振。2回に3点を失った直後だった。伊東監督はその時点で「ベンチに恐怖感があった」と表現したほど。だが、この一打が、則本に臆する気持ちを消し去った。

今季は悔しすぎるスタートを切った。左ふくらはぎ筋膜炎の影響から、開幕戦は自宅のテレビで観戦した。一緒に見ていた息子から「パパ、嫌じゃないの?悔しくないの?」と聞かれた。もちろん悔しかった。思いをぶつける場所を求めていた。今江のシーズンが本格的に幕を開ける。

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ロッテ・成瀬、納得2勝目「100球超えても投げられる」[サンスポ]

ロッテの左腕エース・成瀬が今季最長の7回1/3、120球を投げて8安打3失点(自責2)。2回、先頭のジョーンズに一発を浴びたが、3回以降は持ち直した。「試合を作れてよかった。100球を超えても不思議に投げられる感じがした」と2勝目に納得顔。飛ぶボール騒動の再燃には「ウチの打者も飛ぶということですから、条件は同じでしょう」と涼しい顔だった。

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4番のお仕事!ロッテ・今江、マリン自身最長の140M弾!![サンスポ]

これぞ4番のお仕事−。ロッテ・今江敏晃内野手(30)が11日、楽天1回戦(QVCマリン)の2回に反撃の口火を切る1号ソロ。5回には決勝の左翼線二塁打と、2安打&2打点の活躍で今季初めてお立ち台に立った。

衝撃の一発は左翼席後方の壁を直撃する推定140メートル弾。則本から1回に3者連続三振を食らう不穏なスタートだっただけに「あれで勇気づけられた」と伊東監督。今江も「マリンでは1番飛んだ」と自身の“バッケンレコード”に胸を張った。

その一方で、球界ではまたまた『飛ぶボール騒動』。これには今江も「簡単に打てると思われるのは心外。バランスよく、しっかり振り抜けてこそです」と“自信作”をアピールした。

左ふくらはぎ筋膜炎で開幕を2軍で迎えた主砲が完全復活。ロッテの反撃態勢が整った。

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今江140メートル弾は飛び過ぎるボール効果「聞かれると思った」[スポニチ]

今季2戦2勝だった開幕投手の楽天・則本が、まさかの背信投球で3連敗。昨年5月6日以来、340日ぶりに借金1となった星野監督は「(則本は)まだエースじゃないと言ってるのが分かるだろ?あの体たらくではどうしようもない」と酷評した。

暗雲を振り払う超特大アーチに、QVCマリンがどよめいた。3点を追う2回。ロッテの今江が則本の内角直球を捉えると、打球は左翼席上の壁に当たった。飛距離140メートル。「バランス良く振り抜けた。マリンであそこまで飛んだのは初めて」と驚きを隠せなかった。

今季1号ソロが反撃の口火を切り、この回一気に追いつく。さらに同点の5回2死一、三塁では左翼線に決勝の適時二塁打を放った。前日、反発係数が平均で基準値の上限を上回ったと発表された統一球問題。その「飛びすぎるボール」に対し、今江は「それを聞かれると思ったんですよ。まあ、あそこまで飛んでいますからね。でも、(以前が)飛ばなすぎただけですよ」と笑った。

今季は左ふくらはぎの筋膜炎で開幕から出遅れたが、勝負強い4番のバットで鮮やかな逆転勝ち。伊東監督は「今江の一発がチームを勇気づけた。4番の仕事をしてくれた」と目を細めた。借金は2つ残っているが、今江は「こんなもんじゃ、まだまだ足りない」と反撃ののろしを上げた。

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成瀬、ドラ1ルーキーに先越された「完投していかないと」[スポニチ]

ロッテの成瀬が今季最長の8回途中まで投げ、3失点で2勝目を手にした。2回に失策も絡んで3点を失ったが、その後は立ち直った。

120球の粘投を見せ「ゲームをつくらないといけないと思った」と責任感を口にした。ただ、今季のチームの先発陣で完投したのは、ドラフト1位新人の石川だけだ。エースは「先を越されてしまった。完投していかないといけない」と言葉に力を込めた。

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ロッテ今江が反撃1号&V二塁打[デイリー]

4番の仕事だ。ロッテ・今江は反撃のノロシを上げると、勝ち越しの一打もたたき出した。打つべき人が打ち、伊東ロッテは価値ある白星を手にした。

「嫌な流れだった。則本を相手に3点は大きかったから」。重苦しい雰囲気を、一振りで断ち切ったのは、今江だった。2回。3点の先制を許した直後の攻撃。143キロの高め直球を豪快に振り抜くと、打球は左翼の看板上部を直撃する推定140メートルアーチとなった。この特大弾が口火となり、一挙3点と瞬く間に同点に追いついた。

昨季も苦しめられた2年目右腕から、1回は3者三振。伊東監督は「ベンチは恐怖を感じていたけど、あの1発で勇気をもらった」と、値千金の4番の一撃を振り返った。

責任感の強い男は、しっかり勝利へ導いた。5回2死一、三塁では左翼線へ勝ち越し二塁打。借金生活は続くが、4番の2安打2打点で連敗を免れ、大きな勝利を手にした。

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今江「会心」1号!飛びすぎ140メートル弾[報知]

飛びすぎるボールだとしても、衝撃的な一発だった。今江がかっ飛ばした打球は、重力に逆らったまま、左翼席後方の防球壁を直撃した。「僕がマリンで打った中じゃ、1番飛んだんじゃないですかね」。3点を追う2回無死、逆転勝利の号砲となる今季1号ソロ。推定140メートルの特大アーチが、ロッテに本拠地4連勝を呼び込んだ。

前日10日、統一球の反発係数が基準値を上回っていたことが発覚。プロ13年目の今江は「絶対、聞かれると思いました。あれだけ飛んだから」と笑ったあと、こう続けた。「“飛ぶボール”って言われるのが嫌なんですよ。前(11、12年)が飛ばなさすぎただけ。その前はもっと飛んでいたし。飛ぶからって簡単に打てる訳じゃないんです。打つのは大変なんですよ」。

同点の5回には左翼線へ勝ち越し二塁打を放ち、4番の仕事を全うした。今季は左ふくらはぎ筋膜炎で開幕2軍スタート。開幕戦をテレビ観戦していると、長男の陸斗君(8歳)に「嫌じゃないの?悔しくないの?」と言われ、返す言葉がなかった。4月1日に1軍昇格。父の威厳を保つためにも、背番号8は「取り返す」と心に誓った。

楽天のエース・則本相手に3点差から逆転。伊東監督は「初回の3者連続三振でベンチは恐怖を感じていた。あの一発でチームが勇気を持った」と千両役者に最敬礼した。試合後、ヒーローは「僕はホームラン打者じゃない。チャンスで走者をかえすことが大事」と気を引き締めた。アーチより、飛距離より、チームを勝利に導く一打。今江が描く4番像は、飛ぶボールでも変わらない。

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今江、追撃の特大弾にニンマリ「風に乗ったんじゃない?」[スポニチ]

ロッテの今江が“4番の力”を見せつけた。3点を先制された直後の2回、先頭で打席に入ると、楽天先発・則本の高め直球を強振。打球は左翼スタンド上段に届く、特大の今季1号ソロで反撃のノロシを上げた。

「たまたまです。風に乗ったんじゃないですか?」。試合後のお立ち台で笑った今江。それでも、この一発が打線に火をつけた。角中、クルーズの連続長単打で加点、さらに吉田の右前適時打で一気に同点に追いついた。

さらに今江は5回、勝ち越しの左翼線二塁適時打。そのバットで楽天のエース・則本を打ち破った。「(5回は)チャンスだったんで何とか打とうと打席に入った。チームが勝てたことが嬉しいです」。

頼れる4番に伊東監督も言葉を弾ませた。「先制されたが、すぐに同点に追いついて。4番・今江の一発が、チームを勇気づける一発になった」と称賛していた。

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成瀬“今季最長”8回途中まで3失点、粘投で逆転呼んだ![スポニチ]

9回、楽天・岡島が左飛に倒れたのを見届けると、ロッテ・成瀬はベンチでホッとしたような笑顔を浮かべた。7回1/3を投げ8安打3失点で今季2勝目。何よりもエースとしての役割を果たせたことを喜んだ。

「何とかチームに勝ちがついて嬉しかった」。3月28日の開幕・ソフトバンク戦(ヤフオクD)では4回1/3で12安打6失点の黒星。2試合目の4日、日本ハム戦(QVC)では今季初勝利を挙げたものの、5回1/3で5安打2失点。「2試合とも5回しか投げていない…」。エースとして、先発として、自分の役割を果たせなかったことを悔やんだ。だからこそ、この日は8回途中まで粘り強く投げ、チームを逆転勝利に導いたことが嬉しかった。

とはいえ「ランナーを出してイニングの途中で代わることが、1番してはいけないこと」と次戦に向けて反省した成瀬。2回に3点を失った直後、すぐに同点に追いついた打線に「すごく感謝しています」と頭を下げた。

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ロッテ今江、2回1号ソロ「会心です」[ニッカン]

ロッテ今江敏晃内野手(30)が2回、1号ソロを放った。高めの速球を引っ張り、左翼ポール上を通る特大アーチをかけた。

「会心です。先に点を取られたので、とにかく追いつくことだけを考えていた。ホームランをきっかけに、いい攻撃ですぐ追いつけたのは大きい」と喜んだ。

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ロッテ・クルーズ、3戦連続二塁打に自賛[ニッカン]

ロッテ・ルイス・クルーズ内野手(30)が3試合連続となる二塁打を放った。

真ん中高めの速球をたたくと、ライナーの打球が中堅の左を抜けていった。

「今はいい感じでスイングができている。練習から、センター中心に心がけているから、練習通りの打撃ができたね」と自画自賛した。

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ロッテ吉田、2回に適時打でプロ初打点[ニッカン]

ロッテ吉田裕太捕手(22)がプロ初打点を挙げた。

1点を追う2回2死三塁、初球のスライダーを右前へ運んだ。「スライダーが頭にあったので、うまく対応することができたと思います。初打点がいいところで、同点タイムリーになりましたが、それよりも守備です。これ以上、点を与えないようにしっかり守っていきたい」と、自ら引き締めた。

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替え球ない飛び過ぎ統一球“違反”継続[ニッカン]

今季のプロ野球公式戦で使用されている統一球の反発係数が規定を上回り飛びやすくなっていた問題で、熊崎勝彦コミッショナー(72)が11日、東京都内の日本野球機構(NPB)で会見し、騒動について謝罪した。製造するミズノ社による原因調査、第三者機関の再検査の結果を待って、今後の対応を決める方針だ。ただ、“違反球”であることが確認されても、代替球がないため、当面は現行のボールを使用するとした。

NPBの執務室で会見した熊崎コミッショナーは神妙に頭を下げた。「お騒がせして誠に申し訳ない。(製造するミズノ社だけではなく)NPBにも管理者側として品質管理の責任がある」。昨年、統一球問題が世間を騒がせたこともあり「寝ても覚めても統一球は大丈夫かという気持ちでいた」と言う。開幕前の3月19日、NPBが非公式に検査を行い、規定内に収まる数値(0.421)を示していたことも明らかにした。それだけに、前日判明した今季第1回の検査結果には「ちょっとびっくりしました」と困惑を隠さなかった。

まずは、徹底的な原因究明に努めると同時に、第三者機関による再検査を見守ることになる。今月中には結果が判明する見込みだ。しかし、アグリーメントに違反するボールであることがあらためて確認されたとしても、代替球がなく、現行の球を継続して使用せざるを得ない。統一球の製造は手作業で、熟練の職人が1時間に4個しか作れないという。熊崎コミッショナーは「(在庫の)1万数千ダースのボールを使っていくしかない」と話した。

熊崎コミッショナーは「(品質管理に)ものすごい神経を使ってきたことは事実だが、これでは不十分だということに今回気付きました」と、抜き打ち検査の実施時期や回数の見直しを示唆した。これまでシーズン中だけだった検査を、オープン戦期間中にも行うことを検討。開幕前に結果を公表すれば、今回のように規定をオーバーしていた場合でも現場の混乱は最小限にとどめることができる。12球団の代表者が集まる14日の理事会で議論される予定だ。

NPBは16年の公式戦で使用する統一球の製造メーカーを、複数の企業を競い合わせて決定する方針を固めている。熊崎コミッショナーは「今回の件とは関係なく既に決まっていたことだが、オープンコンペになるのは、大変いいことだと思う」と期待した。今回の問題を機に、さらに統一球の品質向上に対する意識を高める。

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「飛び過ぎ統一球」保存状況、気候が影響の可能性も[スポニチ]

統一球の反発係数がセ・パ両リーグのアグリーメントに定められた上限より高い数値を示した問題で、熊崎勝彦コミッショナー(72)が11日、都内の日本野球機構(NPB)で会見を行い、「寝ても覚めても統一球は大丈夫かと思っていたので、正直驚いた。お騒がせして誠に申し訳ない」と謝罪した。

現在は原因究明を指示した製造メーカーのミズノ社の報告を待っている状況。また、10日に行われた6球場から抽出した統一球の再検査結果には1週間から10日を要する見込みで、「代替の球がないので結果が出るまで使うしかない」と当面は現在の球を継続して使用する考えも示した。

NPBはこの日、開幕前の3月19日に日本車両検査協会で非公式の検査を行っていたことを明らかにした。1ダースの平均値は0.421で、上限(0.4234)に近いが基準値内だった。また、ミズノ社の内部検査でも基準値内だったという。

今回の検査は開幕2戦目となる3月29日の6球場から抽出したボールを使用したが、各球場の気温、湿度や保存状況なども影響した可能性もある。熊崎コミッショナーは「ボールは生き物。誤差は出るという指摘はあるが、NPBには品質の管理責任がある。細かく、高度にやっていく必要がある」と話し、逐一情報を開示していくことを約束。再検査でも基準値以上の数値が出た場合の対応策については「まずは原因を究明したい」と態度を保留した。

ミズノ社広報宣伝部
「各方面で調査している段階。原因を解明しなければご報告できない。現時点では確認中としかお答えできません。」

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再来年以降使用する統一球のコンペ、来年初めまでに[スポニチ]

NPBの井原敦事務局長は、16年以降に使用する統一球の供給メーカーを決めるオープンコンペティションを来年初めまでに行うことを明らかにした。

「(選手の準備のため)15年の秋季キャンプで使用するためには15年4月から生産を開始しないといけない」と説明。今回の検査結果との関係について熊崎コミッショナーは「予定していたことで関係は全くない」と否定した。

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統一球メーカー決定コンペ開催へ[デイリー]

プロ野球の熊崎コミッショナーは11日、2016年の統一球について、来年初めまでに供給メーカーを決定する「オープンコンペティション」を開催することを明らかにした。コンペは11年に統一球導入後、初の開催。来季については、すでにミズノ社の契約を更新する方針で「ミズノさんもこういうことがあり原因究明と品質管理について、真剣に取り組まれていると思う」と話した。

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熊崎コミッショナーもタマげた[デイリー]

統一球の反発係数が規定の上限値を超えていた問題で、プロ野球の熊崎勝彦コミッショナー(72)が11日、都内で報道陣に対応し、騒動について謝罪した。日本野球機構(NPB)が3月のオープン戦期間中に行った検査では規定内に収まっていたことを明らかにし、想定外の事態に困惑。原因究明に全力を注ぐ考えを示した。

驚きを隠せなかった。10日夕、統一球が飛びすぎる“違反球”だったことが判明。一夜明け、熊崎コミッショナーは「エッと思いました。ご迷惑をおかけし、誠に申し訳ない。全ての批判は私が受けます」と謝罪した。

昨年、NPBの信頼を失墜させた統一球問題。それだけに、開幕前から慎重に準備を進めてきた。ミズノ社には昨年と同じ仕様にするよう何度も確認。3月19日には、今季使用する統一球の反発係数を非公式に検査した。結果は0.421で、基準値の上限(0.4234)に収まっていたという。

だが、開幕2戦目に使用された統一球の平均値は0.426。飛距離にして、昨季より約2メートル伸びていることになり「ものすごく神経を使ったが不十分だった。品質管理の高度化を目指さなければいけない」と猛省した。

現在はミズノ社に原因究明を指示し、第三者機関に反発係数の再検査を依頼。この日、同社は午前中から対策会議を重ねた。同社広報担当は「今のところ、調査中です」とコメントした。

統一球は技師による手作業で、1時間に4個の割合で製造される。代替球はなく、当面は“違反球”のまま試合が行われる。熊崎コミッショナーは「再検査を徹底的にやりたい」と原因究明に全力を注ぐ考えを強調した。

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熊崎C、違反球に「えらいホームランが出るな」、保管方法に問題か[サンスポ]

今季1軍の試合で使用している統一球の反発係数を検査した結果、基準値を上回っていたことを受け、日本野球機構(NPB)・熊崎勝彦コミッショナー(72)が11日、東京・港区の事務局で会見した。開幕直後に発覚した問題に「申し訳ない」と陳謝。オープン戦期間中の3月19日の検査では基準値内に収まっていたため、「保管方法に問題がある」可能性を示唆した。また、代替のボールはなく、当面は“違反球”の可能性があるボールも継続して使用する方針も明らかにした。

衝撃の事実発覚から一夜明け、熊崎コミッショナーが午前中に会見した。統一球を飛びやすく変更しながら公表していなかった昨年に続く騒動を、ファン、球界関係者に陳謝した。

「お騒がせし、ご迷惑をお掛けしていることを申し訳ないと思っております。すべての批判は私が受けます」。

前日10日。NPBは開幕2戦目の3月29日に実施した抽出検査で、6球場中5球場でアグリーメント(申し合わせ事項)で定められた上限(0.4234)を超えたことを公表した。

「正直言って、えっと思いました。えらいホームランが出るな、ボールが飛ぶときがあるな、と率直な気持ちはあった」。

実は、NPBは3月19日に非公式にボールを測定していた。規定の0.4034〜0.4234内に収まる『0.421』の回答を得ていたが、開幕後の第1回の抜き取り検査の結果は上限を超えていた。

関係者によると、反発係数が0.001増すと、飛距離は20センチ伸びるとされる。

「ボールは生き物なので、どんな保管がされるかによっても、状態が違ってくる。(各球団、球場で)保管状況がどうなっているかも大事」と改善策を明らかにした。

代替のボールはなく、当面は規定に違反したボールを使う。ミズノ社とは来シーズンまでボール使用の契約を結んでおり、即時のメーカー変更はできない。再来年以降はオープンコンペでメーカーを決定するが、「公式戦が始まる前に、きちっと公式検査をすべき」として、来年はオープン戦でも抜き打ち検査の実施を打ち出した。

「管理者側として品質管理の責任。ボールとバットは野球選手の命。アグリーメント上の反発係数内に収められるように、是正しなければいけない」。

ミズノ社との原因究明と、再検査の結果を待つしかないが、早期の事態収拾が求められる。

◇各球団の保管事情は

東京ドームではミズノ担当者が毎カードで約30ダース分を三塁側通路にある審判室に納入。部屋の中で保管され、ファウルやボールの損傷で足りなくなった場合は、そのつど、補充している。

ヤクルトの場合も3連戦の初戦にミズノ関係者がボールを神宮球場に持ち込み、審判室に保管。DeNAでも、試合ごとにミズノ関係者がボールを運んで来て、審判に直接、手渡している。

6球場で唯一反発係数が基準内だった西武の場合は、ボールを常時、隣接する西武第2球場の入口に保管。試合ごとに、ミズノの担当者が取り出し、西武ドームに持っていき、審判に渡している。

西武関係者は「保管に関しては特別なことはしていない。ウチは発注の時期がズレたために、反発係数の低いボールだったのかもしれない」と明かした。

◇ミズノ社は

NPBから原因の究明を指示されたミズノ社はこの日、会見を開かなかった。社内では対策会議を開き、今後の対応を協議した。同社の広報宣伝部の担当者は、「昨日の夜から社内で事実関係を確認中です」とコメントした。

規則は
プロ野球アグリーメント第8章第32条(抜粋)
(1)
選手権試合の使用球はコミッショナーが指定した統一試合球を使用しなければならない。
(3)
統一試合球への日付の押印、スポンサー名の捺印、印刷等については、届出制として、都度実行委員会に上程し諮ることとする。この場合は縦1センチ、横3.5センチ以内とする。
統一球
日本野球機構(NPB)が、国際大会への対応などのために2011年から導入。ミズノ社製で、中心のコルク芯を覆うゴム材を低反発素材に変更。縫い目の幅を1ミリ広く、高さを0.2ミリ低くし国際球に近づけた。セ・パ両リーグのアグリーメントで定められた今年の反発係数の基準値は「0.4034〜0.4234」。

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熊崎コミッショナー、違反球問題で「原因究明を依頼」[スポニチ]

統一球の「反発係数」が規定よりも飛びやすい数値を示していた問題を受け、熊崎勝彦コミッショナー(72)が11日、都内のNPB事務局で会見。統一球はオープン戦期間中に同事務局で非公式の検査を行ったことを明らかにした。

日本車両検査協会に依頼し1ダース分行い、3月19日に出た結果は反発係数0.421。セ・パ両リーグの定めたアグリーメントの基準値内に収まっていた。だが、非公式であったことから、10日のNPB会見では公表しなかったという。

熊崎コミッショナーは「(製造メーカーである)ミズノ社に対しては原因の究明を依頼した」と述べ「NPBにも品質管理の責任はる」「もっと細かく高度にやっていく必要がある」とした。

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飲食メニューも大人気。アジャ井上丼、新登場[千葉日報]

千葉ロッテマリーンズ注目のドラフト5位ルーキー・井上晴哉内野手プレゼンツの飲食メニュー・「井上晴哉 満腹丼」がついに4月11日楽天戦よりQVCマリンフィールドで発売となった。4月4日の日本ハム戦で猛打賞を放ち、5連敗中だったチームに初勝利をもたらすなどの活躍で初のお立ち台を体験。人気は急上昇中とあって新人では異例の飲食メニュー登場となった。

井上選手は「嬉しいし、美味しいッス。こういう選手名が付くスタジアムの食べ物に憧れがありました。お立ち台に上がれてよかったッス。結構、ボリュームがあって、満腹します。ファンの方々に沢山買ってもらえるよう頑張ります」。

定価は980円(税込)。沖縄産アグー豚のバラ肉を使用。アグー豚の脂身の甘みを実感できる一品で沖縄産源流塩とブラックペッパーがより甘みをアップさせている。また、付け合せの島らっきょうと広島県産レモンがさらに食欲を増進させてくれる。

ちなみにレモンが付いているのは広島県のレモン生産量日本一であることから。これは同選手の「広島はレモンが有名なので、レモンですよ。豚肉が塩味なのでレモンが合いますよ」というアドバイスに基づくもの。球場内2階内野一塁側1番・2番 通路の間にある飲食店で販売しており、QVCマリンフィールドの新たな名物飲食となりそうだ。

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