ロッテが9回に2点差を追いつき、延長12回引き分け。0−2の9回に大松の二塁打とサブローの右前打で同点とした。ソフトバンクは6、7回に長谷川の適時打などで計2点を先行したが、摂津が最後に崩れて逃げ切れなかった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | R | |
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福岡ソフトバンク | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 2 |
千葉ロッテが2点を追う9回の土壇場で同点に追いついた。
ベテランが意地を見せた。1死後、井口が左翼線二塁打で出塁すると、大松がここまで苦しめられた摂津から右方向に適時二塁打。2死一、三塁と好機は広がり、サブローが代わった五十嵐の2球目の145キロを右前に転がす同点打を放った。
勝負強さを見せた大ベテランは「一、二塁間が開いていたから狙っていった。この雨の中で応援してくれているファンの為にも何とかしたかった」とコメントした。
9回1死から追いつくも、結局は延長12回ドロー。伊東監督は「負けなくてよかった。少しずつよくなっているということ…」と前を向いたが、9回は同点としてなお2死一、二塁でD5位・井上(日本生命)が空振り三振。12回も無死一塁で岡田のバントが小飛球となり最悪の併殺。「ウチの駒が弱すぎ。だから勝ちきれない」。この日のベンチ入り23人中、22人を使った総力戦も実らず、最後はコーチ室の扉に「ドスッ!」と重いパンチを見舞った。
ロッテは敗色濃厚だった9回に同点に追いついたが、勝ちきれずにドロー。
伊東監督は「負けなくて良かった。よく9回に追いついた」と振り返ったが、延長12回、無死一塁で岡田がバント失敗で併殺。指揮官は「そういうことができていないから、勝ち越すのは難しい」と、厳しい表情で会見を切り上げた。
またも勝てなかった。同点で迎えた延長12回無死一塁。サヨナラの好機に岡田が試みた送りバントは三飛となり、併殺。チャンスは一瞬で消えた。4時間超の熱戦も引き分け。伊東監督は「最後は無死から(走者が)出たけど送れない。あれでは勝ち越すのは難しい」と厳しい表情で言った。開幕カードで3連敗を喫したソフトバンクへの雪辱は、ならなかった。
総力戦だった。9回、1点差に迫り、なおも2死一、三塁。サブローの右前適時打で同点に追いつき、延長戦へ。最後は野手を使い切った。11回に里崎が死球を浴び、あわや捕手がいない事態となりかけた。だが指揮官は「痛くてもかゆくても出てもらわないと。(代わりが誰かとか)そんなことは考えていない」と鬼の一面を見せた。
「負けなくてよかったけど、最後はコマ不足」と伊東監督は不満顔。勝利でしか、開幕3連敗の屈辱は消せない。
ロッテは粘りも実らず、今季初の引き分けに終わった。2点を追う9回に大松の右翼線二塁打とサブローの右前適時打で同点とした。
伊東監督は「負けなくてよかった。最後の粘りが少しずつ出てきた」と土壇場での奮起を評価した。ただ、延長戦は好機を生かせなかった。12回も先頭打者が出塁したが、岡田が送りバントを失敗して併殺。指揮官は「そういうことができないと、勝ち越すのは難しい」と渋い表情だった。
ロッテは2点を追う9回、1死走者なしから同点に追いつき、引き分けに持ち込んだ。伊東監督は「負けなくてよかった。最後の粘りが少しずつ出てきた」と土壇場での奮起を評価した。
ただ、延長戦に入ってからは好機を生かせなかった。延長12回も先頭打者が出塁したが、岡田が送りバントを失敗して併殺となった。指揮官は「そういうことができないと、勝ち越すのは難しい」と渋い表情だった。
ロッテ1・サブロー外野手(37)が値千金の同点適時打を放った。9回2死一、三塁、カットボールを右前へはじき返した。
「一、二塁間が広く開いていたから狙っていった。この雨の中、応援してくれているファンのためにもなんとかね。一気にいきたかったけど、まだまだ。次の打席へ気持ちを切り替えているよ」と気持ちを途切れさせなかった。
セ、パ両リーグは18日、今季の交流戦(5月20日開幕)からセ・リーグ主催試合でのみ指名打者(DH)制を採用すると発表した。交流戦開始10年目の企画として選手会からの提案も受けて実施。セ・パでDH制を入れ替え、各本拠地球場に訪れるファンに、いつもと違った試合風景を見せることが狙い。
会見に出席したセ・リーグ理事長、DeNAの三原取締役事業本部長兼連盟担当は「新しい野球にチャレンジして、ファンに楽しんでいただくため」と説明。パ・リーグ理事長、オリックスの村山常務取締役連盟担当は「まず今年度試してみて、状況を見て再度、検討させてもらう」と来年以降についてはファンの反応を見て決めると話した。
セ、パ両リーグは18日、今季10年目を迎える交流戦の特別企画として、指名打者(DH)制を普段のリーグ戦とは逆にしてセの主催試合で採用し、パの主催試合では実施しないと発表した。
日本プロ野球選手会の発案。パの理事長を務めるオリックスの村山良雄球団常務は「ファンが主催球場で見られなかった試合のつくり方、選手を見て楽しめる。来季以降は状況を見てファン、現場の声を聞いた上でどうするか検討したい」と説明した。
セ・パ両リーグが18日、今季の交流戦はセが指名打者(DH)制を採用し、パが採用しないと正式発表。それに伴い両リーグのアグリーメントも改訂した。
指名打者制のリーグ間入れ替えは今年3月の選手関係委員会で選手会側から「こういうことも考えられる」と提案され、12球団が議論。交流戦10年目を記念して「セ・パの球場で違う野球の形を楽しんでもらえる」と承認した。DH制はセ・リーグの主催公式戦では初めての採用となるが、三原一晃理事長(DeNA球団取締役)は「(レギュラーシーズンまで)広げていこうということは今のところはない」と話した。
交流戦は5月20日にパの本拠地6球場で開幕し、6月22日まで昨季と同様に各カード4試合(ホーム、ビジター各2試合)で、各チームが計24試合を行う。
セ・パ両リーグは18日、今季10年目を迎える交流戦で、セ・リーグ球団主催試合で指名打者(DH)制を採用し、パ・リーグ球団主催試合でDH制を採用しないと発表した。
パの理事長を務めるオリックスの村山良雄球団常務は選手会の提案が導入のきっかけになったと明かし、「交流戦を盛り上げるための1つのアイデア。(来年以降は)お客さんの声、現場の声を聞いた上で検討していきたい」と説明した。
交流戦は5月20日にパの本拠地6球場で開幕。6月22日まで各カード4試合(ホーム、ビジター各2試合)で、各チームが24試合を行う。
プロ野球セ、パ両リーグは18日、今季10年目を迎える交流戦の特別企画として、指名打者(DH)制を普段のリーグ戦とは逆にしてセの主催試合で採用し、パの主催試合では実施しないと発表した。
日本プロ野球選手会の発案。パの理事長を務めるオリックスの村山良雄球団常務は「ファンが主催球場で見られなかった試合のつくり方、選手を見て楽しめる。来季以降は状況を見てファン、現場の声を聞いた上でどうするか検討したい」と説明した。
交流戦は5月20日にパの本拠地6球場で開幕し、6月22日まで昨季と同様に各カード4試合(ホーム、ビジター各2試合)で、各チームが計24試合を行う。
日本野球機構(NPB)は18日、プロ野球の今季の統一球が規定より飛びやすくなっている問題を受けた再検査の結果、反発係数の平均値が規定上限の0.423だったと発表した。
再検査は10日に6球場から抽出した球で行われた。3月29日に集めた球で実施した検査では5球場で規定を上回って平均値が0.426だったが、再検査では3球場だった。NPBの井原敦事務局長は「あくまで参考にする。使われた全ての球が基準を超えていたのではなく、かなりのボールが基準内だったといえると思う」と話した。
日本野球機構(NPB)は18日、今季1軍で使用しているボールの反発係数が規定より高い数値を示した問題を受け、日本車両協会で再検査を行った。今回のボールは問題発覚日の4月10日に6球場から抜き取った計72球で、平均値は規定値上限の0.423に収まった。
前回は6球場中、5球場で規定値を上回った。今回は3球場で規定値を上回ったが、6球場の平均では範囲内に収まった。井原事務局長が「1度目の検査でお騒がせして申し訳ないが、17日の段階でかなり話は進んでいる」と話す通り、製造元のミズノ社が17日に在庫ボールの反発係数検査を行い、今月末から適合球を各球団に納入できるメドは立っている。この日の検査はあくまで参考値扱いとなる。
日本野球機構(NPB)は、10日に公式戦が行われた6球場で抽出した6ダースの統一球を日本車両検査協会で検査した結果を18日に公表。平均値は0.423で上限いっぱいながらセ・パ両リーグが定める0.4034〜0.4234の基準値に収まっていた。
3月29日に抽出したボールは6球場中5球場で基準値を超えたが、今回は3球場に減少。NPBの井原敦事務局長は、今月末をめどに全球を入れ替える方針に変更はないとしながら「全ての統一球が基準の範囲外という訳ではなかった」と見解を示した。
また、パ・リーグの村山良雄理事長(オリックス球団常務)は統一球の反発係数の基準値を定めたアグリーメントは当面改定しない考えを明かし、「基準値は昨年のこと(無断変更)を踏まえて公表している。今替えれば“またか”と思われかねない」と話した。