わたしはかもめ2014年鴎の便り(4月)

便

4月21日

ロッテ「お立ち台NO.1」表彰へ[ニッカン]

幕張のリアル半沢直樹こと、ロッテ山室晋也球団社長(54)が球団改革に動いた。21日、新たにベストヒーローインタビュー賞を設けることを公言した。月毎にヒーローインタビューのトークが面白かった選手をファンに選んでもらうもの。野球のプレーだけでなく、コメント力、パフォーマンス力のある集団となってファンを喜ばせる。

キャンプから、各球団のファンサービスを視察してきた山室球団社長が、ついに改革に乗り出した。「ヒーローインタビューは野球観戦のクライマックス。これまでよりもさらに、より選手とファンで盛り上がって欲しい。盛り上がるほど、お客さんであるファンの満足度は上がるはず」と、新たにベストヒーローインタビュー賞を設けた。

球団公式ホームページで投票を受け付ける。QVCマリンのお立ち台に上がった選手の中から、最も面白かったとファンに認定された選手に、社長賞として賞品が贈られる。賞品は社長が独断で決める予定。さわやかなトークであれば、ロッテのアイス「爽」を1年分。ビックリするような話だったらビックリマンチョコ1年分などといった形だが、社長が腹を抱えて笑うようならば、ポケットマネーが飛び出す可能性もあるという。

球界では前代未聞のトークの表彰。山室社長は「12球団一のトークを発揮して欲しい。パフォーマンス力、コメント力を上げて、本当のヒーローになって欲しい」と狙いを説明した。今回のアイデアのきっかけとなったのは開幕戦でソフトバンク内川のお立ち台を見たこと。ファンとともに「1、2、3、俺がやる」と叫ぶ姿に良さを感じた。

ロッテには決めぜりふのある選手が少ない。G.G.佐藤の「キモティー」くらいしかなく、新たな決めぜりふの定着も社長は求めている。リアル半沢直樹の山室社長の前で「倍返しだ!」と叫ぶ選手も、出てくるかもしれない。

幕張の半沢直樹
ロッテ山室晋也球団社長は、元みずほ銀行の銀行員で、16期中15期も在籍していた支店を営業成績トップに押し上げた実績がある。そのやり手ぶりから「幕張の半沢直樹」と呼ばれている。球団社長就任後もやり手ぶりは変わらず、スポンサー集めに奔走した。みずほ銀行、東京西川といった大手の広告看板契約を取り付け、1月に就任してから開幕までの3カ月で1億円をかき集めた。また、みずほ銀行時代、ある支店に勤務していた時、口座の取引があった俳優の堺雅人がふらっと窓口を訪れたことがあったという。個室で世間話をし「いつか、銀行員の役をやってみたい」と言った堺雅人に、銀行内部を案内してあげたのは山室社長。半沢直樹の役作りにも一役買った。

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お立ち台で盛り上げろ!ロッテ選手に「社長賞」[サンスポ]

ロッテは21日、ファン投票による『月間ベストヒーローインタビュー賞』を緊急に設けると発表した。みずほ銀行出身の“マリンの半沢直樹”こと、山室晋也球団社長(54)の発案による「社長賞」で、受賞選手に賞品を贈る。

アイデアマンの同球団社長は「ヒーローインタビューは野球観戦のクライマックス。そこで盛り上がればファンの満足度はもっと上がる」と着目。選手の意識改革、士気高揚を促す意味も込め、毎月、球団公式サイトで“つかみOK”のコメントをファンに投票してもらう。

対象はQVCマリンの試合で、第1回(4月分)は23日のオリックス戦後から投票開始(5月上旬に発表予定)。ちなみに、賞品は「爽やかなトークだったのでロッテアイス『爽』を1年分」など、お立ち台でのパフォーマンスに応じて用意する。

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ロッテ、ファン盛り上げろ!社長発案「お立ち台賞」制定[スポニチ]

ロッテの山室晋也球団社長(54)が21日、球団初の「社長賞」を制定した。名付けて「月間ヒーローインタビュー賞」。最も印象深かった試合後のヒーローインタビューを各月毎に球団公式サイトで募り、最多得票者には賞品を贈呈する。選手にファンサービスの意識を高めてもらうことが目的で、「社長賞」を狙った奇抜なパフォーマンスが誕生するかもしれない。

元みずほ銀行執行役員で、「リアル半沢直樹」と称される山室氏は今年から新社長に就任。「ファンサービス日本一」を掲げ、開幕から他球団の球場に足を運んで理想のスタイルを模索している。発案のきっかけは、3月28日のソフトバンクとの開幕戦(ヤフオクドーム)での内川のパフォーマンス。お立ち台で大分弁で挨拶し、「ワン、ツー、スリー、俺がやる!」で盛り上げた姿に刺激を受けた。

「うちのヒーローインタビューはおとなしい。もっとファンと一緒に盛り上がらないと駄目。12球団No.1のトークを発揮してもらわないと」。爽やかなトークにはアイスクリーム「爽」を、びっくりするようなパフォーマンスには「ビックリマンチョコ」など、ロッテ製品1年分が贈呈される。

大胆企画に選手も前向きだ。20日にお立ち台に上がったドラフト1位右腕・石川は「景品をもらえれば、ファンにプレゼントしますよ」とノリノリ。「キモティ〜」の決めぜりふが有名なG.G.佐藤は現在2軍だが「俺のためにあるような企画じゃん!ウズウズしてきた!早く1軍に上がりたいよ」と歓迎した。試合で活躍できなければありつけない栄誉。これで成績が上がれば申し分なし?

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ロッテが面白お立ち台トークに賞品![デイリー]

ロッテが「月間ベストヒーローインタビュー賞」を設けることが21日、分かった。本拠地開催試合のお立ち台で、最も面白いトークやパフォーマンスを見せた選手を、月毎にファン投票で選出。山室晋也球団社長(54)から“スペシャル”な社長賞が贈呈される。

提案した同社長は、「ヒーローインタビューは野球観戦のクライマックス。盛り上がれば、ファンの満足度も上がるはず」と狙いを説明。ソフトバンクの内川が開幕戦のお立ち台で絶叫した「1・2・3 俺がやる!」を例に挙げて期待した。

注目は賞品。素晴らしいトークには「のどを潤すようにロッテ商品『のど飴』1年分」などユニークだ。23日のオリックス戦終了後、球団HPで第1回投票を開始。5月上旬に発表される。

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ヒーローインタ賞を設置!毎月ファン投票、試合後も見逃せない[報知]

ロッテの山室晋也球団社長(54)が21日、本拠地でのヒーローインタビューが面白かった選手を表彰する「月間ベストヒーローインタビュー賞」の設置を表明した。選手の「言葉力」を磨くため、球団ホームページ(HP)で毎月ファン投票を行い、お立ち台トークの“センター”を競わせる。

みずほ銀行の元支店長、執行役員なども務めた経歴から“半沢直樹”を自任する山室社長が、AKB48ばりの争いを仕掛けた。きっかけは3月28日のソフトバンクとの開幕戦(ヤフオクD)。内川の「1、2、3、俺がやる!」という、球場のファンを巻き込んだパフォーマンスに魅了された。「ヒーローインタビューが盛り上がるほど、ファンの満足度は上がる。12球団一のトークを発揮してもらいたい」。ロッテの選手にも、ファンを巻き込んだトークを期待している。

投票1位の選手には、トーク内容に応じて社長賞を贈ると決めた。素晴らしいトークには喉を潤す「のどあめ1年分」、ビックリするトークなら「ビックリマンチョコ1年分」という具合だ。4月の本拠地最終戦となる23日のオリックス戦後、早速球団HPで投票を実施。5月上旬に第1回受賞者を発表する予定だ。

今月2度のお立ち台に上がったドラフト1位の石川は「次のお立ち台は何か考えておきます。賞を取ったらお客さんに還元しますよ」と受賞を宣言した。総選挙1位の座をかけたチーム内舌戦が始まるかも。

◇お座敷個室好評

ロッテの本拠地・QVCで今年から新たにオープンした畳敷き個室観戦席「お座敷ボールパーク」が好評だ。一塁側内野席で3部屋(定員8人)設けられているが、4月は全部屋が完売。5月も15日のソフトバンク戦の残り2部屋を残すのみ(21日現在)となった。

改装費150万円をかけて造った座敷部屋は、現在販売をしている6月1日までの予約を含む稼働率は97.6%と高い。6月からは1部屋4万円(巨人、阪神戦は5万2000円)で販売される。

◇今季、印象に残った?ロッテ選手のインタビュー

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ロッテ「始球式プロポーズ」6・1実地へ[ニッカン]

ロッテは21日、プリモ・ジャパン株式会社とのイベント「始球式プロポーズ」を6月1日にQVCマリンで実施することを発表した。

男性が「ストライクが取れたら、プロポーズをさせてください」などの決意表明をした後に始球式を行い、サプライズのプロポーズを行うもの。今回、実際にサプライズプロポーズを行うカップルの募集を開始。詳しくはプロポーズ準備室まで。

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ロッテ、畳部屋のお座敷観客席が人気[ニッカン]

ロッテがこの4月から売り始めた畳部屋の観客席が、予想を上回る人気を集めている。

球団は21日、異例の発表を行い、現在、売り出している6月1日までのでは、5月15日のソフトバンク戦の残り2部屋をのぞいて、完売したことを明らかにした。

正式名称を「お座敷ボールパーク」という畳部屋は、一塁側内野席上段に位置し、3部屋が稼働中。定員8人で、小さな子供でも安全なことなどから、人気となっている。

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ロッテ、毎年恒例「始球式プロポーズ」を募集[サンスポ]

ロッテは21日、本拠地・QVCマリンで毎年恒例となっている『始球式プロポーズ』を6月1日の横浜DeNA戦に開催すると発表。実際に同イベントで、サプライズのプロポーズを行ってみたいというカップルを募集する。

これは、ブライダルジュエリー専門店「アイプリモ」が、プロポーズの日である6月1日に、彼女との一生の思い出となるプロポーズを特別な日とする考えから実施するイベント。カップルには試合開始前、グラウンドに降りてもらい、男性の始球式で決意と根性を披露してもらう。

同イベントは、今年で3回目。詳細は「アイプリモ プロポーズ準備室」まで。

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ロッテ、恒例の始球式プロポーズ、今年は6・1DeNA戦[スポニチ]

ロッテは21日、毎年恒例となっている始球式プロポーズを6月1日のDeNA戦で開催することになったと発表した。

それに伴い、このイベントで実際にサプライズプロポーズを行うカップルの募集を開始。ブライダルジュエリー専門店「アイプリモ」がプロポーズの日である6月1日に彼女との一生の思い出となるプロポーズを特別な日とするお手伝いをしたいとの思いから実現したイベントで、カップルの二人には試合開始前にグラウンドに降りてもらい、男性から「ストライクが取れたらプロポーズをさせてく ださい」などの決意表明の後に始球式を行い、成功後にプロポーズの言葉と共に、婚約指輪を渡してもらう段取りとなっている。

本イベントのQVCマリンでの実施は今年で3回目。詳しくはアイプリモ プロポーズ準備室まで。

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ロッテ、畳敷き観戦席「お座敷ボールパーク」好調!4月分は完売[スポニチ]

ロッテが今季から新たに導入した畳敷き個室観戦席「お座敷ボールパーク(一塁側内野席1階上段スペース、3部屋、定員8名)」の4月分が全部屋完売となり、5月分も15日のソフトバンク戦(残り2部屋)を残すのみとなった。

これにより、現在販売をしている6月1日までの予約を含む稼働率は97.6%。5月まではお試し価格として一部屋3万2000円で販売し、6月からは一部屋4万円(巨人、阪神戦は5万2000円で販売)となる。

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NPBが全国に「ベース・ウォール」寄贈[ニッカン]

日本野球機構(NPB)は21日、プロ野球80周年事業として、ボールを当てて遊ぶための壁「ベース・ウォール(BASE WALL)」を全国各地の小学校や公園に寄贈すると発表した。今年は12球団のフランチャイズ地域に1基ずつ、計12基を寄贈する。将来的には全ての都道府県での設置を目指す。設置を希望する団体の募集期間は5月12日〜7月11日で、応募方法など詳細は後日、NPB公式サイトで告知する。

熊崎コミッショナーは「野球の普及のため、青少年の層が野球に親しんでもらえるきっかけや環境をつくっていく。この事業をきっかけに裾野を広げていきたい」と説明。選手を代表して会見に出席した広島前田健太投手(26)は「子供の頃、家の近くの壁に目印を付けてコントロールをつける練習をした」と、思い出を語った。

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NPBが「壁当て用の壁」を寄贈、フランチャイズ地域に1基ずつ[サンスポ]

日本野球機構(NPB)は21日、ボール当て遊び用の壁を寄贈するプロ野球80周年記念事業「未来の侍プロジェクト」を発表した。

高さ2.7メートル、横7.2メートルの壁を「ベース・ウォール」と命名。12球団のフランチャイズ地域の小学校または公園に1基ずつ計12基を寄贈する。設置希望の募集期間は5月12日から7月11日。応募方法など詳細は後日発表される。

会見に出席した前田は「家の近くの壁に目印を付けて練習していました。1人でも多くのプロ野球選手が出てくれれば」と呼びかけた。熊崎コミッショナーは「野球の裾野を広げていきたい」と言葉に力を込めた。

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NPB、野球少年のための“壁”寄贈、設置希望地を募集[スポニチ]

日本野球機構(NPB)は21日、都内で会見し、プロ野球80周年記念事業となる「NPB 未来の侍プロジェクト」として、ボールを投げて遊ぶ壁となる「ベース・ウォール」を12球団の本拠地地域に寄贈すると発表した。

野球普及を目的とし、壁は縦2.7メートル、横7.2メートル。今年中に12球団のフランチャイズ地域の小学校や公園に設置し、将来的には47都道府県に広げていく。熊崎コミッショナーは「たくさんの子供達に野球遊びをして欲しい」と希望し、会見に出席した広島・前田健は「僕も投手を始めた頃は壁に目印をつけてコントロールの練習をしていました。1人でも多くのプロが出てくれれば嬉しい」と話した。NPBは設置希望の自治体や学校を5月12日から公式サイトなどで募集する。

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NPBが壁当て遊び用の壁を寄贈[デイリー]

日本野球機構(NPB)は21日、プロ野球80周年事業の1つ「NPB 未来の侍プロジェクト」として、壁当て遊び用の壁(高さ2.7メートル、幅7.2メートル)を全国各地の小学校や公園に寄贈すると発表した。今年は12球団のフランチャイズ地域に1基ずつ、計12基を寄贈する。設置希望の募集期間は5月12日〜7月11日で、応募方法など詳細はNPBのホームページに後日掲載される。

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ミズノ社、統一球2度目の検査実施、適合球1200ダース超確保[サンスポ]

1軍公式戦で使用する統一球の反発係数が基準値を超えていた問題で、日本野球機構(NPB)は21日、製造元のミズノ社が東京・北区の日本車両検査協会で2度目の検査を実施し、適合球の在庫を約1200ダースから約1500ダース確保したと発表した。今後は中国・上海工場で生産されたボールを再検査し、今月中に各球団に納品する方針で、NPBの井原事務局長は「月内の安定供給態勢の確立を目指します」と語った。

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統一球1500ダース適合「月内の安定供給目指す」[スポニチ]

NPBは21日、ミズノ社が日本車両検査協会で行った統一球の反発係数検査で新たに300ダースが基準値(0.4034〜0.4234)に適合したと発表した。

これで17日の検査分と合わせミズノ社が持つ2300ダースの在庫のうち、1500ダースが適合球であることが判明。ミズノ社は中国・上海工場での統一球生産を再開しており、安定供給の態勢が整うのを待って12球団が使用する全球を適合球と入れ替える方針。NPBの井原敦事務局長は「月内の安定供給を目指します」と話した。

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NPB“合格球”300ダース追加[デイリー]

統一球の反発係数が規定の上限値を超えていた問題で、日本野球機構(NPB)は21日、製造メーカーのミズノが在庫分の追加検査を行ったと発表した。17日に行った前回の検査分から基準内の球が約300ダース追加され、計1500ダースの適合球を確保。今後は中国の上海工場で製造された新たな球も加え、今月中には1軍の公式戦で適合球が使用される見込み。

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[千葉魂]必死さ示すハフマンの涙、全力助っ人、プライド捨てた[千葉日報]

熱い思いが、確かに伝わってきた。3月30日、福岡ヤフオクドーム。試合後の監督室に新外国人のチャッド・ハフマン外野手(28)が訪れた。コーチから翌日の2軍落ちを通告された直後。指揮官への挨拶のため、ドアをノックした。迎え入れた伊東監督はその表情を見て、強い思いを感じ取った。

「アイツ、目に涙を浮かべていたんだよ。泣きながら挨拶に来た。『明日から出直して頑張ります』ってね。本当に悔しそうだった。必死の顔だった」。QVCマリンフィールドでの試合前打撃練習を見守りながら、指揮官はあの時の情景を教えてくれた。

昨年、鴨川市の秋季キャンプで入団テストを行った。結果を求められる紅白戦。右翼を守っていたハフマンは大飛球を背走し、ダイビングキャッチを魅せた。ユニホームは泥まみれ。必死だからこそできるプレーだった。

「気持ちのこもったダイビングキャッチだった。あの瞬間に合格を決めた。必死さを買ったんだ。ウチにはああいう魂が必要だった」。

入団決定後もアピールを続けた。今春の石垣島春季キャンプ。オープン戦。何度か2軍落ちが検討されたこともあった。しかし、その度に成績を残し、猛アピールを繰り返した。その結果として、3月28日、「6番・左翼」で開幕戦スタメンの座を射止めた。残念ながら結果は空回りしてしまった。そして3試合が終わった段階で2軍落ちを通告された。最初は悔しさを押し殺していたが、指揮官に挨拶に訪れた際に、想いが溢れ出てしまった。183センチ、98キロの巨漢が人目をはばからず、涙を流した。

「拾ってくれた。チャンスをもらえたとの思いがあるのだろう。少ないチャンスを何とかものにしようと必死に練習をしていたし、結果を出してくれた。だから、オレには分かる。あの悔しさが…」。

そんな伊東監督が注目していたのは、降格直後の2軍戦での成績だった。2軍より送られてきたレポートに目を通した。4月1日の横浜DeNA戦、「5番・右翼」でスタメン出場。5打数3安打2打点1本塁打。その結果に早い段階での再昇格を決めた。

「大事なのは落ちた後、その選手がどのような態度を取っているか。腐るのか、ファームを舐めて手を抜くのか。必死にアピールをするのか。ハフマンは必死だったらしいよ。試合だけではなくて、練習も全力で取り組んでいた。オレはそういうのを見ていた」。

ハフマンの全力プレーを見ていると、その必死さがヒシヒシと伝わってくる。米マイナーリーグではクリーンアップを打ち、通算102本塁打。名門ヤンキースでメジャーデビューをした男は、過去のプライドという類のものは一切、捨て去っている。助っ人と呼ばれることが多い外国人選手にあって、本当に珍しいタイプだ。

練習で全力疾走。一塁へ全力疾走。守備位置まで全力疾走。日本語の勉強に余念がない。何でも必死。手を抜くことがない。伊東監督も「放っておくと一塁を駆け抜けてライトフェンスまで走ってしまいそうだね」と苦笑する。

「私に日本でプレーをする機会をくれた伊東監督のために闘う。だから、毎日、一瞬でも悔いが残らないようにプレーをしたい。それが全力プレーにつながっているのかもしれない」。

キッパリとハフマンは言い切った。指揮官を男にするため、全力プレーを続ける助っ人。その姿を見ていると必死に生きることの大切さをあらためて感じさせられる。海を渡って、ジャパニーズドリームをつかむため、千葉の地で、ハフマンは一瞬に生きる。必死に生きている。

(千葉ロッテマリーンズ広報 梶原紀章)

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