わたしはかもめ2014年鴎の便り(4月)

便

4月27日

北海道日本ハム1−5千葉ロッテ(札幌ドーム)

ロッテが今季初の4連勝で勝率を5割とし、3位に浮上した。1回に井口の3ランと角中のソロで4点を先制。石川は制球良く8回1失点で3勝目を挙げた。日本ハムの大谷は2年目でプロ初黒星を喫し、チームはロッテに開幕6連敗。

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千葉ロッテ4010000005
北海道日本ハム0100000001

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井口V3ラン、大谷のフォーク仕留めた[ニッカン]

ベテランの研ぎ澄まされた感覚が、勝利をたぐり寄せた。ロッテ井口資仁内野手(39)が1回、日本ハム大谷の抜けたフォークを確実に仕留め、先制3ラン。インパクトの瞬間を感じ取る繊細な男の豪快な一撃だった。この一打で主導権を握ったチームは今季初の4連勝で勝率も5割復帰。日本ハムには開幕6連勝で3位に浮上した。

フルカウントからの6球目だった。一、二塁の走者はともにスタートを切った。空振りが絶対にできない状況で、井口はコンパクトに振ることだけを考えていた。投じられたのは真ん中高めに抜けたフォーク。「失投じゃないですか。甘い球を仕留める。そこだけでした」。ボールとバットの芯がぶつかり合った。完璧な一打だった。

フォークは頭にあった。「去年までフォーク系はそんなに投げていなかった。ただ、大谷の前回登板の映像を見たら、カウント球でも使っていた。イメージが違うというのはミーティングで話していました」。事前に今季の大谷を把握していたから、しっかり対応できた。

繊細な感覚が宿っている。今年の開幕シリーズを戦っている時のことだ。統一球の反発係数が、規定値を超えていたことは、今では周知だが、別の感覚でそれを感じていた。「表面の革がまたしっとりした感じがする。最初に統一球が導入された時は、インパクトの瞬間にバットとボールがもっと滑っていた。年々、滑らなくなっている」。一瞬のことを正確に感じ取れるから、この日のような場面でのミスショットが減る。

札幌入りした24日には、全体練習への参加が免除されていたが、志願して参加。打ち込みを行った。不調気味だった打撃を修正して、この3連戦に臨んでいた。頼りになるベテランの一打が、チームをさらなる上昇気流に乗せそうだ。

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ロッテD1・アー君、大谷不敗神話に勝った!新人トップ3勝目[サンスポ]

今季もルーキー豊作だ!ロッテのドラフト1位・石川歩(あゆむ)投手(26)=東京ガス=が27日、日本ハム6回戦で(札幌ドーム)で8回1失点と力投し、両リーグ新人単独トップとなる3勝目(1敗)を挙げた。2年目の日本ハム・大谷翔平投手(19)に初黒星をつけ、チームは4連勝で勝率5割に復帰し、3位に浮上した。

今まではローカルの域を出なかった『アー君』こと石川が迎えた“全国デビュー”の日。その晴れ舞台に相応しいマウンドだった。

「ロッテファンの皆さんに喜んでいただけて幸せです」。NHK総合で全国中継された一戦。完投こそ逃したが、8回を4安打1失点。両リーグ新人単独トップの3勝目で「ロッテに石川あり!」をアピールした。

二刀流・大谷との対決。前回4月6日の対戦(QVCマリン)では、3安打完投でプロ初勝利を挙げたが、「打者・大谷」に2安打された。今回は「投手・大谷」との投げ合い。「そこは別に意識しませんでした」とかわしたが、たたき上げの投手一筋でプロ入りした26歳は見事にリベンジ。2回に「ストライクをそろえすぎて…」3安打を集中された場面以外は、相手打線をほぼ完璧に封じ込めた。

試合後は「正直、バテました」と明かした。前回20日のソフトバンク戦(同)で8回無失点、114球を投げての勝利。その疲れが抜けていなかった。さらに初体験だった札幌ドームのマウンド。投げにくさはなかったが、「土が硬い」という違和感があった。

「それに自分が投げて5割になるのと借金が2になるのとは大違いですから…」。重い責任を果たしてチーム4連勝&勝率5割に導いた『サンデー・アー君』。新人王に向かって、ただいま驀進中だ。

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ロッテD1・アー君、「鬼武者」でラーメン食べて鬼ピッチング![サンスポ]

今季もルーキー豊作だ!ロッテのドラフト1位・石川歩(あゆむ)投手(26)=東京ガス=が27日、日本ハム6回戦で(札幌ドーム)で8回1失点と力投し、両リーグ新人単独トップとなる3勝目(1敗)を挙げた。

愛知・中部大時代、野球部の夏合宿は北海道滝川市。北の大地に全く縁がない訳ではない石川だったが、今回の札幌は未体験ゾーン。その『食』における登竜門はやはりみそラーメンだった。「人から聞いて『鬼武者』という店に行きました。それも2回…。ラーメンもですが、チャーハンもおいしかったですね」。そのパワーを得てマウンドでも“鬼”のピッチング。大谷に投げ勝ち、敵にプロ初黒星をつけた。

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ロッテ・井口V3ラン!20歳下の大谷撃ち[サンスポ]

井口が一発で大谷を仕留めた。1回、左越えに5号先制3ラン。フルカウントからの抜けたフォークを捉え「1、2番がヒットで作ってくれたチャンスだから、自分も勢いをつけたかった。大谷は変な力感というか、荒々しさは消えていた。昨年はなかったフォークがあるのは事前に分かってました」。39歳、打線での存在感、勝負強さはピカイチ。「チームのムードもいい」と勝率5割に表情も緩んだ。

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井口、初回先制パンチ!大谷対策実り出はなくじいた[スポニチ]

ロッテ初回の4点は、大谷対策のたまものだった。先頭の伊志嶺が右前打で出塁すると、続く鈴木は強攻策で右前に運んで無死一、二塁。井口に左越え5号3ランが飛び出し、3打者で3点を先制する。さらに角中も右翼席に2号ソロを運び、大谷の出はなをくじいた。

試合直前のミーティング。今季のスコアラー陣の「大谷リポート」では、直球でカウントを整え、変化球は明らかなボール球か甘い球が多いという傾向が出ていた。実際に初回の伊志嶺と鈴木の連打はともに追い込まれる前の148キロの直球。井口の一発はフルカウントからの抜けたフォークボールで「あれは失投。昨年のような荒れ球のイメージはなかった」と振り返った。2球目の147キロ直球を仕留めた角中も「変化球のストライク率が悪いし、荒れてないので絞りやすい。悪い意味でまとまっていた」とほくそ笑んだ。

大谷にプロ初黒星をつけ、今季の日本ハム戦は6戦6勝。4連勝で3位に浮上し、勝率も5割に復帰した。開幕から5連敗しながら約1ヶ月で借金を完済した伊東監督は「これからやっと開幕です」と息をついた。

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サンデー五右衛門、石川3勝目「プロとしていいスタート切れた」[スポニチ]

ロッテのドラフト1位・石川が、8回4安打1失点で3勝目を挙げた。得意のシンカーとカーブを織り交ぜた投球術が光った。「コントロールが安定していたけど、逆に集まりすぎていた」。2回に3安打で1点を失ったが、3回以降は修正してわずか1安打に抑えた。

防御率1.19はリーグ2位をキープ。エースの成瀬とともに先発陣の軸になっている右腕は「振り返ってみると、プロとしていいスタートが切れた1ヶ月になりましたね」。名字の石川にちなんで「五右衛門」がチーム内のニックネーム。毎週日曜に勝ち星を重ねる「サンデー五右衛門」がすっかり板についてきた。

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ロッテ、ドラ1石川、チーム3位浮上に貢献も「長い毎日です」[スポニチ]

ロッテのドラフト1位・石川が、8回4安打1失点と好投し今季3勝目。チームは4連勝となり3位に浮上した。

「調子自体は良くなかったが、1人1人丁寧に投げた結果だと思います」と石川。2回に1失点を許し、ボール自体は走っていなかったが「四球を出したら流れも悪くなるので、出さないように意識した」と無四球に抑えたのが白星につながった。

シーズンが始まって1ヶ月。シーズンが決まっている大学や社会人に比べて「長いです。長い毎日です」率直な気持ちを吐露。それでも「チームが上にいくために、それに貢献できれば」と、意気込んでいた。

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ロッテ・石川が3勝目、伊東監督「自分の投球を知っている」[サンスポ]

ロッテの石川は8回を4安打1失点と力投し、チームトップタイの3勝目を挙げた。4−0の2回に「ストライクが集まり過ぎて連打を食らってしまった」と失点したが、その後は踏ん張り、5〜8回は1人の走者も許さない好投だった。

勝てば勝率が5割復帰という一戦での登板に「借金2になるかゼロになるかは大きいと思っていた」と言う。123球を投げ、しっかり白星をもたらした新人右腕に、伊東監督は「自分の投球を知っている」と目を細めた。

角中
「とにかく速いボールに差し込まれないように、早め、早めで打った。」(1回に2号ソロ)
サブロー
「ストレート一本狙い打ち。早い回に追加点を取りたかった。」(3回に適時二塁打)

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ロッテ・サブローが大谷から適時二塁打[ニッカン]

ロッテ・サブロー外野手(37)が3回、左中間への適時二塁打を放った。大谷の真ん中低め直球をとらえた。

「ストレート1本狙い打ちです。最初に大量点を取って、そのままズルズルいく展開は避けたかったから、早い回に追加点を取りたかった。点を取られた後だったし、流れを引き戻せたのも大きい。まだまだ取らなあかん。中押し、ダメ押しとね」と、大谷の完全攻略を目指した。

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ロッテ角中も大谷から1回に2号ソロ[ニッカン]

ロッテ角中勝也外野手(26)が1回、2号ソロを放った。大谷の速球を弾丸ライナーで右翼席へ運んだ。井口の先制3ランで勢いづいた流れに乗った。

「井口さんが打ってくれたので、楽な気持ちで打席に入れました。とにかく速いボールに差し込まれないように、早め、早めで打ちました」と振り返った。

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ロッテ井口が大谷から1回に先制3ラン[ニッカン]

ロッテ井口資仁内野手が1回、先制3ランを放った。フルカウントから、制球の定まらない大谷の高めに抜けた変化球をとらえた。

「打ったのはスライダーかフォークかな?1、2番がヒットで出て作ってくれたチャンスだったから、自分も続いて勢いをつけたかった。昨年は2打席だけど打てていなかったから、色々な意味でいいホームランになってくれたね」と、難敵・大谷からの本塁打を喜んだ。

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