わたしはかもめ2014年鴎の便り(4月)

便

4月29日

東北楽天0−3千葉ロッテ(コボスタ宮城)

ロッテが5連勝で今季初の貯金1。涌井は7回途中を無失点で2勝目。打線は一回に角中の適時二塁打などで2点を先取。角中は8回にも右犠飛で加点する活躍だった。楽天は7安打4四死球ながら10残塁で無得点。今季初の4連敗。

123456789R
千葉ロッテ2000000103
東北楽天0000000000

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涌井、直球押し楽天打線をねじ伏せる[ニッカン]

ロッテ涌井秀章投手(27)は奮い立った。1回2死二、三塁。井口のダイビングキャッチで切り抜けると「ベテランのああいうプレーを見ると、内から来るものがある」と、気持ちを強くした。直球系で押し、ピンチでも低めに投げきった。6回1/3を無失点。力でねじ伏せた。ワーストゲームから立ち直る投球を披露できた。

前回22日のオリックス戦では2死から四球を連発し1イニング5失点した。変化球に逃げる配球を伊東監督からダメ出しされ「ワーストゲーム」と評された。「配球ミスだけど、ワクにはそれに首を振って直球を投げるくらいの強い気持ちでいてほしかった」。指揮官の思いは熱かった。「この前の試合の後で、監督から言われたことを少し頭に入れて投げました」。この日は首を振ってでも直球系の球を投げた。

指揮官にとって、涌井が本来の姿を取り戻すことには大きな意味があった。開幕前、なかなか調子の上がらない涌井についてボソッと話したことがある。「一番心配してるのはオレだよ。でも絶対大丈夫。最初はダメでも他のローテーション投手で支えればいい。すぐにローテから外すつもりはないよ」。それは特別待遇ではない。涌井が本来の力を発揮できれば、逆に他の投手を引っ張る存在になれる計算があったから。そのためにも、力で押す涌井の姿が見たかった。

この日の投球で涌井は「腕が振れた時には、力でねじ伏せられる感覚というのはあります」と、実感を得た。チームはこれで5連勝。昨年2勝しかできなかった仙台での勝利で、確かな手応えを得た。

開幕5連敗でスタートしたロッテが、その後13勝7敗1分けと巻き返して13勝12敗1分けの貯金1とした。開幕5連敗以上のチームが26試合以下で貯金に転じたケースは、76年広島の24試合目(10勝9敗5分け)以来38年ぶり。

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ロッテ、5連勝で初貯金!涌井が移籍後初の無失点投球[サンスポ]

涌井が6回1/3を6安打、移籍後初の無失点投球で2勝目(3敗)。チームの5連勝と今季初貯金に貢献した。「調子はあまりよくなかった」と明かしたが、最速145キロの真っすぐを軸に投球を組み立て、低めを丁寧に突いて楽天打線を翻弄(ほんろう)。「リラックスして投げられた。チームの流れにも乗れてよかったです」とクールな男が珍しく満面の笑みを浮かべた。

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ロッテ、大地で鬼門突破!伊東監督の強気采配に応えた[スポニチ]

ベンチの「強気の作戦」に応えた。初回無死一塁。セオリーは犠打だが、ロッテ・伊東監督は鈴木に「打て」のサインを出した。

2ボールからの3球目。鈴木は美馬のシュートを叩いて右前へ運んだ。無死一、二塁とチャンスを広げ、チームは2点を先制。指揮官は「(鈴木)大地は調子がいいからね。バントでアウトをやるよりも打たせた方がいい」としてやったりの表情だ。鈴木は3回に右翼線二塁打を放ち、8回には右前に運んで追加点のホームを踏んだ。今季初の猛打賞に「打撃の調子は間違いなくいい」と胸を張った。

昨季はチームで唯一144試合に出場した鈴木も、新主将として臨んだ3年目は開幕から打撃不振に苦しんだ。打率は.191まで落ち込み、20日のソフトバンク戦(QVCマリン)からスタメンを外れた。「(心の)どこかで試合に出ることが普通だと思ってしまっていた。悔しかったけど、初心に戻ることができた」。ベンチスタートの3試合は、全体練習前の約1時間半前から特打と特守を志願。試合中は、伊東監督の横で誰よりも声を出し続けた。

25日の日本ハム戦(札幌ドーム)で2番でスタメン復帰すると、その後の4試合は15打数9安打(.600)6得点。チームも負け知らずで5連勝。5位から3位に浮上した。しかも、昨季は2勝10敗だったコボスタ宮城での今季初戦に快勝し、今季初の貯金1。「主将・大地」は、今季も間違いなくチームのキーマンだ。

涌井
「調子はあまりよくなかったが、走者が出たら低めの意識で投げた。守備にも助けてもらった。打線が初回に点を取ってくれる予感があった。」(先発で6回1/3を投げ、6安打無失点で移籍後2勝目)

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新妻のおかげ!大地、復帰後打率6割!5連勝で今季初貯金[報知]

昨季の遊撃ベストナインに輝いた男が戻ってきた。鈴木は3安打2得点で、4試合連続のマルチ安打。「(打球を)引っ張るタイプなので一、二塁間に強いゴロを打つイメージ」と、この日は3安打全てを右翼方向に放った。

今季は主将に就任。だが、打率が2割を切る不振で20日から3試合はスタメンを外れた。23日には練習1時間半前に特打と特守を敢行。佐藤内野守備・走塁コーチに「試合に出られずふてくされるか、初心に戻って練習するか」とゲキを飛ばされた。「あの期間で気持ちを整理できた」と、スタメン復帰後4試合は打率6割と好調だ。

新妻のアドバイスにも救われた。自宅で打撃フォームの映像をチェックした際、昨年12月に結婚した元会社員の夫人(氏名未公表)に、「昨年よりも打席でフワフワしてる。丹田(たんでん=へその下の内部)に意識を置くといいよ」と、腹式呼吸などを勧められたという。グラウンドで弱みは見せなかったが「家では悲しい気持ちも出して…奥さんに支えられました。ちょっと恥ずかしいですけど」と大感謝だ。

チームは5連勝で今季初の貯金も出来た。伊東監督も「今日から開幕ですから。開幕戦を取ったということ」と笑顔。主将の復活で、ロッテが勢いに乗るか。

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ロッテ5連勝!涌井で今季初貯金[デイリー]

腕を振り、力で押した。直球を主体に攻めたロッテ・涌井が6回1/3を無失点で今季2勝目。完封リレーを演出し、チームに5連勝、今季初の貯金1をもたらした。

原点回帰の投球が、楽天打線に本塁を踏ませなかった。「走者を出したら低め低め、それが良かったのかも」。4回2死一、二塁では力勝負に挑み、後藤を空振り三振。思惑通りも「欲を言えば三振を取りたかったところ」と、クールな笑みを漏らした。

前回登板の22日オリックス戦。2回2死走者なしから、3連続四球と3連打で5失点。「ワーストゲーム」と評した伊東監督は、変化球主体の組み立てで沈んだバッテリーを責めた。マスクを被ったドラフト2位・吉田(立正大)は涙目。涌井にも「変化球のサインに自分で首を振るくらいじゃないと」と厳しい注文を付けた。

その反省を勝利に結びつけ、「この前は力を出し惜しみしていた。まだまだ力で押せる」と目を細めた指揮官。11年9月27日以来、コボスタ宮城で3年ぶりの白星を挙げたFA右腕は復活の手応えを感じていた。

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伊東監督ダメ出しに発奮!涌井、強気の攻めで移籍後2勝目[スポニチ]

ロッテ・涌井が、移籍後2勝目を手にした。29日の楽天戦(コボスタ宮城)で先発し、6回1/3を投げて6安打5奪三振無失点と好投した。

強気に直球で攻めた。22日のオリックス戦(QVCマリン)は2回に2死から3連続四球を与え、その後は連打で5点を失った。伊東監督からは「もっと真っ直ぐで押せ!」とだめ出しをされた。その反省を生かし、直球を軸に投球を組み立てた。「走者を出してからは低めの意識で投げた。それが良かったのかな」。指揮官も「前回は力の出し惜しみをしていたけど、今回はピンチをつくっても変化球で逃げなかった。まだまだ力で押せるということが分かったと思う」と納得顔だ。

チームは5連勝で、今季初の貯金1も手にした。涌井が「チームがいい流れになってきている」と言えば、伊東監督も「今日から開幕。開幕戦をとれたね」と笑顔。投打がかみ合う快勝に、チームの誰もが自信を深めていた。

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ロッテ・鈴木は4戦連続の複数安打「1打席1打席、大事にやれている」[サンスポ]

ロッテの鈴木が3安打を放ち、4戦連続の複数安打と状態を上げてきた。この日は1回に右前打を放つと、3回は右翼線二塁打、8回にも右前にはじき返した。チャンスメークを心掛ける2番打者は「つなぎができた」と充実した表情だった。

昨季初のベストナインに輝いた24歳は今季、不振で20日から3戦連続で先発を外れた。それでも25日に復帰すると一気に復調。「1打席1打席、大事にやれている」と胸を張った。

角中
「打ち取られていたけど、積極的にいった結果が安打になってくれたと思う。」(2打点。1回の適時二塁打に)

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ロッテ5連勝!D2位・吉田が汚名返上の好リード[サンスポ]

ロッテのドラフト2位・吉田裕太捕手(22)=立正大=が、先発の涌井を好リード。チームの5連勝と今季初貯金に貢献した。

「勝ててホッとしています。もちろん、前回の反省を生かしてリードすることを考えてました」。

女性ファン急増中のイケメンが笑顔で崩れた。

吉田がいう“前回”とは22日のオリックス戦(QVCマリン)。同じ涌井と先発バッテリーを組んだ試合だ。2回、簡単に2死を取った直後、3連続四球に連打を浴びて一挙に5失点。チームも敗れた。

試合後、伊東監督がヤリ玉に挙げたのは涌井ではなく吉田のリード。監督室に呼び、超ド級のカミナリを落とした。監督室から出てきた吉田は大粒の涙。プロの厳しい試練にぶち当たった。

当日、涌井の真っ直ぐは走っていたが、相手打者のデータを詰め込みすぎていた吉田は変化球を要求しだし、結果、右腕のリズムを崩した。これが伊東監督の逆鱗に触れた。

この日も涌井の真っ直ぐは最速145キロを記録するなど上々の球威。吉田も同じ過ちを犯すことなく、力勝負で好リード。5回のピンチにはマウンドに歩み寄り、“間”をおく余裕もみせた。

「行くには行きましたが、涌井さんが『何しに来たの!?』という顔をしていたので、結局、何も言わずに帰ってきました」。未来の正捕手は、もがきながら、苦しみながら、学びながら、着実に成長している。

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ロッテ涌井、無失点で2勝目「低め意識」[ニッカン]

ロッテ涌井秀章投手(27)が6回3分の1を無失点で切り抜け、2勝目を挙げた。

ピンチでも直球とシュートでねじ伏せる投球。「調子は良くなかったけど、ランナーが出たら低めに投げることを意識した。それが良かったのかもしれない」と、丁寧に切り抜けていった。

吉田とのバッテリーは前回、伊東監督に「ワーストゲーム」と評される試合をしてしまっていた。2死から四球を連発して5失点。変化球に逃げる配球が、指揮官から嫌われた。この日は「この間の試合が終わってから監督に言われたことを少し頭に入れて投げました」と、反省を生かした。

チームは5連勝で今季初の貯金1。伊東監督も「今日から開幕でしたから。開幕戦に勝ちました。まだ始まったばかりですからね」と仕切り直しのスタートを強調。ジワジワと実力を発揮しはじめたチームに、手応えを感じているようだった。

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ロッテ角中が適時打「日頃の行いが…」[ニッカン]

ロッテ角中勝也外野手(26)が1点を先制した直後の1回2死三塁、左前に適時二塁打を放った。

打ち取られた当たりだったが、前進してきた左翼手のグラブの先で地面に弾んだ。「積極的にいった結果がヒットになってくれたと思う。日頃の行いがいいからですかね」と笑った。

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