西武の岸が無安打無得点試合を達成してチームトップの3勝目を挙げた。直球に伸びがあり、許した走者は四球の1人のみと制球も光った。2回に渡辺の右前打で挙げた2点を守り切った。ロッテは打線が沈黙し、勝率が5割に戻った。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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埼玉西武 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
ロッテにとって、厄介な風になってしまった。風の影響で、ナインはいつもより岸の直球にキレを感じていた。角中勝也外野手(26)は「今日の風は(岸に)特に合ったんじゃないかと思う。ホップしてくる感じがした。4回ぐらいから危ないと思った」という。岡田幸文外野手(29)も「低めのボールだと思って見逃した直球が、ストライクでした」。ホップしてくる分、上から抑えて打つよう指示も出ていたが、対応しきれなかった。
この日のQVCマリンの風はいつもと違った。通常は右翼からホームに向かって吹いているのが、この日は中堅からホーム方向に吹いた。センター後方で5回終了時に打ち上げられるはずの花火も危険なため中止になった。構造の関係で、スタンドで跳ね返った風は、グラウンドレベルで逆方向になる。岸は真正面からの風を受けて投げていたことになり、それが直球をホップさせた。
風の影響はあったものの、伊東監督は脱帽した。「相手を褒めるしかない。失投はなかった。直球も最後まで落ちず、両サイドに来ていた。全て良かったからヒットが打てなかった」。どんな負け方も1敗は1敗。切り替えて3日の試合に臨む。
ロッテが無安打無得点をやられるのは78年の今井雄太郎(阪急)に完全試合をされて以来36年ぶりで、QVCマリンでは初の屈辱となった。
07年の西武監督時代、入団してきた岸の快投に伊東監督は「素晴らしかったね。失投がなかったし、全てが良かったから安打も打てなかった」と相手を褒めるしかなかった。角中が「4回ぐらいから危ないと感じていた」と言えば、昨季5打数2安打と相性の良かった今江も「直球をあんな感じで空振りしたのは久しぶり」と舌を巻いた。
岸(西)が昨年6月28日DeNA戦の山井(中)以来プロ野球78人目、89度目のノーヒットノーランを達成した。パ27人目、28度目、西武では96年6月11日オリックス戦の渡辺久以来18年ぶり9人目。
この日の岸は初回2死から井口に四球を与えただけの準完全試合。四球か失策で許した走者1人だけのノーヒットノーランは、12年10月8日ソフトバンク戦の西(オ)以来15人目で16度目になる。また、ロッテからノーヒットノーランを達成するのは、78年8月31日の今井(阪急=完全試合)以来36年ぶり2人目。ロッテは、ヤクルト、楽天の各2度を下回る現12球団最少の1度しか喫していない球団だったが、難敵を相手に快挙を達成した。なお、QVCマリンでは初の記録となり、プロ野球28場目のノーヒットノーラン達成球場になった。
ロッテは岸に完璧に封じられた。
ノーヒットノーランの屈辱は、1978年(昭53)8月31日に阪急・今井雄太郎に完全試合を許して以来36年ぶり。QVCでは初めてとなった。
この日から今江と荻野貴が1軍に復帰。今江は早速4番に名を連ね、打線に厚みが増したように思われたが、完璧に封じられた。今江は「こんなにバットに当たらなかったのは久しぶり」とコメントし、指揮官も「打撃をさせてもらえなかった」とお手上げだった。
ノーヒットノーランを喫し、ロッテ・伊東監督は「ガックリやな。相手を褒めるしかない。失投はほとんどなかった」と、西武時代の教え子に白旗を揚げるしかなかった。
岸には2010年から8連敗と天敵。角中は「もともと、いいスピンの利いた球を投げるが、今日は風で、さらにホップしてくる感じだった」とお手上げだった。
2010年4月から続く岸への連敗が8に伸び、ノーヒットノーランの屈辱。「ガックリやな…」とロッテ・伊東監督もため息をつくしかなかった。岸が西武に入団した当時の監督。「全てがよかった。だからヒットが打てなかった。そういうことです」。チームにとっては1978年8月31日の阪急戦(宮城)で、今井雄太郎に完全試合を喫して以来、36年ぶり2度目の屈辱。「まあ、切り替えていきましょう」。指揮官はその場で悪夢を断ち切った。
ロッテは岸に手も足も出なかった。無安打無得点試合をやられるのは、1978年の今井雄太郎(阪急)に完全試合をされて以来で、この球場では初めて。伊東監督は「相手を褒めるしかないでしょう。失投がほとんどなかった」と脱帽した。
この日から今江と荻野貴が1軍に復帰。今江は早速4番に名を連ね、打線に厚みが増したように思われたが、完璧に封じられた。今江は「こんなにバットに当たらなかったのは久しぶり」とコメントし、指揮官も「打撃をさせてもらえなかった」とお手上げだった。
ロッテが岸の前に、四球による走者1人しか出せなかった。ホップしてくる直球にてこずり、打ちあぐねた。
伊東勤監督(51)は「まあ、相手をほめるしかない。失投もなかった。バッティングさせてくれなかった。力負けしてた。最初から、向こうに常に主導権を握られていた。気付いたら2ストライクっていう感じでしたね」と、潔く岸をたたえた。
アジャが2軍に降格となった。ロッテ井上晴哉内野手(24)が2日、出場選手登録を抹消された。
降格すれすれでプレーしていただけに、井上自身も「崖の上のアジャですから」と、危機感を表に出しながらプレーしてきたが、ついに落ちてしまった。
伊東監督は「崖の上って本人も言ってたけど、もう崖から落ちてたんです。1軍に置いておきたかったですけどね。まあ、終わりではないので、下で実戦経験積んで、調子をあげてもらいたい」と巻き返しを期待した。この他、川本良平捕手が降格。今江敏晃内野手と荻野貴司外野手が昇格した。
ロッテの伊東監督は、ノーヒットノーランを喫し「がっくりですよ」と語った。
岸に対しては10年4月29日から勝てずこの日で8連敗と“天敵”。この日はエースの成瀬が先発。打線も腰を痛めていた今江と、打撃不振で2軍調整を続けていた荻野貴を1軍に昇格させ、今江は「4番・三塁」で先発するなど、打線も組み替えて臨んだが、効果がなかった。
伊東監督は2006年のドラフトで岸を獲得した時の西武の監督。今はロッテを率いているが、かつての愛弟子に対し「相手をほめるしかない。失投がなかった」とお手上げの様子だった。
ロッテのドラフト5位ルーキー井上が2日、1軍登録から外れた。
球団の新人では64年ぶりに開幕戦4番に座ったが、打率2割4厘、1本塁打と持ち前の打撃でアピールできなかった。伊東監督は「キャラクターだけではこの世界で飯は食えない」と厳しかった。
ロッテが5月14日のソフトバンク戦(QVCマリン)で、女性職員や女性スタッフが企画立案した「スーパーレディースナイト」を開催することになった。
「女性のための野球観戦方法、イベントで喜んでもらい、楽しんで帰ってもらう」というテーマのもと、女性限定の工夫を凝らした企画が数多く用意されている。
ロッテが勝利した際には、女性全員がグラウンドに入り、ヒーロー選手とハイタッチができる。女性来場者には、オリジナルミニバック(お弁当やお財布の入るサイズ)や試供品(パック、シャンプー、化粧水、洗剤など)の来場プレゼントも。さらに、荻野貴、伊志嶺、唐川、加藤、吉田らイケメン5選手の私服姿を収めた特別ファンブックも配布される予定だ。イケメン芸能人による始球式や、女子プロ野球選手による投球、ノックの披露など、女性目線で企画されたイベントも目白押しの1日となる。
ロッテは2日、ソフトバンク戦(14日、QVCマリン)で「スーパーレディースナイト」を開催することを発表した。女性職員、スタッフが企画立案したもので、女性のための野球観戦方法、イベントなど工夫をこらした。
当日、ロッテが勝利した場合、観戦した女性全員がグラウンドに降り、花道をつくってヒーロー選手とハイタッチができるほか、オリジナルミニバッグなどがプレゼントされる。また、イケメン芸能人による始球式や、女子プロ野球選手によるデモンストレーションなど、盛りだくさんの女性向け企画が準備されている。
女子プロレスラー、アジャコング似で人気となっていたロッテのドラフト5位・井上晴哉内野手(24)=日本生命=の2軍落ちが決まった。1日の楽天6回戦(コボスタ宮城)の試合後、仙台市内の宿舎で首脳陣から通告された。
同選手は、新人では史上初となるオープン戦首位打者に輝き、球団では64年ぶりとなる開幕新人4番に抜擢されるなど、人気&実力とも注目されていたが、最近は出場機会が減っていた。
1日は6試合ぶりにスタメン出場(7番・一塁)したが、4打数1安打だった。2日現在、成績は19試合、44打数10安打、6打点、1本塁打、打率.204。
また、同選手とともに川本良平捕手(32)が2軍落ち。代わって今江敏晃内野手(30)、荻野貴司外野手(28)が1軍昇格した。
ロッテは2日、今月14日のソフトバンク戦(QVCマリン、午後6時15分開始)で『スーパーレディースナイト』を開催すると発表した。
ロッテで働く女性メンバー(職員、チア、売り子、ショップスタッフ、キャラクター、学生インターンなど)が知恵を結集し企画で、イベント詳細は以下の通り。
この他にも、女子プロ野球選手による投球&ノック披露(日本女子プロ野球リーグ協力)など女子向け企画を多数用意している。
千葉ロッテマリーンズは女性職員、スタッフが企画立案した「スーパーレディースナイト」を5月14日のソフトバンク戦(QVC、18:15試合開始)に開催することになった。彼女達が考案した「女性に喜んでもらい、楽しんで帰ってもらいたい」という工夫を凝らした企画の数々。マリーンズファンも、これまであまり野球場に足を運ぶ事のなかった女性の皆様もぜひQVCマリンフィールドに足を運んで欲しい。
千葉ロッテマリーンズで働く女性メンバー(職員、チア、売り子、ショップスタッフ、キャラクター、学生インターンなど)が知恵を結集し企画した同イベント。女性限定で行うイベントは次の通りだ。
この企画のメンバーの1人である球場場内アナウンス担当の谷保恵美さんは「広島さんがカープ女子で話題になっている。マリーンズも女性の力で盛り上げて行きたい」と強い決意を語った。当日はぜひ球場に多くの女性ファンに来場していただき、華やかな雰囲気でマリーンズナインを後押しして欲しい。そして女性職員、スタッフが手作りで作った企画の数々を楽しんで欲しい。
千葉ロッテマリーンズは2日に女性職員達がプロデュースする女性のための「スーパーレディースナイト」を5月14日のソフトバンク戦(QVC、18:15試合開始)に行うと発表した。女性を喜ばすための様々な企画が行われるが、中でも異彩を放っているのが始球式。球界では異例の当日まで誰が来るのか非公表という内容だ。
メディアや、ネットでの書き込みを中心に話題となり、現在、今を時めく芸能人から、お笑い芸能人まで幅広い名前が憶測として挙がっている。企画を担当した1人である球場内アナウンス担当の谷保恵美さんは「誰が来るかは本当に当日まで秘密です。皆さんの期待通りになるか、ガクッとされるかは分かりませんが…。とにかく楽しみにしていてください。ウフフフ…」と意味深な笑みを浮かべる。
ちなみに男性職員のほとんども、当日、誰が来るか聞かされていない。また、女性職員によるとQVCマリンフィールド内の女子トイレに告知のポスターを貼ってあるという。なお、その告知ポスターには「イケメン芸能人始球式」ではなく、「自称イケメン芸能人始球式」となっているとの事だ。