オリックスが逆転勝ちで連敗を4で止め、リーグ20勝一番乗り。0−1の4回に安達の適時打で追い付き、暴投で勝ち越し。今季初登板の松葉が6回途中1失点で勝利。救援4人が無失点で逃げ切った。ロッテは涌井が自滅し、借金1。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
オリックス | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | x | 2 |
ロッテは1点差で競り負け、再び勝率5割を切った。涌井が4回に先頭への四球から追い付かれ、決勝点は暴投で献上した。5四死球で7回まで138球を要した制球難に「リズムが悪かった。体が開き始めてボールが抜けた」と反省を口にした。
打線は3回に先制したものの、6回無死二塁をはじめ中盤まで逸機を繰り返した。伊東監督は「つながらん」とぼやいた。
好機で1本が出なかった。ロッテは相手を上回る7安打を放ち、6回まで毎回走者を出したが、得点は3回の鈴木の右前適時打のみ。
3番・井口と4番・今江がともに無安打で、伊東監督は「チャンスでつながらん。中軸が打たないとね…」と渋い表情だ。チームは2連敗で、再び借金生活に突入。試合後、宿舎に戻った若手選手が素振りを科せられた。
ロッテ涌井秀章投手(27)が7回138球を投げたが、4敗目を喫した。4回、先頭の鉄平に四球を許すと、自らの暴投で決勝点を奪われた。
移籍後最速の149キロを記録するなど、好調さもうかがわせたが、勝利にはつなげられなかった。2回までに53球を要するなど、球数がかさんだ。「なんせリズムが悪かった。9連戦だし、できるだけ長く投げようと思っていた。完投しないといけなかった」と反省した。
伊東監督も「ここのところ無駄な四球が全体的に多い。よくない連鎖だ」と、投手陣に改善を期待した。
ロッテ鈴木大地内野手(24)が3回無死三塁、右前適時打を放った。
「荻野さんが快足を飛ばして3塁までいってくれたので、気分よく打席に入る事が出来ました。内野も前進守備だったので、バットに当てれば何とかなると思って必死に食らいつきました。今日はこどもの日で、ウルトラマンセブンが来ていて、自分の背番号もセブンですからね。こういう日に活躍して、子供たちのヒーローになれる様に頑張ります」。