わたしはかもめ2014年鴎の便り(5月)

便

5月25日

阪神2−5千葉ロッテ(甲子園)

ロッテが6連勝で貯金1。3回に荻野貴の適時二塁打、サブローの2点適時打で先行。7回にはサブローの犠飛などで2点を加えた。藤岡は8回途中2失点で3勝目。阪神は岩田が7回途中5失点で今季初黒星。失策も失点に絡んだ。

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千葉ロッテ0030002005
阪神0000000202

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4番サブロー3打点ロッテ交流上手5連勝[ニッカン]

つなぎの4番の復活だ。左太もも裏痛で戦列を離れていたロッテ・サブロー外野手(37)が4番DHで復帰すると3打点の活躍。ベテランならではの思い切った取り組みで勝利を呼びこんだ。これで交流戦開幕から5連勝で、データ上は優勝確率100%。かつて連覇を果たした「交流戦のロッテ」が帰ってきた。

ベテランの技と経験がつまっていた。3点リードの7回1死一、三塁。カウント3−0からサブローは打ちにいった。「四球が1番嫌だと思う。ストライクを取りに来るんじゃないかと思って狙いにいった。打ってこないだろうという気持ちを逆手に取れたんじゃないかな」。試合の流れを決める貴重な犠飛になった。

試合への入り方には、サブローならではの割り切りがあった。左太もも裏痛で戦列を離れ、4試合ぶりの復帰戦。そのため2回の第1打席を捨てた。「最初から振っていこうと思った。1打席、捨てるつもりでいきました」。三振に倒れたが、試合勘を取り戻すために必要な犠牲。効果はその後の結果が証明していた。3回、2死満塁。抜群の集中力を発揮して、右前への2点適時打を放った。

ベテランの存在意義を示したサブローが、この春から足しげく通う場所が千葉・船橋市にある。レッドコードというトレーニングができる施設だ。休日のたびに天井からつるされたロープの先にある輪に乗り、筋力強化のメニューをこなす。「不安定だから体幹も鍛えられる。年を取ると、反応速度っていうのは遅くなるけど、それを補うための何かを考えないとね」。マエケン体操の考案者で理学療法士の荒木和樹氏から指導を受けながら、アンチエイジングを実践していた。

肉体の若々しさと老練な頭脳が、チームに連勝をもたらした。交流戦開幕5連勝は優勝確率100%の吉兆。伊東監督は「とにかく必死で、目の前の試合を勝ちにいくだけなんだけど、選手がその気になってやってくれている。最後にそういうものがついてくれば言うことはない」と、タイトル奪取を視野に入れる。交流戦連覇を果たした時の4番はサブロー。かつてを彷彿とさせる強さが、よみがえってきた。

ロッテが交流戦初戦から5連勝。交流戦で開幕5連勝以上をマークした過去4チームは全て優勝している。交流戦直前まで12試合連続で1試合4得点以下だったが、交流戦に入ると5試合連続5得点以上。ロッテの5試合連続5得点以上は10年7月以来。5試合連続3点差以上の勝利は05年6月以来となった。

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藤岡、高校時代もなかった甲子園初白星「いいイメージあった」[スポニチ]

ロッテの3年目左腕、藤岡が甲子園初勝利を手にした。7回0/3を5安打2失点で今季3勝目。最速145キロの直球と110キロ台のカーブで緩急巧みだった。

桐生第一時代に2年夏、3年春と2度の甲子園を経験したが、白星はなし。プロ入り後も2年連続で甲子園での阪神戦に登板し、白星こそなかったが「甲子園にはいいイメージがあった。絶対に打たれないと思って投げた」。5−0の8回に無死二、三塁として降板。プロ初完封は逃したが「今は粘りながら投げられている」と自身の3連勝に胸を張った。

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サブロー、虎戦連敗7で止める3打点「若いやつらには…」[スポニチ]

プロ20年目。何度も経験している光景にロッテの4番・サブローは沈着冷静だった。3回、1点を先制し、なお2死二、三塁。目の前で井口が敬遠気味に歩かされた。

「井口さんはいい打者なので当然。(満塁の)チャンスをもらえた訳やからラッキーやなと思った」。右前にはじき返す2点適時打。7回にも中犠飛を放ち、計3打点で交流戦無傷の5連勝(通算6連勝)に貢献した。ロッテは05、06年に交流戦を連覇。サブローは「つなぎの4番」としてチームをけん引したが、あれから8年がたっても勝負強さは健在だ。規定打席不足ながら打率.327と好調で「年を取ったら経験しかない。まだまだ若いやつらには負けない」と胸を張った。

55歳にして米独立リーグで現役復帰した元同僚のフリオ・フランコにも刺激を受けた。98年にロッテに復帰した当時を思い出す。「ナイターでも朝5時に起きてウエートをやっていた。尊敬していたし、彼ならやれると思った」。サブローは来月1日に38歳を迎えるが、フランコに比べればまだまだ「若手」である。

アメリカンジョークにも刺激を受けた。20日ヤクルト戦(QVCマリン)で走塁中に左太腿裏を痛め、4試合ぶりの復帰。試合前、4番の代役を務めていたクルーズから「リラックス」を連発され「鬱陶しかった」と苦笑いする。日本一に2度導いた自負がある。4番の重圧を楽しむようにバットを振り抜いた。

11年から続いた阪神戦の連敗も7でストップ。今季は開幕5連敗でスタートしたが、対照的な交流戦スタートだ。「交流戦で勢いをつけたいね」とサブロー。「交流戦のロッテ」の勢いは止まりそうにない。

角中
「スタンドからのハッピーバースデーはやっぱり嬉しい。」(27歳の誕生日に1安打3四球で全打席出塁)

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虎キラー藤岡の奮闘でロッテ6連勝[デイリー]

期待通り猛虎を苦しめた。ロッテ・藤岡が8回途中を2失点。チームに11年5月26日以来3年ぶりの阪神戦勝利をもたらし、今季2度目の6連勝、交流戦負けなしの5連勝へ導いた。

「満塁とか一、二塁とかピンチはつくりましたけど、粘れたのが良かったかな」。直球主体の攻めの投球。得点圏に再三、走者を進めながらも自らを信じた。伊東監督の完封指令には応えられなかったが、切れ目ない猛虎打線を蹴散らした。

相性を考え、中7日で藤岡を起用した首脳陣の英断が奏功した。一昨年の5月31日は7回1失点。昨季も6月9日に救援登板し、2回1安打無失点と好投した。藤岡自身も「阪神戦は抑えています」とアピール。アウェー感が半端でない聖地の大応援だが「襲いかかってくるようでしたけど、自分への応援だと思って乗り越えました」と“最大の敵”にものまれなかった。

新虎キラーの奮闘に、伊東監督も「明日のデイリーには『しっぽ』が出ないね」と嬉しそうに?会見を締めくくった。

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交流戦開幕5連勝でV率100%!藤岡、5月無傷3連勝!初月間MVP見えた[報知]

今季3勝目。だが、藤岡は申し訳なさそうだった。プロ初完封目前の8回に無死二、三塁のピンチを招いて降板。「最後まで投げたかったが…ああいう形でロサにつなぐのは申し訳ない」。それでも8回途中2失点でチームは今季2度目の6連勝、交流戦は開幕5連勝だ。

11年からの阪神戦連敗を7で止めた。左腕は5月無傷の3勝。防御率1.42と初の月間MVPが見えてきた。3回からの3イニングは四球を出し、得点圏に走者を背負ったが粘りに粘った。阪神ファンの地鳴りのような応援に襲われたものの、「甲子園は応援がすごいからのみ込まれるな。自分への応援だと思え」という川越投手コーチの助言を生かした。4回は1死満塁のピンチを切りぬけ、高校(群馬・桐生一)時代に出場した06年夏は登板なし。07年春は初戦敗退。甲子園で初めて勝利投手になった。

「今年はピンチで粘って投げることができている」と自身の投球に胸を張った。東洋大のエースとして鳴らし、11年のドラフトで3球団が1位競合したが、入団後の2年間はいずれも6勝止まり。150キロ超の速球を投げていた姿を取り戻すべく、昨秋のキャンプ前から、小谷2軍投手コーチと「強い直球を投げていた時期のフォームを取り戻す」「投球テンポの改善」に取り組んだ。1月からは大迫フィジカルコーチと肩回りの可動域を広げるストレッチを、できる限り毎日、行った。

「その成果か分からないけど、少しずつ感じはよくなってきています」。昨季、130キロ台が大半だった直球は最速145キロを計測。課題に向き合い、理想の姿に近づいている。

チームは5月3日以来の貯金1、5月10日以来の3位に浮上した。過去に交流戦開幕から5連勝したチームの交流戦V確率は100%。「その気になってやっていれば、最後にモノが付いてくる」と伊東監督の表情も明るい。覚醒した背番号18が、ロッテのさらなる勢いを生んだ。

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ロッテ、藤岡の好投で開幕5連勝!交流戦V率100%だ!![サンスポ]

どうにも止まらない!ロッテは25日、阪神1回戦(甲子園)に5−2で快勝。6連勝で交流戦負けなしの5戦全勝とした。3年目の藤岡貴裕投手(24)が、得意の甲子園で2011年から続いていた阪神戦の連敗も7で止めた。

4回1死満塁で新井良、鶴岡をともに直球で内野飛球、5回1死一、二塁でも鳥谷、ゴメスに決定打を許さず。藤岡は「投手に襲いかかってくるような声援でした」と苦笑いしつつ満足げ。5月は無傷の3連勝だ。

「自分からは言っていません。『巨人と阪神だったらどっちがいい?』とは聞かれましたけど…。『昔から阪神戦は抑えている』と言われて、なぜか石川さんと入れ替わりました」。

プロ入り後、昨年まで甲子園では計9回1失点。そのため虎キラーを託された。これまで日曜日の登板を続けてきたD1位・石川(東京ガス)が前日24日の巨人戦(QVCマリン)に回り、藤岡は同学年で仲がいい巨人・菅野との対決が流れて阪神戦へ。この変更がズバリとはまった。

3日以来となる貯金1で、日本ハムと入れ替わってリーグ3位に浮上。過去、交流戦開幕5連勝のチームは全て優勝。「そういうのは言わなくていい。でも選手はその気でやっている。目先の試合に集中して最後までやってくれれば」。交流戦開幕前に「優勝を目指そう」と選手を鼓舞した伊東監督の鼻息は荒かった。

データBOX
ロッテが交流戦で負けなしの5連勝。交流戦開幕5連勝以上は2007年の日本ハム(12連勝)、09年のソフトバンク(6連勝1分け)、11年のソフトバンク(10連勝2分け)、12年の巨人(7連勝)に次ぐ2年ぶり5度目(4球団目)。過去4度をみると、全て交流戦優勝を果たしており、優勝確率は100%となっている。なお、ロッテの開幕からに限らず交流戦での最多連勝は06年の9連勝(5月12日の広島戦〜21日の中日戦)。

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復帰のサブロー、4番の仕事「若い選手にまだまだ負けないぞという気持ちで」[スポニチ]

ロッテのサブローが左太もも裏痛から4試合ぶりに復帰し、3打点と4番の役割を果たした。

特に7回は3ボールから犠飛と「まず打ってこないだろうというのを逆手に取れた」とベテランの味が光った貴重な追加点にしてやったりだ。

「若い選手にまだまだ負けないぞという気持ちでやれている」とサブロー。伊東監督は「しっかり結果を出してくれる」と頼もしそうに話した。

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ロッテ、藤岡、プロ初完封ならずも6連勝に安堵「止める訳にはいかなかった」[スポニチ]

7回0/3と今季最長イニングを投げ3勝目を挙げたロッテ・藤岡は「僕で負けて連勝を止める訳にはいかなかった。そのつもりで投げました」と安堵の笑み。好投で6連勝に貢献し、チームの貯金を1にした。

初回から飛ばしたが、8回途中でスタミナ切れ。先頭打者を歩かせ、後続に安打を許したところで降板した。プロ入り初完封も見えていただけに、「少しバテてしまった。ああいった場面でも投げ切っていかなければ」と反省も口にした。

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とまらんロッテ、交流戦12球団唯一の5連勝![サンスポ]

ロッテは先発した藤岡貴裕投手(24)が8回途中2失点と好投し、3勝目(1敗)を挙げ、チームは12球団唯一の交流戦開幕5連勝とした。打線は3回、荻野貴司外野手(28)、サブロー外野手(37)の適時打などで3点を先制すると、7回にも追加点を挙げ快勝した。

先発の藤岡は走者を出しながら、粘りの投球を披露した。4回、1死満塁のピンチを招いたが、迎えた新井良を高めの141キロ直球をつまらせ遊飛に。続く鶴岡には全球直球で勝負し、5球目の高め直球を打たせ二飛に仕留めてピンチを脱出した。5回にも2死一、二塁とされたが、鳥谷を低め142キロの直球で見逃し三振。球速は140キロ台中盤ながら伸びのある直球でグイグイ攻めた。

「打線も好調で打ってくれるので、自分で連勝を止める訳にはいかなかった。最後はバテてしまった。あそこはしっかり投げ切らないといけないです」とお立ち台で反省気味だった藤岡。それでも5月に入ってから自身3連勝、チームの勝利に貢献し笑顔がこぼれていた。

荻野貴
「両親が見に来ているので、いいところを見せることができてよかった。」(先制打)

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ロッテ荻野貴、両親の前で適時二塁打[ニッカン]

ロッテ荻野貴司外野手(28)が3回1死一、三塁のチャンスに左翼線適時二塁打を放った。「打ったのはツーシームですかね。よく分かりません。つないでくれたチャンスだったので打てて良かったです。今日は両親が観に来てくれているので、いい所を見せる事出来て良かったです」と喜んだ。

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ロッテ・サブロー4番復帰で適時打[ニッカン]

左太もも裏痛で戦列を離れていたロッテ・サブロー外野手(37)が、4番に復帰して適時打を放った。3回2死満塁。フルカウントから外角の球を右前へ。

「打ったのはフォークなのかな。前のバッターの井口さんが歩かされたので、ラッキーというかチャンスと思って打席に入った。フルカウントだったから、ストライクだけ待ってコンパクトに打ちました。ランナーを残さなく良かったわ」。技術と経験の1打だった。

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