ロッテは阪神戦(甲子園)が雨天中止となり、27日は涌井がスライド先発する。
室内練習場でキャッチボールやランニングなど軽めの調整を行った右腕は、プロ入り後、甲子園では2戦2勝。敵地の大声援も気にならないそうで「西武ドームのロッテファンの方が凄かったですよ」とサラリと言ってのけた。チームは6連勝中だけに「勢いに乗りたいですね」と今季3勝目を誓った。
ロッテは2軍の全選手が、30日にさいたま市の室内練習場で玉ノ井親方(元大関・栃東)から四股踏みの指導を受ける。
下半身と股関節強化を目的に、2軍首脳陣が発案。体重115キロの「幕張のアジャ」ことドラフト5位・井上は「自分と同じような体形の方が行っているトレーニング。何かをつかんで、1日でも早く関取(1軍選手)になりたい」と心待ちにしていた。
ロッテ・涌井秀章投手(27)が、27日の阪神戦(甲子園)にスライド先発する。涌井は現在交流戦通算21勝で、勝てばソフトバンク・和田(現大リーグ・カブス傘下3A)に並び、歴代2位となる。仕切り直しの虎狩りで、節目の白星を狙う。
西武時代の阪神戦は、7試合に登板し5勝1敗。うち甲子園は2戦2勝と大好きな舞台だ。26日の試合が中止となり室内練習場で調整した右腕は、水入りにも「関係ないですね」とクールに対応し、「甲子園のアウェー感?西武のときのロッテの応援の方がイヤでしたよ」と一笑に付した。
川越投手コーチも「涌井にとって、甲子園は高校生のときからいいイメージがあるだろうし」と期待。“聖地の似合う男”に、全幅の信頼を寄せた。
2軍の練習メニューに相撲の「四股踏み」を導入することになり、30日に元大関栃東の玉ノ井親方が実践指導することになった。故障者を除く2軍全選手が参加。当日“アジャ”から“亜邪ノ山”と化すロッテD5位・井上(日本生命)は26日、「自分と同じ体形の人が取り組んでいる練習。何かをつかんで1日でも早く“関取(1軍)”になります」と意気込んだ。
6連勝中のロッテは勢いに水を差された形となった。試合日程が詰まることになるが、伊東監督は「(交流戦は)2連戦なんでね」と気にする様子はなかった。この日先発予定だった涌井は27日にスライドする。ここまで2勝5敗と苦しむ。交流戦中に流れを変えたいところだが「毎年やっているんで」と素っ気なかった。
ロッテの2軍選手全員が30日に浦和で、玉ノ井親方(元大関栃東)から四股踏みトレーニングの指導を受ける。2軍調整中の井上晴哉内野手(24)は「自分と同じような体形の方々が行っているトレーニング。何かをつかんで1日でも早く関取(1軍選手)になりたいです」。雨天中止になった甲子園では、伊東勤監督(51)が「現状、4番はつなぎ役だけど、1発の魅力がある4番の怖さも捨てがたい。補強するか?キューバか?」と冗談まじりに話した。
ロッテ涌井秀章投手(27)が27日、スライドで相性のいい甲子園のマウンドに上がる。
この日は甲子園の室内練習場で、キャッチボールなど軽めのメニューをこなした。甲子園は過去2戦2勝。阪神ファンの大声援も気にならないという。「西武ドームでのロッテファンの声援の方がすごかった」と、今は味方になったロッテ応援団を持ち上げた。