わたしはかもめ2014年鴎の便り(6月)

便

6月2日

伊東監督懇願!右の大砲獲ロ〜ッテ[デイリー]

ロッテ・伊東勤監督(51)が2日、球団フロントに補強を懇願した。現在3連敗中で、借金2のリーグ4位。チーム打率は.244とリーグ5位に甘んじており、指揮官は「振り回すヤツが欲しい。できれば右」と助っ人大砲獲りを要望した。

交流戦開幕5連勝を果たし、上昇気流に乗るかと思われたが、5月31日からのDeNA戦では2試合でわずか1得点。中軸の井口、サブローらベテラン勢に頼りきりで、伊東監督は「そこがダメだった場合、ことごとくダメになってしまう」と、長距離砲獲得の必要性を説いた。

現在首位のオリックスですら新外国人の補強を敢行したことを挙げ、「うちも上に行くチャンスは十分ある」と指揮官。近く球団と本格的に話し合うものとみられる。

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今江、鈴木ら候補「月間ヒーローインタビュー賞」[報知]

ロッテは5月の「月間ヒーローインタビュー賞」の投票を、2日から球団ホームページで開始した。

「月間ヒーローインタビュー賞」は今年4月に設けられた。本拠地QVCで行われたその月のヒーローインタビューで、最も印象に残ったインタビューを披露したロッテの選手に、山室晋也球団社長から贈られる。4月の第1回受賞者は角中だった。

5月の受賞候補は藤岡、今江、鈴木、クルーズ、加藤(以上それぞれお立ち台2回登場)、井口、吉田、荻野貴、成瀬、石川、角中。受賞選手に投票した人の中から、抽選で5名に受賞選手のサイン入りボールが贈られる。投票期間は2日〜8日。6月10日に受賞者を発表予定。

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元ロッテ清水直行氏6・28引退セレモニー[ニッカン]

ロッテは2日、清水直行氏(38)の引退セレモニーを6月28日のオリックス戦(QVCマリン)の試合前に行うと発表した。

清水氏は99年ドラフト2位でロッテに入団。プロ12年間で105勝100敗、防御率4.16の成績を残し、3月25日に引退を発表した。「入団した頃は、QVCマリンフィールドのマウンドに上がるのが目標でした。初勝利もQVCマリンフィールドでした。あれから時を重ね、今では目標の場所から、1番思い出の染みこんだ場所へと変わりました。当日は、そんなマウンドで投げるのを今から楽しみにしています」とコメントした。

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元ロッテ、清水直行氏が6・28に引退セレモニー[サンスポ]

ロッテは2日、今春3月25日に現役引退を表明した同球団の清水直行氏(38)の引退セレモニーを6月28日のオリックス戦(QVCマリン、午後2時開始)の試合前に行うと発表した。

清水氏は球団を通じて、「このようなプレゼントをしていただきましたロッテ球団に感謝の気持ちで一杯です。2000年に新人として入団した頃は、QVCマリンのマウンドに上がるのが目標でした。初勝利もQVCマリン。あれから時を重ね、今では目標の場所から、1番思い出の染み込んだ場所へと移り変わりました。当日は、そんなマウンドで投げる事を今から楽しみにしています」などとコメントした。

清水氏は、日大〜東芝府中〜東芝を経て、1999年にドラフト2位でロッテ入団。2010年に横浜(現DeNA)に移り、12年までプレーした。現在はニュージーランド野球連盟GM補佐兼ナショナルチーム統括コーチ。プロ通算成績は13年、294試合、105勝100敗、防御率4.16。

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統一球、中国生産の1300ダースも納品前検査に合格[サンスポ]

日本野球機構(NPB)の井原事務局長は2日、ミズノが中国の工場で新たに生産した1300ダースの統一球の反発係数が規定の範囲内に収まり、納品前検査に合格したと発表した。6月中に再度入荷する統一球も納品前検査を行う。

抽出した6ダースを東京都内で検査した結果、平均は0.414で、0.4034〜0.4234の規定内だった。井原事務局長は「さらなる安定供給ができるとほっとしている。このまま安定すれば2軍戦にも適合球を回せるようになる」と話した。

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[千葉魂]西野が保存する1通のメール、敗戦後の新幹線、益田の思い届く[千葉日報]

大事にしているメールがある。試合前のロッカールームで西野勇士投手が、1通のメールを見せてくれた。日付は5月4日。差出人は先輩の益田直也投手だった。

「それまでずっと0点に抑えていて、2点のリードが逆転された試合です。気持ち的にきつかった。だから、ありがたかったです」。

その日付はQVCマリンフィールドでの西武戦の日である。西野は2点リードを守れず敗戦投手になった。今年、ストッパーに起用されて初めての失点。そして初めての救援失敗だった。試合後、少しばかり時間を取って、気持ちを切り替えようと自分自身に言い聞かせた。ユニホームを脱ぐと次なる試合の地・大阪へ移動した。翌5月5日には休む間もなく京セラドームでオリックス戦が組まれていた。

新幹線が新横浜駅を通過した頃。寝ることもできず、ボッーと車窓から外の景色を眺めていた時だ。メールの受信音が聞こえた。益田からだった。先輩投手からの突然のメールに少しばかり驚いた。

「去年、ストッパーをやっていたので気持ち、分かるんです。周りが思っている以上に本人は精神的にキツいんです。しかも打たれたのは初めて。ショックやろうなあと思ってメールをしました」。

益田はあえて試合後のロッカールームでは声をかけなかった。自分自身を振り返った時、打たれた直後に話しかけられても、なかなか頭の整理ができていないことはよく分かる。1人の時間になる新幹線での移動中を意識してメールをした。長文のメールだった。

<今までオマエで勝ってきたんやから。西野はマリーンズの守護神なんだから。引きずらないように気をつけろよ>。概ね、そのような内容だった。そして強調するように最後にこう付け加えた。<絶対に弱い姿は見せるなよ!>

2013年にストッパーとして33セーブを挙げ、セーブ王に輝いた男は、自身がもっとも大事にしている哲学をこの時、初めて後輩に伝えた。守っている野手に、相手打者に弱い姿を見せてはいけない。自信なさげに投げてはいけない。失敗した時だからこそ、気持ちを切り替えて、自分のボールを信じて投じないといけない。熱い思いのこもった文章が、落ち込む西野の心に響いた。

「どんなピッチャーだって、1度も失敗しないでシーズンを終えることなんてありえない。それにこのストッパーという仕事は本当にやりがいがあるんです。勝ち試合を終わらせることができる。去年は1度も完投したことがないので、最後のハイタッチを知らなかった。最高です。その最高の気持ちを味わうためには色々なプレッシャーや、困難に打ち勝たないといけないと思っています」。

西野は力強く決意を語ってくれた。あれから1ヶ月が経とうとしている。今でもあの日のメールは大切にして保存している。この思いを忘れないため。文章を残している。益田は昨年まで抑えを務めていた。今年はチーム方針で先発だった西野がそのポジションに入った。益田が1つ前のセットアッパーを務める。2人でマリーンズの勝利に大きく貢献している。ある日の試合後、グラウンドで1人、走る西野の姿があった。「走っておかないと、何だか落ち着かないんです」。照れくさそうに笑った。それは、よく投げ、よく練習をする益田の姿にダブって見えた。マリーンズの新しい勝利の方程式は、強い信頼関係で結ばれている。

(千葉ロッテマリーンズ広報 梶原紀章)

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