西武が4連勝で4位に浮上した。0−3の2回に金子侑、秋山らの4連続適時打などで5点を奪って逆転。以降も着実に加点した。2番手の岡本篤が2季ぶりの白星。ロッテは今季ワーストの6連敗で借金10となり、5位に転落した。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 2 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 5 |
埼玉西武 | 0 | 5 | 0 | 1 | 1 | 0 | 1 | 2 | x | 10 |
3点先行しながらロッテ・唐川が3回1/3を6失点でKOされ逆転負け。泥沼の6連敗で借金10となり5位に転落した。
2回2死から4連続適時打を浴びた唐川は「打たれたのは変化球ばかり。大事にいこうと思いすぎた」。打線は当たりが出始めているが、伊東監督は「声が出ている選手と沈んでいる選手が分かれているのがチームの弱点。それでも立て直すのが僕の仕事」と必死に前を向いた。
ロッテの新人捕手、吉田が右足首を負傷し、埼玉県入間市内の病院で「骨に異常はなく、右前距腓靱帯損傷の疑いがある」と診断された。後日、精密検査を受ける予定。吉田は5回の守備で本塁を狙った栗山のタックルを受けて交代していた。
伊東監督は試合後「しばらく(出場は)無理」と話しており、出場選手登録を外す場合は代わって2年目の田村を昇格させる方向という。
ロッテは3点を先行しながら2回の5失点が響いて泥沼の6連敗を喫した。試合後には選手らを集めて緊急の全体ミーティングを開いた。伊東監督は「かなりダメージが大きい。自分達で切り開いていくしかない」と自らを鼓舞するように言った。
唐川を筆頭に投手陣が踏ん張れず、守りも2失策と乱れた。なかなか歯車のかみ合わないチームに主将の鈴木は「とにかく全員が1つになってやるだけ」と立て直しに必死だった。
ロッテの吉田裕太捕手(22)が9日の西武戦(西武D)で負傷交代した。10日に1軍登録を抹消される見込み。
吉田が負傷したのは5回の守備。2死一塁から暴投と吉田の二塁への悪送球で、一塁走者の栗山が一挙ホームへ。本塁上でクロスプレーとなり、栗山との衝突で右足首を痛めた。そのままベンチに退き、入間市内の病院へ。検査の結果、右前距腓靭帯損傷の疑いがあると診断された。後日、精密検査を受ける予定。
伊東監督は「足首をひねって動けない感じだった。しばらくは(出場は)無理でしょう」と無念そうだった。
ロッテは3点を先行しながら2回の5失点が響いて泥沼の6連敗を喫した。試合後には選手らを集めて緊急の全体ミーティングを開いた。伊東監督は「かなりダメージが大きい。自分達で切り開いていくしかない」と自らを鼓舞するように言った。
唐川を筆頭に投手陣が踏ん張れず、守りも2失策と乱れた。なかなか歯車のかみ合わないチームに主将の鈴木は「とにかく全員が1つになってやるだけ」と立て直しに必死だった。
ロッテ唐川侑己投手(25)が反省しきりだった。4回途中6失点で6敗目。3点を先制してもらったが、2回に5安打5失点で逆転を許した。
「打たれたのは変化球ばかり。ランナーが出てから大事に行こうと思いすぎた。初回のように思い切っていけばよかった。首を振ってでも、真っ直ぐを投げることも必要だったかもしれない」と振り返った。
ロッテのルイズ・クルーズ内野手(30)が大当たりだ。1回は2死満塁から中越えに先制2点二塁打。「練習のときから監督に『センター中心に打つように心がけろ』と言われていたので、そのことをしっかり意識して打てたね」と素直に喜んだ。
4回の第2打席は先頭で左翼席上段へ9号ソロを放った。「打った瞬間に入ると感じる会心の当たりだったね。ピッチャーの動き、ボールがスローモーションのようになってうまく対応できたね」と、自画自賛の一打だった。
日本野球機構(NPB)は9日、16年以降に使用する統一球の供給メーカーを決めるオープンコンペティションの説明会を開催。現在のミズノ社をはじめ、大リーグの公式球を供給するローリングス社など6社が参加した。
労組・日本プロ野球選手会(嶋基宏会長=楽天)から目標値を定めるだけで反発係数の上下限の規定を撤廃する提案もあり、規定は流動的な状況。出席した各メーカー担当者は「(ミズノ社が製造する)今の水準で作れるのか、すぐには答えを出せない」「(コンペに)参加するか8月までに検討する」などと話した。NPBは今秋にコンペを開始し、来年1月までに供給メーカーを決める方針を打ち出している。