7月10日7月10日ロッテが連敗を6で止めて4位に浮上した。0−5の3回に6連打で4点を奪い、4回に加藤の適時打で同点。5回に勝ち越されたが、7回に井口の2点二塁打で逆転した。益田が好救援で5勝目。西武は連勝が4で止まり、5位転落。
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 千葉ロッテ | 0 | 0 | 4 | 1 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 7 |
| 埼玉西武 | 5 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 6 |
ケガに苦しむロッテ井口資仁内野手（39）が連敗を6で止めた。3回は無死満塁から追撃の2点二塁打。1点を追う7回は1死二、三塁から左中間へ逆転2点二塁打を放った。「このチームはベテランに限らず、束になってやらないと勝てない。今日はいい形でつながった」。5月に腫れた右手の指3本は今も万全ではない。さらに2日のソフトバンクス戦で死球を右足すねに受け今も腫れて痛む。「今朝も病院に行ったけど、試合に出たらそんなこと言っていられない」。ベテランが体を張って4位浮上に貢献した。
ロッテが10日、西武11回戦（西武ドーム）に7−6で逆転勝ちした。1回に5点を先制される劣勢も、1点を追う7回に日米通算18年目の井口資仁内野手（39）が2点二塁打を放った。連敗を6でストップし、一夜で4位に再浮上した。
いきなりの5点ビハインド。だが、3回に井口の左翼線二塁打など6連打で4点を返し、7回には1死二、三塁の好機。井口はボウデンが5球続けた直球を左中間に弾き返した。
「昨日までなら、そのままいっていたと思う。5点先制されている感じもなかった」。
井口がチームの変化を口にした。6連敗となった前日9日の試合後に伊東監督が緊急ミーティングを敢行。この日の練習前にも選手だけで実施した。正直な胸の内を吐露しあい、井口を筆頭に「やれることをしっかりやろう」と結束を固めた。自身も5月に痛めた右手の腫れが回復せず、2日のソフトバンク戦では帆足から右脚に死球を受け「痛みもあるし、腫れも引かない」と満身創痍の状態が続く。この日も球場入りする前に病院でベッカムカプセルこと高気圧酸素カプセルに入った。
伊東監督は「昨日の成果が出たとは言わないが1つになれて全員で戦えた。こういう野球ができるので、続けていきたい」とホッと一息。
7月2日からの連敗を6で止めたのは、昨年と同じパターン。リーグ3位となった1年前のように、あとは浮上するだけだ。
先発の大嶺祐が4回5失点で、KOされた。1回、先頭の秋山に四球を与え、ランサムに満塁弾を被弾し「みんなで今日からまた気持ちを前面に出して戦っていこうと臨んだ試合でいきなり四球。そこから5失点。本当に申し訳ない」とガックリ。伊東監督は「ストライクが入らないのでは話にならない」と、11日に先発する成瀬と入れ替わりで2軍落ちを決めた。
ロッテは9日の西武戦で右足首を負傷した新人捕手、吉田が埼玉県内の病院で精密検査を受け「右前距腓靱帯損傷」と診断されたと10日発表した。全治は未定。1週間の安静後、リハビリを始める。この日、出場選手登録を外れた。
チーム最年長39歳のベテランの一振りで、ロッテが連敗を6で止めた。1点を追う7回1死二、三塁で、井口が直球で押すボウデンが投じた6球目を叩き、左中間を破る逆転の適時二塁打。「直球をしっかり引っ張っていこうという意識だった」と胸を張った。
この日の試合前には選手間ミーティングを開き、井口は後輩たちに「とにかく上を向こう」と声を掛けた。自身は5月中旬から右手中指、薬指、小指の痛みを抱えたままで、握りこぶしがつくれない。さらに、2日のソフトバンク戦（ヤフオクドーム）で右すねに受けた死球の腫れも引いていない状態で、この日も病院から球場入りしたが、「試合になったら（ケガは）関係ない」。西武に譲った4位を一夜にして取り返し、「もっともっと上を目指していかないと」と目をぎらつかせた。
5点差をひっくり返しての連敗脱出に、伊東監督も「みんなが1つになれた。勝つことが何よりの薬だし、こういう野球を続けて欲しい」と願うような口ぶりだった。
ベテランが勝負強さを見せ、チームの連敗を6で止めた。
5点差を跳ね返し、4回に同点。1点を追う7回、ロッテ・井口の2点適時二塁打で逆転勝ちした。「直球のいい投手だったので、何とかしっかり打っていこうと思った」。ソフトバンク戦で死球を受けた右すねにまだ腫れが残るが、満身創痍の39歳が力を見せつけた。
連敗を止める打球が左中間を破った。1点を追う7回1死二、三塁。井口はボウデンの146キロの直球をはじき返した。逆転の2点二塁打だ。「直球がいい投手。しっかり振っていこうと、いい形で打てました」。3回にも左翼線2点二塁打を放ち、2安打4打点の活躍をみせた。
トンネル脱出へ一肌脱いだ。6連敗となった9日の西武戦後、伊東監督が全体での緊急ミーティングを開き、「前向きに強い気持ちを持ってやろう」とチームを鼓舞。指揮官の思いに応えるため、この日は試合前、ベテラン勢がナインの前で一言ずつ発言。「やれることをしっかりやろう」。井口は短く強く、意思を伝えた。
体は満身創痍だ。7月2日のソフトバンク戦（ヤフオクD）で右すねに死球を受け、この日も試合前に病院の高酸素カプセルに入って体調を整えた。5月中旬に芯を外して打球を打った際、痛めた右手の指3本にも痛みが残るが、「試合でプレーしている以上関係ないですから」と全く弱みを見せない。
チームは1日で4位に返り咲いたが「目指しているところはそこじゃない」と慢心はない。ここまで打率は2割4分5厘だが、後半戦の追い上げに井口の力は欠かせない。
ロッテの伊東監督は連敗を脱出して自然と笑みがこぼれた。「みんなが1つになれた。こういう野球を続けて欲しい」と願うような口ぶりだった。
先発の大嶺祐が1回に満塁本塁打を浴びるなど崩れたものの、3回に6連打で一挙4得点と打線が爆発。益田、大谷、西野の救援陣の踏ん張りも光っての逆転に「勝つことが何よりの薬。この勝ちをつなげていかないといけない」と巻き返しを期した。
ロッテ井口資仁内野手（39）がケガに耐えてチームの危機を救った。3回は無死満塁から追撃の2点二塁打。1点を追う7回は1死二、三塁から左中間へ逆転2点二塁打を放った。連敗を6で止め、1日で4位浮上に貢献した。「このチームはベテランに限らず、監督が言うように束になってかかっていかないと勝てない。今日はよくつながった」と、一丸の勝利を強調した。
5月に痛めた右手の指3本は今も万全ではない。2日のソフトバンク戦では右足すねに死球を受け、今もまだ腫れて痛む。この日の午前も都内の病院に行き、高酸素カプセルに入ってきた。「まだ痛みはあるけど試合でプレーしていれば関係ない」。ケガを押してベテランがチームを鼓舞した。
ロッテ加藤翔平外野手（23）が2試合連続適時打を放った。1点ビハインドで迎えた4回2死二塁から右前に同点タイムリーを放った。
「打ったのはフォークかスライダーですかね。打つしかない場面だったので思いっきりいきました。ブラゼルに『自分が1番いいバッターだと思って打て』と言われていたので、強い気持ちを持って打ちました」と、コメントした。
ロッテのG.G.佐藤外野手（35）が初の自著本を出版。11日に発売される。
タイトルは『妄想のすすめ 夢をつかみとるための法則48』（株式会社ミライカナイ ミライカナイブックス編集部、定価1300円＋消費税）。全国の主要書店、千葉ロッテ公式ストアなどで取り扱う。
野球ファンのみならず、ビジネスマンや若い方が読んで活用できる自己啓発本として、プロ野球の具体的なエピソードにもとづいた法則を背番号にちなんで48編掲載した。