ロッテ・伊東勤監督(51)は、21日からのソフトバンク戦で、徹底した内角攻めを指令した。20日、福岡入りしたチームは、ヤフオクドームで練習。前カードの15日には、“死球禍”をめぐり、両軍入り乱れ一触即発となる“遺恨”が勃発しているが、容赦なくエグることを宣言した。
中でも、特に“ターゲット”となり得るのは、球宴第2戦で豪快な本塁打を放ち、MVPを獲得した柳田だ。全パの指揮を執った伊東監督は「乗せちゃったな」と要警戒。懐を指さしながら、「攻めるところは攻めていかないと」と号令を掛けた。
そんな後半戦の開幕投手を務めるのは、ルーキー石川。対ソフトバンク戦は3試合で計20回2/3を投げ、防御率0.00を誇る鷹キラーだ。対柳田にも計7打数無安打と好相性の右腕は「左打者のインコースに投げられるのは持ち味だと思っている」と、果敢に攻める構えを見せた。
負けられない因縁の対決。現在4位に沈む伊東ロッテが、巻き返しへ、“遺恨マッチ”を完全制圧する。
キューバからの新助っ人デスパイネは、2軍戦を経て、1軍デビューさせる可能性が出てきた。最短で26日に来日し、29日の日本ハム戦からの1軍出場を目指すが、キューバは現在シーズンオフで、実戦から遠ざかっているだけに、伊東監督は「すぐに、という訳にはいかないかもしれない」と話した。
後半戦開幕の先陣を切るのはロッテD1位・石川(東京ガス)。3試合2勝0敗、連続20回2/3、自責点0(失点2)の“鷹キラー”だ。20日はフォーム確認のシャドーピッチングなど軽めの前日調整。「前半戦の数字は意識しません。リセット?そうです」と平常心。前回の3連戦では死球から両軍あわや乱闘の遺恨を残したが、「気にしません。内角を攻めないことには自分の投球になりませんからね」とビシビシいく構えだ。
ロッテのドラフト1位右腕・石川が、同学年の「球宴MVP男」を封じ込める。
ソフトバンク戦は今季3試合に先発し2勝0敗、防御率0.00。相性の良さを買われて、後半戦の「開幕投手」に指名された。ソフトバンク打線で最も乗っているのが、球宴第2戦でMVPを獲得した柳田だが、対戦成績は7打数無安打。「相性がいい。全体的にうまく攻められているし、はまっている感じ」と言い切るほどだ。
攻略のポイントに挙げるのが内角攻め。「左打者の内角に投げるのが自分の持ち味。そうすれば、(決め球の)シンカーも生きてくる」。全パの指揮を執った伊東監督も目の前で柳田の特大アーチを目の当たりにし、警戒を強めている。「(MVP獲得で)完全に勢い付いてるしね。先発投手に頑張ってもらわないと」と、石川に期待した。
ロッテがキューバから加入するアルフレド・デスパイネ外野手(28)に“キューバ弁当”のデリバリーを行う可能性が20日、浮上した。
15日にキューバで山室球団社長、林球団本部長と対面したデスパイネは「週1度は豆料理が食べたい。(料理を)僕が教えるよ」と食事のこだわりを話した。そこで、上位進出のカギを握る助っ人のため、グリエル(DeNA)、セペダ(巨人)らも利用する都内のキューバ料理店から、関東圏内限定で“キューバ弁当”を配達してもらう案が挙がった。
新助っ人は偏食ではないが、万全の状態で野球に臨むため、選手食堂でキューバ料理を振る舞う準備も進めている。弁当はあくまでも緊急手段だが、キューバ料理が食べられない球場で、配達可能な距離にある西武Dなどでは弁当が役立つかもしれない。
早ければ26日にも来日し、29日の日本ハム戦(QVC)で1軍デビューする可能性がある。伊東監督が打線の軸として期待する助っ人を、球団は最大限の“おもてなし”で迎える。
後半戦開幕の先陣を切るのはロッテD1位・石川(東京ガス)。3試合2勝0敗、連続20回2/3、自責点0(失点2)の“鷹キラー”だ。20日はフォーム確認のシャドーピッチングなど軽めの前日調整。「前半戦の数字は意識しません。リセット?そうです」と平常心。前回の3連戦では死球から両軍あわや乱闘の遺恨を残したが、「気にしません。内角を攻めないことには自分の投球になりませんからね」とビシビシいく構えだ。
ロッテのドラフト1位・石川歩投手(26)=東京ガス=が、21日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)に先発。後半戦開幕の先陣を切る。
前半戦は同カード、3試合2勝0敗、連続20回2/3、自責点0(失点2)の“鷹キラー”。20日は同球場でランニング、キャッチボール、フォーム確認のシャドーピッチングなど軽めの前日調整。「前半戦の数字は全然、意識しません。リセット?そうです」と平常心をアピールした。
前回の3連戦(QVCマリン)では、死球から両軍あわや乱闘の遺恨を残したが、「気にしません。内角を攻めないことには得意のタマ(シンカー)が生きないし、自分の投球になりませんからね」とビシビシいく構え。同時に「大体のところにはちゃんと投げられますから…」とコントロールに絶対の自信をのぞかせる。
チームは今季、まだヤフオクドーム未勝利。“五右衛門”が初白星を奪いにいく!!
ロッテ伊東勤監督(51)が、後半戦での巻き返しへ内角球の必要性を説いた。21日からのソフトバンク3連戦に向けてヤフオクドームで全体練習を行い、「ベルトから上。そうすると意識付けができる」。1球の布石で、外の変化球も生きてくる。福岡では今季未勝利。「何かを変えていかないとね」と、先発陣に攻撃的姿勢を促した。
前半戦最後のカードとなったソフトバンク戦では、サブローへの死球から、乱闘の騒ぎになった。それでも1歩も引くつもりはない。選手たちにも「ここからは取り返しのつかない試合が続く」と必勝を呼びかけた。最大の標的は球宴第2戦でMVPに輝いた柳田か。指揮を執った自らが、敵を勢いに乗せてしまった形だが「ああいうフルスイングは見ていて気持ちがいい。それをうちの投手が抑えるのがまたいいんだ」という。仕切り直しの一戦。ルーキー石川にその役目を託した。
腰痛手術で欠場した星野監督(楽天)に代わり、オールスター2試合で全パの指揮を執ったロッテ・伊東勤監督(51)が20日、第2戦の甲子園(19日)でロッテ・鈴木大地内野手(24)の打席で起きた大声援に「ビックリしたし、感動しました。球場全体でしたからね。胸が熱くなりました」と振り返った。
鈴木は12球団で唯一“1人ぼっち”の出場。劇団ひとりならぬ『球団ひとり』で、その同情票も多分にあったが、それでも、あのスタンドでピョンピョン飛び跳ねる“ロッテ式応援”が甲子園で展開される異様な光景。伊東監督は「この状況で打たなきゃ、男じゃないぞ!!」とハッパをかけたそうで、これに応えた鈴木も1安打&2打点の活躍。選手起用では散々苦労した伊東監督だが、いい思い出も残る球宴だった。