わたしはかもめ2014年鴎の便り(8月)

便

8月2日

オリックス2−7千葉ロッテ(京セラドーム)

ロッテが連敗を4で止めた。1回にサブローの適時打で先制。7回には金沢の二塁打で1点、8回にデスパイネ、クルーズの連続適時打で3点を加えた。涌井は7回途中1失点で4勝目。オリックスは金子の後を受けた救援陣が誤算。

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千葉ロッテ1000001327
オリックス0000001102

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涌井4勝、金子に勝った!2軍で体メンテ[ニッカン]

ロッテ涌井秀章投手(28)が復活の兆しを見せる快投で、リーグを代表するオリックス金子との投げ合いを制した。6回1/3を1失点で、6月21日以来の4勝目。チームの連敗も4で止めた。不甲斐なかった前半戦の自分を吹っ切り、後半戦の巻き返しを期す。チーム躍進のキーマンになるべく、どん底から立ち上がった。

不安定だった立ち上がり。涌井の明暗を分けたのは糸井への7球目だった。1回、2四球で1死一、二塁。フルカウント。腕を振って投げた144キロ速球は糸井のバットを押し込み、二ゴロ併殺打となった。「立ち上がりはどうなることかと思いましたが、あのゲッツーは大きかった」。そこから立ち直った投球が今季1番の内容になった。

7月13日の楽天戦後、無期限での2軍調整を命じられた時、伊東監督のコメントをネットの記事で読んだ。「勝ちを計算している投手で勝てないのはつらい」と言わせてしまったのが心苦しかった。そんな思いを抱きながら2軍で調整していた時、監督からの電話を受けた。「これからは結果が求められる。結果を出してくれ」とハッパを掛けられた。「電話番号も知らなかったんですが、落ちたばかりでしたし、嬉しいことでした」。本気で再生に向けて取り組まなければ、という気持ちを強くした。

2軍では丸2日かけて体のチェックをすることから始めた。右足の内転筋がパンパンに張っていた。体のメンテナンスをするとともに、シュート回転の球をなくすべく右翼線に沿って一直線の球を投げられるよう、小谷2軍投手コーチと取り組んだ。当初の予定より早く、7月26日の西武戦に登板したが、その時にはまだ、フォームを固める作業が足りなかった。復帰2戦目での快投は、ある意味、計算通りだった。

走者を出してからの不安定さを払拭するため、ワインドアップを封印した。セットからの左手の動かし方も2軍で修正し、体が前に突っ込まなくなっていた。この日走者を出さなかったのは3回だけだったが、狙い通り要所を締めた。現在の成績が周囲の期待値から程遠いことは1番分かっている。「あと9試合か10試合投げるんで、早く借金を取り戻したい」と、苦境脱出のキーマンになろうとしている。

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ロッテ・涌井、粘投1失点4勝!チームの連敗止めた[サンスポ]

ロッテ・涌井秀章投手(28)が2日、オリックス13回戦(京セラドーム)で7回途中1失点と好投し、6月21日以来となる4勝目(9敗)を挙げた。

我慢した先に、久々の白星が待っていた。涌井は再三ピンチを背負いながらも最少失点でこらえた。自身の連敗を3、チームの連敗も4で止め「相手が金子さんで1点勝負だと思っていたので、とにかく低めを意識して投げた」と相手エースに投げ勝った充実感に浸った。

オリックス戦は今季4戦4敗とカモにされていた(西武時代は通算11勝11敗7セーブ)。1−0の1回、2四球で1死一、二塁となったが、糸井を144キロの直球で二ゴロ併殺打に仕留め「うまく乗れた」。その後も走者を出さなかったのは3回だけだったが、要所を締めて粘り「修正できた」と納得した。

昨オフ、西武からFA移籍。2年契約で年俸2億2000万円プラス出来高払いの好条件でロッテに加わったが、現在の成績は期待値から程遠い。それだけに、本来の粘りが出てきたのは明るい材料だ。伊東監督は「丁寧に投げていた。これから勝っていくでしょう」と声を弾ませた。

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涌井、パ“新旧”エース対決で意地!金子と4度目投げ合いで勝った[スポニチ]

いきなりのピンチで吹っ切れた。初回、2四球で招いた1死一、二塁。ロッテ・涌井は4番の糸井を迎え、フルカウントから144キロ直球を投げ込んだ。結果は二ゴロ併殺。パ・リーグの打率首位を力でねじ伏せた。

「最初はどうなることかと思った。糸井さんからゲッツーを取れて、あれで乗っていけた」。

2回以降は多彩な球種を駆使しながら、低めに球を集めた。ノーワインドアップから、走者がいない場面でもセットポジションに変更して2試合目。体重移動のバランスが良くなったことで、制球力も向上した。4回には無死一塁で再び糸井を143キロ直球で遊飛に仕留めた。6回1/3を1失点。6月21日の中日戦(ナゴヤドーム)以来となる4勝目を手にした。

「相手が金子さんで1点勝負だと思っていたので、とにかく低めを意識して投げた」。金子との4年ぶりの投げ合い。涌井は西武時代、09年に沢村賞を獲得するなど同学年の日本ハム・ダルビッシュ(現レンジャーズ)と並んでパを代表するエースだった。しかし、その称号は今では金子が相応しい。今季成績も試合前の時点で3勝9敗。一方、金子は9勝3敗と対照的だった。「金子さんとは今まで投げ合って、1度も勝ってなかったですからね」。4度目の対戦でやっと勝った。

FA権を行使してロッテに移籍したが、結果を残せない日々が続いた。7月14日には2軍に降格。その直後に西武時代からの恩師でもある伊東監督から電話がかかってきた。「とにかく結果を出せ」−。同26日に再び1軍に昇格。「今まで電話がかかってきたことなんてなかった。2軍に落ちたばかりだったので、ありがたかった」。チームの連敗を4で止め、ようやく恩返しができた。負け数は勝ち数より5も上回っている。「(今季は)まだ9、10試合は投げられる。まずは早く借金を返済したいですね」。輝きを取り戻すために選んだ新天地。このまま終わらせるつもりはない。

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デスパイネ、加入後5戦目で初勝利、初タイムリー&初マルチ[スポニチ]

キューバ出身のロッテ・新外国人デスパイネが、自らのバットで加入後5試合目での初勝利を呼び込んだ。

1−0の7回に金子から左中間フェンス最上部に直撃させる二塁打。あと10センチで柵越えの二塁打が2点目の呼び水となった。さらに、8回1死満塁から左前に来日初適時打。来日初の複数安打もマークし、「率直に言って嬉しい。勝てたことが、本当に嬉しいよ。これを続けていきたいね」と笑顔で振り返った。

7月29日の日本ハム戦(QVCマリン)でデビューしてから、チームは4連敗。キューバの国内リーグで通算220本塁打を放った強打者も、日本投手の変化球攻めに苦しんだ。それでも前日の来日1号で本来の力を発揮し始めた。この日、打った2本は、チェンジアップとスライダー。課題とされる変化球を捉えて「徐々に慣れてきている」と手応えを口にしていた。

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涌井の兄貴分サブロー、金子から技あり先制打[スポニチ]

涌井の兄貴分のロッテ・サブローが、初回に技ありの適時打で援護した。

2死一、三塁で外角低めのスライダーを中前に運び、早々と先制点を奪った。「難しい球だったけど、自分のスイングができた結果。相手投手(金子)は久しぶりの登板で不安がある中での最初のチャンス。先制できたのは大きい」と振り返った。涌井が公私ともに慕うベテランが、相手のエース攻略の糸口をつくった。

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涌井が42日ぶり4勝!伊東監督の激励TELに応えた[報知]

無表情を保ちながら、胸の奥はメラメラと燃えていた。強敵とのマッチアップで、背水の涌井に火がついた。

「金子さんが相手だったので1点勝負になると思った。とにかく低めを意識しました」。

6回1/3を1失点でオリックス・金子に投げ勝ち、6月21日の中日戦(ナゴヤD)以来の4勝目。絶対エースとの直接対決を経て、元沢村賞右腕が復活のきっかけをつかんだ。

敵が大きいほど、力が湧いてきた。味方が1点を先制した直後の1回1死一、二塁。打率リーグトップを独走する糸井を迎え、吹っ切れた。ベンチの伊東監督からは「守りに入るな。攻めていけ」とメッセージが届いた。クローザー時代を思わせる強烈な腕の振りで直球勝負を挑み、144キロの真っ直ぐで二ゴロ併殺。最大の難所を乗り越え、「うまくゲッツーをとれて乗っていけました」と胸を張った。

極度の不振で7月14日に2軍降格。新聞を広げると、指揮官の言葉が目に留まった。「勝ちを計算している投手で勝てない」。先発の柱として期待され、FA入団した右腕は、不甲斐ない思いに支配された。この日は無走者でもセットポジションで投球。勝つために手段は選ばなかった。降格直後に激励の電話をかけてくれた伊東監督の思いに、結果で応えた。

復調の兆しを見せた背番号16は、通算4度目で初めて金子との投げ合いに勝利。ロッテが金子に黒星をつけるのは11年7月19日(京セラD)以来、実に1110日ぶりだった。「次も勝ちたい。早く借金を返済しないと」。42日ぶりの白星で4勝9敗。涌井の復活がかなえば、逆転Aクラスに希望の灯がともる。

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ロッテ・デスパイネが初マルチ[デイリー]

ロッテ・デスパイネが5試合目で初の複数安打をマークした。7回に追加点につながる二塁打、8回には適時打。チームの連敗は4でストップし、初めて勝利も味わい「率直にうれしい」と喜んだ。ともに課題とされる変化球を捉えた。「少しずつ慣れていこうと思う」と謙虚に話した。

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ロッテ涌井4勝目「低めを意識して」[ニッカン]

ロッテ涌井秀章投手(28)が6回3分の1を1失点の好投で4勝目を挙げた。

立ち上がり、2つの四球で招いたピンチに、糸井を併殺に仕留めた。そこから波に乗っていった。「ランナーが出ても低めを意識して投げられたのが、いつもと違った」と、ていねいに投げ続けた。セットポジションからの投球は安定感を増し「ワインドアップからセットにしたことで、バランスが良くなったんじゃないか」と自己分析していた。

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ロッテ・デスパイネが初マルチ!変化球には「少しずつ慣れていく」[サンスポ]

ロッテのデスパイネが5試合目で初の複数安打をマークした。7回に追加点につながる二塁打、8回には適時打。初めて勝利も味わい「率直に嬉しい」と喜んだ。

ともに課題とされる変化球を捉えた。「少しずつ慣れていこうと思う」と謙虚に話した。

サブロー
「難しい球だったが、自分のスイングができた結果。」(先制打)

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ロッテ・涌井、4勝目「立ち上がりはどうなる事かと」[サンスポ]

ロッテ・涌井秀章投手(28)がオリックス戦に先発し、6回1/3を投げ5安打1失点で4勝目(9敗)を挙げた。チームは連敗を4で止めた。

1点を先制してもらった涌井だったが、不安定な立ち上がりを見せた。1回、先頭のヘルマンに四球、1死からバトラーにも四球を与え一、二塁とピンチを招くと、伊東監督がベンチを飛び出し涌井の元へ。アドバイスを受けた涌井は、糸井を直球で二ゴロ併殺に打ち取った。3回以外は毎回ランナーを背負うも要所を締め、6回までオリックス打線を無失点に抑えた。

2点のリードをもらった涌井は7回、1死から原拓に右翼へ二塁打を打たれ、マウンドを降板。2番手の松永が、代打・川端に左中間へ適時二塁打を浴び1点差に迫られたが、味方打線が8、9回に5点を奪い、7−2でオリックスに快勝した。

ヒーローの涌井は「相手は金子さんだったので、1点勝負になると思った。とにかく低めを意識して投げました。立ち上がり、どうなる事かと思いましたが、糸井さんをゲッツーに取れたんでうまく乗っていけました」とピッチングを振り返った。

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