わたしはかもめ2014年鴎の便り(8月)

便

8月3日

オリックス3−8千葉ロッテ(京セラドーム)

ロッテが逆転で後半戦初の連勝。0−2の5回、デスパイネの2号ソロなどで同点。角中、サブローの連続適時打で3点を勝ち越した。成瀬は8回途中3失点で6月23日以来の6勝目。オリックスはディクソンが集中打を浴び、9敗目。

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千葉ロッテ0000502108
オリックス0101000103

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涌井→成瀬でロッテ連勝、不仲説も解消[ニッカン]

ロッテが、待望の形で連勝を飾った。課題の立ち上がりを3人で切り抜けた成瀬善久投手(28)が、テンポのいい投球を披露。7回1/3を3失点で6勝目を挙げた。前日の涌井に続き「横浜高校コンビ」での連勝は、今季初めて。「チームにとっても、この2人が勝たないと、って思われてると思うので、その中で勝てたのは大きい」。1年先輩の成瀬は、自信を持って胸を張った。

今季、涌井が新加入した時、2人の不仲説が囁かれた。高校時代のある事件に由来するものだった。1度だけ、成瀬が涌井を厳しく指導したことがあったのだ。だが、2月のキャンプで食事をともにした際、成瀬は、そうせざるを得なかった理由などを丁寧に涌井に話した。下級生は知り得なかった話。今だから話せることを語り合ううちに、わだかまりは消え、絆になった。

前日は、涌井の投げた試合を最後まで球場で見守った。先発の前日にしては珍しいことだった。「おめでとう」と声をかけると「明日、頼みますよ」と返ってきた。勝利のハイタッチは、バトンタッチの儀式になった。「ワクがああやって笑ってるのも久しぶりに見ました。登板当日に会うことがなかったですから。自分も勝ちたいって刺激になりました」。その気持ちをこの日の投球に、素直にぶつけた。

前半戦はともに苦しんだ。意識と体が一致せず、思うようなボールが投げられない状態だったという。それが今は、心と体が一致した感覚を得られている。「勝てない苦しさも分かってるし、あいつもきっかけになったと思う。自分もいい流れで勝つことができた」。ここからは、2人でどんどん勝ち星を積み重ねたい。「横浜高校コンビ」が両輪となって、ロッテに勢いをもたらす。

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流れ変えた!ロッテ・デスパイネ弾「一発があれば活気づく」[サンスポ]

0−2とリードされた5回、先頭のデスパイネが中堅左に来日2号ソロを運んで反撃ののろしを上げた。勢いづいた打線はこの回7安打を集めて一挙5点を奪い、逆転した。伊東監督は「一発で試合の流れを変えた」と目尻を下げた。上位チーム相手に勝ち越し、後半戦は初の連勝。キューバの大砲は「一発があればチームが活気づく。自分ができることをやる」と頼もしいセリフを口にした。

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涌井に続いた!ロッテ成瀬、横浜高“リレー”連勝[スポニチ]

エースの自覚、そして後輩との約束。ロッテ・成瀬には負けられないマウンドだった。3点リードの6回2死二塁のピンチ。4回に本塁打を浴びているペーニャを迎え、川越投手コーチがマウンドへ足を運んだ。一塁は空いている。しかし、左腕は「勝負させてください」と即答した。

スライダーを本塁打されていたが、ここはあえて力勝負。フルカウントからこの日最速の135キロの直球で空振り三振に斬った。「前半戦は変化球で逃げていたけど、今は強気で投げられる。攻める大切さを再確認した」。2、4回に失点したが、味方が逆転した直後の5回からの3イニングは無安打。7回1/3を投げ6安打3失点で、チームを2連勝に導いた。

前日は横浜高の1年後輩に力をもらった。今季FAで新加入しながら、不振にあえいでいた涌井が、オリックスのエース・金子に投げ勝って今季4勝目を手にした。登板前日はいつも試合途中に球場を後にするが、後輩の投球を最後まで見届けた。試合後はベンチ裏でハイタッチし「おめでとう」と祝福。涌井からは「明日は頼みますよ」との言葉が返ってきた。 「ハイタッチをして気分が乗った。ワク(涌井)の笑顔を久々に見ることができて、いい刺激になった」。

03年春のセンバツは2枚看板として決勝まで勝ち進んだ2人。今季から高校時代以来のチームメートとなり、左右の柱と期待されたが、ここまで2人で10勝15敗は到底納得できる数字ではない。7月下旬にはともに2軍生活。同21日のイースタン・リーグ西武戦(ロッテ浦和)では「先発・成瀬→2番手・涌井」の継投も経験したが、本来の姿ではない。今季初めて実現した涌井、成瀬での連勝こそ、2人が頭に描いていた「リレー」だ。

「2人でしっかりやらないと。僕たちが勝てば、チームにとっても投手陣にとってもいいことなので」と成瀬は言う。2人で切磋琢磨し、勝ち星を積み上げていけばおのずとチームも浮上していく。

成瀬と涌井
横浜高の2枚看板として03年センバツに出場し、準優勝の原動力となった。背番号は1学年先輩の成瀬が「1」、涌井は「10」。準決勝までの4試合は全て成瀬が先発。うち3試合で涌井がリリーフする継投策で勝ち進んだ。広陵(広島)との決勝戦は涌井が先発も4回途中6失点。後を継いだ成瀬も9失点と打ち込まれ、3―15で敗れた。同年夏は神奈川大会決勝で成瀬−涌井の継投も実らず、横浜商大高に敗戦した。

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ロッテ大地、5の5!前日から6打席連続安打[スポニチ]

今季初めて「1番」に起用されたロッテ・鈴木が、5打数5安打の大当たりだ。

初回にいきなり初球を左翼線二塁打すると、5回の第3打席は2死三塁で同点右前適時打。その後も2打席連続二塁打で、前日の最終打席から6打席連続安打とした。「プレーボール直後の第1打席に、初球からしっかり振れたことが大きかった。今はタイミングがしっかりとれている」。チームは4連敗後の2連勝。9試合連続安打中で、出塁率を買われてリードオフマンに指名された主将は「これをきっかけに上がっていくしかない」と力強かった。

デスパイネ
「自分の本塁打で打線が活気づいて嬉しい。本塁打でチームを勢いづかせるために日本に来たからね。」(5回反撃ののろしを上げる2号ソロを放つなど2打点)

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デスパイネ口火弾!ロッテ猛打でオリ倒[デイリー]

新加入の大砲がロッテ打線の雰囲気を一変させた。0‐2の5回。ロッテは先頭のデスパイネが中堅左に2号ソロを運んで反撃ののろしを上げると、勢いづいた打線はこの回7安打を集めて一挙5点を奪い、逆転した。伊東監督は「一発で試合の流れを変えた」と目尻を下げた。

変化球中心の攻めが続く中、内角高めの速球を逃さなかった。持ち前のパワーを証明した効果は絶大。「一発があればチームが活気づく」(デスパイネ)と強調したように、2死三塁で鈴木が同点打を放てば、角中は一、二塁から右前へ勝ち越し打。続くサブローも2点適時打を放ち、ディクソンをKOした。

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成瀬、41日ぶり6勝!後輩・涌井に続いた「自分も勝ちたい」[報知]

23時間後、今度は成瀬が笑った。横浜高の1学年後輩・涌井に続き、エースが輝きを取り戻した。8回途中3失点。41日ぶりの6勝目を挙げ、1日前の誓いを果たした。

「昨日、ワク(涌井)が笑っているのを久しぶりに見た。あいつがハイタッチしているのを見て、勝ちたい気持ちが強くなった。あいつが勝ったので自分も勝ちたい、と思っていました」。

03年センバツ。成瀬と涌井は左右の2本柱として、準優勝の原動力になった。プロ入り後はそれぞれロッテ、西武でエースの地位を築いたが、今季はともに2軍降格を経験するなど挫折を味わってきた。

前日2日のオリックス戦(京セラD)。不振の涌井が42日ぶりの4勝目をもぎ取った。試合後まで球場に残っていた成瀬は、復活星を挙げた右腕から声をかけられた。「成瀬さん、明日は頼みますよ」。後輩から受けたバトンを握り締め、左腕もまた、同じマウンドでよみがえった。

涌井と同じように、無走者でもセットポジションから投げた。「今はイメージ通り投げられる」。スピンの効いた直球と緩急を操り、ストライク先行で主導権を取り続けた。121球の力投で6月23日のヤクルト戦(神宮)以来の白星。試合後、背番号17は自覚を込め、思いを語った。

「勝てない苦しさは僕にも分かる。周りに『2人が勝たないと』と思われているのも、分かっている。2人がしっかりしないと若い選手もついて来ないし、僕らの役目だと思う」。

「次も勝ちたい」と涌井が言った翌日、成瀬は「ここからが勝負」と言い切った。シーズンは残り2か月。復活した横浜高コンビが、ロッテの逆襲ロードを切り開く。

横浜高時代の成瀬&涌井
3年生エース・成瀬と2年生の涌井は03年センバツで甲子園初出場。初戦の盛岡大付戦では成瀬−涌井の無失点リレーで勝利。成瀬は準々決勝の平安戦で完封し、全国区に。決勝では西村(現巨人)を擁する広陵と激突。成瀬は左手人さし指の爪を割り、先発回避。涌井が先発したが、3−15で大敗した。涌井は翌04年、エースとして夏の甲子園8強入りに貢献。東北・ダルビッシュ(現レンジャーズ)の好敵手として名を馳せた。

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ロッテ、横浜高出身コンビで2連勝!成瀬「最後まで諦めずに」[スポニチ]

先日の涌井に続き、この日は成瀬が白星。横浜高出身コンビの奮闘でロッテが2連勝を飾った。

「昨日の試合が終わった後にワク(涌井)から“頼みます”と言われていたし、勝って、いい流れになってよかったです」。1学年後輩の涌井が6月21日以来の白星なら、先輩の成瀬は同23日以来の白星。2本柱として期待される2人の不振がそのままチームの低迷となっていただけに安どの表情を浮かべた。

2、4回に1点ずつ失ったものの、4回以降は7回まで無安打投球。「2点で抑えていれば、何とかなると思っていた。粘りの投球ができてよかった」。力投に打線も応え、5回に一挙5点を奪って逆転するなど13安打8得点。「この点差なら完投しなくちゃいけない」と左腕は反省したが、チームのムードは上々だ。

3日夜の試合で西武が楽天に敗れると、4位浮上の可能性はあるが、CS進出の3位には大きく引く離されている。それでも左腕はファンに力強く呼びかけた。「まだ下位にいますけど、最後まで諦めずに一緒に戦いましょう!」。

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鈴木大地、5の5大当たり!6打席連続安打!3二塁打&2打点[スポニチ]

ロッテの1番・鈴木大地が5打数5安打2打点の大当たり。2番で起用された前日の最終打席から6打席連続安打をマークした。

初回、ディクソンの初球を流し打って左翼線へ二塁打。3回には中前打、そして5回には2死三塁から同点打となる右前適時打を放つ。7回には右翼フェンス直撃の二塁打を放ち、続く8回には1死一塁から右翼線への適時二塁打と爆発した。

「どんな形でもいいから点を取って、同点にしたかった。デスパイネ、クルーズがいい流れをつくってくれました」と同点打の場面を振り返った鈴木。プロ3年目でキャプテンに任命されたリードオフマンが初の1試合5安打でチームを牽引した。

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ロッテ・デスパイネ、打線に火をつける豪快2号ソロ[サンスポ]

ロッテのアルフレド・デスパイネ内野手(28)が五回、2試合ぶりに2号ソロを放った。

デスパイネが京セラドームで、またも豪快な1発を放った。2点を追いかける5回、先頭で打席に立つと、カウント1−2からディクソンの142キロ直球を捉えた。打球はグングンと伸び、バックスクリーン左の2階席へ飛び込んだ。チームはこの1発をきっかけに打線に火がつき、この回一挙5点を奪い逆転した。

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ロッテ鈴木5安打、キャプテンシー発揮[ニッカン]

今季からキャプテンを務める男が、切り込み隊長としての役割を見事に果たして見せた。守りでも、マウンドの投手に要所で声をかけ、盛り立てる。「前に西武戦の後、立川のホテルのビデオルームで福浦さんとタイミングが重なることがあったんです。そこで、(唐川)侑己が連打を食らっている時に、だれも声をかけに行ってなかったのが気になったって言ってくれて、それから意識して行くようになりました」という。攻守にキャプテンシーを発揮し、チームに連勝を呼び込んだ。

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ロッテ成瀬6勝目「防御率減らしたい」[ニッカン]

ロッテ成瀬善久投手(28)が7回3分の1を3失点の好投で6勝目を挙げた。

課題の立ち上がりを3人で片付けると、低めを意識した投球が光った。6回2死二塁では、前の打席で本塁打を打たれているペーニャに対し勝負を選択。最後は135キロの速球で空振りを奪い、ねじ伏せた。前半戦は苦しんだが、ここから巻き返しを期す。「防御率を減らしていきたい。無駄な失点をなくしていければ、勝ち星もついてくると思うので、そこを意識していきたい」と話した。

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ロッテ・サブロー2戦連続の適時打[ニッカン]

ロッテ・サブロー外野手(37)が2試合連続の適時打を放った。5回、勝ち越した直後、2死二、三塁から、中前への2点適時打。打線をつなげた。

「打ったのはナックルカーブ。追い込まれていたからコンパクトにね。あの流れだから自分で止めなくて良かったよ」と、2死からの連打の勢いに乗れたことを喜んだ。

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ロッテ角中「変化球に合わせ」タイムリー[ニッカン]

ロッテ角中勝也外野手(27)が5回、勝ち越し適時打を放った。

カウント3−1から「ストレートはないと思ったので変化球に合わせて打ちにいきました」と読み勝ち。勝負強さを発揮した。

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ロッテ鈴木が同点適時打[ニッカン]

ロッテ鈴木大地内野手(24)が5回、同点適時打を放った。1点差に追い上げ2死三塁の場面。カットボールをしぶとくとらえ、一、二塁を破った。

「どんな形でもいいから点を取って、同点にしたかった。デスパ、クルーズがいい流れをつくって、チームに勢いをつくってくれましたね。とにかく勝って千葉に帰ります」とキャプテンらしく、言い切った。

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ロッテ・デスパイネ2号「いいスイング」[ニッカン]

ロッテのアルフレド・デスパイネ外野手(28)が5回、2号ソロを放った。

先頭打者で打席に立つと、追い込まれながらも、高めに浮いた直球を強振。打球はライナーでバックスクリーンの左に吸い込まれた。「いいスイングができたよ」という1発が呼び水となり、ロッテはこの回に5点を奪った。

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12球団代表者会議で交流戦18試合制を本格検討へ[サンスポ]

プロ野球の12球団代表者会議が4日、東京都内で開かれる。交流戦の来季の試合数について、現行の1チーム24試合制から同18試合制に削減する案を本格的に検討する。

現行の24試合制は2007年から実施された(05、06年は36試合制)。各カード4試合(ホーム、ビジター2試合ずつ)で最大4連戦。2週間で10試合ペースとなるため、日程の間延びを指摘する声があった。週末の金曜日に試合がない週があるなど、日程編成の課題が浮き彫りになっていた。

本格検討に入る18試合制は、セ・リーグを中心に案をまとめた。各カード3試合で、ホーム、ビジターを隔年開催する。これまでパ・リーグ側は反対してきたが、球界関係者は「間延びした日程への認識は12球団共通している」と“変化”を認めた。

18試合制にすれば、リーグ内対戦と同じ3連戦のリズムで行える上に、日程を短縮できる。10月中に日本シリーズを終了できれば、11月に野球日本代表「侍ジャパン」の国際試合を余裕をもって開催できるメリットも生まれる。

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