西武が21安打16得点で打ち勝った。4回にメヒアの3ランで先制。5回は中村の犠飛、7回は中村の2ランなどで3点を加えた。2点差で迎えた9回は打者14人の猛攻で一挙9点を奪った。ロッテは涌井が誤算で、救援も打ち込まれた。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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埼玉西武 | 0 | 0 | 0 | 3 | 1 | 0 | 3 | 0 | 9 | 16 |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 4 | 0 | 5 |
ショックの大きさを物語っていた。ロッテ伊東勤監督(51)は敗戦後、報道陣の前で帽子を取り深々と頭を下げた。「見ての通りです。明日から出直します」。そう謝罪すると、質問を受けることなく監督室に引き揚げた。
また大逆転かという場面もあった。6点ビハインドで迎えた8回。代打岡田の中前打を口火に打者9人で5長短打を集め4点を奪った。6日の楽天戦で5点差を9回に6点を奪い逆転サヨナラした時も岡田の三塁打が皮切りだった。ムードが漂った。2死一、三塁で1発が出れば逆転まで攻めたが、鈴木は中飛に倒れた。
それでも2点差なら最終回に望みをつなげたのだが、9回表に大量失点してしまう。3番手藤岡が1点を失い、なお1死一、三塁で救援した金森が打者9人に7安打1四球で6失点と大誤算。神がかり5連勝後の連敗で失速となった。
ロッテ・涌井が「9度目の正直」でも本拠地初勝利をつかめなかった。
0−0の4回、先頭・栗山の右前打と中村への四球で無死一、二塁とし、メヒアに3ランを被弾。5回にも1点を失い、5回6安打4失点で降板した。早くも10敗目を喫し「先に点を与えず、守りからリズムをつくりたかったのですが…チームに申し訳ない」とうなだれた。チームは16失点で大敗。自身も古巣に2連敗で、QVCマリンでは5連敗。伊東監督も「見ての通り」と言葉少なだった。
本拠地で勝てない。ロッテ・涌井は5回4失点で今季10敗目を喫し、QVCマリンでは9試合目の登板で、白星なしの5敗目となった。
3回までテンポを守り続けていた右腕が、4回に崩れた。栗山に右前打、中村に四球で無死一、二塁。抜けたスライダーをメヒアに左翼席に運ばれた。「簡単に打たれてしまい、そこからピンチをつくり失点。とにかく、先に点を与えず、守りからリズムをつくっていきたかったのですが…。チームに申し訳ないです」。球団を通じコメントした右腕は、重たい足取りで、無言で帰途に就いた。
チームも8回に打線がつながり逆転ムードを漂わせたが、終わってみれば5‐16と大敗。伊東監督は「見ての通りです。明日からまた出直します」と会見を短く切り上げた。
普段は勝敗に関係なく丁寧に試合を振り返るロッテの伊東監督だが、この日は「見ての通り。明日から出直します」とだけ話して会見を打ち切った。
惨敗だった。柱として働くべき涌井は2回り目以降を抑えられず5回4失点で降板し「先に点を与えず、守りからリズムをつくっていきたかったのですが…。チームに申し訳ないです」とうな垂れた。救援陣もなす術なく失点を重ねて5位西武に痛恨の連敗を喫し、チームの上昇ムードも一気に霧散した。
ロッテ涌井秀章投手(28)が5回6安打4失点で10敗目となった。4回は無死一、二塁からメヒアに先制3ランを被弾した。
「4回の先頭ですね。簡単に打たれてしまい、そこからピンチを作り失点。とにかく先に点を与えず、守りからリズムを作っていきたかったのですが…。チームに申し訳ないです」と反省した。
ロッテの益田が9日、QVCマリンフィールドでの西武戦に千葉市内の母子家庭の家族、20人を招待した。
試合前の練習後には子供達とサインや記念撮影をするなどして交流。子供達からはお礼に手紙をもらった。昨年から母子家庭への支援活動を行っており「毎回、励みになるので、できる限り続けていきたい。これをやる度に頑張ろうと思う」と刺激を受けていた。
“アジャ”ことロッテのドラフト5位・井上晴哉内野手(25)=日本生命=が8日の西武15回戦(QVCマリン)の試合後、再び2軍落ちを命じられた。
同選手は7日に1軍に昇格、楽天15回戦(同)で即先発出場したが3打数2三振、8日も途中出場で空振り三振に終わっていた。
わずか2試合、48時間の1軍滞在に終わったが、伊東監督は「投手陣が手薄になってしまった。やむを得ないチーム事情。鍛え直して、またはい上がって欲しい」と説明した。
千葉ロッテマリーンズの益田直也投手が今季3度目となるの招待企画を9日の西武戦(QVCマリン)にて実施した。千葉市母子会9家族20名を招待。グラウンドにて練習見学を行った後、正面ロビーにて面会をした。
益田は「母子家庭では親子での野球観戦は、経済的になかなか厳しい事もあると思う。少しでも楽しい思い出作りをする手助けになればと思っています。今後も続けて行きたい。自分にとってもモチベーションになっている」と語った。
練習後の面会では子供達から「頑張って」と声をかけられると「次は3位の日本ハムとの試合が控えている。そこをしっかりと勝てるように、これからも頑張っていきます」と抱負を語った。
益田は自身が母子家庭で育った事から、母子家庭支援活動を昨年より積極的に行ており、今季は3度目の招待だった。