わたしはかもめ2014年鴎の便り(8月)

便

8月10日

千葉ロッテ4−3埼玉西武(QVCマリン)

ロッテが序盤に得たリードで逃げ切った。1回にデスパイネの左前打で先制。3回は福浦、クルーズの連続適時打などで3点を加えた。成瀬は6回2/3を2失点で7勝目。西武はメヒア、中村の本塁打などで追い上げたが及ばなかった。

123456789R
埼玉西武0000200013
千葉ロッテ10300000x4

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ロッテ成瀬招待した千葉被災者の前で7勝[ニッカン]

完璧な立ち上がりだった。ロッテ成瀬善久投手(28)は風速11メートルの強風にも乱れなかった。セットポジションから低めを丁寧に突いた。キレがあり、135キロでも十分。西武打線を4回1死までパーフェクトに抑えた。「考えすぎると自分の首を絞めてしまう」。開き直り腕を振った。

発奮材料があった。東日本大震災で被災した千葉・旭市立矢指小の児童と保護者43人を招待していた。旭市からの往復のバスまで自ら用意した。「千葉にも被災地がある」との思いもあって始め、4回目にして初めて登板日に重なった。「今日、来てくれた少年野球をやっている子達の中から、上を目指す子が出てきてくれたら。そのきっかけを与えられる立場になれるのは嬉しいこと」。7勝目を挙げて試合後に対面を果たすと、盛大な拍手で迎えられた。

お立ち台に上がると、登板時よりも過酷な13メートルの風と雨が吹きつけてきた。その中で「まだ、諦めてません」と声を張り上げた。「できる限り上を目指したい」。それで勇気づけられる人がいることを実感できたに違いない。

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デスパイ〜ネ!来日初V打、風速13メートルもキューバで慣れっこ[スポニチ]

日本で初めてのお立ち台。台風11号の影響で強風と大雨で始まったが、ロッテ・デスパイネは笑みを絶やさなかった。

「1点取れば勝算があると思っていた。打点を挙げることだけを考えていた」。来日初の決勝打に気分は最高。本拠地のファンに向かって叫んだ。「これからも頑張る。デスパ“イーネ”!」。

初回2死三塁から藤原の内角シュートを強振。左前に運ぶ先制打が、試合を決める一打となり「最初の打席でいい仕事ができた」と胸を張った。走っても凄かった。3回1死一、二塁。二塁走者でクルーズの左前打は浅い打球だった。それでもデスパイネは迷わず本塁まで激走して生還。104キロの巨体ながら、実は俊足の持ち主だった。

ホームベースから一塁までの塁間は3.87秒。プロでも4秒切れば速いとされるから驚きである。さらに、巨体がプラスに働いた。この日のQVCマリンは最大風速13メートルを計測。細身の選手なら強風にあおられてもおかしくないが、104キロはびくともしなかった。

台風には慣れている。試合前練習では、ティー打撃を始めたところで大雨が降り出し、室内練習場に移動。ドタバタ続きだった。だが、キューバでも「サイクロン」と呼ばれる台風は「6〜10月にいっぱいあるよ」といい、どこ吹く風だ。

日本の投手にはまだ慣れず、打率は.217と低迷しているが、伊東監督は「彼がいるだけで存在感がある」と6試合連続で4番に置いた。その主砲の活躍でチームは3位・日本ハムにゲーム差2.5まで接近。12日からは敵地・札幌ドームで3連戦が控える。5月30日以来のAクラス入りに向け、キューバの大砲が旋風を巻き起こす。

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成瀬「風使った」7回途中2失点、チームトップタイ7勝目[スポニチ]

ロッテの成瀬は6回2/3を5安打2失点でチームトップタイの7勝目。風速10メートル以上の強風が吹く中、「スライダーが思った以上に曲がった。風をうまく使えた」と本拠地の利点を生かした。無四球勝利は今季初めてだが「球数(91球)も少なかったのでもうちょっと投げたかった」と反省も忘れなかった。

この日は東日本大震災で被害を受けた千葉県旭市の矢指小学校の児童と保護者の計43人を招待。試合後は大きな拍手で迎えられ、優しい笑みを見せていた。

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岡田が美技連発「守備だけは誰にも負けたくない」[スポニチ]

名手のロッテ・岡田は強風の中で好守備を連発した。3回1死、炭谷の打球は中堅に一直線に伸びたが、背走しながら捕球。続く熊代の左中間への当たりもスライディングキャッチし、成瀬を助けた。QVCマリン特有の強風は「何年やっても慣れるものではない」と苦笑い。それでも「守備だけは誰にも負けたくない。できることをしっかりやる」と力強かった。

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ロッテ・成瀬、マリン風で7勝!“厄介者”が『最強兵器』に[サンスポ]

ロッテ・成瀬善久投手(28)が10日、西武17回戦(QVCマリン)で6回2/3を5安打2失点。チームトップタイの7勝目(6敗)を挙げた。

左から右に流れる最大13メートルのマリン風。集中力を乱す“厄介者”も味方に付けると『最強兵器』になることを左腕は知る。「風でスライダーが思った以上に曲がってくれた」と自身3連勝を振り返った。

スタンドでは千葉県旭市立矢指小学校の生徒ら43人が声援を送った。東日本大震災で被災した同市の青少年を励ます目的で、今季から成瀬が始めた招待は4度目で登板日は初。チケット代、往復のバス代など諸経費300万円はポケットマネーだ。「こういう機会に接して、1人でも多くの野球少年がプロを目指してくれたら嬉しい」。熱い思いを込めた91球のマウンドだった。

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ロッテ成瀬7勝!被災児童に勇姿見せた[デイリー]

ロッテ・成瀬が7回途中を2失点で今季7勝目。風速13メートルの強風を生かし、「スライダーが思ったより曲がり、どんどんストライクを取って自分のペースに持ち込んだ」と会心の表情だ。

この日、東日本大震災で被害に遭った千葉県旭市立矢指小学校の児童ら43人を自らバスを手配し招待。勇姿を見せられて笑顔だった。

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ロッテ成瀬7勝、田村は「しつこい」[ニッカン]

ロッテ成瀬善久投手(28)が6回3分の2を2失点で抑え7勝目を挙げた。

1軍公式戦で初めてバッテリーを組んだ田村との息も上々。テンポ良くアウトを積み上げた。

「(田村は)よく喋りますね。ベンチでもしつこいぐらい。ずっと僕と組みたいと言っていたので、嬉しかったのかもしれない。それは解消されていくと思う」と、冗談まじりに話した。

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ロッテ岡田が好守連発!伊東監督ベタ褒め[ニッカン]

ロッテ岡田幸文外野手(30)が好守を連発して成瀬を盛り立てた。

3回1死、炭谷の打球を背走してジャンピングキャッチ。続いて、熊代の左中間への打球をスライディングしながらすくい上げた。岡田でなければ二塁打と安打で同点に追いつかれていたかもしれない場面。その流れに乗って、3回裏の3点が生まれた。

伊東監督も「あの守備は大きかった。最近、スタメンで出られなかったが、岡田が流れをつくってくれていた。今日は、苦手なサイドスローだったので、スタメンに入れようと思った」と、起用が好結果につながったことを喜んだ。

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成瀬、7勝目も完投できず不満「中継ぎ休ませないと。70、80点」[スポニチ]

ロッテ先発の成瀬が7回途中2失点で7勝目。それでも「最後まで投げないと。中継ぎを休ませないといけないのに。今日は70、80点くらい」と自己評価は厳しかった。

とはいえ、西武との同一カード3連敗を阻止する好投。前半戦は序盤から自滅することもあったが伊東監督から「立ち上がりだけ集中して頑張れ」とアドバイスを受けから、ここ2試合は安定感のある投球を披露し、この日も「強風を利用して、低めを丁寧に投げる自分のピッチングができていた」と指揮官も絶賛も内容だった。

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ロッテ・成瀬、強風を味方に好投「思った以上に曲がっていた」[サンスポ]

ロッテの成瀬は球場の表示で10メートルを超える風を利用しながら7回途中までを2失点にまとめた。「スライダーが思った以上に曲がっていた。どんどんストライクを取って自分のペースでいけた」と話した。ただ走者を残して降板したことを「もうちょっと投げないと」と反省した。

この日は東日本大震災で被害を受けた千葉県旭市の矢指小学校の児童と保護者の計43人を招待。試合後の面会では大きな拍手で迎えられ、エースの顔に優しい笑みが広がった。

伊東監督
「(前回対戦で)3つ負けているから(借りを)返せるように。思い切ってやってきます。」(連敗を止めて3位の日本ハム戦へ)
デスパイネ
「狙った訳ではないが、内角の球にうまく対応できた。最初の打席でいい仕事ができたね。」(1回に先制の左前打)
岡田
「守備では誰にも負けたくない。3回にみんなで点を取ってくれたので、いい流れをもってくることができたかなと思う。」(3回に2つの好守で成瀬を救う)

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ロッテ・デスパイネ先制打「いい仕事」[ニッカン]

ロッテのアルフレド・デスパイネ外野手(28)が1回、先制適時打を放った。

安打で出塁した先頭の鈴木を2本の進塁打で三塁まで進ませ、2死三塁で迎えた打席。追い込まれながらも、内角に食い込んできた141キロ速球を強振。

打球は三遊間を抜けた。「狙った訳ではないが、インコースのボールにうまく対応できた。最初の打席でいい仕事ができたね。次もチームに貢献できる1本を打ちたいよ」と振り返った。

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交流戦18試合に!シーズン143試合に!日本Sは10月中に終了[サンスポ]

プロ野球の12球団代表者会議が11日、東京都内で開かれる。来季の交流戦の試合数について、現行の1チーム24試合から18試合に削減することで合意する見通しであることが10日、分かった。交流戦の試合数を削減すれば、来季から今季より1試合少ないレギュラーシーズン143試合となり、日本シリーズは10月中に終了する。

セとパで意見が分かれた交流戦の試合数がようやく、一本化する。

来季の交流戦の試合数について、今月4日の12球団代表者会議では、セ・リーグが日程の消化の問題から18試合制への変更を要求。現行の24試合制の維持を主張していたパ・リーグが再度、検討することになっていた。

パ側は6、8日に臨時理事会を開き、18試合制について協議。来季の日程編成のリミットが迫るなか、11日の12球団代表者会議で18試合制への変更で合意する公算が大きくなった。

交流戦が1チーム18試合(6カード3回戦ずつ)になることに伴い、セ、パのリーグ内対戦は1チーム125試合(5カード25回戦ずつ)の計143試合になり、今季の144試合から1試合削減。交流戦は例年通り5月から実施し、6連戦ずつ3週間で18試合を消化。その後、予備日を4〜5日設ける。

交流戦が約2週間短縮されることを受け、日本野球機構(NPB)は10月中に日本シリーズを終える日程を組む方針。米大リーグ、韓国、台湾とほぼ同時に国内シーズンを終え、11月は「国際試合期間」と位置づける。野球日本代表「侍ジャパン」による試合を開催し、収益拡大を図る考えだ。

交流戦・試合数の変遷
2005年から異なるリーグの球団と公式戦で対戦する交流戦を実施。初年度の05年から2年間は各カード、ホーム・ビジターを3試合ずつ戦い、各球団36試合制。07年からは各カード、ホーム・ビジターを2試合ずつとなり、各球団24試合制となった。

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成瀬選手が千葉県旭市の子供達を招待!白星もプレゼント[千葉日報]

千葉ロッテマリーンズの成瀬選手が10日、千葉県旭市立矢指小学校の生徒、保護者 合計で43名をQVCマリンフィールドの埼玉西武ライオンズ戦に招待をした。成瀬選手は偶然にもこの日に先発。勝ち投手になり、試合後、ヒーローインタビュー終了後、球場内正面ロビーにて面会を果たした。

成瀬選手は「これをキッカケに千葉ロッテマリーンズを好きになってくれればと思う。今日は応援に来てくれているのを知っていたので何としても勝ちたかった。そして試合後にいい形で会いたかった。本当に嬉しい」と満面の笑み。子供達1人1人にサインをして喜ばせていた。

同選手の旭市の子供招待は今回で4回目。これまでは故障などでの二軍調整期間の招待だったこともあり、子供達と触れ合うことが出来なかっただけに、今回のような勝ち投手になっての面会に終始、笑顔だった。

今回の企画は成瀬選手自身が千葉県にてもっとも東日本大震災の被害が大きかった旭市の子供達を球場に招待したいとの思いから実施。現地から球場までの大型バスの費用も負担している。同市からの招待は今季は残り2回、予定している。

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