9月2日9月2日ロッテが競り勝って4位に浮上した。1−2の5回に角中の犠飛で追い付き、8回1死一塁からデスパイネの2試合連続本塁打となる7号2ランで勝ち越した。西武は9回に無死一、二塁と攻めたが、反撃は1点にとどまった。
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 2 | 0 | 4 |
| 埼玉西武 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 |
力強い打球が、左翼席に向かってグングン伸びた。ロッテの主砲アルフレド・デスパイネ外野手（28）が、同点の8回、決勝2ランを放った。西武牧田の高めに浮いた変化球。得意のゾーンに来た球を完璧に仕留めてみせた。2試合連続の決勝アーチで「勝利につながったのが、本当に嬉しい」と、4位浮上に頬を緩めた。
シーズン途中から加入した助っ人は何よりも勝利にこだわる。この日の試合前練習では、フリー打撃で思うような打球を放つことができなかった。ベンチに戻るとヘルメットをたたきつけて悔しがった。練習から、そこまで真剣に取り組んでいるからこそ、試合で決定的な仕事をすることができる。
有言実行の男でもある。札幌遠征の時、伊東監督に食事に連れて行ってもらった。本格的なすしをごちそうになったお礼に「明日は1本打つ。いや3本打つ」と誓って、本当に3安打1本塁打の活躍を見せた。その男が「このまま連勝の流れに乗っていきたい」という。右腰背筋を痛めて離脱中にチームは5連敗と失速した。しかし復帰後は2連勝。逆襲へのかすかな期待は、この童顔のキューバ人が支えている。
伊東監督からも「心強い」と存在感を認められたデスパイネの活躍に、林信平球団本部長は「現実として、この2試合は彼のおかげで勝っている。残って欲しいと思わない方がおかしいだろうね」と感想を口にした。シーズン終了を待って残留要請を行う予定。手放すわけにはいかない戦力となった。
デスパイネが同点の8回1死一塁で、2試合連続の一発となる7号2ラン。チームは4位に浮上した。牧田の93キロのカーブを左翼席へ運び「ケガ（右腰背筋挫傷）から復帰して2試合とも勝利につながり、本当に嬉しい。デスパイ〜ネ」と満足げ。伊東監督は「抜けたカーブを捉えたが、あの高さは大好き。心強い」と4番に全幅の信頼を寄せた。
ロッテのデスパイネが2試合連続の決勝アーチを放った。2−2の8回1死一塁。牧田93キロのスローカーブに完全に体勢を崩されたが「あの球にアジャストするには待たないと駄目。うまく待てた」。右足を着地させてタメをつくると上半身の力を生かして左翼席中段に運んだ。4位に浮上した伊東監督は「こういう展開で何が怖いかというと一発。心強い」と4番の働きに目を細めていた。
ロッテのデスパイネが、2試合連続アーチとなる決勝弾だ。8回、走者を1人置いて牧田の高め、93キロの高めのカーブを捉えて左翼席中段へ運んだ。右脇腹痛から復帰した8月31日の日本ハム戦から、来日初となる2戦連発。「2試合とも勝利につながってうれしい」。チームは4位に浮上し、伊東監督は「こういう展開で何が怖いといったら一発。心強いね」と喜んだ。
またデスパイネの驚弾が勝利を呼び込んだ。同点の8回、左翼席中段へライナーで7号2ラン。牧田の93キロカーブを捉え、「うまく球を待てた」と高い適応能力を実証した。チームは8月30日まで5連敗を喫していたが、デスパイネが右腰背筋挫傷から復帰してからは2連勝で、4位に浮上した。「連勝を続けたい」と意気込むキューバの怪人が、逆転CS請負人になるかもしれない。
ロッテのデスパイネが2試合連続でアーチをかけ、チームを2連勝に導いた。同点の8回1死一塁で高めのカーブを強振すると鋭い打球が瞬く間に左翼席に突き刺さった。「本当に嬉しい。このまま連勝を伸ばしていけるように頑張っていきたい」と目尻を下げた。
2打席目までは凡退していたが、6回に二塁打、8回には2ランと対応力の高さを示した。伊東監督は「こういう展開で何が怖いかというと一発。心強い」と試合を決めた4番の働きをたたえた。
ロッテ・アルフレド・デスパイネ外野手（28）が8回、左越えに決勝2ランを放った。
右腰背筋挫傷から復帰後2試合連発。規格外のパワーを見せつけた。西武牧田の球が浮いてきたのを見逃さず「狙っていた」という。完璧な本塁打だった。「連勝できたので、この流れに乗っていきたい」とデスパイネ。その流れをつくったのは、間違いなくこの童顔のキューバ人だ。