西武が競り勝った。7回に1-1の同点とされたが、8回1死一、二塁でメヒアが28号本塁打を放ち、試合を決めた。高橋が最後を締めて25セーブ目を挙げた。ロッテは連勝が3で止まった。石川が粘り切れず、拙攻も目立った。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 |
埼玉西武 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 3 | x | 4 |
新人王候補にも名が挙がるロッテのドラフト1位・石川が1球に泣いた。同点の8回1死一、二塁、3球続けたシンカーが高く入り、メヒアに痛恨の左越え3ラン。石川は「もっと別の配球があったかもしれない」と肩を落とした。伊東監督は、「これが野球の怖さ。我慢してよく投げていたが、追い込んでいただけに、もったいない一発」と話した。
ロッテのルーキー右腕・石川が1球に泣いた。
1−1の8回にメヒアに勝ち越し3ランを被弾。得意のシンカーだったが、3球続けた。しかも、外角低めだった前の2球よりも甘く入り「結果的に配球ミス。打者が外を狙っていたことに早く気づいていれば…」と悔やんだ。7回1/3を4失点で7敗目。7回まで1失点に抑えていただけに、伊東監督は「野球の怖さ、一発の怖さを知ったはず。もったいないね」と反省を促した。
7回まで1失点で踏ん張っていたロッテの石川だったが、同点の8回、メヒアに痛恨の3ランを浴びた。追い込みながら甘いシンカーを捉えられ「違う配球があったんじゃないか。シンカーはなかったかな」と反省した。
直球の切れが良く、スライダーも有効だった。黒星も手応えもあったようで「いい感じで投げられている。あとは立ち上がりとか、打者(の狙い)を見てやっていければと思います」と前向きだった。
7回まで1失点で踏ん張っていたロッテの石川だったが、同点の8回、メヒアに痛恨の3ランを浴びた。追い込みながら甘いシンカーを捉えられ「違う配球があったんじゃないか。シンカーはなかったかな」と悔やんだ。
直球の切れが良く、スライダーも有効だった。それだけに惜しい黒星となったが、手応えもあったようで「いい感じで投げられている。あとは立ち上がりとか、打者(の狙い)を見てやっていければと思います」と前向きだった。
7回まで1失点で踏ん張っていたロッテの石川だったが、同点の8回、メヒアに痛恨の3ランを浴びた。追い込みながら甘いシンカーを捉えられ「違う配球があったんじゃないか。シンカーはなかったかな」と悔やんだ。
直球の切れが良く、スライダーも有効だった。それだけに惜しい黒星となったが、手応えもあったようで「いい感じで投げられている。あとは立ち上がりとか、打者(の狙い)を見てやっていければと思います」と前向きだった。
ロッテ石川歩投手(26)が、好投したものの、8回に力尽きた。8回1死一、二塁、メヒアに決勝の3ランを浴びて降板。7敗目を喫した。
「ボールは前回よりも良かったです。(本塁打は)打者が外を狙っていたのに、外のシンカーは結果的に配球ミス。もっと打者を見ないと」と反省した。伊東監督は「野球の怖さ、1発の怖さ。よく我慢して投げていたけど。追い込んでいただけに、もったいない1発。負けたけど、すごく勉強になったと思う。(チームの)連勝は(3で)止まったけど、すごく収穫になった」と、敗戦を糧にして欲しいと言った。
ロッテ今江敏晃内野手(31)が1点を追う7回、同点に追い付く適時打を放った。1死二塁、カウント2−1からの内角高め速球を、一、二塁間にはじき返した。横っ跳びする一塁手メヒアのミットから逃げるように、打球はしぶとく右前に転がった。
「打ったのはストレートです。石川が、いいピッチングをしていたから、まずは同点に追いつくヒットが打てて良かった。とにかく、1戦1戦勝っていくしかありませんから、執念を見せて戦っていきたい。もちろん、今日も勝って千葉に帰りたい」とコメントした。
2日に胆管がんで死去した済美・上甲正典監督(享年67)の告別式が4日、愛媛県松山市内の斎場で営まれ、高校野球関係者ら約1200人が参列した。上甲監督の宇和島東時代の教え子で、ロッテなどで活躍した橋本将さん(38)も弔辞を読んだ。亡くなる直前、上甲監督が病床で安楽の将来を心配していたと聞いて「安楽のことは私達プロの教え子が全力でサポートします」。プロを志す後輩の支援を亡き恩師に約束した。
1−1で迎えた8回だった。千葉ロッテ・石川は先頭の渡辺直に右前に転がされ、1死後、主砲中村に四球を与える。1死一、二塁。迎えたのはここまで1四球のみに抑えていたメヒアだった。
右腕は外に逃げる変化球を有効に使い、簡単に追い込んだ。ところが、4球目に投じた生命線のシンカーが甘く入ってしまった。「これが野球の怖さ」と伊東監督が振り返った決勝の3ランが、左翼席に飛び込んだ。
この日の石川は、5回で6失点した先月29日の日本ハム戦とは別人だった。バント失敗やライナー併殺、三振併殺といった味方の拙攻で流れが西武に傾きかけても、丁寧な投球で7回まで1失点に抑え込んだ。
「何とか打線の援護で勝たせてあげたかった」と伊東監督が話した通り、速球のキレや変化球の制球など、どれをとっても及第点の内容だった。それだけに、本塁打とされた1球は悔やんでも悔やみきれない。
「俺も経験があるけど、早くアウトが取りたくて無難なボールを選択したんだと思う。ちょっとそれが高かった。負けはしたけど、勉強になる一発だったと思う」。かつて名捕手だった指揮官は、若いバッテリーの成長を期した。