ロッテは0−2の5回に角中の2ランで追い付き、6回2死三塁から田村の三塁打で勝ち越した。8回はクルーズの2ランで加点した。大嶺祐は7回途中2失点で2勝目。楽天は則本がリードを守れず、連勝が4でストップ。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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東北楽天 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 2 | x | 5 |
2年目のロッテ・田村が、“仕事人”になった。同点の6回、2死三塁から決勝の適時三塁打。「則本さんには追い込まれたら終わり。甘い球を1球で仕留めないといけなかった」と、真ん中に来た147キロの直球を。右中間へはじき返した。8月から、打席の登場曲を「必殺仕事人」に。この日は曲目通りの活躍だった。
ロッテ2年目の田村が、2−2の6回2死三塁で勝ち越しの右中間適時三塁打を放った。8月9日の西武戦(QVCマリン)から先発マスクを任されており、「打率は低い(.161)けど、いいところで打てている」。中村バッテリーコーチがいたずらで、8月22日のソフトバンク戦(QVCマリン)から田村が打席に入る際の登場曲を「必殺仕事人」のテーマソングに勝手に変更。田村は「縁起がいいので、しばらく変えません」と笑っていた。
ロッテの大嶺祐が7回途中まで2失点と粘りの投球で2勝目を手にした。「田村がいいリードをしてくれたので腕を振って投げることができた」と相棒をたたえながら充実感をにじませた。
1回に味方の失策も絡んで押し出し四球で先制を許したが、大崩れはしなかった。「四球を減らしたい」と課題を挙げながらも要所を締めて先発の役目を果たした。伊東監督も「しっかり試合をつくってくれた。まずは合格点」と次回も先発で投げさせる考えを示した。
ロッテの2年目・田村龍弘捕手(20=青森・光星学院高、現八戸学院光星高)が、5回2死三塁から右中間に“則本斬り”の決勝三塁打。さらに4回先頭では角中の同点2ランを呼び中前打を放つなど、打って守っての大活躍だ。
「プロ初の三塁打?もう2度とないことなんで目一杯走りました。則本さんは追い込まれた終わり。好球を1球で仕留められました」。
カウント2−1からの147キロ。外角高めに入ってきたところを確実に叩いた。先発で力投を続けていた大嶺祐をバットでも勇気づける快音となった。
先発マスクに定着してから約1ヶ月で3度目のお立ち台。「まだまだだけど、本人も日々充実しているでしょう」と捕手出身の伊東監督を目を細める。現状、「未来の正捕手に1番近い男」と評価も急上昇だ。
田村が打席に入るときの入場テーマは『必殺仕事人』。「本当は気に入った曲があるんですけど、中村バッテリーコーチに勝手に決められました。でも、これで打てるようになったので…」。まさに堂々の必殺ぶりだった。
ロッテ角中勝也外野手(27)が5回1死一塁、右越え2ランを放った。内角低め134キロのフォークをすくい上げる技ありの1発だった。
「今日の練習の時に監督からアドバイスをいただいたので、それが結果につながったと思います。最近は1番で起用していただき、今日は2打席仕事ができていなかったので、いいところでいい仕事ができました」と喜んだ。今季5号は昨年に並ぶシーズン自己最多タイとなった。
千葉ロッテマリーンズは大人気のプレスシート部屋のグラウンドに面した窓を一部試合において試合中に開放することになった。
プレスシートは05年まで記者席として使用していたものを改修し、メディアの目線で試合観戦できることを売りにしている一般席。通常の記者席に隣接している。今回の窓開放実施日は9月9日(火)埼玉西武戦と9月26日(金)北海道日本ハム戦の2試合で行う。これまでの試合ではプレーへの影響などを考慮し、試合中は部屋の窓は閉じられていた。
また、観戦では、お客様に選手食堂にて提供している食事の一部をピックアップして提供する。価格は1万円(食事・お茶付き)。詳しくは球団HPへ。