楽天が逆転勝ちで、2年連続でロッテ戦の勝ち越しを決めた。0−1の5回に岡島の左前打で追い付き、さらに2死一、二塁で銀次が中前打して勝ち越した。塩見は7回1失点で自身3連勝として7勝目。ロッテは3併殺の拙攻だった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
東北楽天 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | x | 2 |
ロッテ・井口資仁内野手(39)が来季も現役を続行することが17日、分かった。井口は今年5月に右手を痛めたことが打撃に影響し、スタメンを譲る機会が増えたが、109試合に出場。3年連続で2桁本塁打をマークしている。
球団関係者は「野球への姿勢も若手の手本になる。いてもらわないといけない選手」と高く評価。井口自身も、現役続行へ強い意志を持っており、来季18年目(日米通算)のシーズンを迎える。
ロッテは今季の楽天戦の負け越しが決定した。
先発の大嶺祐は好投しながらも5回2死から踏ん張れず、打線が低調。18日にも最下位転落という危機に直面したが、CS進出の可能性は消滅していない。伊東監督は「もう全部勝つしかない」とし、続けて「なかなかつながらない。思い切って若手を使おうかな」と腹をくくった。
ロッテが、井口資仁内野手(39)と来季も契約を結ぶ方針であることが17日、分かった。12月に40歳を迎えるベテランが来年、日米通算19年目のシーズンに挑む。
今季の成績は打率.238、10本塁打、49打点。5月に右手中指などが腫れ、打撃の調子を崩し、後半戦はベンチスタートも多いが、林球団本部長は「けががなかったら、もっといい成績だった。途中まで打率、本塁打、打点ともチームトップ。野球に取り組む姿勢は若手の模範になっている」と高評価した。
ロッテは2年連続で楽天戦の負け越しが決まった。
初回と4回の無死一塁は、いずれも併殺。3回にルーキー井上の左翼線二塁打をきっかけに挙げた1点だけで、伊東監督は「打線がつながらんかったね」と嘆いた。2連敗で最下位転落の危機にも直面。残りは10試合となり、指揮官は「思い切って若い選手を使うかね。それぐらい状態が悪い」と話し、2安打した井上ら若手中心の打線に組み替えることを示唆した。
ロッテの「アジャ」こと井上晴哉内野手(25)が17日の楽天戦(コボスタ)で2安打を放った。
3回の第1打席で左翼線に痛烈な二塁打を放つと、5回の第2打席でも右前打。前日(16日)は失点につながる失策を犯し、この日の試合前には約30分の特守を行った。「いつまでも(ミスを)引っ張ってたらいけない。伊東監督に『もうちょっと(守備を)楽しめ』と言われたし、新しい気持ちだった」と話した。
9日に1軍に再昇格し、7試合連続スタメンで出場。伊東監督は「(ミスは)肥やしにして行かないといけない。使いますよ、しばらくは」と井上の活躍に期待した。
ロッテ大嶺祐太投手(26)が5回0/3を2失点で降板した。
「初回から再三ピンチを作ってしまっていたけれど、粘り強く踏ん張ることができていて、5回も2死までいったんですが…。初球、簡単にいきすぎてしまった。調子も悪くなかったので悔しい1球」と、逆転を許した場面を悔やんだ。
ロッテの大嶺祐は6回途中まで2失点とまずまずの投球だったが、打線の援護がなく4敗目を喫した。悔やんだのは逆転を許した5回。2死二塁から3連打を浴びて2失点した。勝ち投手の権利を得る直前で打たれ「すごくもったいなかった」と表情を曇らせた。
ただ、序盤から再三ピンチを招きながらも、大崩れしなかったことは収穫でもある。「走者を出しても粘れたのは良かった」と手応えも口にした。
ロッテの伊志嶺が0−0の3回に17打席ぶりの安打を放った。1死三塁で、甘い直球を逃さず中前にはじき返した。
この日、先発マウンドには同じ沖縄県出身の大嶺祐が上がっていた。26歳の同学年が登板していただけに「チャンスで回ってきたから、何とか自分のバットで先制点を取ってあげたかった」と話した。
ロッテは、15日に10度目のイースタン・リーグ優勝を果たしたことを記念したグッズの発売を行うことを17日、発表した。Tシャツ税込み2600円、タオル税込み1200円、フラッグ税込み900円。23日からマリーンズストアとオンラインショップで発売する。ロッテが2軍に関連したグッズを発売するのは初めて。
熊崎勝彦コミッショナー(72)が17日、プロ野球史上初のストライキから10年の節目を迎えるにあたり、「選手会と相互に真の理解を高めて信頼関係を築いていきたい」とコメントした。
近鉄とオリックスの球団合併に端を発した球界再編問題は、04年9月18日に労組・日本プロ野球選手会によるストライキに発展した。この日、侍ジャパンの事業会社設立準備と日本野球機構(NPB)事務局の組織改革の小委員会に顧問として出席した熊崎コミッショナーは「(ストライキを)教訓として真摯に受け止め、球界の発展にどう生かしていくか」と改革の継続に意欲を見せた。
日本野球機構(NPB)は17日、東京都内で侍ジャパン事業会社設立準備小委員会とNPB事務局体制整備強化小委員会を開いた。事務局に新たに設置する管理、事業、野球運営本部について、11月上旬の稼働を目指すことなどを協議した。