わたしはかもめ2014年鴎の便り(9月)

便

9月30日

元ロッテ小林雅氏、来季1軍投手コーチで古巣復帰へ[スポニチ]

ロッテが、来季1軍投手コーチとして、OBで日米通算234セーブを挙げた小林雅英氏(40)に就任を要請することが30日、分かった。同氏は今季、オリックスの2軍投手コーチを務めていたが、任期満了で退団することが確実。正式に退団が発表された後に、交渉に入る。小林氏も2007年以来、8年ぶりの古巣復帰に支障はないものとみられ、「幕張の防波堤」の異名を取った守護神が投手陣の再建を担う。

「幕張の防波堤」の異名でロッテの守護神として君臨した小林氏が、現役時代の07年以来、8年ぶりに古巣に戻ってくる。

複数の関係者によると、ロッテは小林氏の選手、指導者両面での豊富な経験に着目。さらに、OBであることから白羽の矢を立てた。同氏は、プロ野球歴代4位となる通算228セーブをマーク。ロッテで05年にセーブ王を獲得し、メジャーも経験した。複数の球団を渡り歩き、11年で現役を引退。オリックスでは3年間の指導者経験も積んだ。日米で培った選手時代の経験に基づいた投球理論は卓越したものがあり、今季1軍の先発ローテーションに定着した2年目の松葉、昨季、今季と2年連続で最優秀中継ぎ投手を獲得した3年目の佐藤達の礎を築くなど、手腕を発揮した。

伊東監督就任1年目だった昨季はリーグ3位となり、クライマックスシリーズ(CS)ファーストSで2位西武を破って、ファイナルSに進出。しかし、今季は9月25日にBクラスが確定した。その最大要因が、リーグワーストとなるチーム防御率4.17(9月30日現在)。昨季の3.77から大きく下げ、投手陣の不調がそのままチーム低迷につながった。

伊東監督は就任以降「日本一を勝ち取れるチームをつくる。派手さは不要。野球はバッテリー。守り勝つ野球をやりたい」と話してきた。それだけに投手陣の再建は急務で、林信平球団本部長は「投手陣の立て直しを最優先事項として見直していく」としている。ロッテの投手陣では33歳の古谷が最年長。小林氏は40歳と若く、若手の多い投手陣の指導役として最適任者といえる。さらに、伊東監督が今季再三にわたり、投手陣が打者から逃げていると指摘することがあったが、抜群のマウンド度胸で長年にわたって守護神を務めてきた小林氏の精神面の指導にも大きな期待が寄せられる。

ロッテはすでに、元中日の落合英二氏(45=評論家)に1軍投手コーチ就任を要請している。小林氏に関しては、ウエスタン・リーグの全日程が30日に終了したことで、オリックスからの正式退団を待ち、交渉をスタートさせる。

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ロッテ石川、2桁勝利で新人王獲り誓った「勝って終わりたい」[スポニチ]

今季最終戦となる1日の西武戦(QVCマリン)にはロッテ・ドラフト1位右腕の石川が先発する。

ここまで9勝を挙げており、勝てば球団では久保(現DeNA)以来、9年ぶりの新人2桁勝利となる。今季限りで現役を引退する捕手・里崎からは、28日の引退試合の際に「あと1試合頑張れよ」とエールを送られたという。「最後は勝って終わりたい。新人王を獲らせたいというチームの皆さんの思いも伝わっている」と勝利を誓った。

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ロッテ、1位候補は「10人くらい」、盛岡大付・松本ら[スポニチ]

ロッテは、23日のドラフト会議に向けた第1回のスカウトミーティングをQVCマリン内で開いた。

伊東監督と林信平球団本部長、松本尚樹編成統括、永野吉成チーフスカウトが出席した。すでに指名候補選手約80人をリストアップ。即戦力投手を中心とした1位指名候補には156キロ右腕の早大・有原航平投手(22)、今夏の甲子園にも出場した150キロの剛球に加えて高校通算54本塁打の盛岡大付・松本裕樹投手(18)が挙がっており、林本部長は「1位指名で考えている選手は10人ぐらい。今は高校生でもすぐにプロで活躍できる時代」と説明した。

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ロッテD1・石川、10勝で新人王だ!「最後は勝って終わりたい」[サンスポ]

ロッテD1位・石川(東京ガス)が1日、今季最終戦の西武戦(QVCマリン)に先発。勝てば10勝目(8敗)で、チームでは2005年の久保(現DeNA)以来、9年ぶりのルーキー2桁勝利となり、新人王に大きく前進する。30日はキャッチボール、ランニングと軽めの調整。右腕は「いまの成績に満足も納得もしていませんが、最後は勝って終わりたいですね」と必勝を誓った。

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ロッテ、ドラフト1位候補は早大・有原ら10選手![サンスポ]

ロッテは30日、QVCマリンで伊東勤監督(52)も交えたスカウト会議を開き、現段階でリストアップされているドラフト指名候補80選手を確認。1位候補は10選手で、早大・有原航平投手(22)ら即戦力投手とみられる。

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ロッテも二刀流?西日本短大付小野リスト[ニッカン]

球界に2人目の二刀流が誕生するかもしれない。ロッテが9月30日、QVCマリンでスカウト会議を開き、西日本短大付の小野郁投手(17)を上位候補にリストアップしたことが分かった。ロッテは小野を総合的に高く評価。現段階では、最速153キロの投手としての評価の方が高いものの、高校通算25本塁打の野手の線も消さずに見ていく考えだ。

小野は今夏の大会の目前に左手首を骨折。打撃はドクターストップがかかっていた。投手としても左手を十分に使えない分、本来とは違うフォームでの投球を余儀なくされた。それでも自己最速をマークするなど底知れない身体能力の高さを見せた。負傷する前から注目していた永野吉成チーフスカウトは「何よりもハートがいい。気持ちが強い」と絶賛した。

西日本短大付の西村慎太郎監督は高校時代の同期だった元日本ハム新庄剛志外野手と比較しても「総合力ではこっち(小野)の方が上」と言い切る。二刀流の話題性だけでなく、実力も確かとなれば見逃す手はない。観客動員の少なさに悩むロッテとしても、将来的に球団の顔になれるような新人の獲得は至上命令。うってつけの選手だといえる。

小野郁(おの・ふみや)
1996年(平8)10月23日、福岡・久留米市生まれ。南薫小2年から南薫エンゼルスで軟式野球を始める。櫛原中では硬式の久留米中央ボーイズ。西日本短大付では1年夏からベンチ入り。同秋からエース。球種は直球、縦のスライダー、カーブ、フォーク、チェンジアップ、カットボール。遠投100メートル、50メートル走6秒2。右投げ右打ち。176センチ、71キロ。

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