順位 | 名前 | 位置 | 所属 |
---|---|---|---|
1 | 中村奨吾高 | 内 | 早稲田大 |
2 | 田中英祐 | 投 | 京都大 |
3 | 岩下大輝 | 投 | 星稜高 |
4 | 寺嶋寛大 | 捕 | 創価大 |
5 | 香月一也高 | 内 | 大阪桐蔭高 |
6 | 宮崎敦次 | 投 | 広島国際学院大 |
7 | 脇本直人 | 外 | 健大高崎高 |
ロッテは、今季、途中加入したデスパイネとの残留交渉を始めたことが23日、分かった。林球団本部長が16日から2泊4日の“弾丸ツアー”でキューバに飛び同国スポーツ庁幹部と初交渉。「11月に国際大会があるらしく、具体的なことは12月に入ってからとのことだった。条件提示はしていない。ただ、検討してもらえる額は提示する。メールでのやりとりでは限界がありますので…」と同本部長。対面交渉で誠意をアピールした格好だ。
プロ野球のドラフト会議が23日、東京都内のホテルで行われた。ロッテに単独で1位指名された中村は西東京市内で「まさか1位とは…」と驚きの表情を浮かべながら「ロッテはファンが熱く(伊東)監督が捕手出身できっちりした野球をする印象」と感想。日本ハム1位指名の同期、有原については「真っすぐが速く変化球も多彩でなかなか打てない。技術を磨いて、いずれ打ちたい」とライバル意識をのぞかせた。
京大初のプロ野球選手が誕生する。ドラフト会議が23日、東京・グランドプリンスホテル新高輪国際館パミールで開かれ、京大の最速149キロ右腕、田中英祐投手(22)が、ロッテから2位指名された。田中は、例年ノーベル賞の受賞者会見が準備される大部屋で喜びの会見。球団では即戦力の期待を寄せ、1軍春季キャンプへの帯同を検討している。
ノーベル賞にも匹敵する、快挙だ。2012年にノーベル生理学・医学賞を受賞した山中伸弥教授(52)=iPS細胞研究所長=をはじめ、日本の頭脳が在籍する京大から、ついにプロ野球選手が生まれた。
「これから第一歩を踏み出せる。成功すれば、自分とよく似た状況にいる人にもっと勇気を与えられる。使命感、責任感を持ってやっていきたい」。
田中は、りりしい顔を、さらに引き締めた。例年ノーベル賞の受賞会見が準備される大部屋。テレビカメラ14台を前に、背筋を伸ばし、よどみなく話した。
この日は軽い練習の後、所属する分析化学の研究室には向かわずにリラックス。それでも「開始5分前になって、急に緊張してきて…」。工学部工業化学科で有機化学を学び、卒論のテーマは「SFA(表面力測定装置)における溶媒和構造の逆計算理論」。野球と無縁の学問分野から、プロの世界に飛び込む。
プロ野球が子供の頃からの夢、ではなかった。野球を始めたのは、小学4年。だが幼少時は器械体操に打ち込み、小4時には兵庫県内の体操の強豪校に武者修行に通っていた。中高一貫の進学校、白陵高から京大へ。大学で素質が開花。球速は9キロアップしてMAX149キロになり、大学通算8勝をマークした。
実は三井物産から入社内定を受けていた。「ドラフトまで待ってもらった」と会社に感謝した上でロッテ入団の決意を明かした。球団も期待を寄せる。1991年のドラフトで、東大の小林至投手(現ソフトバンク球団統括本部副本部長)を指名した経緯があるが、田中への期待度は違う。
「タイプでいえば、体つきや右肘の使い方は岸(西武)とかぶります。もちろん、即戦力として期待していますし、先発型です」。
伊東監督は言い切った。来春の沖縄・石垣島キャンプでは1軍スタートが有力。左右の違いがあるとはいえ、フリーエージェント(FA)移籍の可能性がある成瀬の“保険”とも位置づけられる高評価。偏差値70を軽く超えるIQ右腕が、ロッテ投手陣に革命をもたらす。
ドラフト会議が23日、東京・グランドプリンスホテル新高輪国際館パミールで開かれ、京大の最速149キロ右腕、田中英祐投手(22)が、ロッテから2位指名された。
ロッテが田中の指名を検討し始めたのはこの1ヶ月ほどだったという。林球団本部長は「話題性ではなく、実力を判断しての結果です。恐らく3位指名での獲得は無理との判断で2位指名でいきました」と明かした。一方、山室球団社長は、京大で化学を研究する田中を「野球だけではなく、ロッテ本社の研究員としても活躍して欲しいぐらいの逸材」とジョークまじりに期待した。
京大初のプロ野球選手が誕生する。149キロ右腕の田中英祐(4年=白陵)が、ロッテから2位で指名された。京大吉田キャンパスで会見し「これで新たな1歩を踏み出せる」と笑顔。12年の医学・生理学賞の山中伸弥京大教授(52)ら数々のノーベル賞受賞者を生んだ最高学府では1898年(明31)の野球部創部から117年目の快挙になる。工学部で勉学に励んできた22歳が一流商社の内定を辞退し、プロの世界に飛び込む。
京大の合格発表よりもドキドキした。田中は、午後5時のドラフト会議開始から1時間1分で名前を呼ばれた。「すごくほっとしています。ドラフトの5分前からすごく緊張した。本当に指名があるだろうかと。京大の(合格発表の)時は一瞬確認するだけ。待つ時間が長くて疲れました」。
ロッテから2位指名。同席した宝馨監督(57)は「まさか2位とは思わなかった」と仰天した。田中も「すごく高い評価で感謝しています。伊東監督は捕手としてインサイドワークなどで活躍された。そういう監督のもとでレベルを上げたい」と意気込んだ。
会見場は、同大のノーベル賞候補が受賞会見で準備するホールだった。そんな「ノーベル賞の間」で晴れ舞台を迎えて「ノーベル賞はすごい賞。僕はそこに並べられるようなものじゃないけど、新たな道で頑張っていきたい」と恐縮した。
文武両道のスーパー学生。しかし野球は無名の存在だった。「中学の時点で、進学校に入った。練習時間はなくて、プロの夢はなくなっていった。高校も強くなくて」。しかし京大で急成長し、8月に阪神2軍と対戦してプロ入りの決断をした。すでに三井物産から内定をもらっていたが、会社側からドラフトの結果が出るまで猶予をもらっていた。田中は「この時期まで迷う僕に、選択肢を残してくれた。ありがとうございますと言いたいです」。
いわゆるプロ野球選手が歩む道をほぼ経験していない。対戦したい選手を聞かれて「全然考えてなくて…」と戸惑った。同世代の選手ともほとんど接点がない。「僕がこれから成功すれば、色んな人の励みになる。使命感、責任感を持ってやりたい。プロでどれくらい自分が通用するか、見極めたい。プロで長く活躍できる選手になりたい」。卒論テーマを聞かれて、立て板に水の口調で説明したが、これからは白球が商売道具。白衣を脱いで、マウンド一筋にかける。
ロッテ・伊東監督は、2位指名した田中について「体全体で表現する投球が気に入った。体つきや腕の使い方は、岸が(自身が監督時代の西武に)入ってきた時に似ている」と評価した。
球団は早い段階からリストアップ。14日に開かれたスカウト会議で映像をチェックした指揮官が才能にほれ込んだ。「1位が競合の場合、外れ1位での指名も検討していた」と球団関係者。決して話題性だけで獲得したわけではない。また、単独で1位指名した中村については「当日まで岡本君と悩んだが、チーム事情を考えて、三拍子そろった即戦力の中村君を選んだ」と説明した。
一流商社を断って、プロの世界に挑む−。「プロ野球ドラフト会議 Supported by リポビタンD」が23日、都内のホテルで行われ、最速149キロを誇る京大・田中英祐投手(22)がロッテから2位指名された。東大からは過去5人がプロの門を叩いたが、入団すれば京大から初のプロ野球選手誕生となる。工学部工業化学科に在籍する秀才右腕が新たな歴史を切り開く。
おごそかな雰囲気が漂う特別な場所で、田中は晴れの会見に臨んだ。京都大学百周年時計台記念館。足を踏み入れたのは、同大関係者のノーベル賞受賞者が会見を行う場所だ。iPS細胞の開発で12年にノーベル医学・生理学賞を受賞した京大・山中伸弥教授(52)も講義などを行っている。
「ノーベル賞は凄い凄い賞なのですが…。そこに並べるように、新たな道で頑張っていきたい」。京大出身のノーベル賞受賞者は日本人初の湯川秀樹氏(物理学)ら過去7人いるが、プロ野球選手は1人もいない。それも球界でも珍しい「理系男子」としてプロの門を叩く。
「京大にもプロを目指して入っていない。(練習の)設備もない中でここまで来られた」。文武両道を貫いてきた右腕にとっては、プロは遠い世界だった。兵庫県内の中高一貫の進学校・白陵では公式戦1勝に終わった。塾、予備校などに頼らず猛勉強の末に現役で合格。友人に誘われて入部した時は1メートル80、65キロと細く、球速も130キロ台だった。
それでも学業と両立させながら連日、午後10時まで体力トレーニングを行い、体幹を鍛えた。体重は約10キロ増え、球速は最速149キロを記録。2年春にはチームの連敗を60で止め、今年6月には大学日本代表候補にも選ばれた。今秋は28季連続の最下位。「野球部の歴史を変えたい」との目標は達成できなかったが、リーグ戦通算8勝は京大史上最多だ。
在籍するのは工学部工業化学科。3年生からは実験が増え、研究に時間を割かなければならなくなった。田中が4月から所属する研究室で、分析化学の指導にあたる天野健一助教(30)は「欠点が1つもないような学生」と研究熱心な姿勢を高く評価する。3年生までに単位はほぼ取得。卒論のテーマは「SFA(表面力測定装置)における水和構造の逆計算理論」と、まさに京大生らしく難解だ。
「技術的にまだ甘いところがあるので、まずそこを克服できたら。真っ直ぐ、変化球がどれくらい通用するか。長所、短所を把握したい」。
プロでの目標を聞かれると、研究課題に取り組むかのようなクレバーさものぞかせた。テレビカメラは14台。会見後は野球部の仲間に胴上げされ、喜びに浸った。
実は一般商社の三井物産から内定をもらっていた。「ドラフトまで待ってもらってありがたかった」と会社側に感謝した田中は「成功できれば色んな方に勇気を与えられる。険しい道だけど、新しい道を切り開きたい。ある種の使命感を持ってやっていきたい」。ノーベル賞にも負けない輝きを−。新たな歴史をつくるべく、京大生右腕が第一歩を踏み出す。
東大出身のプロ野球選手は過去5人いる。ドラフト制以前では新治伸治が65年から68年まで大洋に在籍し通算9勝を挙げた。ドラフト制後では66年中日3位の井手峻ら4人が入団している。なお、京大出身ではないが、09年横浜ドラフト5位の福田岳洋は京大大学院に在籍。指名当時は休学中で四国アイランドリーグ香川の投手として活躍していた。
京大初、東大を除く旧帝大から初のプロ野球選手が誕生する。田中英祐投手(22)がロッテから2位指名を受けた。
運命の瞬間を待つ田中はこの日午前中は大学内の吉田グラウンドでトレーニング。ドラフト会議に合わせて、構内の一室で、野球部のメンバーと指名を待った。
無事、ロッテの指名には仲間から拍手を受け、百周年時計台記念館で会見に臨んだ。
「ホッとしました。高い評価に感謝したいです」と胸をなで下ろす田中は、ロッテ、千葉から受ける印象に「伊東監督は捕手なので、色々学びたい。ファンが熱い。あとはディズニーランドですかね」と話した。
4年間、捕手として田中を支えてきた藤沢祐樹主将は京大初という快挙に「自分の友人がプロ、しかも英祐が。実感が湧かないですね。とにかくデビュー戦を見たい」とエールを送った。
田中は工学部工業化学科に在籍、将来的に“日本の頭脳”としての、別の選択肢もあり、実際に三井物産の内定ももらっていた。その上で選んだプロ。これからは文武両道を目指す人たちに「使命感を持って、応援され、目標となれる選手に。すごい、険しい道ですが」と、新たな世界を見据えた。
ワセダから“ダブル・ドラ1”が誕生だ。早大の主将を務める中村をロッテが一本釣り。会見では「まさか1位で指名があると思わなかった。嬉しい気持ちと同時に驚きました」とはにかんだ。
盟友との激突も実現する。日本ハムがエース・有原を1位指名した。普段から公私ともに仲のいいコンビ。「同じパ・リーグでやれる。いつの日か、対戦できたら」と熱望。実際に対戦したら、どう打ち崩すか?と問われると「真っ直ぐが速いけど、変化球も制球もいいから難しい。もっとレベルを上げて打ちたい」とイメージを膨らませた。
東京六大学リーグ現役2位となる通算10発のパンチ力に加え、球際に強い二塁手として大学NO.1内野手の呼び声が高い。「井口さんに憧れている。メジャーも経験され、走攻守とも素晴らしい選手」とロッテで長年、二塁手を務めたベテランに尊敬の思いを口にした。
「ロッテはファンがすごく熱くて、温かい印象。伊東監督は捕手出身だし、しっかりした野球をされている」。ストライプのユニホームをまとい、有原との“再会”を果たすため、さらに己を磨く。
創部116年の京大から、初のプロ野球選手が誕生する。現役合格して工学部に在籍する最速149キロ右腕の田中英祐投手(22)がロッテの2位指名を受けた。大手総合商社・三井物産の就職内定を辞退し、プロの世界へ飛び込む決意を口にした。またロッテは、1位指名で大学NO.1内野手の早大主将、中村奨吾(22)を一本釣りした。
歴史が動いた。1898年に創部された京大野球部の選手が、初めてドラフトで指名された。ノーベル賞受賞発表にも使われた会場で、田中は報道陣100人超、テレビカメラ15台の前で「すごくホッとしています。ドラフト2位で、すごい高い評価をしていただいた」と感謝の言葉を並べた。
ロッテの2位指名を受けた。「東大&京大勢」というくくりで見ると、1966年に中日から3位指名された東大の井手峻を上回る最上位となった。「伊東監督は現役時代に捕手で活躍されていた。色んなことを学んで、自分のレベルを上げていきたい」と抱負。千葉のイメージについては「関西から出たことがないので、東京ディズニーランドが1番に思い浮かぶ」と苦笑いした。
工学部での卒論テーマは「SFA(surface force apparatus=表面力測定装置)における水和構造の逆計算理論」。一般人からすれば「?」だ。この日は担当教授からドラフトに備えるよう気遣われ、トレーニングをして待った。ドラフト開始5分前は「本当に指名があるのか不安だった」という。大学の合格発表時との心境の違いを聞かれ「京大の時は確認するだけの作業だったんですけど、今回は待ってる時間が長くて疲れました」と本音がこぼれた。
内定企業へのお詫びもあった。「指名がなかった場合、総合商社の三井物産さんに内定をいただいていた。この時期までプロと迷っている僕に選択肢を残していただいたので、この場を借りて『ありがとうございます』と言いたいです」と感謝を示した。
東大出身で最も長く現役を続けたのは井手の10年で、最多勝は新治伸治(元大洋)の通算9勝だ。「1年目に1つでも多く1軍で投げられるようにしたい。長く活躍できる選手になりたい」。国内大学最多6人のノーベル賞受賞者を輩出した誇りにかけて、赤門を超える活躍を誓った。
京大の田中英祐投手はロッテが2位指名した。
京大史上初となるドラフト指名を受けた田中は「昨日はよく眠れたが、ドラフト会議5分前からものすごく緊張し出した。そんな中、ドラフト2位と高い評価を受けて感謝しています。すごくホッとしている。これから人生の第一歩が踏み出せることを嬉しく思う」と会見ではまず安堵。
そして「ロッテのファンは熱いので、そういうファンに応援される選手になりたい。伊東監督は捕手出身なので、プロの配球など色々なことを学びたい」とロッテの印象を語り、プロの世界に意気込んだ。
ロッテから2位指名を受けた田中は、入団すれば京大初のプロ野球選手となる。東大出身は過去5人いる。
東大から1992年にドラフト8位でロッテに入団したソフトバンクの小林至球団統括本部副本部長は「出身を重荷に感じたりせず、それも含めて楽しんでやって欲しい。色んなバックグラウンドの選手がいるのはプロ野球にとっていい」とエールを送った。
国立大からドラフト1位で指名された選手には、筑波大から97年にオリックス入りした杉本友投手がいる。
早大の中村はドラフト前に「(1位指名選手が映る)テレビ中継をやっている間に呼ばれて、有原の足を引っ張らないようにしたい」とおどけていた。4球団が競合した同僚のエースより先にロッテの交渉権が確定し「1位と思わなかったので、嬉しいのと同時にびっくりしている」と表情を緩めた。
早大から複数の1位指名選手が出たのは、大石(西武)斎藤(日本ハム)福井(広島)の3人がいた2010年以来。大学日本代表で4番を務めた中村は、長打力のある二塁手として貴重な存在だ。「同じパ・リーグに指名されたので、いつか対戦したい。(打つ自信は)あります」とプロでの有原との対決を心待ちにしていた。
走攻守三拍子そろった大学ナンバーワン野手。1年秋に早くもレギュラーをつかみ打率.429をマークするなど3年秋までに70安打をマーク。4年春は数字を落としたものの、東京六大学で通算3割近い打率をマークし、本塁打も10発放っている。
当初は左翼を守っていたものの、2年春に二塁へコンバート。徐々に堅実になってきた守備も売りの1つだ。3年夏には大学日本代表として日米大学野球に出場、全試合に5番・中堅手でスタメン出場し、打率.438を記録するなど大舞台にも強い。
「機動破壊」を掲げるチームの3番に座り、今夏の群馬県大会では6試合で11盗塁、8強に進出した選手権では4試合で6盗塁。打率はともに5割をマークし、チャンスメーカー、ポイントゲッターとして大暴れした。
バットをリードする右手の握力は91キロで、リンゴを片手で握りつぶせるほど。高校通算57本塁打をマークしたスラッガーだが、プロでまず武器になるのは長打力よりも足か。橋本到(巨人)のような俊足好打でパンチ力のあるタイプになるか、長打力も兼ね備えた糸井嘉男(オリックス)タイプになるか。期待は大きい。
プロ野球のドラフト会議が23日、東京都内のホテルで行われた。ロッテは競合するリスクを避け、早大の主将、中村の一本釣りに成功した。「朝起きて1番に(頭に)浮かんだ」というひらめきが実を結んだ伊東監督は「単独指名できて満足」と笑みを浮かべた。
ロッテの懸案、右打ちの内野手不足を解消する逸材として期待される。監督は「スカウトから10年はレギュラーの心配はいらないと聞いている。1日でも早く一緒にやりたい」とラブコールを送った。
プロ野球のドラフト会議が23日、東京都内のホテルで行われた。ロッテは中村奨吾内野手(早大)を1位で単独指名、交渉権を獲得した。
中村は広角に打ち分けアベレージを残せる打撃に長打力も兼ね備えており、アマチュアNO.1の呼び声も高い。堅実な守備も魅力。
プロ野球のドラフト会議が23日、東京都内のホテルで行われた。ロッテは2位で田中英祐投手(京大)を指名し、交渉権を獲得。交渉がまとまれば田中は京大史上初のプロ野球選手となる。
最速149キロの速球を武器に関西学生野球リーグで7勝を挙げ、昨秋にはベストナインに選出された田中はロッテからの指名に「2位指名という評価をしていただいて感謝している」と笑顔を見せた。「会議の5分前くらいからすごく緊張した」と指名を受けるまではテレビの前で固唾を飲んでいたという。ロッテについては「ファンの方の熱い声援が印象的。伊東監督は捕手出身の監督なので、投手として色んなことを学びたい」と早くも次の舞台へ胸をふくらませた。
プロ野球ドラフト会議は、23日午後5時から東京・港区のグランドプリンスホテル新高輪で行われた。ロッテは1位で早大の中村内野手を単独指名。交渉権が確定した。
プロ野球ドラフト会議は、23日午後5時から東京・港区のグランドプリンスホテル新高輪で行われた。ロッテは2位で注目の京大・田中投手を指名。交渉権を獲得した。
田中は、京大初のプロ野球選手を目指していた。
星稜高(石川)の最速146キロ右腕・岩下大輝(18)が23日、ロッテからドラフト3位指名された。午後6時過ぎ、同校でのテレビ中継で“吉報”を見届けると、「小学生の時からプロ野球選手になることが夢だった。(星稜OBの)松井(秀喜)さんのように心の温かい、器の大きい選手になりたい」と第一声。今夏、同校を16年ぶりの甲子園16強に導いた右腕は終始、笑顔で会見を終えた。
早大・中村奨吾内野手(4年=天理)は、ロッテが単独1位指名した。
走攻守そろった早大のリードオフマンとして1年から活躍。今季はクリーンアップを任されている。東京・東伏見で行われた記者会見では、「まさか1位で指名されるとは。自分もそうですが、チームメートも驚いています」と、率直な気持ちを表現した。
ロッテの印象については「ファンの方が熱く、温かい印象があります。これからがスタートなので頑張りたいです」と、早大の主将は未来を描いた。
ロッテは競合を避け、早大・中村奨吾内野手(4年=天理)を単独指名した。
この日の午後2時から、スカウト会議を開き、直前で決めた。最後は智弁学園・岡本との選択で悩んだという伊東勤監督(52)は「単独で指名できて良かった。チーム事情から即戦力ということで中村にした。投手も必要だけど、かなり競合する予想だった。リスクを背負ってくじ引きしても良かったんだけど、スカウトの意見をまとめた結果、中村でいった。10年はレギュラーの心配がいらないと聞いている」と話した。
ロッテ伊東勤監督(52)は2位指名の京大・田中英祐投手(4年=白陵)について「岸に似ている」と評した。
西武の岸が入団してきた時を思い出したといい「体の使い方もそうだし、体つきが若干細いのもね」と話した。先発ローテーションの一角に入ってくることを期待しており、「話してみたい。野球をどのようにとらえてるのか聞いてみたい」と頭が良すぎる右腕との対面を心待ちにした。指名挨拶に、誰が行くのかで会議の席が盛り上がったそうで「あの門はなかなかくぐれないからね」と冗談まじりに話した。
京大・田中英祐投手(4年=白陵)が、ロッテから2位で指名された。
最速149キロ右腕は同大工学部で専門分野を勉強しながら、関西学生野球リーグで同大史上最多8勝をマークした。
指名の瞬間は、会見場の外にいた学生から「おお」というどよめきも起こった。同大から、初めてのプロ野球選手が誕生することになる。
指名された田中は「すごい高い評価で本当に感謝しています。この指名にホッとしています。新たな1歩を踏み出せると思っています」と興奮気味に話した。
さらにロッテについての印象を聞かれると、伊東監督が現役時代、捕手とあり「インサイドワークを学んでいきたい。(ロッテは)ファンの熱いチームだとずっと思っていた。そういうファンに応援される選手になりたい」と満面の笑みを浮かべていた。
ロッテから5位指名された大阪桐蔭・香月一也内野手(3年)は「嬉しいです。小さい頃からの夢がかなった。ホームランバッターになって、早くチームに貢献できる選手になりたいです」と喜びをかみしめた。
同校からは10年江村(ロッテ)、11年西田(阪神)、12年藤浪(阪神)、13年森(西武)に次ぎ、5年連続で指名を受けた。
西谷浩一監督(45)も「力強さと柔らかさがある選手。1年目から欲張らず、みっちりファームで鍛えていただきたい」と語った。
ロッテの伊東監督はドラフト1位で早大・中村奨吾内野手(22)を単独指名し、報道陣に「まさかと思った?」と問いかけて、にんまりした。
当日まで巨人が1位指名した岡本和真内野手(智弁学園高)と迷ったそうだが、朝起きて「同じぐらいの評価なら確実な方」と、ひらめいたという。
中村については「スカウトから『10年はレギュラーの心配はいらない』と聞いているし、走れるのが魅力」と話し、長打力も含めて期待は大きい。「ウチは左打ちの内野手が多いし、内野で足を使える選手も少ない。出場機会は多いと思う」と入団を心待ちにした。
京大・田中英祐投手(4年・白陵)がロッテから2位指名を受けた。京大の選手としては初のドラフト指名で、このままプロ入りすれば東大を除く“旧帝大”初のプロ野球選手となる。
京大キャンパス内で会見した田中は、指名を受けてホッとした様子。「伊東監督はもともとキャッチャーでインサイドワークもあった方なので、色々学んでレベルを高めたい」と意気込みを示した。
また、自らが実践してきた文武両道を目指す子供達に向けて「目標とされる選手になりたい」とプロでの成功を誓った。
京大初、東大を除く“旧帝大”初のプロ野球選手が誕生する。京大・田中英祐投手(4年・白陵)がロッテから2位指名を受けた。
関西学生リーグでは、1年春から頭角を現し3年秋にベストナイン、今春には4勝を挙げるなど、着実に力を伸ばしてきた。
一方で、工学部工業化学科に在籍、将来的に“日本の頭脳”としての、別の選択肢もあったが、野球に対する思い、「地獄を見てこい」という父・克則さん(52)ら周囲の後押しもあって、プロ入りを決意した。
中学からの10年間、他の選手が経験してきた、野球に特化した環境に身を置いたことはない。その分、伸びしろも期待される。