わたしはかもめ2014年鴎の便り(10月)

便

10月24日

ロッテ2位京大田中、球団幹部を質問攻め[ニッカン]

探求心の塊だ。ロッテからドラフト2位で指名された京大・田中英祐投手(22=白陵)が24日、指名挨拶に訪れた球団フロントを質問攻めにした。京大百周年時計台の一室で、林信平球団本部長(53)らに疑問点をぶつけた。当初15分を予定していた指名挨拶は50分を超えたが、田中にとっては、プロ入り決断に向けて前進する有意義な会談となった。

疑問点をそのままにしてはおけなかった。田中は、林本部長から「聞きたいことはありますか?」と促されると「セカンドキャリアはどのようになっているのですか?」と、気になっていたことを口にした。

夢を抱きプロの世界に飛び込もうとする新人には似つかわしくない質問かもしれないが「親とも話してて分からない状態だったので、聞いてみたいと思っていた」と田中。強豪校に在籍したことがないため、先輩や監督に聞く訳にもいかない。田中にとっては、進路決断前のこの機会に聞くべきことだった。

質問はそれだけにとどまらない。「寮生活というのはどうなってるのですか?」「これから入団までのスケジュールはどうなってるのですか?」「マスコミ対応はどうしたらいいでしょうか?」。次々と聞いていった。「考え得る可能性は全てシミュレーションできる方がいい。選択肢をしっかり考える意味で、こういう質問をさせてもらった」。未知の世界だったプロ球界が、少しずつ現実的に感じられていった。

前夜は夜中の2時まで野球部主将と副主将のシェアハウスでコアラのマーチを食べながら、仲間にお祝いしてもらった。そしてわずか2時間の睡眠後、朝4時には起きてテレビ出演。赤い目で「頭が働きません」と苦笑いしながら、その後も分刻みのスケジュールをこなした。

一夜にして全国の注目の的になった。林本部長から「私生活に気をつけるように」と老婆心のこもった言葉ももらった。だがその点では田中は揺るがない。「周りの反応が変わっただけ。人生が変わったとまでは思いません。今までどおり普通に生活したいと思う」。地に足が着いている。京大出身初のプロ野球選手誕生に向けて、着実に1歩前進した。

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ロッテ2位田中「まずは1軍で投げたい」[ニッカン]

ロッテからドラフト2位で指名された京大・田中英祐投手(22=白陵)が24日、京大構内で指名挨拶を受けた。

「田中君 一緒に頑張ろう」とメッセージの入った伊東監督のサイン色紙とボールを受け取り、林信平球団本部長からは「決して話題性で指名していない。ただ一方でプロとして注目を浴びるのは悪いことではない。京大出身で注目されるのは一過性。しっかりした実力を身につけて、長く注目される選手になって欲しい」と期待された。田中も「名前を知ってもらってありがたい。プロの中でも注目してもらえるのは一握りだと聞きました。こういう機会を大事にしたい。まずは1軍で投げるのを目標に。色んな課題を克服していけたらと思う」と話した。

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「さすが京大!!」D2田中、ロッテを質問攻め50分[サンスポ]

ドラフト会議から一夜明けた24日、各球団は入団交渉を本格化させた。ロッテのドラフト2位指名、田中英祐投手(22)=京大=は、京都市左京区の吉田キャンパスで球団から指名挨拶を受けた。15分間程度の予定が、何と50分間に及ぶ展開に…。同投手が

(1)
寮生活について
(2)
マスコミ対応を含む今後の予定
(3)
セカンドキャリアに関して

などで質問攻めにした。偏差値75右腕の“ストレート”に、ロッテも仰天だ。

自慢の“直球”を早くもズバッと投げ込んだ。これにはロッテの林球団本部長、松本編成統括、下敷領スカウトがそろってのけぞる。京大キャンパスを舞台にした指名挨拶は田中の独壇場だった。

田中から出た質問は大きく分けて、この3点だったが、いずれをとっても鋭い突っ込み。「さすが、京大!!」と林球団本部長も思わずうなった。

 

ロッテの指名挨拶は球界の慣例に従い15分程度の予定だった。ところが田中のペースに球団が巻き込まれる形で、時間は50分を経過。球団側がストップをかけなければ永遠に(!?)続く恐れすらあった。

23日のドラフト会議後はテレビ出演などに追われ、自宅で眠りについたのは日付もかわった午前2時。この日のキャンパスにはテレビカメラ9台を含む約60人の報道陣が詰めかけた。

「自分は全く何も変わっていないし、今後も変わることはありませんが、周囲が劇的に変わりました」。そんな不安がよぎっての質問攻めだったが、もちろん気持ちは京大初のプロ野球選手。ロッテ入団に前向きだ。

田中英祐(たなか・えいすけ)
1992(平成4)年4月2日生まれ、22歳。兵庫・高砂市出身。小学4年で野球を始め、主に捕手。白陵中で投手に転向した。白陵高では2年夏の県大会3回戦進出が最高成績。京大では1年春からベンチ入り。2年春に関学大戦で初勝利を完封で飾り、京大のリーグ戦連敗を「60」でストップした。リーグ戦通算成績は65試合に登板、8勝31敗、防御率2.25。最速は149キロ。1メートル80、75キロ。右投げ右打ち。家族は両親、弟、妹。

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ロッテD2・田中、三井物産へ就職辞退前に内定取り消し!?[サンスポ]

ドラフト会議から一夜明けた24日、各球団は入団交渉を本格化させた。ロッテのドラフト2位指名、田中英祐投手(22)=京大=は、京都市左京区の吉田キャンパスで球団から指名挨拶を受けた。

就職先として内定をもらっている三井物産への就職を辞退したと報じられたが、この日は「それ違います。まだ辞退はしていません」と訂正した。ところが、ここで取材の民放テレビ局が三井物産のコメントを持参して「一緒に仕事ができないのは残念ですが、三井ゴールデングラブ賞を取れるような選手になってください」と代読。辞退の前に内定取り消し!?これには田中の方が思わずのけぞった。

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京大くんの質問攻めにロッテたじたじ、何と50分!引退後の話まで[スポニチ]

ドラフト会議でロッテから2位で指名された京大の田中英祐投手(22)が24日、京都市の京大・吉田キャンパス内で林信平球団本部長(53)らから指名挨拶を受けた。京大生として初めてのドラフト指名選手とあって注目を集める中、最速149キロを誇る「秀才右腕」は、寮生活や取材対応などプロの世界に関する質問を浴びせ当初予定された15分程度の指名挨拶は異例の50分に及んだ。やっぱり、京大生は違う。

形式的な指名挨拶が、まるで授業に様変わりした。ノーベル賞受賞者が会見を開く京都大学百周年時計台記念館の一室。林本部長らが冒頭の挨拶を終えて報道陣が退室すると、田中の怒濤の「質問タイム」がスタートした。

「ホッとして、現実的なことを考えるようになった。何も分からない状態なので、色々と聞かせていただいた」。

今後の契約までのスケジュールに始まり、メディア対応や寮生活などについて矢継ぎ早に質問を投げかけた。時間にして50分。異例の長さに、林本部長は「15分程度のつもりだったんだけどね。質問が次から次に出てくる」と面食らった。その質問は「きちんと整理されており的外れなこともなかった。喋っていて楽しかった」と聡明さに感心した。

驚かせたのは現役引退後のセカンドキャリアについての質問まで飛びだしたこと。最速149キロを誇る「秀才右腕」らしい“直球”を投げ、球団運営や経営に携わる職員や現場スタッフなどの選択肢があるとの回答を得た。ドラフト翌日に引退後の話題が出ることは極めて異例だが田中は「可能性のあることはシミュレーションができた方がいい」と理由を説明した。京大初のドラフト指名。身近にプロの世界を知る人がおらず田中にとっては貴重な情報収集の場だったのだ。

秀才ぶりの一方で「天然」な一面ものぞかせた。25日から日本シリーズが開幕する。関西で絶大な人気を誇る阪神が出場するとあって注目していると思いきや「日本シリーズって、明日(25日)からなんですか?」と逆質問した。前夜は遅くまで野球部の仲間と祝い、この日の朝のテレビ出演などで睡眠時間はわずか2時間。「寝ていないので、頭が働かなくなってきました」と苦笑いを浮かべた。

この日もテレビカメラ10台、報道陣60人以上に囲まれるなど「田中フィーバー」はヒートアップ。だが、球団は話題性で指名した訳ではない。その証拠に、伊東監督がドラフト会場で胸元に付けていたピンバッジと「一緒に頑張ろう」とのメッセージが書かれた色紙が手渡された。これには田中も感激しきり。「実力を評価してもらったと聞いて嬉しかった。色々学ばせてもらいたい」。即戦力と期待される京大初のプロ野球選手の誕生まで、もう間もなくだ。

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ロッテ、京大・田中に指名挨拶、球団本部長「話題性でなく実力」[スポニチ]

ロッテは24日、林信平球団本部長らが京都市の京都大学を訪れ、ドラフト会議で2位指名した田中英祐投手に挨拶した。

林本部長は「前向きに入団に向けてご検討いただければ。話題性で指名した訳ではありません。プロ野球選手としての実力を見込んで指名しました」と挨拶。田中には伊東監督が「一緒に頑張ろう」と書いたサイン色紙とボールを手渡した。

田中は「自分の評価を聞くことができた。話題性での指名ではないということで嬉しい」と笑顔を見せていた。

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田中さすが京大…ロッテを“質問攻め”[デイリー]

ロッテは24日、林信平球団本部長らが京都市左京区の京都大を訪れ、ドラフト2位指名した田中英祐投手(22)=京大=に指名挨拶を行った。田中は契約の流れやプロでの生活、引退後のセカンドキャリアに至るまで、様々な疑問点について質問。林本部長も「整理して、しっかり受け答えしていた」と舌を巻いた。

15分程度の予定だった指名挨拶は、50分間にも及んだ。田中はプロの生活だけでなく、契約がどのように行われるか、取材対応、さらにセカンドキャリアについてなど幅広く質問。「両親と将来について話した時、(引退後のことが)分からなかったので尋ねた」と、しっかり先を見据えていた。

林本部長は「思いがけなく話が弾んだ」と驚きをみせた。「聞きたいことを多岐にわたり質問された。引退後については、NPBの仕事では国際大会や国際交流の話、球団では編成や打撃投手、用具係の仕事など、色んなパターンの話をした」と会話は進んだ。

初の京大出身プロ誕生へ注目度は高く、約60人の報道陣が詰めかけた。しかし林本部長は「話題性で指名を決めたのではない。人気は一過性。力をつけて、プロで長く活躍して欲しい」と熱い期待を示した。

その上で、「いいストレートを持っており、即戦力として早い時期に先発で使える。京大卒でなく、ロッテの田中と言われる存在になってもらいたい」と主力投手への成長を願った。

伊東監督の直筆サイン色紙とサインボールを贈られた田中は「入団へ向けてゆっくり考えたい。結果を残し、野球で注目されるようになりたい」と希望に胸を膨らませた。

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京大田中、プロの世界で質問攻め[デイリー]

京大生として初めてドラフト会議で指名を受けた田中英祐投手が24日、京都市の京大で2位指名したロッテの林球団本部長らから挨拶を受けた。「自分の評価を聞くことができた。話題性での指名ではないということで嬉しい」と笑顔で応じた。

当初は15分程度の予定だったが、田中が「何も分からない。身近に聞ける人がいない」とプロの世界に関する質問を浴びせ、50分に及んだ。内容は寮生活、食事、今後の予定、取材対応、セカンドキャリアなど多岐にわたり、林本部長は「きちんと整理されており、的外れなこともなかった。喋っていて楽しかった」と聡明さに感心した様子だった。

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ロッテが京大田中指名、話題狙いでない[デイリー]

ロッテは24日、ドラフト2位指名を受けた田中英祐投手(22)=京大=の指名挨拶を京都市内の同大で行った。

林信平球団本部長、松本尚樹編成統括、担当の下敷領悠太スカウトが訪問。林本部長は「決して話題性で指名したのではない。プロとしての実力を評価した」と気持ちを伝えた。

京大初のプロ入りを目指す田中も笑顔で応えた。

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ドラ2京大・田中“質問攻め”指名挨拶異例50分[報知]

京大生として初めてドラフト会議で指名された田中英祐投手(22)が24日、京都市内の同大学吉田キャンパスでロッテからドラフト2位指名の挨拶を受けた。当初は約15分の予定が、林球団本部長らに対する田中の“質問攻め”もあり、異例の約50分間、話し込んだ。右腕は球界NO.1の頭脳派となることが必至。「何も分からない状態だったので、聞くことができてよかった」と待ち受けるプロ生活を、しっかり分析する。

多岐にわたる質問があふれ出た。契約の流れ、選手生活、メディア対応、寮生活etc…。「考え得る可能性を全てシミュレーションした方が、可能性が広がる。選択肢をしっかり考えるということでそういう質問をさせていただきました」。球団職員、現場に残ることなど、セカンドキャリアとしてどんなパターンがあるかも聞いた。知り得ることを全て吸収して、歩むべき道を多角的に見つめるつもりだ。

この日はテレビカメラ9台、報道陣約60人が詰めかけるなど、注目度は抜群だ。指名を受けた23日はテレビ出演、友人の祝福などで、就寝は深夜2時。この日も朝からラジオ出演などがあり、睡眠時間はわずか2時間だった。だが「今まで通り、普通に生活します。研究室に行けていないので、報告も兼ねて(卒論を)どういうスケジュールを踏んでいくか話したい」と卒業まで浮かれることなく、トレーニングとの文武両道を貫く。

さらに、まだ辞退していなかった大手総合商社・三井物産の内定を、辞退したと報道されるハプニングにも見舞われた。全国的に有名になった京大初のプロ選手は「注目されるところは大切にしながら、野球で結果を残していきたい」と今後は実力で名を立てる。

田中英祐(たなか・えいすけ)
1992年4月2日、兵庫・高砂市生まれ。22歳。小学4年時に軟式の塩市少年野球団で野球を始め、白陵中で投手に転向、白陵高では1年秋からエース。京大工学部に現役合格後、1年春からレギュラー。通算8勝31敗、防御率2.25。2013、14年の秋季リーグでベストナイン、14年秋季に関西学生野球連盟特別功労賞。180センチ、75キロ。右右。

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松山コーチ“昇格”守備再建へ[報知]

ロッテの松山秀明2軍内野守備走塁コーチ(47)が、来季から1軍内野守備走塁コーチに就任することが24日、分かった。代わりに佐藤兼伊知1軍内野守備走塁コーチ(55)が2軍の同コーチを務める。11月の鴨川秋季キャンプからの入れ替わりが予定されている。

ロッテは今季、チーム失策数がリーグ5位の78。内野守備のミスによる敗戦も多く、松山コーチには守備陣の強化を託す。佐藤コーチは10年から2年間、2軍守備走塁コーチを務めるなど、育成の経験は豊富。伊東監督の目標とする“守り勝つ野球”の体現のためにテコ入れを図った。

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