ロッテは球団初の台湾遠征(桃園県)で、台湾プロ野球のラミゴと交流試合を行い、0−4で敗れた。
初戦の先発を任された唐川は6回1失点と好投したが、3番手・金森が8回に右越えソロを被弾し、9回には4番手・香月が2失点。打線は9安打を放つも無得点に終わった。伊東監督は「本気モードでいかないと相手にも失礼になる」と話し、鈴木、角中ら主力組もスタメンに名を連ねた。ラミゴとは2日まで3試合を行う。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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ラミゴ | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 4 |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
ロッテの成瀬善久投手(29)が今季取得した国内フリーエージェント(FA)権を行使することが1日、関係者の話で分かった。同日午後に記者会見を開き、正式に表明する。球団は権利を行使した上での残留を認めない方針のため、他球団へ移籍が決定的となった。
球団は10月に成瀬と2度の契約交渉を行い、残留を要請していた。
成瀬は神奈川・横浜高からドラフト6巡目で2004年にロッテ入り。07年に16勝1敗、防御率1.82で最高勝率と最優秀防御率のタイトルを獲得した。通算成績は201試合に登板して90勝66敗、防御率3.16。
京大初のプロ野球選手として、ロッテからドラフト2位で指名された田中英祐投手(22)が、来年1月上旬から始まる新人合同自主トレの参加を免除される可能性が出てきた。
大学の卒業論文を優先するためで、球団は「秀才右腕」ならではの特例措置で卒業をサポートする。
京大工学部に在籍する田中の卒論テーマは「SFA(表面力測定装置)における水和構造の逆計算理論」。超難解な論文とあって、林信平球団本部長は「12月から1月は論文で1番忙しい時期になる。新人合同自主トレに参加できなくてもやむなしですね。彼にはちゃんと卒業して欲しいので」と話した。
論文作成を控えている田中は10月24日の指名挨拶でも、球団幹部に今後のスケジュールについて「どうすればいいか」などと質問。「論文についてはこれから助教に相談したい」と話していた。伊東監督も「難しい論文みたいだからね。まずはそちらに専念して欲しい」と理解を示しており、プロ野球選手としての第一歩となる合同自主トレの不参加を容認する方針だ。
球団関係者は「卒論で新人合同自主トレに参加できないという例は過去に記憶にない。一部参加という形で調整できれば」と説明。今月中に契約を結ぶ見込みで、その場であらためて入団までのスケジュールについて話し合われることになりそうだ。
今季限りで現役引退をしたロッテ・里崎智也氏(38)の引退メモリアルDVD「最高で最上の日々〜16年間の軌跡〜」がフジテレビジョン、ポニーキャニオンの共同制作により、11月22日に発売されることになった。
本編83分に特典映像27分が付き価格は税別3800円。マリーンズオフィシャルグッズショップ、全国のCD、DVDショップ、書店、家電量販店などで販売される。
里崎氏は「引退に際してプロ16年間の日々をこのようにDVDという形で制作していただき、本当にありがたく思っています。このDVDをぜひ多くのファンの方に買っていただき、見ていただければ幸いです」とコメントしている。
ロッテは31日、セス・グライシンガー投手(39)とクレイグ・ブラゼル内野手(34)に来季の契約を結ばないことを通知したと発表した。
グライシンガーは2年契約の最終年となる今季は右肩痛に悩まされ、1軍で登板機会がなかった。加入2年目のブラゼルは、今季は35試合の出場にとどまった。
グライシンガーはこの日帰国予定で、ブラゼルはすでに帰国をしている。
ロッテ成瀬善久投手(29)が、今季取得した国内FA(フリーエージェント)権を行使することが10月31日、分かった。親しい関係者には意思を明かしており、近日中に会見を開く予定。ロッテは「宣言残留」を認めておらず、11年間在籍したチームに別れを告げることとなる。ヤクルト、阪神などが獲得に動くとみられ、今季のFA補強の目玉になる可能性が出てきた。
チームへの愛情を成瀬は貫けなかった。親しい関係者には「もう決めている」と話し、権利の行使をほのめかしたという。エースとして、選手会長として、チームを牽引してきた左腕にとって、愛着のあるチームを離れるという、苦渋の選択。しかし、今の成瀬には他に道がなかった。
そもそもは残留を希望していた。「このチームをどうしたら優勝できるチームにできるのか」と真剣に考えていた。だが、球団との2度の交渉が、皮肉にも成瀬の考えを変えさせた。「残って欲しいけど、君の得た権利だから」という言葉は「出ていってくれても構わない」と言っているようにしか聞こえなかった。
球団からの条件は単年契約のダウン提示とみられている。エースとして9勝11敗の今季成績では、好条件があり得ないのは当然。しかし、金銭面で口説けなくても、5年連続開幕投手を務めるなどエースとしての働きに敬意を払い、早くから交渉するなど、別のやり方もあったはず。だが、最初の残留交渉はシーズン終了の2週間後。さらに交渉役の林信平球団本部長が台湾遠征に同行してしまい、最後の交渉の機会がなくなったことも、成瀬の背中を押したものとみられる。
ここ2年は低迷しているがシーズン200投球回を2度もクリアした、経験豊富な左腕。代わりの人材を探すのは至難の業だ。また「生え抜きのエースを放出することは、球団の体質を疑われる」と危惧する球団関係者もいる。伊東監督の3年目を迎えるロッテ。大きな穴を埋めなければならなくなった。
ロッテは、台湾プロ野球のラミゴと親善試合を行い、0−4で敗れた。9安打を放ったものの、あと1本が出なかった。
ラミゴの先発は元DeNA王溢正投手だったが、打ち崩すことはできなかった。
11月2日まで3試合を戦う。
ロッテは31日、セス・グライシンガー投手(39)、クレイグ・ブラゼル内野手(34)に今季限りでの解雇を通告した。グライシンガーはこの日、成田空港発の航空機で米国に帰国。ブラゼルはすでに米国に帰国している。
ロッテは31日、セス・グライシンガー投手(39)とクレイグ・ブラゼル内野手(34)と来季の契約を結ばないと発表した。
ヤクルト、巨人で最多勝を獲得し、2012年からロッテ入りしたグライシンガーは、右肩痛で今季の1軍登板はなかった。ブラゼルは昨季シーズン途中で入団、2年目の今季は35試合に出場し76打数21安打、打率.276、4本塁打、14打点も、7月に持病の鼠径ヘルニアの手術を受けるため帰国。今季中の復帰はできなかった。
ロッテは10月31日、セス・グライシンガー投手(39)、クレイグ・ブラゼル内野手(34)と、来季の契約を結ばないとを発表した。
グライシンガーは昨季痛めた右肩の状態が思わしくなく、今季は1、2軍を通じ1試合も登板がなかった。また、阪神でも活躍したブラゼルは、昨季途中に入団し11本塁打を放ったが、今季は35試合出場にとどまり、今季7月下旬に鼠径ヘルニアの手術で途中帰国。そのまま退団となった。
ロッテにドラフト2位で指名された京大・田中英祐投手(22)が、卒論提出のため1月の新人合同自主トレを一部免除される可能性が31日、浮上した。卒論のための自主トレ長期免除は異例。林球団本部長は「まだ正式決定ではない」としながらも「彼はちゃんと卒業するべき。そこは貫いて欲しい」と、京大初のドラフト指名選手の卒業をアシストする。
工学部に在学する田中の卒論テーマは「SFA(surface force apparatus=表面力測定装置)における水和構造の逆計算理論」。提出は2月で、直前は実験などに追われることも予想される。不祥事を除けば、これまでも授業参加などで数日間自主トレを欠席する例はあったが、卒論で長期参加免除という例は過去にないという。
「12〜1月が1番忙しいみたい。勉強に集中して欲しい」と林球団本部長。伊東監督を含め、球団は最速149キロ右腕の“文武両道”を成し遂げるため、卒業を後押しする考えだ。
とはいえ、プロ生活のためにも体を全く動かさない、という訳にはいかない。球団関係者は「まだ本人と話していないが、支障が出ないところで自主トレに参加できるようにスケジュール調整を進めていく」と話している。
オリックスが今季にフリーエージェント(FA)権を取得した日本ハム・宮西尚生投手(29)、ロッテ・成瀬善久投手(29)の“両獲り”を目指すことが31日、分かった。球団幹部は「宣言となれば即座にいく」と明言。リーグを代表するW左腕がFA宣言となれば、真っ先に手を挙げる方針が固まった。
今季は12球団トップのチーム防御率2.89を記録した投手陣の活躍もあり、6年ぶりのAクラス入り。だが、左腕では松葉が7勝を挙げたが、先発ローテを守ったのは誰一人おらず、中継ぎ陣も計算できるサウスポーは育たなかった。来季に向けて左腕不足は目に余る状況で、球団はあくまでも左腕2枚の獲得をFA戦略の柱に据えている。
宮西&成瀬には阪神を筆頭に複数の球団が興味を示し、争奪戦は激しくなりそうだが、同幹部は「FA宣言すれば、すぐに動く準備はできている。条件面も含めて」と気合十分。宮西、成瀬の今季推定年俸はそれぞれ1億4000万、1億4400万円。球団はW左腕獲りに3年6億円をベースに用意する。FA宣言の期限は今月11日。期限ぎりぎりまで球団は2人の動向に注目していく。