わたしはかもめ2014年鴎の便り(11月)

便

11月10日

ロッテ・ドラ1中村、2位田中に負けない[ニッカン]

話題性を実力で超える。ロッテのドラフト1位、早大・中村奨吾内野手(22=天理)が10日、早大の大隈会館で指名挨拶を受け、ドラフト2位の京大・田中英祐(白陵=22)への対抗心を口にした。「京大初のプロ野球選手で、注目されている。すごいなと思う。話題を持っていかれているので、自分も頑張りたい」と、鍛錬していきたい考えだ。

田中とは6月の全日本合宿で顔を合わせたが、チームメートになるとは思ってもいなかった。その時は会話する機会もなかったという。「僕はあまり話題がないですけど、プロに入ってから、取り上げてもらえればと思う」と、ジワジワ追い上げ、田中を超える注目を集める選手になることを誓った。

実践するのは井口流だ。尊敬する井口の著書はバイブル。「二塁手論」と「心の軸」を読んで井口の考え方を学んできた。「走攻守、全てで勝負したい」と井口のようなバランスのいい選手を目指す。卒論では「体格と打球速度の関係性」について研究中。現在140キロほどの打球速度の向上にも努めていく。

球団からはチームの顔になることも期待された。担当の諸積スカウトから「将来的にキャプテンになる器。それに伴った成績を残して欲しい」と言われた。女性にはもてないと謙遜する中村だが「(俳優の)高橋克典さんやソフトボールの上野選手に似てるって言われます」。人気者になれそうな雰囲気は身にまとっている。

中村奨吾(なかむら・しょうご)
1992年(平4)5月28日、兵庫・三木市生まれ。みなぎ台小2年から野球を始める。吉川中では三田ヤングに所属。天理高では2年夏から3季連続甲子園出場。早大では主将を務め、東京6大学リーグ通算94安打、11本塁打、打率2割9分3厘。180センチ、79キロ。右投げ右打ち。家族は両親、兄。血液型A。

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ロッテドラ1中村、京大田中に負けん![デイリー]

ロッテにドラフト1位指名された中村奨吾内野手(22)=早大=が10日、新宿区の早大・大隈会館で指名挨拶を受けた。同球団から2位指名された京大・田中英祐投手(22)が注目を集めているが、中村は早くもライバル心をのぞかせ、“挑戦状”をたたき付けた。

「京大初のプロ野球選手ということで、話題を持って行かれている。自分も取り上げてもらえるように頑張りたい」。苦笑い交じりに決意表明した。田中とはともに今年の大学日本代表候補に名を連ねたが、野手と投手ということもあり、言葉を交わす機会はなかったという。今度はチームメートとなるが、ドラ1の貫禄を見せる。

走攻守3拍子そろった即戦力内野手。俳優・高橋克典似のイケメンでもあり、人気、実力ともに負けないつもりだ。

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ロッテドラ1中村、京大くんにライバル心「話題をもっていかれてる」[スポニチ]

「田中君は凄く注目を集めていて、話題をもっていかれている。僕は話題のある選手じゃないので、入団してから(報道で)取り上げてもらえる選手になりたい」。この日、指名挨拶を受け、あくまでも実力で世間の目を向けさせることを誓った。

走攻守がそろった大型内野手で、人気俳優の高橋克典似の甘いマスク。「あまりモテないんです」と謙遜するが、将来の「球団の顔」として期待も高い。憧れの存在は井口といい、著書「二塁手論」をバイブルとしている。「井口さんのように打って走って守れる選手になりたい」。スポーツ科学部に在籍しており、卒業論文のテーマは「体格と打球速度の関係性」。早大野球部の野手約60人をサンプル調査し、打撃を科学的に分析している。「(日本ハム)大谷選手の160キロ台の球を見てみたいですね」。京大・田中に引けを取らない頭脳派内野手は、プロの速球投手との対戦を心待ちにしている。

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ロッテD1位・中村、D2位・田中にライバル心メラ![サンスポ]

ロッテのD1位指名・中村(早大)が10日、大隈会館で挨拶を受けた。「高い評価に感謝しています。少しずつ実感が湧いてきました」と緊張気味だったが、話題が2位の田中(京大)に移ると表情は一変。「今のところ、話題を持っていかれていますからね。グラウンドに出てからが勝負なので、取り上げてもらえるよう頑張ります」とライバル心を燃やした。

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マリンに特命係長!?ロッテD1位・中村は俳優の高橋克典似[サンスポ]

ロッテからドラフト1位指名を受けた早大・中村奨吾内野手(22=奈良・天理高)が10日、東京・新宿の早大キャンパス内大隈会館で球団から指名挨拶を受けた。

東京六大学秋季リーグ戦の終了を待っての訪問となっただけに、ドラフト会議からは2週間以上時間が経過したが、中村は「高い評価をいただき、改めて(プロの一員となる)実感が湧いてきました」と緊張気味にコメントした。

早大野球部の主将を務めただけあり、表情はキリリと締まって精悍そのもの。周囲からは走攻守プラス、イケメン度の評価も高い。「誰かに似ている?俳優の高橋克典さんに似ていると言われますが、自分はそんなに(女性)人気はないですから…」と盛んに照れていた。

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ロッテ・D1中村、京大・田中に「話題を持っていかれているので…」[サンスポ]

ロッテからドラフト1位で指名された早大の中村奨吾内野手が10日、東京都新宿区の同大で、林球団本部長から挨拶を受けた。「あらためて評価していただいて感謝している。少しずつ実感が湧いてきた」とやや緊張しながら話した。

ロッテでは2位指名を受けた京大の田中英祐投手が注目されている。中村は「話題を持っていかれているので、自分も頑張りたい。(プロに)入ってから取り上げてもらえるように頑張っていきたい」と意気込んだ。

走攻守と三拍子そろったホープに林本部長は「来季レギュラーを簡単に取れるかは分からないが、十分にその力はある」と高い期待を寄せた。

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ロッテ1位中村、ハム大谷との対戦熱望[ニッカン]

ロッテのドラフト1位、早大・中村奨吾内野手(22=天理)が10日、東京・新宿区の早大大隈会館で指名挨拶を受けた。プロで対戦してみたい投手を聞かれると「大谷投手です。160キロを超える球を見てみたい」と目を輝かせた。

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ハムで新人王…八木“好感触”4人完璧!ロッテのテストへ[スポニチ]

前オリックスの八木が打者4人を無安打1奪三振。最速140キロの直球とスライダーで抑え「いいところは出せた。左(打者)にも右にもいい低さからスライダーを投げられた」と振り返った。

日本ハムに入団して1年目の06年に12勝を挙げて新人王に輝いたが、オリックス移籍後の2年間は未勝利。再起を目指す左腕にロッテが興味を示し、入団テストを受けることになりそうだ。

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中村「井口さんのように」、千葉ロッテ指名挨拶[千葉日報]

千葉ロッテからドラフト1位指名された早大の中村奨吾内野手が10日、東京都新宿区の同大で、林球団本部長らから指名の挨拶を受けた。中村は「あらためて評価していただいて感謝している。少しずつ実感が湧いてきた」と緊張気味に口を開いた。

走攻守と三拍子そろった即戦力候補の二塁手。林球団本部長は「近い将来、ロッテを背負っていけるような内野手になれる。(1年目からレギュラーになれる)力は十分にある」と期待を寄せる。チームには井口という格好のお手本がいる。井口の自著を読んだと明かした中村は「井口さんのような、打って走って守れる選手になりたい」と決意を語った。

長いシーズンの戦いとなるプロへの準備として、中村が挙げたのは体力の強化。「一から体力をつけ直して、ケガがないような体づくりをしたい」。体重は78キロ。増量を見据え、この冬はあまりやってこなかったというウエートトレーニングにも取り組むつもりだ。

早大では主将を務め、チームリーダーの素質もある22歳。落ち着いた語り口で球団との面談中も黙ってうなずいていたそうだが、2位指名を受けた京大の田中英祐投手の質問を報道陣から受けるとこう返答。「話題を持っていかれているので、自分ももっと頑張りたい」。周囲を笑わせ、確かな意欲をにじませた。

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[千葉魂]里崎が認める上野の全力、見ている人は必ず見ている[千葉日報]

嬉しそうに手にしていた。上野大樹投手は1枚の写真を関係者から受け取ると笑顔を見せた。2011年7月17日ソフトバンク戦(QVCマリン)。プロ初完投、初完封勝利をした日の写真だ。今年、引退をした里崎と勝利の握手をしている写真だった。夏のデーゲーム。暑かった、あの日のことが、つい昨日のことのように思い出された。

「これに里崎さんにサインをもらって、家に飾っておこうと思うんです。プロに入って、1番の思い出ですから」。

そんな上野の嬉しそうな顔を見ていると、里崎の言葉を思いだした。引退後に現役時代を振り返る、ある取材でのこと。「投手でこいつはすごいと思った選手は誰?」と聞かれた際、「上野ですね」とキッパリと返答した。これには失礼ながら、私もビックリした。何よりも聞いたライターの方が驚いていた。

「アイツほど練習をする選手はいないですよ。その姿勢がすごいんです。みんな、『一生懸命、練習をします』と口にはするけど、本当にそれを実践出来ている人はほとんどいない。その点、上野は必死に練習をしている。まさにプロフェッショナル。そういうのを若い選手は見て、『オレもやらないとダメだ』と感じてほしい。見習って欲しい」。

確かに誰よりも練習をしている。試合後はビデオを見ながらシャドーピッチング。ウェートも欠かさない。シーズン中のオフの日も球場に足を運び、体を動かしてきた。上野は誰よりも早く球場入りして、誰よりも遅く球場を出る。それはチームの誰もが知っている事実だ。

里崎もその姿を何度も目にしている。遠征先での宿舎でのこと。朝、窓を開けると、ジョギングから帰ってくる上野の姿があった。そして試合後、暗くなった窓から外をのぞくともう1度、ジョギングに出る上野の姿があった。もちろん、球場でも練習をしているし、登板もしている。その熱い背中に何度となくエールを送ったという。

「ベンチでも1番、声を出しているしね。自分が打たれてベンチに戻ってきても、一番声を出している。単純なことだけど、なかなか出来ないよ。たいていのピッチャーは打たれた後、ベンチで落ち込む。上野は必死に仲間を応援している。本当にすべてに必死で全力なんだ。簡単なことのように聞こえるかもしれないけど、実際に出来る人は少ない」。

毎年オフに行われる投手陣と捕手陣のゴルフコンペ。ここ数年、里崎は独自の見解で「里崎賞」を作り、今年1番頑張ったと思う投手をみんなの前でねぎらうようにしている。昨年のオフ。上野の名前を呼び上げた。そしてたたえた。投手陣の誰もが怖れるほどの大ベテラン捕手がしっかりと自分を見てくれていた事が上野はたまらなく嬉しかった。何よりも誇らしかった。

「今年はちょっと本人にとっても不本意な成績だったけど、あの姿勢は絶対、いつか花開くよ。日頃の積み重ねはいつしか大きな差になる。自信なんて簡単には生まれない。日々の積み重ねの結果でもあるよね」。

引退をした里崎の目は、現役時代よりも優しくなったように思える。そして背番号「15」の話題をする時はひと際、優しそうに話をしてくれる。そんなことを考えていると短パン、Tシャツ姿で手にタオルを持った上野が通り過ぎて行った。浦和での秋季練習。全体練習が終わってもウェートにフォームの研究を繰り返すのであろう。見ている人は必ず見ているのだ。それはとても素晴らしい事実である。努力を欠かさない人は光り輝いている。巻き返しに燃える上野の来シーズンが今から楽しみだ。

(千葉ロッテマリーンズ広報 梶原紀章)

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