名前 | 年俸 | 前年比 |
---|---|---|
清田 | 2700万円 | ▼300 |
伊志嶺 | 2810万円 | ▼100 |
成瀬の退団が決定的な状況で、ロッテ・伊東監督は「成瀬の年俸分と補償のお金をデスパイネに回して欲しい」と訴えた。
来季去就が未定のキューバ代表・デスパイネの残留をあらためて熱望。秋季キャンプ地の千葉県鴨川市で林信平球団本部長と会談し「パ・リーグの他球団に行かれたらしゃれにならない。そうなってからでは遅い」と伝えたという。
年俸1億4400万円の成瀬はBランクで、金銭補償だけならば8640万円がロッテに入る。浮いた年俸と合わせれば、2億3040万円となる。デスパイネの年俸は最低でも2億〜2億5000万円を用意しなければならず、「成瀬マネー」をデスパイネ残留に充てる。
ロッテ・林信平球団本部長(53)は12日、FA選手の獲得に関して「今年はないですね」と明言した。
またこの日、伊東監督と補強について話し合い、キューバの助っ人・デスパイネの交渉状況を見守りながら、並行して外国人をリストアップしていくことを確認した。
ロッテ伊志嶺翔大外野手が12日、100万円減の2700万円(推定)で契約更改した。
今季は89試合に出場し2割2分0厘、本塁打1本。先発出場は33試合だった。「球団から、もっとスタメンで出られるようにって言われました。頑張ります」と気持ちを新たにしていた。(金額は推定)
ロッテの清田育宏外野手(28)が12日、300万円ダウンの年俸2700万円でサインした。秋季キャンプが行われている千葉・鴨川市内で契約更改を行い「いろいろ考えずに(練習を)やりたい。今年みたいなシーズンは嫌なので」と来季へ前を向いた。
5年目の今季はファームでリーグ2位の打率3割4分7厘を記録したが、1軍出場はプロ入り後最少の24試合にとどまった。「今年に限っては野球をやった感じがない。ずっともやもやしながら野球をやっていた。1年目のように楽しくやりたい」と話した。
ロッテの清田が12日、千葉県鴨川市で契約更改交渉に臨み、300万円減の年俸2700万円でサインした。今季は24試合の出場にとどまり「常に与えられたところでいけるようにしたい。(練習するのは)自分のためと思ってやっている。それで結果が出ればチームのためになる」と巻き返しを誓った。
伊志嶺は90万円減の2810万円で更改した。(金額は推定)
ロッテの西野は9回にマウンドへ上がると、1死からロンゴリア(レイズ)に左前打を浴びたが、最後は併殺で切り抜けて無失点で試合を締めた。「今のベストをぶつけたい」と話していた通り、しっかり守護神の役割を果たした。
抑えについて、小久保監督は西野と西武の高橋を併用する方針を示している。ロッテで今季から抑えに転向した23歳の右腕が、まずは初戦でしっかり好結果を出した。
ロッテの秋季キャンプにテスト生として参加する前中日の矢地健人投手(26)が12日、ナゴヤ球場で練習した。
軽めに体を動かした矢地は「ありがたい。チャンスを頂いたので最初から全力でいきたい」と意気込んだ。16日から2日間、千葉・鴨川の秋季キャンプに参加する。
ロッテからFA宣言した成瀬善久投手(29)が12日、今日13日から解禁されるFA交渉を前に6年連続開幕投手にかける思いを口にした。「そこは狙いにいこうと思っている。いかなくちゃダメだと思っている」と、どこの球団に移籍しても開幕投手を目指して調整する構えだ。ロッテでは今年まで5年連続で務めており、移籍先でも大役を任せられれば6年連続になる。
開幕投手を狙いにいくことは、権利の行使を決めた時の覚悟の表れでもある。「FAしたからには、移ったチームで3番手、4番手の投手でいいとは思わない」と、新たなチームでも投手陣の軸となることを自分に義務づけたことを明かした。
現在は都内の施設でウエートトレーニング中心の練習を黙々とこなしている。昨年は左肩痛に苦しめられ、復帰した今季も、本来の姿ではなかった。ここ2年間は、規定投球回にも到達せず、忸怩たる思いがある。「普通にやれば2桁は勝てる。でも、その普通にやるということが難しい」と怖さも知った。悩み抜いた上でのFA宣言だからこそ気持ちを奮い立たせる。エースのまま、移籍しようとしている。