わたしはかもめ2014年鴎の便り(11月)

便

11月24日

ロッテ、デスパイネ流出なら…楽天・ジョーンズ獲りへ![サンスポ]

ロッテが、楽天のアンドリュー・ジョーンズ外野手(37)の獲得調査を行っていることが24日、分かった。今季、キューバから途中入団したアルフレド・デスパイネ外野手(28)の来季残留が決まらず、流出に備えた形だ。

ロッテの基本線は、あくまでデスパイネとの再契約。シーズン終了直後に林球団本部長がキューバに渡ったものの、「12月末まで待って欲しい」の一点張り。一方でオリックスをはじめ複数球団が獲得に関心を示しているとされ、仮に競合となればマネーゲームに発展する恐れもある。

ジョーンズも、楽天との残留交渉が進んでいない。今月末で締め切られる来季の保留選手名簿に残らず、12月にいったん自由契約となる可能性もある。今季は打率、本塁打、打点の全てで数字を落としたが、リーグ1位の118四球で、同3位の出塁率.394は魅力的だ。

ジョーンズの今季年俸は4億円だが、ダウンは受け入れる模様。ロッテの球団幹部もデスパイネが優先としつつ「確かに日本国内にも、“いい外国人選手”はいます」という表現で、獲得候補に入っていることを認めた。ヤクルトにFA移籍する成瀬の補償金に加え、上限2億円とされる“デスパイネ資金”をジョーンズに回すことができる。

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流行語大賞も!?新人王有力のロッテ・石川、「絶景」でノミネート[サンスポ]

ルーキーイヤーに10勝を挙げ、新人王が有力とみられるロッテの石川が今年の流行語大賞候補にも挙げられていることが24日、分かった。ノミネート50語に入った「絶景」で、お立ち台でのフレーズ「絶景でーす」が認められた…わけはなく、絶景スポットの「絶景」。それでも右腕は「なにかワクワクします。選ばれたら、自分を連想してくれる人もいますかね」。この際、乗っかるしかない!?

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石川、流行語大賞狙う「絶景&ダメよ〜」で新人王とW受賞だ[スポニチ]

今季10勝を挙げて新人王最有力候補のロッテ石川が「流行語大賞」とのダブル受賞?を狙う。

今年の流行語大賞の候補50語の中の「絶景」と「ダメよ〜、ダメダメ」には浅からぬ縁がある。石川のお立ち台での決めぜりふが「絶景です!」。さらに、9月にはQVCマリンを訪れた日本エレキテル連合から激励されており、「流行語の“絶景”は自分とは関係ないのですが、ワクワクしています」と、自分のことのように興奮していた。

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石川、新人王&流行語大賞のダブル受賞狙う!?[報知]

ロッテの石川歩投手(26)が新人王と流行語大賞のダブル受賞?を狙う。右腕は「2014年ユーキャン新語・流行語大賞」の候補語50語の中に「絶景」が選ばれたと知り、「(表彰式に)招待していただけるのであれば、ぜひ行ってみたいです」と目を輝かせた。

チームメートに“(石川)五右衛門”と愛称をつけられ、今季パ・リーグの新人で唯一、10勝(8敗)をマーク。お立ち台では本家の見えをまねた「絶景です!」の決めぜりふが定着していた。

ノミネートされた「絶景」は絶景スポットのことで、石川の決めぜりふと直接関係はない。「『まあ、そうだろうなあ』というのが正直な心境です。でも『選ばれるといいね』とやたらと言われるので、ワクワクしてしまいます」。表彰式では受賞者が必要なため、狙うはその役割。仮に新人王となって流行語大賞の表彰式の受賞者となれば、「雑草魂」の99年巨人・上原、「リベンジ」の同年西武・松坂以来となる。

9月11日に激励を受けたお笑いコンビ・日本エレキテル連合の「ダメよ〜、ダメダメ」もノミネートされた。「自分に縁のあるどちらかが選ばれるといいですね」と期待した。

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M石川「絶景」ノミネートでワクワク[デイリー]

ロッテ・石川が、新人王と流行語大賞のW受賞を狙う!?新人トップの10勝を挙げた右腕は、石川五右衛門にちなみ、お立ち台での「絶景でーす!」がおなじみとなったが、今年の流行語大賞候補50語に「絶景」がノミネート。

ただし選考理由は書籍などの「絶景ブーム」によるものだが、絶景つながりの石川は24日、「周りからも『選ばれるといいね』と言われ、自分でも何となくワクワクしてしまっています。表彰式?もし招待していただけるのであれば行ってみたいです」と熱望した。

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[千葉魂]希代の名捕手への原点、苦しい、つらい時は登り坂[千葉日報]

ドラフトで指名をした7選手への挨拶、契約手続きが続々と始まっている。その経過の報告を受けた伊東勤監督は、幕張の海を眺めながらしみじみと語り出した。

「みんな、入ってからビックリするぞ。『オレ達、えらいところに来てしまった』ってね。今年の春のキャンプ初日も新人の石川や吉田もビクビクしていた。プロはそういう世界。甘くない。厳しいよ」。

横で話を聞いていた大迫幸一トレーニングコーチも力強くうなずいた。スッキリとした秋空の広がる日。海もキラキラと輝いていた。QVCマリンフィールド近くの砂浜で行われていた選手達の走り込みトレーニングを見ながら、波が奏でる心地よい音を聞いていると、指揮官はふと昔を思い出した。1982年。西武ライオンズに入団して最初のキャンプのことだ。

「オレもビックリしたよ。あの頃のライオンズは名だたるスーパースターが勢ぞろいしていたしね。別世界だった」。

外国人選手と練習をするのも初めてだった。それなりに打撃に自信はあったが、外国人選手のフリー打撃を目の当たりにしてパワーの違いに唖然とさせられた。そんなキャンプで、今も忘れられない出来事がある。

「ブルペンでさ。ちょうど、キャッチャーがいなくて、古沢憲司さんの投球を受けさせてもらえることになった。1球捕った後に言われたんだ。『代われ』って。たった1球だよ」。

相手は14歳年上で実績十分のスター選手。プロに入りたての若者はブルペンでわずか1球ボールを受けただけでキャッチャー交代を命じられた。「なぜだ」。その時のショックな気持ちは今も記憶にしっかりと刻まれている。ただ、指揮官の現在、持っている感情は屈辱ではなく、深い感謝である。その後の伊東勤という希代の名捕手をつくり上げた大事なスタート地点と考えている。

「古沢さんには本当に感謝をしているよ。意地悪とかではない。厳しさを教えてくれたんだよ。この世界のさ。『オレの球をしっかりと捕れるようになってから、もう1度、来い』ってね。それを言葉ではなく、あえて態度で示してくれた。だからオレも思ったよ。この人に認めてもらうために、どんどん練習をしようとね」。

新人時代以降も古沢さんに色々とお世話になっている。野球談議に話を咲かせることも多くある。あえて、その話をすることはない。が、接する中で先輩が態度で示してくれたメッセージの深さを感じるようになった。

「本当、感謝だよ。社会の厳しさを教えくれた。ガツンっとね。どんな仕事でも一緒だけど、優しさだけでは駄目。厳しさ、現実をしっかりと教えてあげないと。そういうのが人を成長させる」。

若き日の淡い思い出はマリーンズの指揮官となった今も大切にしている。だから、あえて若い選手に厳しく接することもある。時に、怒られた選手は悔し涙を流す。その涙こそが人を成長させる。悔しさが明日へのバネになる。そう信じている。

「このチームはまだ成長途上。荒々しく、悔しさを前面に出してプレーをしないといけない。苦しいし、つらいことも多いが、それは成長をしている証し」。

人生は山登りに例えられる。楽な時は山を下っている時。苦しい、つらいと思う時は山を登っている、成長している時だ。千葉ロッテマリーンズの2014年シーズンは苦しく、つらいことの多い1年だった。そんな中、伊東監督は若いチームにあえて厳しく接し、選手達に高いハードルを課し、成長を促している。11月、鴨川市で行われた地獄の秋季キャンプも終了した。もう2015年新シーズンは始まっている。悔しい思いを、後に大切な思い出と振り返られる日が来るように、伊東マリーンズは山を登り続ける。歯を食いしばって登るその頂に歓喜が待っていることを信じている。
(千葉ロッテマリーンズ広報 梶原紀章)

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