ロッテ・唐川侑己投手(25)が“怪物斬り”を狙う。自身が小学4年時にプロ入りした松坂大輔投手(34)が、ソフトバンク入団で日本球界に復帰。7日、千葉・成田市内でトークショーを行った右腕は「僕が言える立場じゃないが、パワーピッチャーで変化球もすごい」と興奮気味に話した。
小学校の頃は「松坂モデル」のグラブを使うなど右腕に憧れた。来季、唐川は開幕カードとなる対ソフトバンク戦先発が濃厚で、松坂との投げ合いの可能性もある。「僕らの世代にとって、松坂さんは憧れの存在。(対戦したら)不思議な感覚になるかもしれませんね」と胸を高鳴らせた。
今季も開幕カードはソフトバンク戦だったが、3戦全敗でスタートダッシュに失敗。自身も2戦目で敗戦投手となった。「同じカード。『やり返す』じゃないけど、意識すると思う」。松坂相手でのリベンジを誓った。
ロッテ・西野勇士投手(23)が7日、藤川球児(元阪神)、岩瀬仁紀(中日)の持つシーズン最多46セーブ達成に意欲を見せた。千葉市でトークショーに参加後、取材に応じた右腕は、高らかな目標を打ち立てた。
「46ですか?そのくらいの数字を目指せば、優勝も見えてくると思う」。西野は今季、先発から抑えに転向し31セーブをマーク。秋には侍ジャパン入りも果たし、日の丸守護神として日米野球史上初のノーヒットノーランを演出した。リーグを代表するクローザーに成長し、さらなる高みを目指す。
今季の救援失敗はわずか2度。「セーブシチュエーションは、全て取るつもり」と力を込める。セーブ王のタイトルを獲得すれば、育成出身としては初の快挙になる。頼もしい雑草守護神が、来季もフル回転する。
ロッテの大谷智久投手(29)が“和製リリーフ陣”結成を誓った。7日、千葉市内でトークショーを開催。共に参加した守護神の西野勇士投手(23)らと、盤石のリリーフ陣を形成する。
大谷は今季途中から、勝利の方程式の一角として西野につなぐ8回を任された。「(9回は西野がいるため)僕が抑えれば勝てると思っていた。他球団は外国人がやっているところが多いポジションだけど、益田も含め7〜9回を日本人で投げられれば。ロサ(カルロス・ロサ)もいるけどね」と話した。
今季は自己最多の49試合に登板。2勝2敗23ホールド、防御率1.94の好成績を残した。だが「新人も入ってくるし、とりあえず1軍にしがみつくことを目標にします」と心のゆるみはなかった。
ロッテの唐川侑己投手(25)が7日、地元の千葉・成田市内でトークショーを行った。
成田高から2007年の高校生ドラフトで1位指名された唐川。早朝から多くのファンを集め、さすがの成田人気だった。だが、ファンからの質問コーナーでちびっ子から「唐川選手は、高校はどこですか?」とまさかの質問を受けた。これには苦笑いで「成田高校ってところなんですけど…是非目指してください」と返すしかなかった。
昨オフは涌井と共に自主トレを行っていたが、今オフは「(涌井との自主トレは)卒業しました。(笑)。今年は1人でやります」と黙々と己を磨くつもりだ。
プロ野球の現役選手が高校球児を指導するシンポジウム「夢の向こうに」が7日、静岡市内の草薙球場でロッテ・鈴木大地内野手(25)ら10選手と、静岡県内の112校、560人が参加して行われた。
静岡県出身の鈴木は「教えるのは難しかった。僕が高校生のときにもこういう機会があればよかった」と振り返った。シンポジウムは2003年から開催。昨年からプロ野球の現役選手がユニホームを着て、球児に実技指導ができるようになった。