ロッテ・吉田裕太捕手(23)が14日、新人王に輝いた石川歩投手(26)の“正妻”に立候補した。清田と船橋市内でトークショーを行った背番号24は「秋のキャンプで(石川の球を)受けた時、『やっぱりいいな』と思ったし、来年もバッテリーを組みたい」と希望した。
男前らしからぬ聖夜の予定を明かした。「クリスマスは、石川さんと2人でご飯を食べに行きます」。石川の自宅に宿泊したこともあり、よく一緒に食事をする仲。10月1日の西武戦(QVC)では右腕をリードし、初完封での10勝目に導いた。
来季はドラフト4位の捕手、創価大・寺嶋が加入する。同じ「イケメン捕手」だが、今季50試合に出場した吉田は「経験をふまえて来年やれば、(今年以上に)できる自信はある」と負けるつもりはない。1月は鈴木らとともに高知で体を鍛え、新人王右腕に“浮気”を許さぬ実力をつける。
ロッテ・清田育宏外野手(28)が14日、来季の目標に「フルシーズン1軍」を掲げた。
今季は自己ワーストの24試合出場と悔しいシーズンになった。キューバの大砲・デスパイネの残留が決まり、「同じ右打者だし、いい刺激になる。数字にこだわらず、来季はケガせず1年フルでチームの力になれるように」と誓った。1月には沖縄・名護市内でチームメートの井口らと3年連続で自主トレを行う予定だ。
この日は吉田裕太捕手(23)と共に船橋市内でトークショーを行った。吉田は「ファームで打撃を教えてもらったり、(清田と)仲は良いです」と話した。一方で、仲が良い選手をファンから質問された清田は「仲が良いのは荻野かな。吉田とはあまり仲良くないです」と笑わせた。
ロッテ・加藤が、手打ちの三角ベースボールに参加し、サヨナラ打を放った。
0−0で迎えた最終回の3回2死一、三塁で三塁強襲の適時打。昨季プロ初打席初球本塁打を記録した「持ってる男」は「シーズン中に取っておきたかったけど…。子供たちの純粋な心に触れることができた」と笑顔を見せた。今季は98試合出場で打率.253。デスパイネの残留が決まり、外野手争いはし烈になるが「全試合出場が目標」と決意を新たにした。
プロ野球経験者が高校、大学で指導する資格を短期間で回復できる昨年から始まった研修制度で、アマチュア側による研修会が14日、都内で行われた。ロッテなどで活躍し、今季限りで引退した小林宏之氏(36)、元西武の高木大成氏(41)ら147人が約6時間にわたって高校野球特別規則などの講義を受けた。
小林氏は「主役は生徒で指導者はサポート役。自分は高校野球で育ててもらったので恩返ししたい」と学生への指導に意欲を見せた。高木氏も「打撃投手がヘッドギアを着用するとか安全面について考えているんだなと…。知ることができたのは大事」と振り返った。2日間の研修を終えた参加者は、全員が修了証を受け取った。来年1月30日の日本学生野球協会の適性審査を経て、資格回復が認められる。
阪神が元ロッテの渡辺俊介投手(38)の獲得に向け、再調査することが14日、分かった。来月に球団関係者が中南米を訪れる予定で、現在ベネズエラのウインターリーグでプレーするサブマリンも視察候補にリストアップ。今季途中に獲得を検討した右腕を再チェックし、補強失敗が相次ぐ投手陣の底上げを図る。
百戦錬磨の変則投手が再びリストに挙がってきた。中南米視察を1か月後に控え、球団幹部は今後の予定を口にした。「1月中旬に中南米のリーグが佳境に入ると聞いているし、幅広く見てきてもらえればいい」。当初の予定だったドミニカ共和国、キューバだけでなく、ベネズエラも視察対象であることを認めた。
渡辺俊は11月にベネズエラの「レオネス・デル・カラカス」と契約し、ローテの一角を担っている。ここまで3試合に登板し、0勝0敗だが、防御率3.77で先発の役割を果たしている。阪神は投手陣の層の薄さに苦しんだ今春にも獲得を検討。結局、ヤンキース傘下3Aの建山に白羽の矢を立てたが、日本球界で87勝と経験豊富なサブマリンの評価は高い。カラカスが1月のプレーオフに勝ち進めば、球団関係者が直接視察することも可能になる。
チームはFA戦線で補強失敗に終わり、大きな上積みがないまま、年を越そうとしている。中南米では新助っ人の獲得調査も進めるが、すでに外国人の4枠は埋まっている。日本人の渡辺俊は1軍の即戦力になり得る存在だ。本人はメジャー挑戦を諦めていないが、ウインターリーグ終了後に米球界からオファーが届くかは微妙な状況。現在の状態をしっかりと見極め、獲得の可能性を探る。
日本プロ野球選手会は14日、ファンとの交流イベント「ベースボール・クリスマス」を静岡県草薙総合運動場野球場で開催し、選手会長の嶋基宏捕手(楽天)や牧田和久投手(西武)ら12球団の計32選手が約1万1千人のファンとキャッチボールやトークショーなどで交流した。
交流イベントは2007年に始まり、ことしが8回目。グラウンドでプロ選手が打撃を披露したほか、子どもと一緒にボールを使ったゲームを楽しんだ。嶋は「一人でも多く野球に興味を持って、始めてくれたら」と話し、静岡県出身の牧田は「もっと野球ファンが増えてくれたら嬉しい」と笑顔で語った。
幕張のイ・ビョンホン降臨−。オフの新企画第3弾はロッテ・荻野貴司外野手(29)の登場だ。チームの女性人気ナンバーワンで、その“キラースマイル”は韓流スターのイ・ビョンホン(44)を彷彿させ、女性ファンを一撃秒殺との噂も。生まれは奈良県明日香(あすか)村。出身地まで“おしゃれ”な男のプライベートに迫った。
どれだけの“モテ男”なのか。まずは数ある「荻野貴伝説」の1つを紹介しよう。
今季、「スーパーレディース・ナイト」と銘打たれた5月14日のソフトバンク戦(QVCマリン)。女性入場者に数多くの特典を付与した企画だったが、その前景気をあおるべく、球団公式ページで独身選手の私服姿がアップされた。
そのアクセス数は
ダントツの人気ぶりだった。
「ファンの応援は何より励みになります。その期待に応え、喜んでもらえたときは最高です」。
女性ファンから「キラースマイル」と呼ばれる笑顔が浮かんだ。まさに“幕張のイ・ビョンホン”。たいがいの女性ファンはこれでイチコロだ。
当然、周囲の目は意識する。「清潔感は大事。それなりに気を使います」。入団当初は服装にも無頓着だったが、「プロとしてそれはアカンぞ」と指南してくれたのが今江だった。
「チームの“おしゃれ番長”といえば今江さん。ボクの師匠です。最初は全部、まねから入りました」。外出時に持つミニボストンは、今江から紹介された業者によるオーダーメードで値段は20万円。「推定にしてください」というから、実際にはもっと高値か!?
さらに着るものも「ブランドにこだわります」。取材日はサイモンミラーのデニム、カットソーの上にはマルジェラのカーディガンを合わせた。「カチッとせずに緩い感じがポイント。重ね着は好きじゃないですね。洋服の買い物には時間をかけます。費用は1回に5万円…これも推定でお願いします」。おしゃれによって「キラースマイル」もより映える図式だ。
「将来は芸能界に転身?やるならアクション映画に出てみたいですね」。自慢の俊足はここでも発揮できそうだ。
伊東監督が「今季、チームで1番痛いアクシデントだった」と顔をしかめるのが荻野貴の大ケガ。6月22日の中日戦(ナゴヤドーム)で、本塁に突入した際に左肩を骨折して全治6ヶ月の重傷。すぐに手術を受けた。「その日は大したことないと思っていたんですが、翌日には肩が動かなくなってました。でも、思った以上の回復。(来春の)キャンプには万全で臨めそうです」。現在は2軍のロッテ浦和を拠点にリハビリ中だ。
ファッションの他にもこだわりがある。もう1人の荻野姓、荻野忠寛投手(32)が今季限りでロッテを退団。通常なら来季の登録名は荻野となるが、そこに敢然と“待った”をかけた。「入団以来、『荻野貴』で通ってますからね。中日の“山本昌”さんみたいに、来季以降も『荻野貴』でいきたい。年明けにきちんと球団側にお願いするつもりです」。このときばかりは“キラー真顔”だった!?