12月23日12月23日ロッテの守護神・西野が、来季史上3人目の無敗のセーブ王を狙う。今季1勝1敗31セーブの好成績を残したが「救援失敗が3回あった。来年はゼロを目指します」と宣言。本拠地のQVCマリンで行われた「くすりの福太郎少年野球教室」に角中、石川らとともに参加し、約200人の参加者の前で「セーブ王を目指します」と誓い、喝采を浴びた。
過去に無敗でセーブ王に輝いたのは、97年の横浜・佐々木（3勝38セーブ）と09年の日本ハム・武田久（3勝34セーブ）の2人だけ。大魔神ばりの結果を追い求める23歳右腕は「今年は開幕するまで抑えをやるかどうか分からなかったけど、来年はたぶん抑えをやるので、しっかり球数を投げられるようにしたい」と来春のキャンプで腰を据えて投げ込みを行う意向だ。
FAで成瀬を獲得したことからロッテの熱いラブコールを受け、前代未聞の人的ならぬ「鳥」的補償問題に揺れていたヤクルト球団公式マスコット・つば九郎が「生涯ヤクルト」を宣言した。
「つばくろうは ちばくろうに なりません！しょうがい つばくろうです」。ロッテからはロッテ製品のお菓子など好条件を提示され頭を悩ませる時期もあったが「とりだけに “ちきん”と おことわりします」とけじめをつけた。来季の契約はまだ結んでいないが、年明けにも契約更改交渉に臨む。異例の代理人同席交渉の可能性も示唆したつば九郎は「きぬがさしゃちょう おおあまさていで おねがいします」とおねだりした。
この日は神宮外苑にあるオフィシャルグッズショップ「つば九郎店」で、クリスマスイベントを開催。写真撮影会には長蛇の列ができ「ＪＲげんてい すいかは うってません！！」とブラックジョークを炸裂。よもやの移籍騒動で世間を騒がせたつば九郎だが、変わらぬ人気ぶりだった。
ロッテ西野勇士投手（23）が23日、タイトル獲得を宣言した。QVCマリンで行われた野球教室の閉会式でマイクを握ると、約200人の少年を前に「来年はセーブ王をとります」と誓った。
そのためにも験を担ぐ。来春の自主トレ先も4年連続で和歌山市内に決めた。育成選手時代の12年からこの地でトレーニングを始めると、その年の11月に支配下選手に登録された。翌13年は先発で9勝。そして今年はストッパーに転向して31セーブを挙げ、侍ジャパン入りも果たすなど年々上昇カーブを描いてきたからだ。「験がいいのでやめられません」。
メンバーは南、中後、黒沢のと4人。来春はウエートトレーニングに力を入れる。目指すのは失敗ゼロだ。「セーブ数は機会がどれだけあるかで変わってしまう。今年は失敗が3回あったので、それを減らしたい。失敗しないようにしたい」と、さらなる飛躍を期している。
「ちばくろう」には、なりません！ヤクルトの公式マスコットつば九郎が23日、「生涯つばくろう」を宣言した。FAで獲得した成瀬の人的補償ならぬ「鳥的補償」をロッテから提案されて以来、移籍問題が勃発した。この日、神宮外苑にある公式グッズショップ「つば九郎店」でのクリスマスイベントに参加。その合間にサンタの衣装をまとって登場し、筆談で沈黙を破った。
「まり〜んずのみなさん。だんのむらしともかんがえましたが つばくろうは ちばくろうに なりません！しょうがい つばくろうです とりだけに ちきんと おことわりします でも まりーんずの みなさんには かんしゃかんしゃしてま〜す！」。
さりげなく新たな代理人！？の存在を明かしつつ、3年契約で準備していたロッテの提案辞退を正式表明。ヤクルトひと筋を誓った。
にもかかわらず、ここから球団に要求を開始した。2年連続最下位に沈んだが、「そして やくるとすわろーずで まだけいやくしてないのは…つばくろうのみ！！とりだけに おおとりで けいやくです。きぬがさしゃちょう おおあまさていで おねがいします」と衣笠球団社長に温情ある条件提示を求めた。契約更改交渉は、来年1月にも行われる予定だ。
ロッテを戦力外になった荻野忠寛投手（32）、社会人野球の強豪・日立製作所に入社することが23日、分かった。プロ入り前に2年間所属した古巣に復帰することになる。
荻野忠は神奈川大を卒業後、05年から日立製作所で活躍。06年の大学・社会人ドラフトでロッテに4位指名された。10年に右肘の手術、13年12月には左膝の手術を受けるなど故障に泣かされたが、08年には30セーブを挙げた実力者だ。
育成での獲得を検討された球団もあったが、最後は古巣の熱意に心動かされた。社会人復帰後は、選手としてだけでなく、経験を他の選手に伝えることも期待される。
ロッテは23日、“鳥”的補償によるヤクルト・つば九郎の獲得を断念したと発表した。山室晋也球団社長は「鳥だけに伝書鳩を通じて、お断りの連絡をいただきました。あれだけのキャラですから、世の中、チョコパイのようには甘くはないです」と、球団を通じてコメントした。
親会社の菓子支給などの好条件提示は実らなかった。今後はつば九郎のように、自チームのファンや野球界の枠を超えて支持される新キャラクターを自力で生み出す。同社長は「キャラクター編成会議を開き、2015年シーズンはキャラクターの世界に新たな風を吹き込みたいと思っています」と、意欲を示した。
ヤクルトの球団マスコット「つば九郎」が23日、FA移籍した成瀬の“人（鳥）的補償”として指名してきたロッテの要求を拒否し、残留を宣言した。
そもそもFAの人的補償に選手側の“拒否権”はないが、ふてぶてしさは球界一のつば九郎。神宮外苑のオフィシャルグッズショップでのクリスマスイベントに出演後、「ちばくろうには なりません。とり（鳥）だけに ちきん（チキン）とおことわりします」と明言した。
ロッテの山室球団社長が16日に開いた緊急会見で獲得をぶち上げ、3年契約とロッテのお菓子3年分や神宮とQVCマリンでの“二刀流”プランなど好条件を提示。つば九郎はロッテ側の思いに「かんしゃ かんしゃ」と頭も下げた。
全選手の“おおとり”で契約更改することを明かして「おおあま さていで おねがいします」と衣笠球団社長へのおねだりも忘れなかった。
獲得断念−。千葉ロッテは23日、FAでヤクルトに移籍した成瀬善久投手の人的補償ならぬ“鳥的補償”で求めていたヤクルトのマスコット・つば九郎について、「鳥だけに伝書鳩を通じて、お断りの連絡をいただきました」という山室晋也球団社長のコメントを発表した。
「あれだけのキャラですから、世の中、チョコパイのようには甘くはないです」と悔しそう。「今後、キャラクター編成会議を開き、2015年シーズンはキャラクターの世界に新たな風を吹き込みたいと思っています」と打倒・つば九郎を宣言した。