DeNAは筒香が2ランを含む2安打3打点と順調な仕上がりを示した。先発入りを狙う新人の山崎康は粘りを欠いて4回5失点だった。ロッテは新人の中村が3安打と好調を維持。唐川は1回に4安打されるなど3回3失点だった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 1 | 1 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 7 |
横浜DeNA | 2 | 0 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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新日鉄住金鹿島 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 4 |
千葉ロッテ | 4 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | x | 5 |
打順 | 守備 | 名前 | 打 | 安 | 点 |
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1 | 右中 | 加藤 | 3 | 0 | 0 |
2 | 中左 | 伊志嶺 | 4 | 1 | 0 |
3 | 指 | 福浦 | 2 | 0 | 0 |
打指 | 細谷 | 1 | 0 | 0 | |
4 | 左 | サブロー | 1 | 0 | 0 |
右 | 脇本 | 2 | 0 | 0 | |
5 | 一 | 井上 | 4 | 2 | 4 |
6 | 遊 | 高濱 | 3 | 0 | 0 |
7 | 捕 | 江村 | 3 | 1 | 0 |
8 | 三二 | 香月一 | 3 | 1 | 1 |
9 | 二 | 早坂 | 2 | 0 | 0 |
三 | 青松 | 1 | 0 | 0 |
名前 | 回 | 安 | 本 | 三 | 四 | 失 | 責 |
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川満 | 5 | 6 | 0 | 1 | 1 | 2 | 2 |
宮ア | 1 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 |
小林 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
服部 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
上野 | 1 | 3 | 1 | 0 | 2 | 2 | 2 |
ロッテドラフト1位の中村奨吾内野手(22=早大)が開幕1軍に前進した。
三遊間への内野安打に、外野の前に落とした2安打を加えて3安打1打点の活躍。「合わせにいかず、しっかりと振り切ったのでヒットになったと思います。開幕1軍という気持ちはとても強い。ここからが勝負です」と引き締めた。伊東勤監督(52)は「チームにいい刺激を与えている。今後は細かい部分を見ていきたい」と高評価した。
ロッテのドラフト1位、中村奨吾内野手(21=早大)が3安打1打点の活躍を見せた。
5回に放った二塁打が真骨頂だった。フラフラと上がった打球がレフト前に落ちる間に、自慢の俊足で二塁を奪った。「常に次の予測をしながらプレーしたい。今日は結果が出ましたが、まだまだです。もっと自分をアピールしたい」と、貪欲に開幕1軍を目指す。
ロッテ唐川侑己投手(25)が、今年初の実戦で上々の手応えをつかんだ。
先発して3回を6安打3失点。それでも「課題は多いですが、無事に投げられた事が次につながる。自分の中では軌道に乗っています」と前を向いた。
2月のキャンプ中に右足内転筋の張りを訴え、調整が遅れていた。「少しの遅れはまだ許容範囲です。これから精度を上げていけば」と、開幕ローテ入りに意欲を見せた。
ロッテのドラフト1位・中村奨吾内野手(22)=早大=が5日、DeNAとのオープン戦(横浜)に「7番・三塁」でフル出場。5打数3安打1打点で、開幕1軍が視界に入ってきた。
「ラッキーな安打が多いけれど安打が出るのはいいこと。ここからが勝負なので、気を引き締め直して次に向かいたい」。
2回1死から遊撃内野安打で出塁し、後続の連打で同点のホームを踏んだ。3回には右前適時打。5回は左翼線二塁打を放った。
内野のバックアップ争いは激化。8回に左中間に2点適時三塁打を放った強打の大嶺翔、2回に左前打を放った好守の三木らと火花を散らす。
伊東監督は「みんな状態がいい。新人の活躍で他の内野手のケツに火がついた」と嬉しい悲鳴だ。新人では注目のD2位・田中(京大)が11日の中日とのオープン戦(QVCマリン)でプロ初先発する予定。その前に存在感を増しているドラ1の中村。27日のソフトバンクとの開幕戦(ヤフオクドーム)に向け、ルーキーたちが伊東ロッテを活気づける。
キャンプ序盤に右内転筋の張りを訴え、調整が遅れていた唐川が、今季初の実戦登板で3回3失点。1回に4長短打で2失点。3回にも四死球が原因で失点し「もったいない走者を出した。そこが課題で、修正したい」と反省した。
開幕1軍を目指すロッテのドラフト1位ルーキー中村(早大)が3安打を放った。2安打した2日の中日戦に続く好調ぶりで「自信をつけて、というのはこれからだけど、自分のプレーでアピールできれば」と手応えをにじませた。
この日の安打は3本とも決して会心の当たりではなく、しぶとく運んだもの。伊東監督から「詰まってもいいから、しっかり振れ」と助言されたことを体現した結果で「芯じゃなくても、振り切っているからヒットになっている」と納得の表情だった。
キャンプ序盤に右内転筋の張りを訴え、調整が遅れていたロッテの唐川が今季初の実戦登板となった。先発して3回3失点だったが「ストライクが入って、最低限のレベルとしては良かった」と口調は暗くなかった。
「腕が振れなかった」という1回に3連続長短打など4安打で2点を失った。さらに、課題が見えたのは四球と死球から失点した3回。追い込んでから出塁を許したことが響き「もったいないランナーを出している。修正できれば」と次回登板での改善を誓った。
ロッテのドラフト1位・中村(早大)がDeNAの同1位・山崎康(亜大)との対決に圧勝した。2回に遊撃内野安打。3回1死一、三塁でも139キロ直球を強振して右前適時打を放った。5回にも昨季の同1位・柿田から左翼線二塁打し「ラッキーなヒットも多かったけど、ヒットが出るのはいいこと。自分のプレーでアピールできれば」と手応えをにじませた。
きっかけは2日の中日戦(小牧)前の打撃練習中だった。伊東監督から「詰まってもいいから振り切れ」とアドバイスを受けた。その試合で2長打を放ち、この日はプロ初の猛打賞。中村は「振り切っているからヒットになる」と指揮官の魔法の言葉に感謝した。
同じ右打ちの内野手でこの日いずれも1安打だった三木、大嶺翔と開幕1軍を争っている。オープン戦4連勝と好調な伊東監督は「ルーキーが頑張っているおかげで、みんな尻に火が付いた」と激しい競争を歓迎した。早大出身の新人内野手が開幕1軍となれば、06年の武内(ヤクルト)以来9年ぶり。中村は「そこを狙っています」と言い切った。
ロッテの唐川が5日、DeNAとのオープン戦で先発し、3回6安打3失点だった。
1回は2死一塁から筒香、ロペスの連続タイムリーで2失点。2回は、2死から石川の左線二塁打で得点圏に走者を背負うも、後続を断った。3回は2四死球が絡んでから、倉本の適時中安で1点返された。
春季キャンプの第1クールで右内転筋を痛めて調整が遅れていたため、今年初の実戦登板だったが、ピリっとしなかった。
自己評価は「0点」だった。ロッテ・唐川はキャンプ中に右内転筋を痛めた影響で、この日が実戦初登板。「ストライクを取ることにこだわりすぎて、腕が振れなかった」という初回は4本の長短打で2点を失うスタートだった。
2回以降は投球のテンポを意識し、腕が振れるようになった。だが3回は、打者に粘られた上で出した2四死球が絡んでの失点もあり「3回3失点なので0点です」と厳しい自己評価となった。
それでも右打者へのチェンジアップを試投し、球数を要する原因となった配球など、収穫と課題が明確となった。「課題も出て、次へつながる部分が大きかった。(開幕への)軌道に乗っているつもり」と強気だった。
ソフトバンクとの開幕3連戦で先発が予定されている右腕だけに「球自体は悪くない。次回に修正してくれれば」と伊東監督。次回登板は15日の巨人とのオープン戦(QVC)の予定。次こそ期待に応える投球で、ローテ投手の力を見せる。
ロッテ・唐川侑己投手(25)が先発し、3回6安打3失点。キャンプ序盤に内転筋を痛めた影響で、この日が実戦初登板となった右腕は、初回に4本の長短打を集められて2失点。3回も2四死球で2死一、二塁の危機を招き、新人・倉本に中前適時打を浴びた。
先発ローテの一角を期待されているが、「3回3失点なので0点」と辛口の自己評価。開幕へ課題を残しながら「その辺を修正できれば。多少は遅れているけど、まだ許容範囲の中だと思う」と強気に話していた。
新戦力がサバイバルを過熱させた。ロッテのドラフト1位・中村が“プロ初”の3安打を放ち、オープン戦首位タイに導いた。ロッテは4戦連続2ケタ安打で、チーム打率が3割2分3厘まで上昇。伊東監督は好調の攻撃陣について「新人が頑張っているおかげで他の野手の尻に火がついている」と“中村効果”を実感した。
泥臭くアピールした。2戦連続スタメンに応え、初回に内野安打を放つと、3回には右前へ。5回には左前への打球で二塁を陥れ、「芯じゃないけど、振り切ったからヒットになったと思います」と初々しく振り返った。指揮官から「詰まってもいいから、しっかり振れ」と助言を受け、2戦5安打の固め打ち。打率を4割1分7厘まで上げた。
新人の台頭で野手陣の開幕1軍争いが活気づき、ロッテは13安打7得点で4連勝。巨人・長野を彷彿させる打撃と俊足が持ち味の中村は「走塁ミスもあったし、まだまだこれから」と気を引き締めた。入団からドラフト2位・田中=京大=の陰に隠れてきたドラ1が、実戦の中で真価を見せ始めている。
ロッテの唐川侑己投手(25)が5日、DeNAとのオープン戦(横浜)に先発し、3回6安打3失点だった。キャンプで右内転筋の張りを訴え、この日が初めての実戦登板。初回に4安打を浴びて2点を失うと、3回には倉本に適時打を許した。
ローテーション投手として期待される8年目の右腕は「初回はストライクをとることにとらわれすぎて、腕を振れなかった」と分析。調整ペースについては「多少、遅れているけど、許容範囲。無事に投げられて、次につながる」と前を向いた。