ソフトバンク開幕投手の摂津は4回無失点でまとめたが、制球がいまひとつだった。本多が勝ち越し打を含む2安打2打点。ロッテで開幕ローテーション入りを確実にするイ・デウンは5回を無安打無失点と好投し、直球に力があった。
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福岡ソフトバンク | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 3 |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 |
昨季、日本一に輝いたソフトバンク打線を全く寄せ付けなかった。オープン戦2度目の登板で初先発した新外国人のイ・デウンが5回を投げ、無安打無失点投球。「とても満足している」と笑みがこぼれた。
5回、松田との対戦。148キロ、149キロの速球で一気に追い込むと、最後は外角低めに147キロの真っすぐ。「侍ジャパン」にも名を連ねる相手打者は全く手が出ず、見送るしかなかった。「相変わらず力があった」と伊東監督。寒さの中で、188センチの長身から投げ込む直球は最速150キロを計測した。
1回にいきなり先頭打者を四球で歩かせたが、その後は完璧だった。4回に3番柳田から空振り三振を奪ったスプリットにも手応えを感じた様子。反省点を挙げるとすれば、カーブ。「なかなかストライクが入っていなかった。これだけ投げられたのは収穫だが、入れば幅ができて楽な投球ができる」と指揮官は注文を付けた。
昨季まで7年間米大リーグ、カブス傘下のチームに所属し、マイナー通算40勝の韓国人右腕。端正なマスクで、うちわとタオルのオリジナルグッズが早速発売されている。QVCマリンのマウンドも「特に違和感はなかった」。先発ローテーション入りも確実で、存在感が増している。
千葉ロッテの荻野が3回に11打席ぶりの安打となる右前打を放つと、3安打の固め打ち。「最近、安打が出ていなかった」と安堵感をにじませた。キャンプから下半身をしっかり使って打つことを意識している。「まだ安定していない。しっかり形にしたい」と前を見据えた。
5回に二塁内野安打で出塁すると、サファテのモーションを完全に盗んで二盗。「塁に出たらいけるようにしている」と事もなげだったが、俊足を生かした持ち味の走塁でも見せた。
上々の本拠地デビューだ。イケメンで注目されるロッテのイ・デウン投手(25=カブス3A)が、今年初めてQVCマリンで行われたオープン戦に先発。最速150キロの直球を軸に、強力ソフトバンク打線を5回無安打無失点に抑えた。韓国の高校を卒業後、国内リーグを経ずに米球界入りした右腕が、開幕ローテーション入りを確実にした。
最後もビシッと真っ直ぐで決めた。5回2死走者なし。イ・デウンは1本の安打も許さず、14個のアウトを積み上げていた。ソフトバンク松田を2球で追い込むと、147キロをアウトローに投げ込んだ。ピクリともさせない。3球で見逃し三振を奪い、表情を変えることなくマウンドを降りた。ベンチでハイタッチを受け、ようやく頬を緩めた。
クールな風貌そのまま、降板後も淡々としていた。初お目見えの千葉で5回無安打無失点。歓声を浴び続けたが「試合に集中しすぎて、聞こえなかったです。ヒットを打たれる時も、抑える時もあります。とにかく勝つことを目指して。それがチームのためになる」と落ち着いて答えた。
感情がにじみ出たのは、母国のヒーローが話題になった時だ。2打席凡退に抑えた李大浩との対戦を「力が入りました。最高の選手です」と熱っぽく振り返った。5番の李大浩だけじゃない。3番柳田は1回は高め150キロ、4回はスプリットで2打席連続の空振り三振。4番内川は一ゴロ、中飛。敵のクリーンアップを翻弄した。
07年に韓国の高校を卒業後、米球界に挑んだ。メジャー昇格はかなわず、今季から日本球界入り。世界を舞台に戦ってきたが、実は、来日時に家庭用ゲーム機のエックスボックスを持ち込んだインドア派だ。2月の石垣島キャンプ。当初は1人でいる場面も多かった。だがエックスボックスが故障し、休日もチームメートと外出するようになった。徐々になじんでいった。
そんな右腕の好投に、伊東監督は「めどが立った」と開幕ローテ入りを明言した。開幕カードは、この日と同じソフトバンクが相手だ。「投げさせるだけの投球をした。これから検討します」と、同カードでの起用をほのめかした。チャンピオンチームに強烈な印象を残した。
ロッテ・ドラフト2位の田中英祐投手(22=京大)が7日、卒業を確定させた。前日に京大で卒業論文発表を行い、教授からOKをもらった。
4日ぶりにチームに合流し、ブルペンでは初めて伊東監督に受けてもらった。立ち投げで20球ほどだったが「びっくりしました」。次は11日の中日戦に先発。逆転の開幕ローテ入りへ「自分の投球をして、良いアピールができるようにしたい」と力強く誓った。
ロッテの若手選手が7日、QVCマリンで「お酒の正しい飲み方講座」を受けた。
ソフトバンク戦後、球場内のサロンで開かれた。山室球団社長の発案で、アサヒビールコミュニケーションズの専門家を招き、飲酒の正しい知識やマナーを学んだ。
アルコールパッチテストも実施。各自のアルコール分解力を測った。ドラフト1位の中村奨吾内野手(22=早大)は、「全然飲めない」という判定だった。「社会人になって、お酒を飲む機会は増える。飲み方、マナーを教えていただいたので、これから生かしたいです」と感想を述べた。
判定結果には「違うコミュニケーションを考えます。つぶれた人の介護にまわります」と、ユーモアを交えて答えた。
ドラフト5位の香月一也内野手(18=大阪桐蔭)と、同7位の脇本直人外野手(18=高崎健康福祉大高崎)が途中出場した。
オープン戦とはいえ、1軍の試合に出るのは、どちらも初めてだった。試合前にファンに向けた新人紹介が行われたため、この日だけ1軍に合流した。
結果は、香月一が四球。脇本は投ゴロ、空振り三振の2打席凡退だった。脇本は「緊張しました。食らいついていこうと思ったのですが、三振でした。明日から2軍で結果を出して、また上がって来られるように頑張ります」と話した。
試合開始前に、グラウンドで新入団選手と新任コーチの紹介が行われた。
昨秋ドラフトで指名された7選手、新外国人選手、移籍選手、新任コーチが1人ずつアナウンスされ、グラウンドに登場。ファンの拍手を受けた。
代表して、ドラフト1位の中村奨吾内野手(22=早大)が挨拶。「応援よろしくお願いします」と話した。
ロッテ先発のイ・デウン投手(25=カブス3A)が5回を無安打無失点に抑えた。
1回、先頭の本多に四球を与えたが、本多は次打者の明石の打席で二盗を試み失敗。イ・デウンは明石からの打者は完璧に抑え、結局、5回を打者15人で片付けた。球数は64球と、テンポも良かった。
この日が本拠地最初のマウンドだった。「試合に集中し過ぎて歓声は聞こえませんでした。(結果には)とても満足しています。直球が1番良かったですね」と、最速150キロの真っ直ぐに胸を張った。
ロッテ伊東勤監督(52)が7日、ドラフト2位の田中英祐投手(22=京大)の投球を初めて受けた。
田中は卒業論文発表のため、4〜6日の間は京大に戻っていた。4日ぶりにチームでの練習を再開。ソフトバンク戦が行われるQVCマリンで汗を流した。ブルペン投球も行った。すると、ミットを持った伊東監督が現れ、田中の投球を受けた。立ち投げで約20球だった。
伊東監督は「思いつき」と、特別な理由はないことを強調。感想については「俺も(捕球するのは)久しぶりだったから怖かったよ。(田中は)チームを離れていた割には、強い球を投げていました」と話した。
ロッテの新外国人、韓国出身のイ・デウン投手(25)=前カブス3A=が7日、ソフトバンクとのオープン戦(QVCマリン)に先発。5回無安打無失点に抑え、開幕ローテーション入りを確実にした。
圧巻の15人斬りだ。1回先頭の本多に四球を与えたものの、直後に捕手・田村が二盗を阻止。その後は1人の走者も出さなかった。最速150キロの真っ直ぐを軸に5三振を奪う快投に、伊東監督は「修正を検討してみてもいいかな!?」と発言。同じソフトバンク戦(ヤフオクドーム)となる開幕3連戦(27日の開幕投手は涌井)に先発させる可能性を示唆した。
「チョアヨ(よかった)。ゲームに集中できた。満足している。スプリット(フィンガード・ファストボール)がよかったが、やはり真っ直ぐが1番だった」。この日から発売されたグッズもショップ開店前に約30人が行列を作った。マリン女子は、イケメン韓流右腕を『デウン様』とあがめるが、本人は「今まで言われたことがないから分からないよ」。テレた顔がまたかわいい!?
ロッテD2位・田中(京大)の卒業が7日、確定した。本人によれば5日の卒論発表を無事に終え、書類提出などもクリアした。この日は4日ぶりにチームへ合流し、ブルペンで捕手を立たせて投げたうちの20球は伊東監督が受けるサプライズ。夕方からは専門家を招いた『お酒の正しい飲み方講座』を受講し、「これからはより集中して野球に臨みたい。お酒の失敗談?気がついたら“家”というのがありました」と周囲を笑わせた。
ロッテ・井上晴哉内野手(25)が7日、埼玉県内で婚姻届を提出した。歯科助手の夫人、玲緒さん(21)との挙式・披露宴は来オフを予定している。
卒論発表のため京都市に戻っていたロッテのドラフト2位・田中英祐投手(22)=京大=が7日、4日ぶりにチームへ合流。QVCマリンのブルペンで、40球の立ち投げを行った。
そして、サプライズが起こった。伊東勤監督(52)が“乱入”。突然、ブルペン捕手を買って出て、40球のうち20球を指揮官が受けた。京大頭脳と現役時代、西武頭脳と言われた同監督の奇跡のコラボ(!?)が実現だ。
同監督によると、新人の投球を受けるのは西武監督時代、2004年の涌井(現ロッテ)以来、11年ぶりだそうで、その感想は「正直、怖かったですよ。真っ直ぐだけだったけど、微妙に動いていたから…」と冷や汗。それでも、田中については「指にしっかりかかったときには、いいボールが来ていた」と評価した。
ちなみに、田中は11日の中日戦(QVCマリン)で“プロ初先発”が予定されている。
卒論発表のため、4日にチームを離れていたルーキー田中(京大)が再合流した。6日に行われた発表を無事に終え、卒業が確定。野球に専念できる環境が整い「できるだけ早く、多く1軍で投げられるようにしたい」と意気込んだ。
ブルペンで投球練習した際には、伊東監督に立ち投げで20球ほど受けてもらったそうで「ちょっと緊張したけど、やることはできた」と充実した口ぶり。初めてミットを構えた伊東監督も「指にかかった時は結構なボールを投げていた」と好感触を口にした。
渾身の力を込めた。初回、ソフトバンク・柳田との日韓イケメン対決。ロッテに新加入した韓国人右腕イ・デウンは、この日最速の150キロ直球を投げ込んだ。柳田もフルスイングしてきたが、バットに触らせずに空振り三振に仕留めた。
「今日は直球が良かった」。5回を四球1つの無安打無失点、5奪三振。昨季日本一のソフトバンクを完璧に抑え込み「とても満足している」と笑みをこぼした。
試合直前に雨が強まった影響で、開始が21分遅れた。肌寒さと相まって難しい条件だったが「どういう状況であっても投げないといけない」と気にも留めなかった。3回には右中指の爪が割れるアクシデントにも見舞われたが、平然と投げ続けた。「最高の打者」と尊敬する同じ韓国出身の相手の主砲・李大浩(イデホ)も右飛と二ゴロに打ち取った。
「朴賛浩(パク・チャンホ)さんに憧れています」。韓国人初の大リーガーで通算124勝を挙げた「レジェンド」を目標としている。韓国の高校を卒業すると、国内プロ野球を経由せずに渡米。メジャー昇格はできなかったが、マイナーでは通算40勝を挙げた。変化球も多彩。カーブとチェンジアップで緩急をつけ、カットボールとスプリットで打者の手元で球を動かす。オープン戦2試合計8回を1安打無失点。伊東監督から「これでメドが立った。制球も安定していたし」と言われ、開幕ローテーション入りを確定させた。
韓流スター顔負けのルックスの持ち主とあって、早くも女性ファンのハートをわしづかみにしている。「デウンさま」のニックネームが浸透。この日から顔写真入りうちわとミニタオルが緊急発売され、球団公式グッズショップには開店前に約30人が行列をつくった。
ソフトバンクとの開幕前哨戦。昨季も開幕で対戦して3連敗を喫した相手に対し、伊東監督は「ソフトバンク戦で投げさせたくなる内容」とイ・デウンの開幕カード投入を示唆した。「いつ開幕してもいい。もっと球速も上がる」と自信をのぞかせる25歳右腕。ここ数年、先発駒不足に苦しむロッテの救世主となりそうだ。
卒論発表のため、4日にチームを離れていたロッテ・ドラフト2位の田中(京大)が再合流した。
ブルペンでは捕手役に名乗り出た伊東監督に立ち投げで20球ほど受けてもらい「ちょっと緊張したけど、やることはできた」。初めて球を受けた伊東監督も「指に掛かった時は結構なボールを投げていた」と評価した。田中は6日に「SFA(表面力測定装置)における水和構造の逆計算理論」という難解な論文を発表し、卒業が確定。野球に専念できる環境が整い「開幕1軍に向けてオープン戦でアピールをしたい」と意気込んだ。
ロッテのドラフト5位・香月一(大阪桐蔭)と、同7位・脇本(高崎健康福祉大高崎)の「高卒野手コンビ」が本拠地デビューした。
現在は2軍だが試合前に新人選手のイベントがあったため、その流れで途中出場で抜てき。香月一は1打席のみで四球を選び、脇本は2打席凡退に終わった。香月一が「緊張はしなかった。楽しかった」と言えば、脇本も「またマリンに戻ってきて試合に出たい」。8日からは2軍に再合流する。
卒論発表のため、4日にチームを離れていたロッテのルーキー田中(京大)が再合流した。6日に行われた発表を無事に終え、卒業が確定。野球に専念できる環境が整い「できるだけ早く、多く1軍で投げられるようにしたい」と意気込んだ。
ブルペンで投球練習した際には、伊東監督に立ち投げで20球ほど受けてもらったそうで「ちょっと緊張したけど、やることはできた」と充実した口ぶり。初めてミットを構えた伊東監督も「指にかかった時は結構なボールを投げていた」と好感触を口にした。
ロッテに新加入した“イケメン”韓国人右腕、イ・デウンが7日にQVCマリンで行われたソフトバンクとのオープン戦に先発。本拠地デビュー戦で5回を無安打無失点と圧巻の投球を披露し、開幕ローテーション入りへ猛アピールした。
雨により開始が遅れた試合。立ち上がりの初回、先頭の本多を四球で出すが盗塁死で1死とすると、明石、柳田を連続三振に斬って取る上々のスタート。2回は内川を一ゴロ、李大浩と松田を右飛に仕留めた。以降も安定した投球で凡打の山を築き、強力ソフトバンク打線を相手に5回を64球、無安打5奪三振1四球で無失点に抑えた。
1日の中日戦(ナゴヤD)でも3イニングを1安打無失点に抑え、伊東監督は「思っていたより、制球は悪くないね。先発で考えている」と期待。女性ファンから「デウンさま」と呼ばれる25歳が、その存在感をこの日も存分に見せつけた。
韓流イケメン右腕が、鷹打線を沈黙させた。ロッテ新助っ人のイ・デウンが、開幕前哨戦で5回無安打無失点。“ノーヒットノーラン”で牛耳った。
「良かったです。とても満足」。初回の先頭に四球を与え完全投球とはいかなかったが、150キロの直球とカットボール、スプリットを操り凡打の山を築いた。同じ韓国出身の李大浩に対しては「力が入りました」。2回に右飛、5回には二ゴロに仕留めた。
開幕ローテ入りは確実だが、気になるのはその順番。手玉に取ったソフトバンクと相まみえる開幕カードでの登板について、伊東監督は「これから検討します」と不敵な笑みを漏らした。
韓流スターさながらのルックスに人気もうなぎ上りで、この日「デウン様グッズ」が発売。顔面アップ写真のうちわと、ミニタオルを求め、開店前の球場グッズショップには、約30人のファンが並んだ。
「あとはケガをしないようにするだけ」とデウン様。準備を万端に整えるだけだ。
ロッテのドラフト2位・田中英祐投手(22)=京大=が7日、大学卒業が確定したことを明かした。4〜6日まで卒論発表のため離脱していたが、この日、1軍に再合流。6日に無事に発表を終えた秀才右腕は「卒業が確定しました。教授からOKのハンコをもらいました」と話した。
これからは野球に専念できる環境となり「結果を残せるように頑張りたい」とスッキリとした表情を浮かべた田中。この日、4日ぶりのブルペンでは、伊東監督と初めて“バッテリー”を組んだ。約20球、立ったまま捕球した指揮官は「強いボールが来ていた」と左手に伝わった手応えを口にした。
試合後、田中は若手選手向けの研修「お酒の飲み方講座」に出席。酒席でのマナーなどを学習し「1軍の試合で活躍して、いいお酒が飲めるように頑張ります」と笑顔で締めた。
ロッテ・伊東勤監督(52)が7日、オープン戦・ソフトバンク戦(QVC)の試合前、ブルペンでドラフト2位・田中英祐投手(22)=京大=の球を初めて受けた。
卒論発表のため一時離脱していた田中は6日に帰京し、この日、1軍に再合流。3月3日以来4日ぶりの投球練習となったが、ブルペンに現れた指揮官が、立ち投げで約20球を捕球した。
伊東監督は「強いボールが来ていた。ルーキーの球を受けるのは、(西武時代の)ワク(涌井)以来かな」と汗をぬぐった。
開幕カード登板にも、OKサインだ。最速150キロの直球を軸に、イ・デウン=3Aアイオワ=は5回無安打無失点。初回先頭の本多に四球を与えたが、その後は昨季日本一の若タカ打線をパーフェクトに抑えた。「満足しています。真っ直ぐがよかった」と笑顔だ。
武器の1つであるナックルカーブの制球が今一つだったが、柳田から2打席連続で空振り三振を奪うなど、力でねじ伏せた。相手打線について「試合前、コーチに少し聞いただけ」とほぼ情報がない中で圧倒。伊東監督も「直球が少し動いていて、芯を外した打球が多かった」とうなずいた。
これで実戦は計9回で1安打無失点。当初は開幕2カード目の日本ハム戦(QVC)で先発予定だったが、指揮官は「(ソフトバンク相手にも)投げさせられるだけの投球内容だった。これから検討します」と、開幕カードのソフトバンク戦(ヤフオクD)に登板を変更する可能性をにおわせた。
ソフトバンクは、昨季も開幕で当たって3連敗した相手。「勝つことだけを目指す。それがチームを助けることになる」という韓流右腕が“タカキラー”になれば、チームも上位に食い込めそうだ。
ロッテのドラフト2位・田中英祐投手(22)=京大=が7日、大学の卒業確定を明かした。4日から6日まで、卒論発表で離脱していたが、この日再合流。QVCで新人選手が参加した「お酒の飲み方講座」終了後、「卒論発表をして、卒業が確定しました。野球に集中できる環境になったと思う」と語った。
この日は4日ぶりのブルペンで、伊東監督に立ち投げ約20球を受けてもらった。「緊張しましたが、やることはやってました」とバランスを意識して投球。「力強い球があった」と指揮官が評価した秀才右腕は、11日の中日戦(QVC)で“プロ初先発”する。開幕ローテからは外れているが「任されたところをしっかりやる」と開幕1軍を目指していく。
卒論発表のため、チームを離れていたルーキー・田中英祐投手(22)=京大=が7日に再合流した。6日に行われた発表を無事に終え、卒業が確定。野球に専念できる環境が整い「できるだけ早く、多く1軍で投げられるようにしたい」と意気込んだ。
ブルペンで投球練習した際には、伊東監督に立ち投げで20球ほど受けてもらったそうで「ちょっと緊張したけど、やることはできた」と充実した口ぶり。初めてミットを構えた伊東監督も「指にかかった時は結構なボールを投げていた」と好感触を口にした。
ロッテのドラフト1位・中村奨吾内野手(22)=早大=、同2位の田中英祐投手(22)=京大=ら若手選手10人が7日、「お酒の飲み方講座」を受講した。
同講座は、アサヒビールコミュニケーションズが開講している。QVCで、酒席のマナーやルールを座学で勉強し、中村は「お酒にはあまり強くないので、お酒の席ではつぶれた人を介抱する側に回れれば」と苦笑いした。
田中は「気づいたら家(にいた)と言うことはありました(笑い)。適量飲んで、いい気分転換に出来れば」と酒の失敗談を交えて語った。また、6日に卒論発表をして「卒業が確定しました」と明かした。
ロッテの新外国人、イ・デウン投手(25)=3Aアイオワ=が7日、ソフトバンクとのオープン戦(QVC)に初先発。5回を無安打無失点、5奪三振と完璧な投球を披露した。
初回先頭の本多に四球を与えるものの、許した走者はこれだけ。最速は150キロを記録し、3番の柳田からは2打席連続三振を奪うなど躍動した。
既に開幕ローテには内定していると見られるイケメン韓流右腕。「とても満足しています。今日は真っ直ぐがよかった。(今季は)とにかく勝つことだけを目指す。それがチームを助けることになるので」と話した。
ロッテのドラフト2位・田中英祐投手(22)=京大=と、伊東勤監督(52)が7日、初めて“バッテリー”を組んだ。
ソフトバンクとのオープン戦前に、QVCのブルペンで田中の球を伊東監督が自前のキャッチャーミットで捕球。立ち投げで20球程度を捕球し「新人の球を受けたのは、ワク(涌井)以来かな」と話した。
田中は4日から6日まで卒論発表のため離脱しており、この日チームに合流。指揮官は「チームを離れて日が経っていたが、その割には強い球を投げていたね」と評価した。
千葉ロッテマリーンズは7日のソフトバンク戦の試合後にQVCマリンフィールド3階MDSラウンジにて新人、若手選手を対象に選手教育の一環として、「お酒の正しい飲み方講座」を実施した。この講座は企業の新入社員や大学生などを対象に「お酒の正しい飲み方講座」を開設しているアサヒビールコミュニケーションズの講師の方を招いて実施した。
健康的な飲み方、問題飲酒、お酒の席でのマナー、アルコールパッチテスト(アルコールに強い・普通・弱いの3分類)などを行い、選手達も興味深く話を聞いていた。ドラフト1位の中村奨吾内野手(早大)は「これからはお酒の席に呼ばれる事も多いと思うので、今日、学んだ事をしっかりと生かしていきたい」と感想を語った。また、ドラフト2位の田中英祐投手(京大)も「適量飲んで、いい気分転換をしていきたい」と今後のお酒の付き合い方を語った。
この講座を企画した山室晋也球団社長は「お酒の正しい飲み方、知識を持って欲しいとの思いから若い選手を中心に教育の一環として実施をした。選手達にはお酒と良い形で付き合い、お酒を楽しく、健康的に飲んでもらいたいと考えています」と話した。マリーンズでは今後も野球以外の様々な分野の講座を開き、選手の人間教育にも力を入れていく方針だ。