わたしはかもめ2015年鴎の便り(4月)

便

4月4日

千葉ロッテ3−1東北楽天(QVCマリン)

ロッテの涌井が2年ぶりの完投勝利。小さく動く変化球で早打ちの楽天打線を打たせて取り、6安打無四球1失点で投げきった。打線は1回に今江、クルーズの適時打で3点を挙げた。楽天は則本が立ち上がりにつかまり4連敗。

123456789R
東北楽天0100000001
千葉ロッテ30000000x3

ロッテの涌井が9回105球6安打2奪三振無四球1失点で今季チーム初完投し2勝目。涌井の完投勝利は通算34度目で無四球完投は9度目、共に西武時代13年4月11日ロッテ戦以来の移籍後初。自身の開幕2戦2勝は13年の3戦3勝以来6度目。

◇苦しい時に頼りになる

苦しい時に頼りになるのが、チームの大黒柱。千葉ロッテの新たな大黒柱を目指す涌井が、自覚ほとばしる105球を披露した。

失点は2回に犠飛で取られた1点だけ。軸となる直球にスライダー、シュート、カーブなど変化球を効果的に挟んで的を絞らせなかった。「向こうの早打ちに助けられた」と謙虚に振り返ったが無四球で、3ボールになったのも打者32人で2人。丁寧な投球が光った。

開幕勝利を挙げた前回は速球で押しまくった。この日は「球が走っていないと感じていた。力は入れるところだけ入れた」と明かす。最速145キロを記録したのは、9回2死一、二塁のピンチで迎えた銀次。1番最後の打者だった。伊東監督は「昔のイメージは終盤にスピードが増していた」と、よく知る西武エース時代とダブらせた。

藤岡、唐川がふがいない投球で連敗を招き、早くも2軍落ちした。「ひとまず連敗を止めたいと思っていた」と背番号16。強風による中止でスライド登板となった影響を感じさせず、FA加入した昨季はわずか1勝に終わった本拠地で2季ぶりの完投勝利を飾った。

チーム完投一番乗り。「エースという形でみんなが認めてくれるように少しでもなってもらいたい」と監督。バッテリーを組むのは20歳の田村。イニング間に配球や相手打者のことを話すようになり「色んなことを教えながらやっている」と、右腕は若い捕手の育成にも目を配っている。指揮官の言葉が実現する日も遠くない。

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ロッテ涌井、2年ぶり完投授業、3年目・田村を“逆リード”[スポニチ]

9回2死一、二塁。ロッテ・涌井の104球目は、この日最速の145キロ。1ボール2ストライクと追い込み、最後は銀次を136キロのフォークで投ゴロに打ち取った。6安打1失点の完投勝利を自身2番目に球数の少ない105球で飾った。

完投勝利は13年4月11日のロッテ戦以来。前回もQVCマリンだが、当時は西武のユニホームを着ていた。お立ち台では「そういえばそんなこともありましたね」。今では本拠となった球場のファンを笑わせた。

昨季まで5年連続開幕投手の成瀬がヤクルト移籍。3月27日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)で大役を務めると6回無失点で白星に貢献。チームは前カードで日本ハムに連敗し、涌井自身も強風で中止となった前日からスライド登板だったが「昨日の風で(嫌なムードは)吹き飛んだと思います」と言い切った。

エースの自覚も芽生えた。正捕手の育成だ。イニング間にはベンチで配球をやりとり。7回2死走者なしの場面では0ボール2ストライクから田村のリード通り直球を投じ中前打された。「調子に乗っちゃいました」とマウンドに謝りに来た3年目の捕手に「おお」とだけ応じた。田村は「ワクさんは(打たれると)分かっていたんだと思います」と証言した。痛みで教えることもある。

開幕2連勝も2年ぶり。伊東監督は「一球一球丁寧に投げていた。気持ちに余裕があった」と称えた。涌井は言う。「連敗を止めたかった。(田村は)若いので色々教えながら、自分も成長できる」。移籍2年目の右腕はエースとして、チームに根を伸ばし始めた。

クルーズ
「いい当たりだったのにフェンス直撃はノーパワーね。則本という素晴らしい投手を打てて嬉しい。」(初回に2点適時二塁打)
2番目に少ない球数
涌井(ロ)が2年ぶり、ロッテ移籍後初の完投勝利。自身完投勝利は通算34度目だが、105球は11年6月1日巨人戦の102球に次ぎ2番目に少ない投球数となった。涌井は9回完投勝利時の平均球数が132とやや多く、160球以上も3度ある。この日は無四死球、奪三振も完投勝利時では最少の2と打たせて取るスタイルで投げ切った。
涌井の昨季のQVCマリンでの成績
4月1日の西武戦で5回2/3を5安打3失点で黒星。同22日のオリックス戦では8回6失点と、痛打を食らい続けた。7回1/3を6失点だった9月21日のオリックス戦まで本拠地6連敗。同28日のオリックス戦で6回2失点に抑え、ようやく初白星を挙げた。通算は13試合で1勝6敗、防御率4.62。

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グリエル来日拒否でも…ロッテ・デスパイネ11日来日へ[スポニチ]

キューバの国内リーグに参加していたロッテのデスパイネが11日に来日することが決まった。林信平球団本部長が「現地を9日に出発し、11日に到着します」と明かした。

同じキューバ選手のY・グリエルが来日を拒否し、DeNAが契約解除したばかり。昨季45試合で12本塁打した大砲の来日決定に球団関係者は胸をなで下ろした。林本部長は「チーム合流は体調を見てから」とし、時差の調整など状態を見てから決定する。

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涌井2年ぶり完投勝利、クールにお立ち台「そんなこともありましたね」[スポニチ]

テンポよい投球で9回6安打1失点、105球で楽天打線をあっさり料理したロッテの涌井。西武時代の2013年4月11日のロッテ戦(QVCマリン)以来2年ぶり、ロッテ移籍後初となる完投勝利を挙げたが「そんなこともありましたね…」。お立ち台では、いつものクールっぷりを披露してファンを喜ばせた。

前日3日の強風中止からスライド登板。「中止には慣れているので。普通にグラウンドに来ました」と淡々と自分の投球を続けた。「自分の1番」と言い切る直球を主体に、コーナーを投げ分け相手打線に的を絞らせない。凡打の山を築いて1人で投げ切った。

9回に2安打を浴びピンチを迎えたことに「最後にモタモタするところが、自分はまだまだなんだなと思う」と反省も忘れなかった。「またここ(お立ち台)で、みなさんに会えるように頑張りたい」。最後は力強く言い切ったエースの言葉に、ファンの歓声が一層強まった。

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涌井、移籍後初完投勝利!無四球1失点、久々2年ぶり[報知]

ラスト1ピースまで、涌井は自力で埋め切った。ファンへの公募で選んだ登場曲「パズル」が流れてから約2時間半。9回に最速145キロを出す余力があった。「最後は抑えていたものを出しました」。無四球6安打1失点。わずか105球で、13年4月11日ロッテ戦(QVC)以来2年ぶりの完投勝ちを挙げた。

昨年9月28日。お立ち台で「すいません」と頭を下げた。移籍1年目は最終登板で勝つまで本拠地6連敗。「来年はここで全部勝つ」と誓った。今季初のQVC登板を移籍後初完投勝利で飾り、「まず1つ勝てて良かった」と本音をこぼした。

ファンと一体になるため、今季から登場曲を公募した。10件の応募があったシンガー・ソングライター磯山純の「パズル」を知らなかった右腕は、わざわざ同曲を有料ダウンロードした。何曲も聴き比べ、最初のBGMに決めた。ベンチでは20歳の捕手・田村と真剣に配球談議。「今までイニング間は話さなかったけど、教える事で自分にも見えなかったものが見えてくる」。行動と言葉に柱の自覚がにじんだ。

開幕戦に続き2戦2勝。伊東監督は「終盤になればなるほどスピードが出る。昔のイメージ」と復活を肌で感じた。07、09年は11完投で最多勝。不振、救援、移籍―紆余曲折を経て、涌井が再びエース道を歩み始めた。

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デスパイネは11日に来日 林本部長が発表[報知]

ロッテの林球団本部長は4日、キューバの国内リーグの試合を終えたデスパイネが11日に来日すると発表した。現地時間の9日にキューバを出発し、オランダ経由で日本に向かう予定で「当初考えていた通り、4月半ばの来日になった」と話した。

チームへの合流時期については「シーズンを通して出ずっぱり。時差もきついし、体調を見て考える」と来日後に判断する考えを示した。

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デスパイネ、11日に来日すると発表[報知]

ロッテは4日、アルフレド・デスパイネ外野手(28)が日本時間11日に来日すると発表した。キューバ出身選手では、DeNAが来日を拒否していたユリエスキ・グリエル内野手(30)との契約を解除したが、デスパイネはスムーズに来日する運びとなった。

林球団本部長は「現地時間の9日に出発して、11日に来日する」と説明。1軍昇格のタイミングについては「時差が真逆なので、体調を見て決めたい」と話した。

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ロッテ涌井105球で移籍後初完投勝利[デイリー]

最後までクールフェースが崩れることはなかった。ロッテ・涌井が西武時代の2013年4月11日・ロッテ戦以来、2年ぶりの完投勝利。6安打1失点、わずか105球で楽天打線を手玉に取った。それでも「向こうの早打ちに助けられた部分もあった」と冷静だった。

テンポ良くアウトを重ねた。3−0の2回に1点を失ったが、3回から8回までは二塁すら踏ませなかった。「ピッチャー有利のカウントで勝負できた」。昨季1勝6敗と苦しんだ本拠地マウンドで躍動した。

移籍2年目の今季から、試合中に捕手と話すようになった。女房役は20歳の田村。「向こうも若い。教えることによって、見えてなかった部分が見えてくることもあるので」。言葉に自覚がにじんだ。

開幕から連勝した涌井に、伊東監督は「エースという存在として、みんなが認めてくれるようになってもらいたい」と期待する。昨季は8勝12敗。雪辱を誓う今季、まだまだ勝ち星を重ねていく。

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黒木以来5人目!ロッテ・涌井、開幕投手から2戦2勝[サンスポ]

ロッテの先発の涌井が6安打1失点で自身2年ぶりの完投勝利。2勝目を挙げた。「9回はモタモタするところもあった。まだまだだなと思いました」と1イニングで2安打を許した9回を反省。ロッテの開幕投手が2戦2勝を挙げたのは01年の黒木知宏以来14年ぶり。唐川、藤岡が2軍落ちしている状況だけに、伊東監督は「完投してくれたのはチームにとって大きい」とたたえた。

データBOX
ロッテ・涌井が西武時代の2013年4月11日のロッテ戦(QVCマリン)以来2年ぶりの完投勝利で、開幕戦から2戦2勝。ドラフト制後(1966年以降)、開幕投手の開幕2戦2勝以上は、木樽正明(70年2戦2勝)、村田兆治(81年7戦7勝など5度)、小宮山悟(93年6戦6勝)、黒木知宏(01年3戦3勝)に次ぐ14年ぶり5人目(9度目)。他球団から移籍してきた投手が開幕投手を務めて開幕戦から2戦2勝したのは小山正明(65年2戦2勝、64年に阪神から移籍)以来50年ぶり。

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ロッテ・デスパイネ、11日来日へ、1軍合流の時期は体調次第[サンスポ]

ロッテは4日、キューバの国内リーグに参加していたアルフレド・デスパイネ外野手(28)が11日に来日すると発表した。林球団本部長は「ケガはないと聞いている。2度目の来日なのでスムーズにいきました」と説明した。

1軍合流の時期は「時差がきついので体調を見て決める」とし、早ければ14日の日本ハム戦(札幌ドーム)で昇格するかどうかも「調子がいいなら行くかもしれない」と否定しなかった。

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ロッテ・デスパイネは11日に来日、合流は「体調を見て」と林球団本部長[サンスポ]

ロッテの林球団本部長は4日、キューバの国内リーグの試合を終えたデスパイネが11日に来日すると発表した。現地時間の9日にキューバを出発し、オランダ経由で日本に向かう予定で「当初考えていた通り、4月半ばの来日になった」と話した。

チームへの合流時期については「シーズンを通して出ずっぱり。時差もきついし、体調を見て考える」と来日後に判断する考えを示した。

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ロッテ・クルーズ、強打で2打点「チャンスで打てている」[サンスポ]

ロッテのクルーズが強打を発揮した。1回に1点を先制し、なお2死一、二塁。左翼フェンス上部に当たる二塁打で2点を加えた。チームトップの打点を9に伸ばした6番打者は「幸運にもチャンスで回ってきて、そこで打てている」と声を弾ませた。

変化球を捉えた一打の要因は「下半身に重心を残すことを意識している」という心がけだ。室内練習場でカーブマシンを使って打ち込むなど、鍛錬の成果が出て「則本は日本を代表する投手。勝てて良かった」と笑みを浮かべた。

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ロッテ・涌井、2年ぶり完投勝利にも「まだまだだなと思いました」[サンスポ]

ロッテ・涌井秀章投手(28)が、楽天戦に先発して6安打1失点で自身2年ぶりとなる完投で2勝目を挙げた。

涌井が、テンポよくわずか105球で、西武時代の2013年4月11日、ロッテ戦(QVCマリン)以来となる完投勝利だ。散発6安打、無四球、三振も2つと打たせてとる円熟の投球をみせた。それでも、右腕は「前回(3月27日のソフトバンク戦)に比べて、調子は悪かったです。9回はモタモタするところもあった。まだまだだなと思いました」と反省は忘れなかった。

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ロッテ涌井2年ぶり無四球完投、開幕連勝で復活予感[ニッカン]

ロッテ涌井秀章投手(28)は公約を果たす。6安打1失点で9回を投げきり、西武時代の13年4月11日のロッテ戦(QVCマリン)以来、2年ぶりとなる完投勝利を挙げた。昨年最後の登板時に、お立ち台からファンに「QVCマリンでは全部勝つ」と宣言したが、まずは初戦で約束を守った。わずか105球。開幕から2連勝だ。

表情を変えずに投げ続けた涌井は、最後の投ゴロを処理すると、ふう〜っと長い息を吐いた。8回まで4安打85球。「9回も、あっさり3人で終われたら、嬉しかったんですけど、ピンチをつくって、またか!って思いの方が強かった」。喜びよりも先に反省が口をついた。

「調子が良くなかった」と、直球の走りに自信を持てないまま投げていた。それでも9回に145キロを記録するなど、最後まで球威は落ちなかった。交流戦までに1勝3敗と苦しんだ昨年とは別人のようなシーズンの滑り出し。それはキャンプで取り組んできたことの成果かも知れない。

昨年の前半は直球のシュート回転が直らなかった。体が横振りとなって他の球種の変化にも影響が出た。その反省から、2月のキャンプのブルペンではシュートとチェンジアップを封印した。1ヶ月かけて、直球の質を高めてきた。開幕のソフトバンク戦も、この日の楽天戦も、左打者の内角にきれいな回転の直球を投げ込んだ。本人が物足りなさを感じる出来でも、打者と勝負できる球質だった。

エースになろうという自覚が、チーム内での振る舞いも変えさせた。イニング間に捕手の田村と配球についての話をするようになった。「今まではイニング間は全然喋らなかったけど、捕手が若いのでね。教えることで、自分の見えなかったものが見えてくることもあるし」。チームを強くするため、以前よりも積極的になった。

お立ち台では「去年の最後の登板で勝った時に、来年は全部勝ちますって言ったので、とりあえず1つ勝って良かったです」と言った。本拠地登板は14試合ほどが予想されるが、公約を果たすつもり。105球の省エネ完投劇は、その序章にすぎない。

涌井の完投勝利
無四死球完投はともに西武時代の13年4月11日ロッテ戦以来で、昨年のロッテ移籍後は初めて。投球105球は、9回完投試合では11年6月1日巨人戦の102球に次いで自身2番目の少なさだった。昨季の涌井はQVCマリンで開幕から12試合連続で勝ち星がなく(0勝6敗)、13試合目の9月28日オリックス戦でようやく勝利を挙げたが、今季は本拠地初登板で勝った。

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ロッテ涌井2年ぶり完投勝利「少し意識した」[ニッカン]

ロッテ涌井秀章投手(28)が、9回6安打1失点で完投勝利を飾った。

西武時代の13年4月11日にロッテ戦(QVCマリン)で完投して以来のこと。「7回が終わったくらいに少し意識した。途中からは完投するつもりで投げていました」。チーム一番乗りの完投勝利で、開幕投手の面目躍如だ。

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ロッテ今江「カードの初戦を取りたい」先制適時[ニッカン]

ロッテ今江敏晃内野手(31)が1回1死一、三塁、右前に先制適時打を放った。

「何とか先制できたのは良かった。ワク(涌井)を楽に投げさせてやりたかったし、カードの初戦を取りたいですからね」と話した。

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