わたしはかもめ2015年鴎の便り(4月)

便

4月8日

オリックス1−2千葉ロッテ(京セラドーム)

ロッテが連敗を2で止めた。0ー1の5回に今江の2点左前打で逆転。先発の木村は粘りの投球で5回を1点に抑え、プロ7年目で初勝利。6回以降は4投手の継投でリードを守りきった。オリックスは好機であと1本が出なかった。

123456789R
千葉ロッテ0000200002
オリックス0010000001
中村
「母親が見に来ているので、プロとしての一歩を見せることができて良かった。」(5回にプロ初安打)
今江
「少し空気もどんよりしていたので、チャンスで打てて良かった。」(5回に2点適時打)
木村
「結果については良かった。四球が多く、無駄な走者を出したことは改善していきたい。」(5回1失点)

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入団拒否、栄養費、改名…ロッテ木村「長かった」7年目の初勝利[スポニチ]

気付けば30歳目前、プロ7年目での初勝利だった。ウイニングボールを強く握りしめたまま、ロッテ・木村は感慨深げに切り出した。

「長かった。“やっと勝てたな”という気持ち。いいこともあれば、悪いこともある。勝ってしまえば、今までのことはもう忘れてもいいかな」。

開幕は中継ぎだったが、唐川、藤岡が相次ぎ2軍降格となったことで巡ってきた今季初先発。3回に1点を失い、なおも1死満塁で中島、竹原を連続三振に仕留めた。粘りの投球で5回1失点。東京ガス時代にコーチだった元ロッテ監督の八木沢荘六氏から伝授されたカーブも有効だった。

1メートル90の長身左腕。遠回りの野球人生だった。高校時代から“和製ランディ・ジョンソン”の異名を取り、プロから注目された。東京ガスに入り、06年ドラフトで横浜(現DeNA)に3巡目指名されたが、入団拒否。翌07年には高校時代から「栄養費」の名目で西武から裏金を受け取っていたことが発覚し、1年間の謹慎と対外試合禁止処分を受け、グラウンド整備や荷物運びだけが野球との関わりだった。

ロッテに入団後も伸び悩んだ。12年オフには占い師の助言で、「雄太」から「優太」に改名。落合投手コーチに「野球人生を懸けろ!」と送り出されたこの日のマウンドで待望の1勝を挙げた。「アマチュア時代から携わってくれた方に感謝したい」。ロッテOBで400勝投手の金田正一氏の背番号34を継いだ木村。本当の恩返しはこれからだ。

初勝利まで最長は13年目
7年目の木村(ロ)が初勝利。入団7年目以上でプロ初勝利を挙げるのは昨年6月13日広島戦の藤原(西=7年目)以来。ロッテでは00年8月29日ダイエー戦で和田が8年目で初勝利を挙げて以来15年ぶりだ。なお、ドラフト制以降、初勝利まで最も年数がかかったのは97年西(横)の13年目。
木村優太(きむら・ゆうた)
1985年(昭60)5月21日、秋田県鹿角市生まれの29歳。秋田経法大付(現明桜)では地方大会ベスト8が最高で甲子園出場なし。同高卒業後に東京ガスへ。栄養費供与問題の謹慎処分から2008年に復帰して、都市対抗出場。同年ドラフト1位でロッテ入団。昨年9月7日の楽天戦(QVCマリン)でプロ初先発。1メートル90、93キロ。左投げ左打ち。年俸1030万円。

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ロッテドラ1中村プロ初安打で逆転劇演出、初スタメンで結果[スポニチ]

ロッテのドラフト1位・中村が「9番・二塁」でプロ初スタメン。2回2死満塁の先制機は左飛に倒れたが、5回の第2打席でプロ初安打となる左前打を放ち、チームの逆転劇を演出した。

「欲を言えば満塁のチャンスで打てたら最高でしたが、とりあえず一本出てホッとしています」と安堵の表情。この日は母が観戦に訪れていたといい、「プロとしての一歩目を見せることができて良かった」と振り返っていた。

今江
「ベンチの大迫コーチから“4番”とやじられていたので、打ってやりました。」(5回に逆転の左前2点適時打)

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遠回りの7年目木村「長かった」1勝[報知]

ロッテの木村がオリックス戦に先発して5回4安打1失点でプロ7年目で初勝利を挙げた。裏金問題など、アマチュア時代から苦労した左腕が、ようやく活躍。また、初スタメンのドラフト1位・中村=早大=は、プロ初安打でチームの逆転を演出。2人のうれしい“初共演”が、チームの連敗を2で止めた。

勝利の瞬間、涙はなかった。それでも、入団7年目でつかんだ勝利。木村は5回4安打1失点でプロ初勝利を挙げ、ベンチで味方と抱き合った。「長かった。7年かかりましたから…。やっと勝てたなという気持ちです」。ウィニングボールを手に、笑顔を見せた。

四球を3つ与える苦しいマウンドだった。3回は、1点を先取され1死満塁のピンチを迎えたが「自分の投球スタイル、低く投げていくことだけ」を考えた。中島を直球、竹原をフォークで2者連続三振に打ち取り、味方の逆転につなげた。

昨季から「気分転換に」と投球フォームをセットポジションからワインドアップに戻し、自己最多の19試合に登板。今オフは自己流でカーブを取得。「勝負する球じゃないけど、投球の幅は広がった」。190センチの長身から投げおろす直球とフォークに、アクセントを付けられるようになった。

「根気よく」 平坦な道のりではなかった。07年に西武との裏金問題が発覚。高校時代、実家は家計が苦しく、母親(04年10月に死去)を助けるために受け取っていた金銭だった。08年ドラフト1位だが、プロ初先発は昨年のこと。唐川、藤岡の2軍落ちで巡ってきた先発チャンス。落合投手コーチに「野球人生を懸けろ」とげきを飛ばされた。「根気よく投げれば結果は出る。(勝利は)アマチュア時代から携わってもらった人、気にかけてもらえた人に伝えたい」。野球人生を変える一歩を踏み出した。

先発ローテを再編せざるを得なかった状況で好投した左腕を、伊東監督は「3回はよく踏ん張ったね。次回ももちろん先発で使います」と手放しでたたえた。長い時間がかかったが、木村が高い壁を確かに越えた。

◇木村優太アラカルト

生まれとサイズ
1985年5月21日、秋田県出身の29歳。190センチ、93キロ。左投左打。既婚。
球歴
秋田経法大付(現・明桜)高では2年夏からエースも甲子園出場なし。東京ガスでは2005年の都市対抗に、NTT東日本の補強選手として出場。06年の大学・社会人ドラフトで横浜の3巡目指名を受けたが、拒否して残留。08年のドラフト1位でロッテに入団した。年俸1030万円。
温厚
何をされても怒らない性格。昨年、1歳下の涌井から登板前日に「おう、頑張れよ」と、冗談でため口を使われることもしばしば。
裏金問題
社会人時代の07年3月に、高校時代から西武に入団名目で現金を受け取っていたことが判明。1年間の対外試合出場禁止処分を受けた。
進撃の巨人
人気漫画「進撃の巨人」が好きで、本拠地登板の登場曲もアニメのOPテーマ「紅蓮の弓矢」。
進撃の巨乳
190センチの長身と、胸が大きいこと、進撃の巨人好きであることからチームメートの南らから「進撃の巨乳」と言われる。

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初スタメン中村の初安打から逆転[報知]

ロッテの木村がオリックス戦に先発して5回4安打1失点でプロ7年目で初勝利を挙げた。裏金問題など、アマチュア時代から苦労した左腕が、ようやく活躍。また、初スタメンのドラフト1位・中村=早大=は、プロ初安打でチームの逆転を演出。2人の嬉しい“初共演”が、チームの連敗を2で止めた。

記念球がベンチに返されても、クールな表情は崩さなかった。「9番・二塁」でプロ初スタメンの中村は、初安打で逆転を呼び込んだ。1点を追う5回1死、松葉のカーブを左前へ。「1本出てホッとしています」と言う一打で、今江の逆転2点適時打につなげた。

初スタメンを伝えられ気持ちは高ぶったというが「意識して狙うと結果が出ないタイプなんです。だから、普段通りを心がけて行きます」と冷静だった。2回2死満塁では左飛に倒れたが、母・敦子さんが見守る中で初安打を披露でき「(安打が)満塁で出れば最高でしたけど、プロとしての一歩目を見せることができてよかった」と、ようやく白い歯を見せた。

厳しい争いを制し、開幕1軍入りした即戦力新人。「なかなか出る機会がなかったが、ずっと状態は悪くないので使ってみようと思った」という伊東監督の期待に応えた。

中村奨吾(なかむら・しょうご)
1992年5月28日、兵庫県出身。22歳。天理高では2年夏から甲子園3季連続出場、4試合通算打率は4割2分9厘をマーク。早大では公式戦通算11本塁打。4年時には主将も務め、日本ハムのドラフト1位・有原とチームを引っ張った。14年のドラフト1位でロッテ入団。180センチ、79キロ、右投右打。年俸1500万円。

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木村、入団7年目でプロ初勝利![報知]

ロッテの木村優太投手(29)が8日のオリックス戦(京セラD)で、入団7年目でのプロ初勝利を挙げた。

今季初先発となった木村は、3回1死一、二塁で平野恵に右前適時打を浴びるも、5回に味方が逆転。130キロ台後半の直球にフォーク、カーブを交えて5回4安打1失点に抑えた。開幕ローテーション入りした藤岡、唐川が不調で2軍落ちし、巡ってきた先発のチャンスを生かした。

08年のドラフト1位で入団した左腕は「5回1失点という結果についてはよかったと思う。ただ、四球が多く、無駄な走者を出してしまい、ゲームが苦しくなってしまった。昨日負けているのでとにかくチームの勝利。その次に自分の勝利がついてくればいいですね」と話していた。

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ドラ1中村がプロ初スタメンで初安打[報知]

ロッテのドラフト1位・中村奨吾内野手(22)=早大=が、8日のオリックス戦でプロ初安打を放った。

この日は「9番・二塁」でプロ初スタメン。2回2死満塁では左飛に倒れるが、5回無死走者なしで迎えた第2打席で左前打。相手先発・松葉の110キロカーブをとらえた。

1点ビハインドだったが、チームは中村の安打をきっかけにこの回2点を奪った。「とりあえず1本出てホッとしています。欲を言えば、1打席目の満塁で打てたら最高でしたが。今日は母親が見に来ているので、プロとしての一歩目を踏み出せてよかった。チームの勝利に貢献できるように、これからも頑張っていきたい」とコメントした。

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M木村粘った、苦節7年目でプロ初勝利[デイリー]

ゲームセットを見届けると、安堵の笑みが広がった。苦節7年目。ロッテ・木村がプロ初勝利を手にした。苦しみながらも、5回を1失点。初めて味わう胸の震えをかみ締めた。

「7年かかりました。やっと勝てたなという気持ちです」。3四球を与える窮地もしのぎきった。3回、先制を許し、なおも1死満塁。中島、竹原を連続三振。粘りの投球は味方の逆転を呼ぶ。「後ろの人達が抑えてくれた」と1点差を守りきった救援陣にも感謝した。

唐川、藤岡が2軍落ちし、先発の機会が巡ってきた。1週間前。この日の先発を告げた落合投手コーチから、「野球人生をかけろ」とゲキを飛ばされた。紆余曲折の道を歩んできた木村にとって、重く響いた言葉だった。

190センチの長身左腕は秋田経法大付属高時代から「和製ランディ」として注目された。東京ガスに進むと、06年に横浜(現DeNA)からドラフト指名されながら入団拒否。07年には、高校時代に西武から栄養費を渡されていたことが発覚し、1年間の謹慎も経験した。08年にドラフト1位でロッテに入団したが、才能は埋もれたまま。一昨年には名前を「雄太」から「優太」に改めた。ようやく実を結んだ。

だが、これで満足する訳にはいかない。次回は15日の日本ハム戦に先発予定。このままローテを勝ち取りに行く。

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ロッテ木村が7年目で悲願のプロ初勝利[デイリー]

ロッテは0−1の5回、2死満塁から今江の左前適時打で2点を奪い、逆転に成功。今季初先発の木村は、5回を4安打1失点に抑え、プロ入り7年目で悲願の初勝利を挙げた。

ようやくつかんだ初星に、木村は「すごく長かったようで、短かったような初勝利でした」と感無量の様子。「勝てる場面もあったんですけど、なかなか勝てずに…。やっとこうして勝てたのが、すごく良かったです。今まで支えてもらった人達に、ありがとうございますと伝えたいです!」と思いを口にした。

木村は2006年、横浜(現DeNA)にドラフト3位指名されたが、入団を拒否。2008年にロッテにドラフト1位で指名され、入団した。昨季までは通算36試合の登板にとどまり、0勝2敗の成績だった。

オリックスは3回1死一、二塁から平野恵の右前打で先制するも、先発・松葉がリードを守れなかった。

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“和製ランディ”開花!ロッテ・木村、プロ苦節7年で初勝利[サンスポ]

ロッテ・木村優太投手(29)が8日、オリックス2回戦(京セラドーム)に先発し、5回1失点。7年目でプロ初勝利を挙げた。

苦難の歳月を経てようやくつかんだ白星。「7年かかりましたけど、本当に勝ててよかった。守り切ってくれた後ろの人達(リリーフ陣)に感謝です」。ちょっぴり目元が潤む。そして声もうわずっていた。

秋田・秋田経法大付高(現・明桜高)時代から「未完の大器」と騒がれた左腕。米大リーグの名投手から「和製ランディ・ジョンソン」とも呼ばれた。しかし、社会人・東京ガスに在籍中の2007年、高校時代に西武から栄養費名目で270万円を受け取っていたことが発覚。約1年間の謹慎処分が下された。プロ野球界を揺るがせたあの「裏金問題」だ。

09年のロッテ入団後もついて回る過去、さらに結果が出ない焦り。13年には「雄太」から現在の「優太」に改名までして心機一転を図った。

「勝ったことで、今までがんばってきたことは忘れていいのかなとも思います。アマ時代から支えてくれた人の全てに感謝です」。故郷・秋田に到達した桜前線とともに、木村も見事な大輪の花を咲かせた。

西野
「疲れた。シビれた。でも、木村さんにプロ初勝利をプレゼントできたことだけはよかったです。」(9回2死一、二塁のピンチを招きながらも逃げ切った)
木村優太(きむら・ゆうた)
1985(昭和60)年5月21日生まれ、29歳。秋田県出身。秋田経法大付高(現明桜高)から東京ガスを経て、2009年ドラフト1位でロッテ入団。11年に1軍初登板。通算成績は38試合で1勝3敗、防御率4.63(8日現在)。1メートル90、93キロ。左投げ左打ち。既婚。年俸1030万円。背番号34。

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母の前で打った!ロッテ・D1中村がプロ初H「一歩目踏み出せた」[サンスポ]

D1位・中村(早大)が「9番・二塁」でプロ初先発。5回1死から逆転の口火を切るプロ初安打を左前に放ち勝利に貢献した。「打ったのはカーブ。プロの一員として一歩目を踏み出せた。(兵庫・三木市から)応援に来てくれた母親にも喜んでもらえたと思います」。D2位・田中が「京大くん」なら、こちら中村は「早大くん」でブレークだ!!

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ロッテD1・中村、プロ初先発で安打「ほっとしています」[サンスポ]

ロッテのドラフト1位ルーキー中村が「9番・二塁」でプロ初先発し、初安打を放った。1点を追う5回に1死無走者から左前打で出塁して逆転の足場を築き「とりあえず、1本出てほっとしています」と喜びを口にした。

この日は母親が観戦のため球場を訪れていたという。家族の前での活躍に「プロとしての一歩目を見せることができて良かった。チームの勝利に貢献できるように、これからも頑張っていきたい」と充実感をにじませた。

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「あの事件で大人に」ロッテ木村が7年目でプロ1勝[ニッカン]

ついに勝った。ロッテ木村優太投手(29)が今季初先発。オリックス打線を5回4安打1失点に抑え、プロ初勝利を挙げた。高校時代は「和製ランディ」とも呼ばれ、将来を嘱望された長身左腕だった。だがプロ球団から金銭を受け取っていたことが、後に発覚。社会人時代に1年間の謹慎処分を受けた過去を持つ。苦境の末にプロ入りし、7年目で、嬉しい初白星。チームの連敗を2で止め、勝率を5割に割に戻した。

木村に涙はなかった。「長かった。7年かかったけど、良かった」。190センチの長身左腕は、報道陣を見下ろすように笑った。左手には、ウイニングボールが握りしめられていた。7年目の1勝を素直に喜んだ。

序盤のピンチで踏ん張った。3回に1点を先制され、なお1死満塁。「自分のスタイルは、低く投げること」と言い聞かせた。中島、竹原とオリックスの中軸を連続で空振り三振。5回1失点で後を託した。リードは1点。6回から毎回、得点圏に進められても信じた。最後は9回2死一、二塁。「昨日、勇士がああいう場面で打たれている。抑えて欲しかった」。自分の初勝利より、前日にサヨナラ打を打たれた西野のリベンジを願った。

これまで勝てなくても「僕が中継ぎで打たれたこともある」と恨み節はなかった。飾らない人柄で「キムさん」と慕われる。ただ、消せない過去と向き合ってきた。秋田経法大付から東京ガスに進んだ。06年ドラフトでは横浜(現DeNA)の3巡目指名を越年交渉の末に拒否。約1ヶ月半後の07年3月、ルールに反し高校時代に西武から「栄養費」を受け取っていたことが発覚した。球界を揺るがす問題に発展し、1年間の謹慎と対外試合出場禁止を課された。

「あの頃の僕には栄養費問題の善悪は判断できなかった」。母親(故人)の体調が悪く、家計を助けたい思いがあった。もちろん、今は間違いを理解している。「やってしまった過去は消えない。真摯に受け止めて、前に進まないと。ただ、あの事件のおかげで大人になれた。そういう意味では、いい経験をさせてもらった思いもある」。大きな代償を払い、成長のきっかけにした。

QVCマリンの新年開きとなった今年1月5日。真っ先にグラウンドに立ち、走った。「とにかく、初勝利です」。その誓いを果たした。記念球を大事にしまうと、「良いこともあれば、悪いこともある。勝ってしまえば、今まで頑張ってきたことも忘れてしまいますね。気にかけてくれる人が多かった。勝てて良かった」。始まりの1勝に心から感謝した。

木村優太(きむら・ゆうた)
1985年(昭60)5月21日、秋田県鹿角市生まれ。秋田経法大付(現明桜)−東京ガスを経て08年ドラフト1位でロッテ入団。13年に登録名を「木村雄太」から変更。11年に1軍初登板を果たし、通算38試合で1勝3敗、防御率4.63。190センチ、93キロ。左投げ左打ち。今季推定年俸1030万円。
07年に発覚した裏金騒動
3月9日に西武太田球団社長が会見。アマ2選手に栄養費の名目で金銭を渡していたことを明らかにした。翌日、2選手が東京ガスの木村と早大の内野手(3年)と判明。楽天のスカウト部長が当時の西武スカウト部長だったことから職務自粛するなど、球界全体を揺るがす問題に発展した。最終的に、木村は社会人野球を統括する日本野球連盟から1年間の謹慎と対外試合禁止処分が科された。東京ガスも、同年5月の都市対抗東京都1次予選まで公式戦出場が禁止された。
遅咲き初勝利
ドラフト制後(入団66年以降)、初勝利まで最も年数がかかったのは97年西清孝(横浜)の13年目だが、西はドラフト外入団。1位や自由獲得枠など最上位指名入団で初勝利まで7年以上かかったのは、97年野中徹博(ヤクルト)04年富岡久貴(横浜)の各10年目を筆頭に木村で6人目になる。

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ロッテ木村、7年目で初勝利「やっと勝てました」[ニッカン]

ロッテ木村優太投手(29)がプロ初勝利を挙げた。

5回4安打1失点で、勝利投手の権利を持って降板。その後をリリーフ陣が抑え、7年目で嬉しい初勝利となった。

「やっと勝てました。うれしい方が大きいですね。厳しい展開だったけれど、後ろの人達が抑えてくれました」と、笑顔で勝利をかみしめていた。

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ロッテ木村5回1失点でプロ初勝利[ニッカン]

ロッテ先発の木村優太投手(29)は、5回4安打1失点で勝利投手の権利を持って降板。継投で逃げ切り、プロ初勝利を挙げた。

「今季初先発で5回1失点という結果については良かったと思います。ただ、四球(3つ)が多く、無駄なランナーを出してしまい、ゲームが苦しくなってしまった。次回の登板までに改善していきたい。昨日、負けているので、とにかくチームの勝利。その次に自分の勝利がついてくればいいですね」とコメントした。

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ロッテ今江が逆転打「4番の仕事ができました」[ニッカン]

ロッテ今江敏晃内野手(31)が逆転打を放った。0−1の5回2死満塁でオリックス松葉から左前に運び2者をかえした。

前日はサヨナラ負け。この日も2回に2死満塁の好機を迎えたが、得点できなかった。今江は「少し空気もどんよりしていたので、チャンスで1本打てて良かったです。ベンチの大迫(トレーニング)コーチから『4番』とやじられていたので、打ってやりました。4番の仕事ができましたね」と笑顔を見せた。

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ロッテ中村がプロ初安打「チームの勝利に貢献」[ニッカン]

ロッテ中村奨吾内野手(22)がプロ初安打を放った。

「9番二塁」で初めてスタメン出場。2回2死満塁の第1打席は左飛に倒れたが、0−1の5回1死走者なしの第2打席で、オリックス松葉の初球カーブを左前に運んだ。その後、三塁まで進み、今江の左前打で同点のホームを踏んだ。

「とりあえず、1本出てホッとしています。欲を言えば、1打席目の満塁のチャンスで打てたら最高でしたけれど。今日は母親が見に来ているので、プロとしての1歩目を見せることができて良かったです。とにかく、チームの勝利に貢献できるように、これからも頑張っていきたいです」とコメントした。

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ロッテ中村、初スタメンに伊東監督…思い切りやって[ニッカン]

ロッテのドラフト1位ルーキー中村奨吾内野手(22)が「9番二塁」で初のスタメン出場を果たした。

試合前に伊東勤監督(52)は「なかなか出る機会がなかったけれど(相手先発の松葉は)左投手。状態は変わらず良さそう。1回は使いたいと思っていた。思い切りやってくれたらいい」と期待の言葉を並べた。

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