ロッテが競り勝った。2点を追う7回に福浦がこの日2本目の本塁打を放ち同点。9回1死一、三塁から暴投で勝ち越した。5番手の益田が今季初勝利を挙げ、西野が5セーブ目。オリックスは開幕から4カード連続で負け越した。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 | 4 |
オリックス | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 |
プロ22年目の大ベテランが輝きを放った。千葉ロッテの39歳の福浦が「6番・指名打者」で今季初めて先発メンバーに名を連ねると、2010年9月10日の西武戦以来となる1試合2本塁打。「今季初先発でこの結果はやばい。怖いですね」と驚きを隠せなかった。
まずは0−0の2回2死無走者。2ボールと打者有利のカウントになったことで、真っ直ぐ一本に絞った。「ストレートを狙って、1、2の3で打ったら当たった」という一打は右翼席への先制ソロ。本塁打は4年ぶりで「忘れかけていた感触」と余韻に浸った。
これで終わらない。2点を追う7回2死一塁、今度は初球だった。予想していなかったという内角の速球を振り切り「少し詰まっているけど、詰まった分、切れなかったのかな」という打球が右翼ポールを直撃した。
習志野高出身。地元チーム一筋とあって人気は絶大だ。2本目を放った後には、敵地に詰めかけたロッテファンから割れんばかりの「福浦コール」を浴びた。この2発で通算2千安打まで残り133本。打者にとっての勲章の達成に向け、弾みがつく活躍だった。
ベテランのすごみを見せつけた。ロッテ・福浦が、2本のアーチで勝利を引き寄せた。2回に11年5月8日・オリックス戦以来、4年ぶりの本塁打。7回にも一発を放ち、10年9月10日・西武戦以来、5年ぶりの1試合2本塁打だ。
「本塁打自体、久々で不思議な感覚ですね」。福浦は照れながら振り返った。2点を追う7回2死一塁。初球の144キロ内角直球に反応すると、打球は右翼ポールを直撃。今年40歳を迎える男が、先制弾に続く同点2ランで流れを呼び戻した。
今季初スタメン。伊東監督は「実戦から遠ざかっていながら140キロ以上を打つのは難しい。しっかり準備してくれていることを物語っている」とたたえた。通算2000安打も諦めない。大台へあと133本だが、「日々1本ずつ、1本ずつ重ねていきたい」と貪欲だった。
ロッテ・福浦が2回、先制の右越えソロを放った。
福浦の本塁打は、2011年5月8日のオリックス戦(ほっともっと)以来、4年ぶり。
この日、「6番・DH」で今季初スタメンに名を連ねた福浦は、久々のアーチに、「カウントが良かったので、ストレートを狙って、イチ、ニのサンで打ったら当たったよ。ホームランは4年ぶりかぁ〜。忘れかけていた感触。次はセンター前を狙っていきますよ」と話した。
試合後も、敵地に詰めかけたロッテファンから「福浦コール」が鳴りやまない。プロ22年目、39歳の大ベテランが、5年ぶりとなる1試合2発で存在感を示した。
「今季初スタメンでこの結果はやばい。出来過ぎ。怖いですね」。
ここまでチームは開幕10試合で2本塁打だっただけに本人も仰天だ。まずは2回。2ボールと打者有利のカウントになったことで「ストレート1本に絞って、1、2の3で打ったら当たったよ」という一撃は右翼席への先制ソロ。本塁打は実に4年ぶりで「忘れかけていたというか、不思議な感触」と余韻に浸った。
これで終わらない。2点を追う7回2死一塁。予想していなかったという初球の内角直球を振り切り、「うまく反応できた。少し詰まっているけど、詰まった分(ファウルゾーンに)切れなかったのかな」と右翼ポールを直撃した。
昨季は腰痛もあって、17年ぶりの開幕2軍となった。早朝6時に起床して埼玉・浦和の球場に通う日々。それでも「気持ちが折れたら終わり。2軍に落ちて腐って、この世界から消えていった選手を何人も見てきた」と、若手と汗にまみれた。1軍でも、年々、代打出場が多くなっているが、準備だけは怠らない。
オフには同僚のサブローと共同オーナーとなり、地元・千葉の中学生を対象とした少年野球チームを設立した。木製バットを使用し、「将来、ロッテで活躍できる選手を育成する」がコンセプト。千葉愛、ロッテ愛は誰にも負けない。
この2発で通算2000安打まで残り133本。安打製造器らしく「次はセンター前を狙っていきます」と締めた。
自身初の3連投となったロッテの守護神・西野が9回を3者凡退で締めた。
7日の初戦は駿太にサヨナラ安打を浴びたが、2、3戦目に連続セーブ。「力みがなかったのか、疲れていたのかは分からないけど、初戦に失敗しているだけに良かった。とにかく接戦をものにしていきたい」。チームは連夜の1点差勝利で、3カードぶりの勝ち越しで貯金1。単独3位に浮上した。
ロッテ・福浦和也内野手(39)が9日、オリックス3回戦(京セラドーム)で先制&同点の2発3打点をマークし、チームの勝利に貢献。「6番・DH」の今季初先発に応えた。
「たまたまですけど、この結果はヤバイ。出来すぎです」。
0−0の2回2死の第1打席で東明の141キロを強振。今季初安打が先制の1号ソロとなった。さらに2点を追う7回2死一塁では右翼ポール直撃の2号同点2ラン。こちらは144キロを捉えた。往年のスイングがよみがえった。
本塁打自体が2011年5月8日のオリックス戦(ほっともっと)以来4年ぶりなら、1試合2発は10年9月10日の西武戦(西武ドーム)以来5年ぶり。「忘れかけていた感触です」と本人も思わず苦笑いだ。
ロッテ一筋22年目の大ベテラン。ファンからは『マリンの神』とあがめられる。応援歌では『俺たちの福浦…』と大合唱が起こる。目標とする2000安打まで残り133本。「日々、1本ずつ。出してもらった試合で、まずしっかりと仕事をしたい」。勤勉、実直、寡黙を貫く福浦が神々しい光を放っていた。
ロッテが打線を組み替えて勝利をつかんだ。開幕から1番を任せられながら調子が上がっていなかった荻野を11戦目で2番に下げた。その荻野が9回に先頭打者で右前打を放って出塁。三塁に進むと暴投で決勝のホームを踏み「今まで仕事ができていなかったので」と息をついた。
試合前、伊東監督からは「引きずるなよ」と声を掛けられていた。第3打席まで無安打だったが、最後に得点につなげ「ああいう形で出て、自分の役割は果たせたと思う」と気持ちも楽になったようだった。
22年目の大ベテラン、ロッテ・福浦和也内野手が、オリックス戦に「6番・DH」で今季初スタメン出場。2回2死走者なしの第1打席で、東明から右翼に今季1号の先制弾を放った。
同選手の本塁打は2011年5月8日のオリックス戦(ほっともっと神戸)以来、4年ぶりで今季初安打。「打ったのはストレートです。カウントが良かったので、ストレート狙って、イチ、ニイのサンで打ったら当たったよ。ホームランは4年ぶりかぁ〜。忘れかけていた感触だね」と笑顔をみせた。
また、同選手が目指す2000安打まで、この時点で134本とした。
8日のオリックス2回戦(京セラドーム)でプロ7年目にして初勝利を挙げたロッテ・木村優太投手(29)に、伊東勤監督(52)から「監督賞」として宮崎の有名芋焼酎「黒霧島」が贈られた。9日に同投手が明らかにした。
「夕べ(8日夜)、球場からホテルの部屋に戻ったら、テーブルの上に焼酎と手紙が置いてありまして…。『初勝利おめでとう』と書かれてありました。感謝、感謝ですけど、あまりの早さに驚きました」。
木村もビックリの展開だが、球団関係者によると、勝った場合を想定して、指揮官があらかじめホテル側に手配していた模様。何とも粋な采配だ。
「飲まなきゃ失礼なので、夕べのうちに半分以上はロックでいただきました。友人、知人からのお祝いメールも100通を超えていましたし、これからも2勝、3勝…と積み重ねていきたいです」。
“和製ランディ・ジョンソン”は決意を新たにしていた。
生え抜きのベテランが、勝利をもたらした。ロッテ福浦和也内野手(39)が10年9月10日以来、自身5年ぶりとなる1試合2本塁打を放った。9日のオリックス戦で、今季初のスタメン出場。2回に、4年ぶりの本塁打となる先制ソロを放つと、逆転され迎えた7回には同点2ランを放った。チームは9回に勝ち越し、2連勝。開幕カード以来のカード勝ち越しで、貯金1とし、単独3位に浮上した。
オープンスタンスで、大きなトップから振り出すスイングは鮮やかだった。1−3の7回2死一塁。福浦はオリックス東明の初球に反応した。「来るとは思わなかった」内角への直球144キロを振り抜いた。「少し詰まった。でも、詰まった分、切れなかったのかな」という当たりで、右翼ポールを直撃する同点2ランを放った。ダイヤモンドを1周すると、応援団から「福浦!福浦!」の大合唱。誇らしげに手を上げて応えた。
「できすぎです。できすぎです」と繰り返して笑った。2回には、同じく東明から先制ソロ。2本目が反応なら、こちらは読み勝ちだ。カウント2−0で打者有利となり、直球に絞った。甘い141キロをライナーで右翼席へ。11年5月8日以来の通算116号に、直後は「1、2の3で打ったら当たったよ。4年ぶりかぁ〜。忘れかけていた感触」と、おどけていたが、その2打席後に今季2号。さすがに、本人も「不思議な感覚ですね」と驚いた。
もっとも、それだけの用意を続けている。試合前のアップ。他の選手がファウルゾーンでストレッチを行うのを横目に、黒いリュックを持って外野の方へ向かうのが日課だ。中には、トレーニング用のボールやチューブ。独自メニューを欠かさない。「体調管理や準備だけはしっかり。トレーナーさんにもケアしてもらって」と控えめに話すが、周りは背中を見ている。「どんなに疲れてもやっている」(今江)。「こっちが勉強になる」(大迫トレーニングコーチ)。まさにお手本だ。
この日の2発で通算1867安打。2000安打の目標を振られても「日々、準備。試合に出させてもらっている以上ね」と、やっぱり控えめだった。それよりも、勝ち越した後の9回の好機で凡退し「最後がダメ。反省しないと」。寡黙、誠実、支柱。福浦を表す言葉には、そんな文字が相応しい。
ロッテが開幕カード以来となるカード勝ち越しを決めた。貯金を1とし、単独3位に浮上した。
今季初スタメンの福浦が先制ソロ、同点2ランの大活躍。最後は9回、オリックス佐藤達の暴投で決勝点を挙げた。
この3連戦は、いずれも1点差だった。伊東勤監督(52)は「(福浦は)実戦から遠ざかっていたら、140キロを超える球を打つのは難しいのに、準備をしっかりしてくれている」と褒めた。接戦続きでカードを勝ち越したことには「だいぶ、粘りが出てきました」と満足そうに話した。
ロッテ福浦和也内野手(39)が、この試合2本目の本塁打となる同点2ランを放った。
2回の先制ソロに続き、1−3の7回2死一塁で東明から右翼ポール直撃の2ラン。内寄りの直球を振り抜いた。
「まさか、インコースに来るとは思っていなかったのですが、しっかりスイングすることができました。少し詰まっているんですけど、詰まった分、切れなかったのかな。今季初スタメンで、この結果はやばいです。怖いですね」とコメントした。
1試合2本塁打は、10年9月10日の西武戦(西武ドーム)以来5年ぶりとなった。
ロッテ先発チェン投手(24)は、4回1/3、6安打3失点だった。
1−0の3回、カラバイヨに同点を許すソロを打たれた。5回に1死から3連打を打たれ、満塁をつくったところで降板した。先発の仕事を果たせず、「悔しいです。調子、コントロールがいまいち。ホームランも失投です。5回途中での降板、本当に悔しいです。それだけです」とコメントした。
22年目のベテラン、福浦が、今季初スタメンで大仕事だ。2回2死で4年ぶりの一発となる右越えソロを放つと、2点を追う7回2死一塁では右翼ポール直撃の同点2ラン。10年9月10日の西武戦以来、5年ぶりの1試合2本塁打に「今季初スタメンでこの結果はヤバイです。怖いですね」と笑顔を見せた。
昨季は代打で19打数9安打、打率4割7分4厘。その集中力を存分に発揮した。「代打のつもりで、1打席1打席集中した。球を長く見られましたね」。伊東監督は「輝いていたね。練習から気合が入っていたが、まさか2発打ってくれるとは」とたたえた。
キャンプ前の1月、沖縄での自主トレで19歳年下の田村と1時間半〜2時間半、2人で交代しながら休みなしで球を打ち続ける練習を毎日行った。今季40歳を迎えるが「全部、芯で捉える。振る力は練習をしていてすごいと感じた」と田村が驚くほど、01年首位打者の打力は健在だ。石垣キャンプは2軍スタートも、3月6日に1軍合流。きっちり開幕に照準を合わせてきた。
2000本安打まで、これで残り133本。「日々1本ずつ、いいところで打てるように」と目標を見据えた。不屈の闘志を見せてくれ−。ファンから神のように崇められるベテランは、大声援を背に浴びて偉業へ歩みを進める。
ロッテの福浦和也内野手(39)が9日、オリックス戦(京セラD)の7回に、この日2発目となる同点2ランを放った。
今季初スタメンで、2回に今季初安打となる1号先制ソロを右翼ポール際へ運ぶと、2点を追う7回2死1塁では右翼ポールに直撃する2号同点2ラン。東明の内角144キロ直球をはじき返した。
2011年5月8日のオリックス戦(ほっともっと神戸)以来4年ぶりの一発に続く本塁打に、「まさか内角に来ると思ってなかったのですが、しっかりスイングすることが出来ました。少し詰まってるんですが、詰まった分切れなかったのかな。今季初スタメンでこの結果はヤバイです。怖いですね。次はセンター前を狙っていきますよ」と話した。
ロッテの福浦和也内野手(39)が、9日のオリックス戦(京セラD)で4年ぶりの本塁打を放った。
「6番・指名打者」で今季初スタメンとなった福浦は、2回2死から右翼ポール際へソロ本塁打。オリックス先発・東明の真ん中に入ってきた141キロ直球をとらえた。今季初安打は、チームに先制点をもたらす一発だった。
2011年5月8日のオリックス戦(ほっともっと神戸)で3号2ランを放って以来の本塁打。これで2000本安打まで134本とし、「カウントがよかったので、直球を狙ってイチ、ニイのサンで打ったら当たったよ。ホームランは4年ぶりかぁ〜。忘れかけていた感触。次はセンター前を狙っていきますよ」とコメントした。