わたしはかもめ2015年鴎の便り(4月)

便

4月14日

北海道日本ハム1−6千葉ロッテ(札幌ドーム)

ロッテが逆転勝ち。0−1の7回無死二、三塁でクルーズが2点二塁打を放つと、8回にも井口、クルーズの連続適時打などで4点を加えて突き放した。石川は7回3安打1失点で2勝目。日本ハムはメンドーサが踏ん張れなかった。

123456789R
千葉ロッテ0000002406
北海道日本ハム0000010001

◇好投石川を援護、クルーズ

終盤に打線がつながった千葉ロッテは、クルーズが4打点をたたき出した。

まずは1点を追う7回無死二、三塁で内角低めのツーシームを捉えて逆転となる左越えの2点二塁打。「チームメートがつくってくれたチャンス。何としても打ちたかった」と喜んだ。

7日のオリックス戦。サヨナラ負けを喫したが、先発石川は8回1失点と好投した。「前回は援護できなかった」とクルーズ。8回にも2点二塁打を放ち、この日はしっかりと後押しした。

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ロッテ石川敵地嫌いにさよなら、1年ぶり2勝目[ニッカン]

“内弁慶克服”を自ら証明した。ロッテ石川歩投手(27)が日本ハム打線を7回3安打1失点。終盤まで援護がなかったが「メンドーサも非常に良かった。先に点をあげてしまったけど、味方が取ってくれました」と我慢が実った。右手親指から上腕が張り、7回限りで降板も問題なし。負けなしの2勝目を手にした。

打者が見えていた。6回、先頭西川に三塁打を打たれた。続く田中を2−2と追い込み、シンカーで二ゴロに打ち取った。「(田中)賢介さんは、直球が頭にありながらシンカーを打ちにきたので打ち取れたのでは。1回の三振が効いたかな」と分析した。その1回は、直球で空振り三振を奪っている。「シンカーを張っていたから、直球に合わなかった」と見た。

相手の狙いを翻弄した。「吉田がよく配球を考えてくれた」と女房役を持ち上げたが、「あれ?と思うリードは、ほとんどなかった」と息も合っていた。これも、2年目で進歩した点。「相手の頭にない球を投げる。向こうが考えてきてくれる。去年はシンカーか、真っ直ぐかと思われていたでしょうけど」。キャンプで重点的に取り組んだカーブでも、効果的にカウントを稼いだ。

2勝目は、今季初のビジターでの白星となった。昨季は新人ながらチームトップの10勝。ただ、9勝が本拠地QVCマリンで、ビジターでは1勝しかできなかった。特に、ドーム球場は、1勝5敗で防御率4.42。圧迫感のあるドームが社会人の時から苦手だった。今年は、苦手意識はもうないと宣言していた。言葉通り、札幌ドームで好投も「(1勝目の)最初の試合は打線に助けてもらったのが大きい。ついてます」と感謝を忘れない。札幌入りした前日は、伊東監督主催でチーム全員の食事会が開かれた。投手、野手で助け合い、一致団結の2連勝。貯金2で、2位に浮上だ。その立役者に、石川がいた。

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ロッテ石川7回1失点2勝目、伊東監督も絶賛[ニッカン]

ロッテ石川歩投手(27)が2勝目を挙げた。変化球の精度がよく、序盤から0を重ねた。6回に大谷の犠飛で1点を先取されたが、直後の7回に味方が2点を挙げ逆転。7回3安打1失点で白星を手にした。

「嬉しいです。先に点をあげたけど、味方が取ってくれて良い結果になりました。自分の球を投げることに集中して、(捕手の)吉田にリードを任せました。全体的にイメージ通りに投げられました」と、満足そうに話した。

伊東勤監督(52)は「非常に石川の投球が素晴らしかった。先に1点を取られたけど、苦しい中、踏ん張った」と褒めちぎった。 ロッテは2連勝で貯金2。2位に浮上した。

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ロッテ・クルーズ2点適時二塁打「打ちたかった」[ニッカン]

ロッテ・ルイス・クルーズ内野手(31)が逆転打を放った。

0−1の7回無死二、三塁で、日本ハム先発メンドーサから左中間フェンス直撃の二塁打で2点を挙げた。

「打ったのはツーシーム。チームメートがつくってくれたチャンス。何としても打ちたかった」と胸を張った。

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ロッテ木村、今季2勝目へ「楽しめる感じはある」[ニッカン]

ロッテ木村優太投手(29)が14日、札幌ドームで練習した。15日の日本ハム戦に先発し、今季2勝目を狙う。

前回8日のオリックス戦で先発し、プロ7年目で初白星を手にした。「(1勝したことで)楽しめる感じはある。1回目は不安の方が大きかった。でも、目先の自分の勝利より、チームの勝利をつなげるのが仕事だと思う。そこをつなげれば、2勝目、3勝目はついてくる」と話した。

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相性抜群!ロッテ・石川、ハムまたペロリ♪「継続していきたい」[サンスポ]

ロッテは14日、日本ハム4回戦(札幌ドーム)に6−1で勝ち、8勝6敗で2位に浮上した。ルーキーイヤーの昨季から“ハム大好物”の石川歩投手(27)が7回3安打1失点と好投。今季も日本ハムに2連勝とキラーぶりを発揮している。

首位を快走する日本ハムをまたも石川が止めた。7回に右手の親指から腕にかけてつって降板したものの、失点を大谷の犠飛だけに抑えた。

「全体的にイメージ通りに投げられた」。

被安打3、91球の投球内容に胸を張った。

相手のシンカー狙いを逆手に取った。新人王を獲得した昨季は直球とシンカーで牛耳った。だが、この日は「頭にない球を投げないと」とカーブやスライダーを多投し、ハム打線を幻惑した。伊東監督も「今日の投球は素晴らしかった。シンカーだけじゃなく、カーブもうまく使っていた」と2年目の進化に目を細めた。

3月31日の日本ハム戦(QVCマリン)では今季初勝利を挙げたものの、7回9安打3失点で130球と不本意だった。「前回はバッターに助けてもらったので」と粘りの投球で逆転勝ちを引き寄せ、チームを2位に押し上げた。

日本ハムとは相性抜群だ。昨季はプロ初勝利を含む3勝を挙げ、今季の2勝はいずれも日本ハム戦。「相手は関係ない」と意識はしていないが、まだ4敗(10勝)しかしていない首位チームに、1人で2つの土をつけた。

新人王を獲得した昨季は、10勝のうち9勝が本拠地での勝利だった。今季のテーマに掲げていた敵地での勝利を3試合目の登板で早くも達成。「今日の投球を継続していきたい」と内弁慶返上にも弾みをつけ、これからもチームをグイグイ牽引する。

◇昨オフから1人暮らし

2年目右腕は昨オフから都内のマンションで1人暮らしをスタートさせた。ルーキーイヤーの昨年は、合宿所住まいで食事の心配はなかった。さすがに自炊のハードルは高いようだが、1人になっても食生活が乱れないように細心の注意を払っている。「バランスのいい食事を心がけています」と外出先でも気を配り、体調管理には余念がない。

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ロッテ・クルーズが3安打4打点…同じメキシコ出身、メンドーサ撃ち[サンスポ]

ロッテのクルーズが3安打4打点の活躍を見せた。前カードの西武2連戦では計7打数1安打と振るわなかったが「体が前に出ていた」と突っ込み気味だったのを修正し、好結果につなげた。

日本ハムの先発メンドーサとは同じメキシコ出身で、数多くの対戦経験があるという。7回にメンドーサから放った逆転の2点二塁打は沈む球を捉えたもので「1番良いツーシームで来ると思った。低めにうまく対応できた」と納得顔だった。

伊東監督
「打線が苦しんでいる中で、よく踏ん張ってくれた。シンカー、シンカーじゃなく、カーブをうまく混ぜていた。」(石川に)
立花打撃コーチ
「インコースを我慢してくれと言った。」(後半にメンドーサを攻略し)

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ロッテ石川“大人の五右衛門”2勝目、序盤直球で生きた宝刀シンカー[スポニチ]

0−0で迎えた6回、「幕張の五右衛門」ことロッテ・石川が「2年目の進化」を見せつけた。無死三塁からまずは田中を二ゴロに仕留める。続く大谷に中犠飛を許したが、最後は中田を三ゴロに打ち取った。先頭・西川に三塁打されたピンチを最少失点で切り抜け、逆転を呼んだ。

この3人への決め球は全てシンカーだった。田中から初回に146キロの直球で空振りを奪い、大谷も4回に直球で空振り三振。中田も初回と4回の打席はいずれも直球で凡打に仕留めた。「大谷君も田中さんも真っ直ぐで三振を取っていたので、それが意識にあったと思う」。この直球こそが「餌まき」だったのだ。

「相手の頭にない球を投げよう、と」。対戦する打者は「石川=シンカー」というイメージが鮮明だ。だから、試合序盤は決め球に直球を選んだ。女房役の吉田も「試合の前半は直球を多めに使って、シンカーはここぞという場面に使おうと決めていた」と明かした。10勝を挙げた昨季を「シンカーか直球をただ投げていた」と振り返る。「それだけじゃ幅が狭くなる」とカーブやスライダーも多く使い、狙い球を絞りづらくさせた。

配球を駆使して、投球術で打者を翻弄する「大人の五右衛門」へと変貌し、伊東監督も「ベテランのような風格が出てきた」と信頼を寄せる。右手親指の付け根がつったために7回で降板したが、3安打1失点で今季2勝目を手にした。日本ハム戦は昨季から引き続いて4連勝。チームを2位に浮上させた石川には「2年目のジンクス」という言葉と縁がなさそうだ。

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復帰デスパ前祝いだ!クルーズ、15年来親友から逆転V打[スポニチ]

石川の力投にロッテ打線が応えた。1点を奪われた直後の7回だ。今江、井口の連打と相手捕手の捕逸で無死二、三塁。ここでクルーズが、同じメキシコ出身で15年来の親友というメンドーサから左中間フェンス直撃の逆転2点適時二塁打を放った。8回にも一挙4点を奪う集中攻撃で勝負を決めた。

今季8勝のうち5勝が逆転勝ちで、伊東監督は「粘り強く戦うということを掲げているからね」と目を細める。11日に来日したキューバ代表・デスパイネが、15日の日本ハム戦(札幌ドーム)で今季初出場する。DHで、打順は4番か5番に入る予定だ。3安打4打点と大暴れしたクルーズは「デスパが加わることでチームがより良くなるだろうね」。大砲復帰を前祝いするかのような勝利になった。

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ロッテドラ2田中、雨でスライド“1軍昇格テスト”2軍戦先発へ[スポニチ]

イースタン・リーグDeNA戦(ベイスターズ)が雨天中止となり、登板予定だったロッテ・田中は15日の同戦にスライド登板する。

京大出身右腕は22日1軍デビューの可能性を報じられており、「嬉しいと思う。上でしっかり投げられるようにこれから準備をしたい」と意気込んだ。川越2軍投手コーチは15日の登板について「結果より内容」とし、早ければ16日にも1軍に合流する見通しを明かした。

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ロッテ、クルーズ、3安打4打点「1番良いツーシームで来ると思った」[スポニチ]

ロッテのクルーズが3安打4打点の活躍を見せた。前カードの西武2連戦では計7打数1安打と振るわなかったが「体が前に出ていた」と突っ込み気味だったのを修正し、好結果につなげた。

日本ハムの先発メンドーサとは同じメキシコ出身で、数多くの対戦経験があるという。7回にメンドーサから放った逆転の2点二塁打は沈む球を捉えたもので「1番良いツーシームで来ると思った。低めにうまく対応できた」と納得顔だった。

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ロッテ石川粘投!伊東監督ベタ褒め[デイリー]

裏をかき、狙いを絞らせない。2年目の進化を随所にちりばめた。ロッテ・石川が強力打線を7回1失点で片付けた。

「相手の頭にないボールを投げないと」。代名詞は宝刀シンカーだが、1回には、しぶとい田中を、4回には大谷を、ともに146キロの直球で空振り三振。「大谷君も賢介さんも、シンカーを張ってきていたところに真っ直ぐだったので、タイミングが合っていなかった」。カーブも効果的に交えた。与えた安打はわずか3本。連打を許すこともなかった。

6回に先制は許したものの、最少失点でしのぎ、伊東監督も「相手のミスもあったけど、石川が粘ってくれたおかげで、勝利へ導いてくれた」と褒めたたえた。右腕をつり、7回91球で大事を取って降板したが、次回登板に影響はない模様で、一安心だ。

日本ハム戦は昨季が3勝1敗、今季も早くも2勝。首位チームを相手に、頼もしい“キラー”の予感がする。チームも単独2位に浮上。昨季の新人王が、屋台骨を背負う。

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ロッテの京大くん2軍戦スライド登板へ[デイリー]

先発予定だった14日のイースタン・DeNA戦(ベイスターズ球場)が雨天中止となったロッテのドラフト2位・田中英祐投手(京大)が、15日の同戦にスライド登板することになった。

ブルペンで29球を投げ、翌日に備えて調整。2軍戦で結果を出し、1軍昇格も視界に捉えているが、「課題はあるので、しっかり反省をしながら準備していきたいと思う」と話した。

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NZ連盟の清水氏がNPBと意見交換[デイリー]

元ロッテ投手でニュージーランド野球連盟のゼネラルマネジャー補佐を務める清水直行氏が14日、東京都内の日本野球機構(NPB)を訪れ、日本代表の海外戦略やNPBの野球振興策について意見交換した。ニュージーランドのオークランドを拠点に活動する清水氏は「国際的に交流することが普及につながる。日本の野球が世界を育てるという思いでやっている」と話した。

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ロッテ田中、反省しながら準備[デイリー]

ロッテのドラフト2位・田中英祐投手(23)=京大=が14日、本拠地QVCマリンでの1軍デビュー構想を受け、公式戦初登板へ意欲をみせた。「嬉しいと思う。オープン戦でうまくいかないところがあったので、しっかり反省をしながら準備をしていこうと思う」と話した。

1軍昇格は最速で22日のオリックス戦、遅くてもゴールデンウイーク中が確実視されており、落合英二1軍投手コーチは「英祐に1つ約束できるとすればデビューは本拠地になるということ」と構想を話していた。

14日は登板予定だったイースタン・DeNA戦が雨天中止となり、室内ブルペンで29球を投げ調整をした。15日にスライド登板となるが、「大学で常に放ってきたので。(スライド登板は)大丈夫」と自信をみせた。

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デスパ、15日からスタメン起用「4番か5番」[報知]

伊東監督が、デスパイネを15日の日本ハム戦(札幌D)からスタメン起用すると明言した。この日、札幌Dで打撃練習を行ったキューバの大砲について「予定通り明日登録する。今日でもいけそうな感じだった」と一安心。指名打者で起用する予定で「すぐに結果が出るか分からないが、一応(打順は)真ん中を打たせる。4番か5番」と説明した。

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石川、27歳初登板で2勝!伊東監督「よく踏ん張った」[報知]

27歳初登板で“五右衛門”石川が快投を見せた。7回3安打1失点で2勝目。右親指の付け根がつったため降板したが、「今日はいつもよりは簡単に打ち取れた。苦しい感じがなかった」と、昨季の新人王は充実の表情を浮かべた。

伝家の宝刀・シンカーと最速148キロの直球に頼りきらず、カーブとスライダーも多投した。直球で三振を奪った打者に対し、後の打席では変化球を決め球にするなど幻惑。「的を絞られなかったと思う」とうなずいた。

11日に誕生日を迎え、札幌移動前には都内でチームメートらによる誕生日会が開かれ、温かい言葉をもらって感激した。それを力に変え、昨季は10勝中1勝しかできなかったビジターで勝利。伊東監督も「素晴らしかった。(後半まで)投手戦だったが、よく踏ん張った」と称賛した。

石川は首位・日本ハムから今季早くも2勝目をマーク。登板した3試合はいずれも7回以上を投げ、3失点以下と安定感抜群だ。「(首位から2勝は)意識してない。それよりチームが連勝したことですね」と話した右腕が、ロッテを2位に引き上げた。

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クルーズ、親友メンドーサ狙い打ち!打点リーグトップ[報知]

ロッテのルイス・クルーズ内野手(31)が14日、リーグ打点トップに躍り出た。

日本ハム戦(札幌D)で3安打4打点。1点を追う7回無死二、三塁から、メンドーサの内角ツーシームをとらえ、左中間フェンス直撃の逆転2点二塁打。8回にも2点二塁打を放った。メンドーサとはメキシコの幼馴染みで、親友の関係。「昔から知っているいい投手。メキシコでも米国でもすごい数、対戦してきた。ツーシームがいい投手なので、あの場面は自信のあるツーシームが来ると思った」と狙い打ちを振り返った。

これで今季14打点。8回の走塁時に左太ももをつったが、15日以降の出場に問題はない。「デスパイネが加われば、もっともっといいチームになると思う」と話し、球場を後にした。

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プロ野球くじ国会で検討へ八百長防止に「非予想系」[ニッカン]

超党派の国会議員でつくるスポーツ議員連盟は14日、スポーツ振興くじ(サッカーくじ、愛称toto)の制度改正に関するプロジェクトチーム(PT)の会合を開き、新たにくじの対象とするスポーツはプロ野球を軸に検討することを決めた。新くじ発売で売り上げを伸ばし、増大が確実視される国立競技場の改築費などに充てる狙いがある。

PTはプロ野球のくじを発売する場合は、懸念される八百長防止のため、コンピューターが無作為に勝敗を選ぶ「非予想系くじ」とする方針で一致した。遠藤利明座長は「不正ができないことを打ち出せば、売り上げは見込める。野球が対象になるのはインパクトがある」として、2014年度に過去最高の約1107億円だったtoto売り上げの2割増を目標に掲げた。

野球賭博との関わりで選手が八百長行為をしたとされる「黒い霧事件」の反省から、球界にはくじの対象となることに抵抗感があり、反発も予想される。

議連は5月上旬までに日本野球機構(NPB)や日本プロ野球選手会などの関係団体と協議し、実現に向けて協力を求める。今国会中に議員立法で関連法の改正法案の提出を目指す。国立競技場の改築に充てることができるくじの収益の割合を、従来の5%から10%へと引き上げるため、日本スポーツ振興センター法の改正を目指す方針も固めた。

現在のtoto
サッカーの指定された試合の勝敗やゴール数を予想。ランダムに選ばれた13試合でホームチームの勝ち、負け、それ以外を予想。全的中の1等当せん金は通常1億円で、キャリーオーバー時は最大5億円。1試合外れの2等、2試合外れの3等まで当籤金が支払われる。5試合予想の「mini toto」なども。14試合の結果をコンピューターが選択する「toto BIG」1等は最大3億円でキャリーオーバー時は最大6億円。19歳以上から購入できる。

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野球くじ発売か、過去に「黒い霧事件」…球界抵抗感も「新国立」財源に[スポニチ]

「野球くじ」が誕生する!?超党派の国会議員でつくるスポーツ議員連盟は14日、スポーツ振興くじの制度改正に関するプロジェクトチームの会合を実施。サッカーに加えて新たにくじの対象とするスポーツを、プロ野球を軸に検討することを決めた。2020年の東京五輪に向け、増大が懸念されている新国立競技場の改築費などに充てたい狙い。今国会中に関連法の改正法案の提出を目指す意向だ。一方、球界には1969年の「黒い霧事件」の影響もあり、八百長行為につながりかねないとの懸念の声がある。

ファンが試合の勝敗に一喜一憂しそれが億単位の巨額な「当籤金」につながる−。そんな未来が近いうちにやってくるのか。スポーツ振興くじは、最高6億円の高額配当が人気の「BIG」などサッカーで運営が好調。そこに「プロ野球」が加わる可能性が出てきた。

国民的人気スポーツが、新たなくじの対象に。議連は5月上旬までに日本野球機構(NPB)や日本プロ野球選手会など関係団体と協議し、実現に向け協力を求める。その上で、今国会中に議員立法で関連法の改正法案の提出を目指す意向だ。遠藤利明座長(65)は八百長防止のため、購入者の意思にかかわらずコンピューターが無作為に行った勝敗予想に委ねる「非予想系くじ」とする方針で一致したと明言。「不正が一切できないことを打ち出せば、売り上げは見込める。野球が対象になるのはインパクトがある」と力を込めた。

狙いは20年東京五輪で使用する新国立競技場の建築費などの捻出。総工費は資材の高騰などで13年7月時点の試算である1625億円を大幅に上回る見通しとなっている。新たな財源確保の必要性に迫られる中、プロ野球を加え、くじの売り上げを伸ばしたい考えだ。議連は14年度に過去最高の約1107億円だった売り上げの2割増を目標に掲げ、国立競技場の改築に充てることができるくじの収益の割合を従来の5%から10%へと引き上げるため、日本スポーツ振興センター法の改正を目指す方針も固めた。

プロジェクトチームでは2年前にまとめた報告書で、くじの対象競技の条件として

(1)
国民に幅広い人気がある
(2)
天候に左右されず安定して試合が実施できる
(3)
集団のプロスポーツ

などを挙げた。議連では当時、野球や大相撲などを拡大の対象として検討したが、八百長問題などの懸念から見送られた経緯がある。それが東京五輪の開催決定で、風向きが変わったといえる。

しかし球界の現場では、その八百長などの不正行為に対する抵抗感が根強い。69年に発覚した「黒い霧事件」では、暴力団の要請で八百長行為に関与したとされる選手が永久追放に。信用が失墜した過去があるだけに、ある球界関係者は「反社会的勢力の対策をどうするのか。いったい誰がやるのか。そんなに簡単なことではない」とした。遠藤座長は「(球界関係者に)これから話をする。丁寧に進めたい」と慎重に手続きを進める考えを示した。

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野球協約はOK?試合がくじの対象になることには触れておらず[スポニチ]

NPBの事務局広報部は「正式な話があった訳ではないのでコメントはできない」とした。政府や自民党は昨年12月からスポーツ振興くじをプロ野球にも導入する案を検討してきたが、NPB関係者によると「これまで事務局には公式、非公式にかかわらずアプローチはない」という。

野球協約では選手などNPBに所属する個人に対して「賭博行為の禁止」を明文化しているが、試合がくじの対象になること自体には触れていない。

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サッカーくじは“成功”、14年度売り上げは過去最高1107億円[スポニチ]

スポーツ振興くじは、スポーツ振興の財源確保のため、2001年3月3日からサッカーのJリーグ公式戦13試合の結果を予想する「toto(トト)」として販売された。05年度からは天皇杯も対象試合になった。

販売初年度は642億円を売り上げたが、その後は落ち込み、06年度は134億円止まり。減少に歯止めをかけるべく、当籤金上限3億円、キャリーオーバーを含めれば最高6億円になる「BIG(ビッグ)」が06年9月から販売された。コンピューターが無作為に勝敗を選ぶ非予想くじで、この導入を機に人気が復活。07年度の売り上げは637億円まで伸びた。13年11月からはプレミアリーグなど海外リーグ対象のくじが販売され、Jリーグ休止期間もくじが購入可能に。昨年5月にはW杯ブラジル大会の日本戦などを対象としたくじが初めて販売された。

昨年2月から「toto」の1等当籤金が2億円から5億円へ大幅引き上げ。同8月と今年1月の2度、1等当籤金10億円の「10億円BIG」も期間限定で販売された。14年度の売り上げは過去最高の約1107億円。収益はスポーツ団体や地方公共団体などに助成金として配分される。

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toto売上増へプロ野球で新くじ検討[デイリー]

超党派の国会議員でつくるスポーツ議員連盟は14日、スポーツ振興くじ(サッカーくじ)の制度改正に関するプロジェクトチーム(PT)の会合を開き、新たにくじの対象とするスポーツはプロ野球を軸に検討することを決めた。新くじの発売で売り上げを伸ばし、増大が確実視されている国立競技場の改築費などに充てる狙いがある。

PTは、プロ野球のくじを発売する場合は、懸念される八百長の防止のため、コンピューターが無作為に勝敗を選ぶ「非予想系くじ」とする方針で一致した。遠藤利明座長は「不正が一切できないことを打ち出せば、売り上げは見込める。野球が対象になるのはインパクトがある」として、2014年度に過去最高の約1107億円だった売り上げの2割増を目標に掲げた。

野球賭博との関わりで選手が八百長行為を行ったとされる「黒い霧事件」の反省から、球界にはくじの対象となることに抵抗感があり、反発も予想される。

議連は5月上旬までに日本野球機構(NPB)や日本プロ野球選手会などの関係団体と協議し、実現に向けて協力を求める。今国会中に議員立法で関連法の改正法案の提出を目指す。

国立競技場の改築に充てることができるくじの収益の割合を、従来の5%から10%へと引き上げるため、日本スポーツ振興センター法の改正を目指す方針も固めた。

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[千葉魂]恩師の言葉を胸に立ち上がる、脇本、厚いプロの壁越えへ[千葉日報]

プロの壁は厚い。甲子園を沸かせたスター選手でも、もがき苦しむ。脇本直人外野手は今、2軍の本拠地のあるロッテ浦和球場で、その壁と必死に闘っている。

「全然ヒットは打てませんし、走塁ミスも多い。比較してはいけないですが、先輩を見ていると、その差を全ての面で感じます。毎日、もがいています」。

毎日、悩み、落ち込む。それでも立ち上がる。大切にしている色紙がある。それは寮の自室の机の上に目立つように置かれている。3月2日に行われた健大高崎高校の卒業式で担任の男性教師からプレゼントされたものだ。式が終わり、全員がクラスに戻ると「今からオレからの卒業証書を渡す!」と言って、担任教師は生徒1人1人に直筆のメッセージの書かれた色紙を渡した。サプライズだった。脇本の番になった。「厳しい世界だと思うけど、頑張れよ」と握手を求められ、渡された。机に戻ってから、ジッと読み続けた。何度も読み返した。こう書かれていた。

『脇本直人君卒業おめでとう。人生は山あり谷あり。それが普通です。苦難を克服するたびに人は成長するのです。目標を見失うことなく立派な人財を目指して努力してください。努力は決して裏切らない』。

先生として、1人の大人として尊敬する人だった。高校1年から3年までの3年間にわたって担任を務めてくれた。先生として、1人の大人として、いつも一生懸命に接してくれた。それが脇本にはよく分かった。1年生の時、教室の掃除をさぼった。烈火のごとく、怒られた。「掃除というのはなあ。人間性が出るんだ!こういうところから、しっかりやらないと立派な人間には絶対になれない!」。本気で怒っているのがよく分かった。今でも忘れられないエピソードだ。

「自分達のことを思って本気で怒ってくれていた。それが僕ら生徒にも伝わってきた。芯のある人という印象。こんな大人になりたいと思いました」。

尊敬する先生はプロの世界に飛び込むルーキーに直筆のメッセージを送った。その一言一言が、胸に突き刺さった。すでに2月には春季キャンプを経験し、プロの厳しさ、レベルの高さを痛感して久々に戻ってきた母校での卒業式。心のこもった色紙に涙がこぼれ落ちそうになった。

「うまくはいかないことの方が多いし、怒られることも多い。自分でも、何で言われたことが出来ないんだろうって落ち込んで、部屋に戻ってくることばかりです」。

寮の自室に戻ると、真っ先にこの色紙が目に飛び込んでくる。そこに先生が懐かしい笑顔で立っていて、「頑張れよ」と高校時代のように励ましてくれているように感じる。だから、脇本は夕食を食べ終わるとバットを手に寮の最上階にあるトレーニングルームに向う。疲れている。眠い。そんな葛藤を打ち消しながら、誰もいない部屋の電気をつけると1時間、素振りをするのを日課にしている。

「1軍に上がったらですね。先生を球場に招待したいと思っているんです。先生に『オレ、頑張ってますよ。先生の言葉を支えに、ここまでこれましたよ』と胸を張って言いたいです」。

もう1つ、先生から教えてもらい、苦しい時に思い出している言葉がある。「どんな時も『あおいくま』の気持ちを忘れるなよ」。「あ=焦らない」。「お=怒らない」。「い=威張らない」。「く=腐らない」。「ま=負けない」。頭文字をとって「あおいくま」。先生は事あるごとにこの言葉を生徒達に口にした。簡単な言葉に言い換えて人生訓を伝えてくれた。人生は辛抱だ。どんな逆境に立たされても、焦ってはいけない。腐ってはいけない。負けてはいけない。怒りに身を任せたい時もあるだろうけど、そこはぐっと歯を食いしばって、前に進むべきだ。逆に何かで成功を収めたとしてもおごり高ぶり、慢心をしてはいけない。脇本はそんな「あおいくま」になりたいと考えている。

もがき苦しみながらも18歳の若者は必死に生きている。苦難を1つ1つ乗り越えながら、毎日、成長をしている。これからも、あの色紙と、教えてもらった言葉の数々に励まされながらの日々は続く。いつかQVCマリンフィールドで再会するその日を夢見て。
(千葉ロッテマリーンズ広報 梶原紀章)

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