ソフトバンクが逆転勝ち。1−2の4回無死二、三塁から李大浩が2点適時打を放ち、9回には牧原のスクイズで1点を加えた。中田は7回途中2失点と粘って今季初勝利。ロッテは涌井が2点のリードを守れず、勝率5割に逆戻り。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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福岡ソフトバンク | 0 | 0 | 1 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 4 |
千葉ロッテ | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
4試合ぶりに先発出場した千葉ロッテの田村が、2回に適時打。無死一、三塁で真ん中低めの直球を右前へ。「右方向を狙っていたので、狙い通りのバッティングができた」と振り返った。
試合前までの打率は1割3分3厘。開幕から先発マスクをかぶることが多かったが打撃が振るわず、最近は吉田に譲っていた。「久しぶりのスタメンなので必死です」。4回に左前打、7、9回には右前打と止まらず、アピールした。
8安打を浴びながらも、7回3失点。試合前まで防御率1.23と安定した投球を続けていた千葉ロッテ・涌井は、この日も先発投手としての役目を果たした。だが、白星には結びつかず「守りから攻撃のリズムをつくることができなくて申し訳ない」と唇をかんだ。
開幕戦で白星をもぎ取ったソフトバンク打線に唯一、流れをつくられたのが中軸を迎えた2−1の4回だった。「先頭打者を切ることができず、しかも四球で出したランナーを点に結びつけてしまった」。先頭の柳田を9球目の内角直球が外れて歩かせると、内川と李大浩に連打を許し試合をひっくり返された。
試合前、伊東監督は「点を与えない試合をやってもらいたい」と話していた。1回は先頭の中村に左前打を浴びたが、続く明石に自らの好フィールディングで送らせない。そして、牽制で明石を刺す。三者凡退は1度しかなかったが、粘りの投球はみせた。指揮官は「若干ボールが高く、追い込んでから苦しんでいた。でも、何とか3点に抑えてくれた」と評した。
2連敗で勝率5割、そして4位転落となった伊東監督は「先制はしたけど、3点目が取れなかったのが響いた」と逆転負けを悔やんだ。2点差の9回無死一、二塁では不振の鈴木に強攻策も三邪飛で勢いがしぼんだ。打率.175とスランプ脱出の出口が見えない主将に「あそこは(鈴木)大地に賭けたけど…」と指揮官も渋い表情だった。
ロッテの涌井は7回3失点にまとめたが、逆転を許して2敗目を喫した。悔いが残ったのは2−1の4回。先頭の柳田に四球を与えたことをきっかけに2点を失い「四球で出したランナーを点に結びつけてしまった」と反省した。
3試合で防御率1.23の安定感を示してこの試合を迎えた。5回までに8安打を浴びるなど、本調子ではなかった。伊東監督は「何とか3点に抑えてくれたけど、ボールも高かったし、追い込んでから苦しんでいた」と話した。
人気ものまね芸人、アントキの猪木が17日、ロッテvsソフトバンク4回戦(QVCマリン)で始球式の“リング”にのぼった。黒のトランクにロッテの本拠地ユニホームをまとい、背番号は当然の「123」(ダーッ)。まずは笑いのストライクをとった。
アントキの猪木は当初、3日の楽天戦(同)で登板予定だったが、無念の雨天中止。『アメノトキの猪木』という事態に納得がいかず、史上初の「無観客始球式」を行い「バカヤローッ!!」。この燃える闘魂がロッテ・山室球団社長の心を打ち、今回のリベンジマッチとなった。
現在は格闘芸(!?)の道を歩むアントキの猪木だが、茨城県立土浦工高は甲子園を目指した元球児。マウンドから正規の18.44メートルをノーバンで投げ込み、内角高めの速球で打席に立った角中から見事に空振りを奪った。
ロッテは逆転負けで勝率5割に逆戻りした。
今季初の中5日でマウンドに上がったエースの涌井が2点の先制点をもらいながら、4回までに7安打を浴びて3失点。「四球で出した走者を点に結びつけてしまった」。これで開幕2連勝後の2連敗。伊東監督は「若干、球が高かった。追い込んでから苦しんでいた」と評していた。
ものまね芸人のアントキの猪木が始球式を務めた。当初、3日の楽天戦(QVCマリン)で予定されていたが、同戦が強風による天候不良で中止。悔し紛れに“無観客始球式”を敢行したアントキの猪木にとってはリベンジ登板となった。
背番号「123」のユニホームで、打者・角中、捕手・吉田を相手にストライク投球。「元気があれば始球式もできる。1・2・3のダッー!と投げました」とコメントした。
ロッテの田村龍弘捕手(20)が17日、ソフトバンク戦(QVC)でプロ初の猛打賞となる4安打を放った。
2回無死一、三塁打で中前適時打を放つと、4回、7回、9回と3打席全てで安打を放った。だが「試合に負けたので嬉しくはないです。勝ってれば喜べましたけど」と笑みはなかった。
打撃の状態が悪かったため、この日は午前11時頃から打撃練習をしていたという。「(結果が出たのは)たまたまですけど、練習して結果が出たのはよかった」と話した。
ロッテが2連敗で勝率5割に逆戻りした。
2回無死一、三塁から1得点に終わるなど、序盤の好機にたたみ掛けられず。9回も2死満塁としながら決定打が出なかった。伊東勤監督(52)も渋い表情で「3点目が(先に)取れていたら、展開的に違っていた。(点を)取れるところで取れなかったのが、最後まで響いてしまった」と、悔しさをにじませた。
ロッテ田村龍弘捕手(20)がプロ初の猛打賞をマークした。
2回の第1打席に右前への適時打を放つと、4回に左前打、6、9回にそれぞれ右前打と、4打数4安打。それでも試合は敗れただけに、「負けたので嬉しくはないです」と、悔しさの方が大きかった。
守備では2度盗塁を刺すなど、肩でも先発涌井を援護したが、9回に許したスクイズによる失点を猛省。初球の直球を決められただけに、「変化球だったり、ボール球から入ったり、最低限出来ることがあった。もうちょっと様子を見たり、やれることがあったと思う」と、唇をかみしめた。
ロッテ涌井秀章投手(28)が2敗目を喫した。
7回を3失点でまとめるも、先頭打者の出塁を許して失点した3、4回を猛省。
「先頭打者を切ることが出来ず、しかも(4回は)四球で出したランナーを点に結び付けてしまった。自分のテンポ、リズムも悪くなってしまい、守りから攻撃のリズムを作ることが出来なくて申し訳ないです」と、悔しさをにじませた。
ロッテが逆転負けで勝率5割に逆戻りした。先発涌井が7回3失点の粘投も、打線が援護できず。先制はしたものの、序盤の好機にたたみ掛けられなかったことが響いた。
伊東勤監督(52)は「(点を)取れそうで取れなくて、そのままズルズルいってしまった。涌井はボールも高かったし、追い込んでから苦しんでいたけど、何とか3点に抑えてくれた」と、振り返った。
ロッテ角中勝也外野手(27)が先制打を放った。
1回1死二塁から、スライダーを中前へ運ぶ適時打。試合前には友人のものまね芸人、アントキの猪木が始球式を行った。
「始球式でアントキのさんからパワーをもらったので打てたと思います。先制出来たのが嬉しいですね」とコメントした。