ソフトバンクが競り勝った。2−2の3回2死一、二塁から李大浩の2点二塁打で勝ち越し。1点差に迫られた7回に今宮の1号ソロで突き放した。スタンリッジは7回途中4失点で3勝目。ロッテは黒沢が3回4失点と粘れなかった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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福岡ソフトバンク | 2 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 5 |
千葉ロッテ | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 4 |
千葉ロッテの大嶺祐が2番手で登板し、3回1安打無失点。金森のインフルエンザで前日の夕方に1軍昇格の連絡を受けたばかりだったが、好投。最速146キロを計測し「強いボールでアバウトに攻めようと思って投球した」と納得の表情を浮かべた。
昨秋のキャンプで右肘の炎症を起こし、出遅れていた。伊東監督は「いい内容で、強いボールがいっていた。収穫」と評価。藤岡と唐川が2軍落ちし、手薄なだけに「先発の候補。チャンスを与えたい」と話した。
2−2の3回。2死一、二塁で李大浩を迎えての初球。千葉ロッテの黒沢は「(捕手は)ボールの要求だった」。しかし外角高めへ投じた球はバットに合わせられ、左中間へ。勝ち越しの2点二塁打を浴びて「ボールだと思うが、結果的にボールになっていない」と悔しがった。
5年目で初めて任された先発マウンドは、3回5安打4失点。四球は1つ。伊東監督は「ストライクは取れていたが、まだまだこのレベルでは厳しい」と断じた。1、3回に2失点したが、ともに1、2番の連打からピンチを招いた。浮かび上がった課題について、黒沢、落合投手コーチとも「当てにくる打者への攻め方」と口をそろえた。
右横手から繰り出す直球、変化球は130キロ前後。球速は変わらない。落合コーチは「いかに高低、左右の全部を使って打者を翻弄するか」。1回は外角へ逃げる球で、3回は低めに落とし、「侍ジャパン」の松田から空振り三振を奪ったことは明るい材料だろう。
城西国際大から初めてプロとなった26歳。昨季は2軍でチームトップの8勝をマーク。先発タイプと言い「ポジションを取らないといけない」と落合コーチ。「せっかくのチャンスでいい投球をしたかったが、もう1回切り替えていきたい」と背番号43は雪辱の思いをにじませた。
ロッテが競り負けた。
黒沢がプロ初先発を果たしたが、3回5安打4失点で降板。味方の失策もあり、自責は2点だったが、ピンチで踏ん張れなかった。
打線は、7回に吉田が1号ソロを放つなど、小刻みに点を加えたが、あと1点、届かなかった。今カードを負け越し、勝率5割で再び貯金がなくなった。
それでも、伊東勤監督(52)は「(9−0で勝利した)昨日は大量点だし、接戦も増えている。チームの力はついてきた。見せ場はつくれていると思うので、来週につながっていく」と、前向きに捉えていた。
ロッテ大嶺祐太投手(26)は今季初登板で、3回1安打無失点だった。
同じ右の中継ぎである金森がインフルエンザに感染し、この日、出場選手登録を抹消された。代わって、大嶺祐が急遽昇格。早速、出番が来た。
2−4の4回から2番手で登板。3イニングを1安打無失点に抑えた。
昨秋に右肘を痛め、今春キャンプは2軍スタートだった。キャッチボールを再開したのは、今年1月中旬。約2ヶ月、ノースローだったが、最速146キロと本来の力強い球が戻っていた。「ファームでやってきたことが出せました。(肘は)もう大丈夫です」と納得の表情を見せた。
落合英二投手コーチ(45)は「いいですね。今日みたいな投球なら、十分。もしかしたら、先発として頼るかもしれない」と高評価。今後の先発起用の可能性を示した。
ロッテ吉田裕太捕手(23)が今季1号ソロを放った。
3−5の7回先頭で、ソフトバンク・スタンリッジのスライダーを左中間席へ運んだ。
終盤に1点差に追い上げる1発を放ち「(カウント1−2と)追い込まれていたので、ストライクゾーンのボールを思いっきりたたきました。狙ってないです。しっかり芯で捉えることが出来たので、よく飛んでくれました。あと2回、守りから攻撃のリズムをつくって、逆転できるように頑張ります」と捕手らしく、すぐに切り替えていた。
ロッテが0−2の1回裏に2点を挙げ、同点に追いついた。
まずは2死一、三塁で、角中勝也外野手(27)が三塁内野安打で1点をかえした。捕球した三塁松田は二塁へ送球したが、滑り込んだ一塁走者デスパイネの足がわずかに先だった。
角中は「日頃の行いがいいのでヒットになってくれましたね(笑)。デスパが諦めずに走ってくれたおかげです」と、ユーモアを交えコメントした。
なお2死一、二塁で、ルイス・クルーズ内野手(31)が中前打を放ち、2点目。同点に追いついた。クルーズは「チャンスで自分のスイングができたね。次もしっかり自分のスイングをするだけだよ」と話した。
ロッテ岡田幸文外野手(30)が試合前にファンを出迎えた。
練習を終えると、右翼スタンドのゲート入り口に、山室球団社長や球団キャラクターのマーくんらと立った。約15分間、来場者をハイタッチで歓迎した。岡田がいることを知らなかったファンからは「岡田さんだ!」と、感激の声が上がった。
ロッテが進める「おもてなしプロジェクト」の一環だった。岡田は「開場したあのタイミングでファンの方と接することが出来て自分にとってとても楽しかったです。ハイタッチをさせていただいて、ファンの方の熱い気持ちが伝わってきました。ファンの方の期待に応えられるようにどんどん勝っていかないといけないという思いを強くしました。これからもファンの方と触れ合う機会をどんどん増やしていけたらと思っています」と話した。
プロ初先発となったロッテ黒沢翔太投手(26)は、3回5安打4失点(自責2)で降板した。
1回に味方の失策と内川の犠飛で、2点を先取された。その裏、味方打線が同点に追いついたが、3回にまたも2失点。李大浩に2点適時二塁打を打たれた。
1回、3回とも、先頭の1番中村、2番牧原と連打を打たれ、ピンチを招いた。「初先発で少し緊張はしていましたが、ストライク先行を心がけてマウンドに上がりました。初回に1、2番をヒットで出してしまい少し慌ててしまった。3回も同じ形で1、2番にヒットを打たれて失点。先頭打者を打ち取る努力をしていかないといけない。とにかく、チームが勝ってくれる事を願ってベンチで応援します」とコメントした。
ロッテは19日、金森敬之投手(29)がインフルエンザB型にかかったことを発表した。
前日18日のソフトバンク戦(QVCマリン)に登板後、体調不良を訴えた。千葉・習志野市内の病院で、インフルエンザB型と診断された。38.5度の発熱があった。
出場選手登録を外れる。代わって、大嶺祐太投手(26)が今季初昇格する。
追い上げも及ばず1点差負け。5カードぶりの負け越しに伊東監督は「競り合いの試合が多くなってきた。こういう試合を拾っていかなれば…」と無念の表情。ベテランの井口が2失策(うち1つはタイムリーエラー)で、打っても3度の好機に凡退と大ブレーキになったが、指揮官は「井口で勝った試合もたくさんある」とかばった。
ロッテ・金森敬之投手(29)が19日、千葉県習志野市内の病院でインフルエンザB型の診断を受け、出場選手登録を抹消された。18日のソフトバンク5回戦(QVCマリン)の登板後、体調不良を訴えていた。
ロッテの黒沢はプロ初先発となったが、3回まで5安打4失点と期待に応えることができなかった。「せっかくもらったチャンスで、いい投球をできればと思ったけど…。また頑張ります」と出直しを誓った。
浮かび上がった課題は左打者への投球。1回、3回とも中村晃、牧原に連続安打されたことをきっかけに2失点し「当ててくる打者に対して、まだ策がない。もう1度、配球や攻め方を考えないと」と力不足を感じた様子だった。
ロッテ・大嶺祐太投手(26)が19日、ソフトバンク6回戦(QVCマリン)に4回から2番手で今季初登板。3回を1安打無失点に抑える好投をみせた。
救援で好調な投球を続けていた金森が前日18日の登板後、「B型インフルエンザ」に感染していることが判明。代わって大嶺祐が緊急1軍昇格となったが、「ファームと同様、落ち着いて投げることができた。これまで取り組んできた強い真っすぐでファウルを打たせることもできたし、ボール自体は悪くなかったと思います」と手応えをアピール。最速は146キロをマークした。
昨年の千葉・鴨川キャンプ中に右肘の炎症を起こし、今年の1月10日まで投球禁止が続いた。2月の沖縄・石垣島キャンプでもスロー調整を余儀なくされ、開幕1軍メンバーからは外れたが、「右肘に関してはもう、全く問題はありません」。この日約3週間遅れで自身の“開幕”を迎えた。
ロッテの選手会長、岡田幸文外野手(30)が19日、ソフトバンク6回戦の試合前、QVCマリンの右翼ゲートで来場者を出迎えた。これは球団企画のファンサービス『マリーンズおもてなしプロジェクト』の一環で、同選手会長による“歓迎スピーチ”も行われた。
前日17日の同5回戦前には、昨年限りで現役を引退したロッテの前捕手、里崎智也さん(38)=現ロッテ・スペシャルアドバイザー=が同企画に協力していた。
開幕から安定した投球が光り、18日のソフトバンク5回戦(QVCマリン)でも最後の9回を締めた金森敬之投手(29)が「B型インフルエンザ」に感染していたことが判明した。
19日に球団が明らかにしたもので、同投手は18日の登板後に体調不良を訴え、千葉県習志野市内の病院で検査を受けた結果、感染が分かった。チーム内では他にも打撃投手らチームスタッフ2人が感染。19日になって一気に3人が離脱したことに、伊東勤監督(52)も「感染拡大が心配。これ以上、増えないことを祈るばかり」と表情を曇らせた。
なお、金森は出場選手登録を抹消され、代わって大嶺祐太投手(26)が1軍に昇格した。
敗戦の中で収穫は、ロッテ・大嶺祐の好投だ。インフルエンザ感染で出場選手登録を抹消された金森に代わって緊急昇格した右腕は4回から2番手で登板し、3回を1安打無失点。最速146キロをマークし、昨秋に発症した右肘炎症からの完全復活をアピールした。
「(2軍で)ファウルが取れる強い直球を意識して取り組んできたが、それが出せた」。伊東監督も「大嶺祐の投球は収穫。次は先発で投げさせたい」と明言し、28日からの9連戦で先発起用される見込みだ。
ロッテはファンサービスの一環である「おもてなしプロジェクト」として、19日のソフトバンク戦(QVCマリン)で岡田選手会長が入場ゲートにて来場者を出迎えた。
開門から約20分間、ハイタッチなどでファンと触れ合った岡田は「開場したあのタイミングでファンの方と接することができてとても楽しかった。ファンの熱い気持ちも伝わってきました。これからもどんどおおファンの皆さんと触れ合う機会を増やしていければ」と感想を口にした。
プロ初先発の黒沢は3回4失点で降板。13年に育成枠から支配下登録された苦労人だが、ほろ苦い“デビュー”となり、「先頭を出して点につながった。自分の力不足」と悔しがった。「まだちょっと厳しいかな」と伊東監督。
今後は再びロングリリーフ要員に回ることが有力で、代わってこの日に今季初昇格した大嶺祐のローテ入りが濃厚だ。
ロッテの選手会長を務める岡田幸文外野手(30)がQVCマリンの右翼ゲートで来場者にお出迎えの挨拶を行った。
ロッテでは今年から「マリーンズおもてなしプロジェクト」を実施。選手会長自らが開場時にゲートに立ち、約20分間、来場者をハイタッチで出迎えた。
岡田は「開場したあのタイミングでファンの方と接することができて、自分にとってもとても楽しかったです。ハイタッチをさせていただいて、ファンの方の熱い気持ちが伝わってきました。ファンの方の期待に応えられるように、どんどん勝っていかないといけないという思いを強くしました」と話した。
ロッテ・金森敬之投手(29)が19日、インフルエンザ(B型)に感染し、出場選手登録を抹消された。
前日18日のソフトバンク戦(QVCマリン)で9回に登板したが、試合後に発熱を訴え、千葉県習志野市内の病院で検査の結果、インフルエンザB型と診断された。
代わりにこの日、大嶺祐太投手(26)が今季初昇格した。
ロッテの選手会長、岡田幸文外野手(30)が19日、QVCでの試合前に来場した観客を出迎えた。
マリーンズおもてなしプロジェクトの一環として、この日のソフトバンク戦(QVC)の来場者をライトゲートで山室球団社長らと共にハイタッチで迎えた。
岡田は「開場したあのタイミングでファンの方と接することができてとても楽しかったです。ハイタッチをさせていただいて、ファンの方の熱い気持ちが伝わってきました。期待に応えられるようにどんどん勝っていかないといけないという思いが強くなった。これからもファンの方と触れ合う機会をどんどん増やしていけたらと思っています」とコメントした。
ロッテの金森敬之投手(29)が19日、B型インフルエンザに感染してチームを離脱した。代わって大嶺祐太投手(26)が1軍に昇格した。
金森は18日のソフトバンク戦(QVC)で1回を無失点に抑えていたが、登板後に38.5度の発熱が出た。試合後に習志野市内の病院で検査を受け、感染が確認された。金森の他、チームスタッフ2人もインフルエンザに感染しているという。
金森はここまで8試合に登板し、防御率1.74と安定していた。落合投手コーチは「これ以上(感染が)充満しないようにするしかない」と話した。
千葉ロッテマリーンズが今シーズンより立ち上げたQVCマリンフィールドおもてなしプロジェクトに、選手会長を務める岡田幸文外野手が4月19日、参加。開場時間の11時にライトゲートにて球場内の案内スタッフや球団職員と一緒に、来場したお客様へのお出迎えを行った。
マリーンズは一流のテーマーパーク化を目指すべく、笑顔のサービス、最高の接客を行う事を徹底しており、山室晋也球団社長を委員長とした「QVCマリンおもてなしプロジェクトチーム」を立ち上げ、球団スタッフ、職員やキャラクター・チアはもちろんのこと、球場で接客対応をする関係会社や飲食店などの代表者も委員会メンバーに入り、球団の全体的プロジェクトとして接客向上に取り組んでいる。
参加した岡田選手は「開場したあのタイミングでファンの方と接することが出来て自分にとってとても楽しかったです。ハイタッチをさせていただいて、ファンの方の熱い気持ちが伝わってきました。ファンの方の期待に応えられるようにどんどん勝っていかないといけないという思いを強くしました。これからもファンの方と触れ合う機会をどんどん増やしていけたらと思っています」と笑顔で話をしていた。