楽天が1−3の7回に6安打で4点を奪って逆転勝ちした。サンチェスの2ランで追い付き、なお1死二塁から代打枡田の適時打で勝ち越し、銀次の適時打で1点を加えた。3番手の金刃が2勝目。ロッテは石川が7回に崩れた。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 1 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 4 |
東北楽天 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 4 | 0 | x | 5 |
千葉ロッテの1番清田が好調を維持している。この日は自身初となる4安打の固め打ちで、球団新記録の4試合連続での3安打以上をマーク。「ストライクゾーンに来た球を打てている。シーズンは長いので、引き続きやっていきたい」と手応えをにじませた。
セ、パ両リーグの最多記録は1954年に中日の西沢と2003年にダイエー(現ソフトバンク)時代の井口(ロッテ)がマークした5試合連続。次戦にタイ記録が懸かるが「あまり意識しない」と言う。この日はチームが逆転負けしただけに「絶対に勝ちたい」と力を込めた。
ロッテの清田育宏外野手(29)が16日、球団新記録となる4試合連続猛打賞を記録した。
楽天戦(コボスタ)に「1番・右翼」で出場。初回に中前打で出塁して先制のホームを踏むと、2回2死一、二塁の第2打席では遊撃への内野安打でチャンスを拡大。そして5回の第3打席で左中間へ4号ソロを放って猛打賞を達成した。
9日の西武戦(QVC)から3試合連続猛打賞と打ちまくり、球団記録に並んでいた。15日の練習後には「(記録は)意識しないでいきたい。1本でも打てて、打点があげられればいいと思います」と話していたが、3打数3安打であっさりと達成した。
ロッテのルイス・クルーズ内野手(31)が16日、楽天戦(コボスタ)で先制の適時二塁打を放った。
初回2死三塁から、甘く入ってきたスライダーを左翼線にはじき返した。今季は打撃好調で、試合前まで打点はリーグ2位。今季35打点目に「(打球が)いいコースに抜けてくれたね。最初のチャンスで得点でき、いい流れを作ることができた」と話した。
ロッテの大嶺祐太投手(26)が16日、自身の3連勝へ向けて意気込んだ。
17日の楽天戦(コボスタ)で先発する。前回10日の西武戦(QVC)では8回4安打1失点と好投するなど、現在2連勝中。「昨年、一昨年までになかったいい感覚で投げられている」と、状態に手応えを感じている。
この日はコボスタで調整。「三振を取るより、打たせてアウトを取りたい。強いボールを投げられれば」と話した。
キヨのバットが止まらない。ロッテ清田育宏外野手(29)が4安打を放ち、球団初となる4試合連続3安打以上を記録した。その間、チームは3連勝。この日は逆転負けで連勝こそ止まったが、1番打者として打線の牽引役になっている。6年目を迎えた今季、一皮むけようとしている。
清田の言葉は力にあふれていた。振れば安打が出る。そんな打席が続いた。「チームが負けたのは悔しいです」と表情は硬かったが、「1打席1打席、自分のスイングができています」とキッパリと続けた。
内容が良かった。1回先頭で楽天レイから中前打。三塁まで進み、クルーズの二塁打で先制ホームを踏んだ。2回は2死一、二塁で遊撃内野安打。満塁と好機を広げ、鈴木の押し出し四球につなげた。5回は、左中間へ4号ソロ。最短3打席で球団記録を打ち立てた。直前に1点差に迫られていただけに、効果的だった。7回に逆転を許した後の9回は、2死から左前打。荻野のソロに続いた。敗れはしたが、長打なら同点の場面まで作った。
敵の守護神、松井裕から放った9回の一打に、好調の裏付けが見えた。出番を待つ間、初対戦となる左腕をじっくり見ていた。「直球もチェンジアップも腕を振ってくる。ストライクに来たら全部振る」と決めた。その初球、外角高め143キロを見逃した。ストライクを奪われたが、動じない。「切り替えた」。手が出なかったのではない。「ボールと思って見逃した」と言えた。2球目。高く入ったチェンジアップを逃さなかった。他の3安打は全て第1ストライクを捉えたもの。「自分がストライクと思ったボールを振れたのは価値がある」と言い切った。
4試合連続の固め打ちで、2割5分だった打率は3割4分1厘まで上昇した。1番に入ってから、チーム状態は確実に上向きだ。「1回の第1打席は、すごく大切」と、切り込み隊長の自覚を見せた。今日も3安打なら、プロ野球記録である5試合連続。03年井口(ダイエー)らの記録だ。チームメートとなった、尊敬する先輩に並ぶが「あまり意識しません。今日、負けたので、絶対勝たないと」。打って、勝つ。そう念じた。
ロッテ清田が9日西武戦から3安打→3安打→3安打→4安打。パ・リーグで猛打賞を4試合以上続けたのは7人目で、ロッテでは初めて。プロ野球記録は54年西沢(中日)03年井口(ダイエー)の5試合。
ロッテの連勝が3で止まった。
3−1の7回、石川歩投手(27)がサンチェスに同点2ランを打たれた。さらに、2番手の松永昂大投手(27)が枡田に勝ち越しを許す右前打を打たれた。
2点を追う9回、荻野のソロで1点差に迫ったが、届かなかった。伊東勤監督(52)は「仕方ない。形は良かった。最後、(荻野)貴司のホームラン。粘りも出てきた。また、明日切り替えます」と、サバサバとした表情で話した。
ロッテ清田育宏外野手(29)が球団史上初めてとなる4試合連続3安打を記録した。
「1番右翼」で先発出場。1回、楽天レイから中前打を放ち出塁。三塁まで進み、クルーズの二塁打で先制のホームを踏んだ。
2本目は、2回2死一、二塁で遊撃内野安打を放った。満塁と好機を広げ、続く鈴木の押し出し四球につなげた。
さらに、1点差に詰められた直後の5回先頭、第3打席で左中間へ4号ソロを放ち、この試合3安打目。「(本塁打は)自分のスイングができました。取られた後、すぐに取り返すことができてよかったです。猛打賞の記録とか結果よりも、チームの勝利が大事なので、貢献できるように自分のできることをしっかりやるだけです。1打席目にヒットが出たことで、自分の中で良い状態で次の打席から打つことができたと思います。今後も記録のことは気にしないで、1打席、1打席を大切にしていきたいです」と話した。
ロッテ・ルイス・クルーズ内野手(31)が先制打を放った。
1回2死三塁で、楽天レイのスライダーを捉え、左翼線への適時二塁打とした。「3球目のツーシームがファウルになり、同じようなボールで攻めてくると思っていたら、スライダーが甘く入ってきた。いいコースに抜けてくれたね。最初のチャンスで得点でき、良い流れを作ることができたね」と話した。
ロッテ大嶺祐太投手(26)が16日、先発する17日の楽天戦(コボスタ宮城)に向け、同球場で練習した。
自身2連勝中で、チーム同様、好調を維持している。だが「そういうことは考えず、毎回と同じで、自分のピッチングができるようにしたいです」と話した。
ロッテ版“打ち出の小づち”だ。6年目の清田が4安打。4戦連続の1試合3安打以上として、球団記録を更新した。
「自分がストライクだと思った球を打てたのは価値がある。でも、チームが負けたので悔しい」。
昨季、自身最少の出場24試合、計8安打に終わった清田が大ブレークだ。1回は中前打。2回に遊撃内野安打。5回は左中間4号ソロ。9回にも松井裕から左前打。左足を少し上げるタイミングの取り方が奏功し、打率を.341に跳ね上げた。
17日の楽天戦で、5戦連続猛打賞となれば、2003年の井口(当時ダイエー)以来、3人目となるプロ野球記録に肩を並べる。
伊東監督は「ずっと状態がよくて、打線を引っ張ってくれる。左右の投手にも対応している」と目を細めた。打順1番に定着した男が、大記録に王手をかけた。
チームは今季初の4連勝を逃した。先発の石川が7回途中を8安打4失点で2敗目(3勝)。6回まで1失点の粘投も、球数が100球を超えた7回に力尽きた。「ストライクが取れなくて、結果的に甘いところにいった」と猛省した。
ロッテのドラフト2位・田中英祐投手(23)=京大=が16日、イースタン・リーグ、DeNA戦(ロッテ浦和)に先発し、6回4安打2失点で負け投手となり、「課題を修正していかないといけない」とコメントした。
ロッテの石川は球数が100球を超えた7回に力尽きた。前回登板の4日のソフトバンク戦に続いて2連敗となり、チームの連勝も3で止めてしまった。「調子は普通よりちょっと悪いくらいだった」と言葉少なだった。
7回は後藤、サンチェス、中川にいずれも初球を捉えられ、一気に流れが傾いた。伊東監督は「前の回もストライクをそろえ過ぎていたし、ボール球のサインにストライクが来ていることもあった」と指摘。石川は「ストライクがあまり取れず、甘いところに行ったかもしれない」と原因を口にした。
ロッテ・清田育宏外野手(29)が5打数4安打1打点の活躍を見せ、球団新記録となる4試合連続の3安打以上をマークした。
清田は先頭の1回、楽天先発・レイの外角低めの変化球をうまく打って中前打。幸先良く試合に入ると、2回にも内野安打を放ち、2打席連続安打とした。先頭の五回には、レイの投じた2球目、甘く入ったスライダーを強振。打球は左中間席に飛び込むソロとなり、追加点を挙げた。これで4試合連続となる3安打以上をマーク。ここ5試合で21打数13安打8打点、2本塁打を放つ大当たり中だ。チームは惜しくも逆転負けを喫したが、「猛打賞の記録とか結果よりも、チームの勝利が大事なので、貢献できるように自分のできることをしっかりやるだけ」と冷静に振り返った。
日本ハムが来年の春季キャンプの一部日程を、米アリゾナ州ピオリアで行うという。このニュースを耳にしたとき、真っ先に思い出したのが、ロッテ・井口資仁内野手(40)がホワイトソックス時代に体験した怖い話だ。
当時のようすを、もう一度聞いてみた。2007年2月、ホ軍の春季キャンプ最終日(米アリゾナ州トゥーソン)。プール付きの家に滞在していた井口は、移動に備えてプールの温水装置の主電源を切るため、約1.5メートルの塀を乗り越えて敷地外にある配電盤に向かった。
実はこの家を借りた際に、温水プールのスイッチを入れてもすぐにショートする。「おかしいな?」と思って、配電盤をチェックするとネズミが焼け焦げてショートしていた。「あれには思わず声を上げて、驚きましたよ!!」。振り返れば、不吉な予兆だったのかもしれない。
話を戻す。その配電盤の主電源を切り、再び塀を乗り越えて、家族の待つ寝室に向かう。ドアを開けて踏み込むと、自身の足下に1匹のサソリが目に飛び込んできた。「オオッ!!」。言葉を失い、体が固まったという。
「もちろん、猛毒があるのは知っていた。体は肌色と透明の間ぐらいの色でしたよ。両手を広げて、はさみも広げて、毒針のある尻尾を三日月のように持ち上げて。あれ、威嚇のポーズだったんでしょうね」。
連勝が3で止まったロッテにあって、清田が4安打と奮闘した。4試合連続猛打賞は球団新記録で、5試合連続のプロ野球記録に王手をかけた。
2安打の後、5回に左中間へ4号ソロ。9回は荻野のソロに続き、左前へ運んだ。「負けたのが悔しいけど、自分のスイングができた結果」と控えめに感想を口にした。
思考は基本に忠実でシンプル。「ストライクだと思った球をとにかく振る」。5回までの3本はいずれもファーストストライク。4安打目も、1ストライクから松井裕がカウント球に使うチェンジアップを仕留めた。
17日、ダイエー時代の03年に達成した同僚・井口ら2人しか先人がいない快挙に挑む。「記録は考えないで、1打席1打席に集中するだけ」と自然体を貫く。
ロッテのドラフト2位右腕・田中がイースタン・リーグのDeNA戦(ロッテ浦和)に先発。2軍降格後の初登板は、6回4安打4四死球2失点で敗戦投手となった。
1軍での2試合はいずれも四球から崩れ、制球難を露呈。出直しのマウンドだったが、初回に3四死球と乱れた。「課題としていた試合の入り方が思ったようにできなかった」と反省しきりだった。
京大初のプロ野球選手として注目を集めるロッテのドラフト2位右腕・田中が、イースタン・リーグのDeNA戦(ロッテ浦和)に先発した。6回を投げ直球の最速は144キロ。制球に苦しみ、4安打4四死球2失点で敗戦投手となった。
4月29日の西武戦(QVCマリン)でプロ初先発し、5月1日の日本ハム戦(同)では中継ぎとして登板。1軍での2試合は計6回12安打7四球9失点と結果を残せずに2軍に降格した。
2軍では制球難という課題に取り組んできたが、降格後初の実戦登板となったこの日も、初回に3四死球。「よくなかった。収穫はあまりない。課題としていた試合の入り方が思ったようにできなかった」と悔しがった。
ロッテの清田が楽天戦の5回に4号ソロ本塁打を放ち、球団記録となる4試合連続の猛打賞を達成した。
第1打席の1回は、2球目を中前打とすると、2回の第2打席は2死一、二塁の場面で、遊撃内野安打で出塁。5回の第3打席は先頭打者で迎え、左中間へソロ本塁打を放ち猛打賞を達成した。9回にも左安を放ち、5打数4安打1打点とした。
初回の第1打席は中前打で「1打席目で安打が出て、自分の中でいい状態で次の打席から打つことができた」。2回に内野安打を放つと、5回には今季4号となる左越えソロ。これでプロ野球記録となる5打席連続猛打賞に王手をかけたが「今後も記録のことは気にしないで、1打席1打席を大切にしていきたい」と表情を引き締めていた。
連続試合猛打賞の最多記録は54年西沢(中日)、03年井口(ダイエー)の5試合連続で、17日の楽天戦でプロ野球記録に挑戦する。
止まらない。ロッテ・清田が4安打を放ち、球団新記録となる4試合連続猛打賞。だが、チームは逆転負けし「負けたから悔しい」と表情は曇ったままだった。
1回の中前打で先制をお膳立てし、2回の遊撃内野安打でチャンスメーク。5回の左中間へのソロで記録を刻んだ。勝利で飾れなかったが、九回には松井裕から左前にはじき返す意地も見せ、ここ4試合で打率.684。「自分のスイングはできている」と確固たる手応えを感じている。
伊東監督も「前は(ボールを)呼び込みすぎていたが、ポイントを前にしてさばくことができている」と着実な進化を認める。頼もしい新リードオフマンは、めげずに打線を牽引していく。
ロッテ・清田が1回に中前打、2回に遊撃内野安打、5回にソロ本塁打を放ち、3安打猛打賞をマーク。9日の西武戦(QVCマリン)から4試合連続で猛打賞となり、これは球団新記録となった。
清田は「猛打賞の記録とか結果よりも、チームの勝利が大事なので、貢献できるように自分のできることをしっかりやるだけ」とコメントした。